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五十鈴メールマガジン〔No.444〕もの言わぬ人々
配信日時:2013/08/30 15:45
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2011.12.08発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.444≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆□◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆□◆
 ◆                            ◆

      街の成り立ちにはいろいろな事情がありますが

     住民が自然に挨拶を交わすような規範のある街は

    安心して暮らせ人を呼び寄せる雰囲気があるようです。

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☆No.444 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_もの言わぬ人々
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_継続的に組織の機能や力を高めるために(黒田執行役員)
┃
┃【群馬五十鈴の現場から】
┃ ■_いま、そしてこれから我々ができること(小泉社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― もの言わぬ人々 ―――
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鈴木貴士です。

丸の内の岸本ビルに移ってから半年が経ちました。私はいつも車で地下
の車寄せからビルに入るのですが、まず車が地下に入る時に歩いている
人が多くて非常に大変です。社長室の環境もいいのでなるべく早く来る
ようにしていますが、9時ぐらいになってしまうと、仲通りの角を左折
するだけでも時間がかかります。

駐車場の入り口は自動で車のナンバーを認識し、遮断機が上がるとビル
の管理人が入り口で待機しており、ドアを開けてくれます。その際もち
ろんお互いに「お早うございます!」と挨拶するのですが、私は「あり
がとうございます!」と付け加えるようにしています。

この間、1泊出張から早く東京に戻り、朝の9時ごろに1階から岸本ビ
ルに入ると、エレベーター前が大混雑で並んでいます。そしてガードマ
ンが立っているのですが、その人が「お早うございます!」と連呼して
いても、誰も答えず無視するような態度で、黙々とエレベーターに乗っ
て行くのです。

まあ、ガードマンの言い方もぞんざいで、挨拶しているといった態度で
は無いのですが、誰1人挨拶を返す人がいないのです。もちろん私は
「お早うございます!」と言いましたが、かえって彼はビックリして黙
ってしまいました。

私は朝のドルチェとの散歩の時も、消防署の人や交番の巡査に挨拶しま
すが、若い人ほどビックリした様子で、挨拶を返さない人がいます。犬
を連れている人は結構、犬仲間に挨拶している人が多いようです。

近くの小学校でも挨拶のキャンペーンをやっていて、校門のところで先
生たちや生徒の代表が登校してくる子供たちに挨拶しているのですが、
私のように通りかかった人にはしないのです。朝会った人には誰でも挨
拶したほうがいいと思うのですが、そうはいかないようですね。

朝の散歩の時、家の前を掃除しているお年を召した奥様とよく会話しま
す。取りとめのない話なのですが、本当に上品で昔の人は素敵だなと思
います。そこから少し離れた家の奥様も、とても素敵な笑顔と明るく弾
むような声で挨拶してくれます。朝早く掃除をしている人は大体挨拶も
するし、気持ちの良い立ち振る舞いをしているように思います。

今朝はちょっと遅くなってしまい、9時ごろ会社に着き、いつものよう
に管理人に挨拶し、1階でエレベーターが止まると、大勢の人が乗って
きました。その間、ガードマンはいつものように「オハヨウッス!」と
連呼しています。そしていつものように、もの言わぬ人々は黙々と無表
情でそれぞれのオフィスに向かうのです。

10階の五十鈴の東京本社の入り口はオープンで私はとても気に入って
います。あの口の悪い魔女も1度見学に来て、とても運気が良いと絶賛
していましたから、間違いありません。そして、1歩オフィスに入ると
誰ともなく挨拶してくれます。

朝は「お早うございます!」出かけるときは「いってらっしゃいませ!」
帰ってくれば「おかえりなさいませ!」という塩梅で、とても良い規範
だと思っています。

六郷で培った良い規範、習慣は丸の内でも継承していかなければなりま
せん。朝礼では「社訓」、終礼では「心訓」を唱和していますが、この
間、終礼の時にエレベーターホールのところで待っていると、他の会社
の人もいましたが、唱和の声を聞いて驚いているようでした。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田執行役員

  ――― 継続的に組織の機能や力を高めるために ―――
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早いもので今年もあと1ヵ月足らずとなりました。今年は震災、台風、
円高、洪水・・・等々、本当にいろいろなことがあり、これにより時代
も物凄いスピードで変化していくように感じます。仕事や家庭でも様々
な場面でその影響を受け落ち着かない年であったかと思います。

しかし、落ち着かない中でもやるべきことはしっかりやっていかないと、
その変化についていけなくなってしまいます。未来を見据えて積み残し
の無いように整理・準備しておきましょう。

時代の変化と言えば、先月富士五十鈴ではアノ、iPad(アイパッド)
を上期のIOCでいただいた賞金で購入しました。今まではいただいた
賞金の殆どは社員旅行や忘年会などのイベントに使っていたのですが、
なにか形として残ってIOC活動推進に使えるモノをと思っていたとこ
ろ「企画検討会議」でプロモーション機能や工場案内を進化させ、スー
パーIAとも連動させるツールとしてタブレット端末活用の提案書が提
出され、承認・購入となりました。

先日、スズキ様が永田部品様とリッドの件で工場見学をしていただいた
時も、今までの永田部品さまとのリッドでの協創活動や我が社でのリッ
ド材の加工管理や保管管理をプロモーションしてから、工場案内やお客
さま対応のアンケートをiPadにて行っていただきました。工場の5
Sに関するお褒めの言葉もいただきましたが、iPadを使っているこ
とにかなりの驚きを感じていただき、いい意味でのインパクトを与えら
れたようでした。

他にも外国のお客さまがお見えになる時は、英語版にアンケートを女性
社員が作り替えてみたり、工場営業にiPadを持って行き、あらかじ
め用意しておいたラインや成品の写真や資料を、iPadを使って工場
の社員がプレゼンしているようです。

今のiPadの使い方は社員の「新しいことをやってみたい」という意
欲や刺激につながったり、お客さまには目新しさも手伝って大変好感を
持ってもらうことはできますが、まだ単発的・一時的な効果でしかあり
ません。これからは、継続的に組織の機能や力を高めることのできるツ
ールを創り出して欲しいと思います。


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【群馬五十鈴の現場から】_小泉社長

  ――― いま、そしてこれから我々ができること ―――
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早いものでもう12月、今年も残りわずかになりました。振り返ってみ
ると、3月11日の東日本大震災後の厳しい環境の中で今期をスタート
させ、4月5月はその影響で各業界とも生産の下方修正を余儀なくされ
ました。

6月以降ようやく立ち直ってきましたが、夏季の電力不足に備えての輪
番対応、そして歴史的な円高とタイの洪水被害の影響という波乱万丈の
1年であったように思います。そして師走に入り、公私ともに何かと忙
しい日々が続くと思いますし、寒さも一段と厳しさを増してくると思い
ます。

私たち群馬五十鈴では、この冬季の目標の1つに「群馬五十鈴からはイ
ンフルエンザ感染者を1人も発生させない」ということを掲げ活動をし
ています。

毎朝の朝礼では、社訓・五十鈴の価値観の唱和と毎日の安全パトロール
での指摘、自チームのIOC活動と私の役割、異業種のサービスを見て
体感して思ったこと・感じたことを当番の人が一言ずつ話をしています
が、それに加えインフルエンザの予防対策についても個々人が行ってい
ることを発信するようにして皆の予防意識を高めています。

インフルエンザは普通の風邪とは全く異なる怖い感染症で、特に抵抗力
の弱い乳幼児や高齢者の方がインフルエンザにかかると、重症化しやす
く注意が必要です。

自身や家族をインフルエンザから守るために、インフルエンザ予防に積
極的に努めましょう。

日常生活での予防法は、1.栄養と休養を十分にとり体力をつける。2.
人ごみを避ける。3.適度な温度、湿度を保つ。4.外出後の手洗いと
うがいの励行。5.マスクを着用する。こうしたことを徹底してインフ
ルエンザに感染しないように管理していきましょう。

先日、お客さまの協力会で東北の支援もかねて宮城県女川町に視察に行
ってきました。震災、津波の被害から9ヵ月経ち少しずつ復興は進んで
いるだろうなと思っていましたが、瓦礫の撤去作業が進んでいるだけで
した。津波で破壊されたビルがいくつか点在するだけのそれこそ何も無
い状態で復興にはほど遠い状態でした。テレビで映像は見ていましたが、
現地を訪れその光景を目の当たりにし被害の大きさと悲惨さをあらため
て思い知らされました。

現地の復興協会の方の話ですと、女川町はリアス式海岸という特徴的な
海岸線のため津波が沖から来たときより高さが増して、20mを越す大
津波となって町を襲ったそうです。押し寄せる波はすべてを破壊し、引
き波は湾の底が見えるような引き方ですべてを沖に流してしまうそうで
す。逃げのびた人も流される人も紙一重だったといいます。当時の様子
を聞き想像するだけで目頭が熱くなります。

少し離れた所にはプレハブ小屋の中にいくつもの商店が入り海産物のお
土産を売っていました。1つひとつの商品には応援ありがとう女川、と
いうラベルが貼ってあります。

家を失い家族の消息もわからない方が多いのに、皆必死で生活を立て直
そうとしている姿に勇気をいただいた思いです。復興には政府や地方自
治体に援助してもらっても10年はかかると言っていました。

頑張ろう日本、頑張れ東北、復興支援という文字や言葉を見聞きします
が、時間とともに言葉だけで、気持ちや行動が薄れていく自分たちに参
加した人皆が気づいた思いでした。もう一度私たちがこれから復興に向
けて、どんな応援ができるか考えたいと思いました。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.445〕は、12月15日に配信いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

子供の頃、親からいつも近所の人に会ったら挨拶しなさい、と言われよ
くしていたものです。それがいつの間にか、知っている人としか交わさ
なくなり、知っている人もだんだんと少なくなって、あまり挨拶を交わ
さないことが多いようです。それでも、知らない人にごく自然に挨拶を
されることがあり、そういう時は必ず返すように心がけています。これ
から寒い季節に入りますが、気持ちは暖かく持ち続けたいと思うところ
です。世知辛い世の中にあっても、挨拶は自然体でしたいものですね。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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