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五十鈴メールマガジン〔No.542〕何もしないということ
配信日時:2013/12/12 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2013.12.12発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.542≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
       今週から寒さがまた一段と下がりましたね。

     また、昼間の時間も短く、寒さに抗っているうちに

         夜のとばりが下りてしまいますね。

     計画立てて充実した年末を過ごせるようにしましょう。

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☆No.542 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_何もしないということ
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_発想の引き出し(山田常務)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_全体での効率化が生み出すもの(川合社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

       ――― 何もしないということ ―――
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鈴木貴士です。

腰痛になってからどうも行動が消極的になって、休日も静養に努めてし
まうこの頃です。先週の金曜日、一日入院して治療をしたのですが効果
があまり出ず、翌日はおとなしくしていました。

娘が風邪をひいていて会社を何日も休んでおり、熱が下がらないで辛そ
うだったので、夕食は旨いものでも食べに行くかと提案しました。魔女
は福岡の実家の大魔女のところに行っており、そこに、ソウルにいる孫
たちを呼んで曾祖母孝行をすることになっていたのです。

留守番部隊の二人は、朝から腰痛と風邪の自力回復を目指し、私は散歩、
娘は精のつくものをガンガン食べるという行動をしていましたが、「熱
燗で治るかも知れない」と娘が言うので、夕方からおでん屋に繰り出し
ました。

娘は結構呑んで、酔っ払いはしませんでしたが、いい調子で休みました。
私は悪い癖で、また家で呑み直し、お歳暮でもらったハムなんかをつま
みにやってしまいました。

日曜日、目を覚ますと娘から携帯にメールが入っており、「昨日の熱燗
が効いて熱が下がったので、会社に行ってきます」とのことでした。良
かったと思いましたが、その日は結局、夜まで一人で過ごすこととなり
ました。

もっとも、愛犬のドルチェがいるので一緒に居ましたが、彼女はほとん
ど寝ています。しかし、宅急便やその他の来訪者がくれば、起き上がり
吠えまくるので、やはり番犬にはなっているなと思いました。

朝、ドルチェのために軽く散歩し、帰ってきてテレビのニュースショー
みたいなものを観たのですが、各局とも「特定秘密保護法案」の強行採
決のことばかりで、それもものの本質よりも別次元の話ばかりで観る気
にもなれませんでした。DVD等を観ようと思いましたが、最近良く観
ているので、やはりそんな気にもなれずボーッとしていると、結構午前
中から宅急便が来るのでそれに対応し、そうこうしていると電話がかか
ってきて調査だの勧誘だの面倒臭いことばかりが起きるのですね。

頭にきた私は、自分のために散歩に出ることにしました。自分のテンポ
で腰の具合を確認しながら歩くのですが、腰痛といっても坐骨神経痛な
ので、下肢に痛みや痺れが様々な形で出るので「動いたほうがいい」と
いう医者の言葉を信じて、約1時間、駒沢公園を散歩しました。

こういう状態で周りの人たちを見ると、老人が多く、杖をついて歩いて
いる人も少なくありません。まあこの程度の痛みや症状なら、歳からい
っても仕方がないかと思ってみたりしました。

家に帰り、ドルチェと絡んだりしていると、寒くなってきました。暖房
をつけ、本でも読もうと思いましたが、最近は目も悪くなってきたので
おっくうです。若い頃は一ヵ月に30冊も読んでいたのに落ちぶれたも
ので、これではいかんということで、敬愛する渡部昇一先生の講演のテ
ープを聞くことにしたのですが、不覚にも聞いているうちに寝てしまい
ました。起きてテレビをつけるとゴルフをやっており、何気なくそれを
観ているととっぷりと暮れてきてしまいました。

「今日は何もしなかったな」と思っていると魔女が帰還し、向こうで起
きたことを機関銃のごとく話し始めたので、私は安堵し、正気に戻った
ような気分になりました。

一段落して、魔女が「貴方は私が毎日家で何もしていないと思っていた
でしょうけど、家に居るのも結構大変でしょう!」と言うので「そうだ
ね!」と言って私は静かに笑っておりました。こんなことじゃいかんね。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田常務

        ――― 発想の引き出し ―――
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12月に入り、お客さまと一年間の振り返りや、来年の景気予測等を話
し合う機会が増えています。話題は、自動車関連のお客さまが多いため、
下期以降忙しくなったことでの人のやりくりについての苦労話や、来年
4月以降の見通しが立てづらいなどといった話が多いです。また海外で
は好調を維持しているものの、国内では不安要素も多いといった話も聞
きます。他にも、予期せぬ状況が起こりやすい昨今を踏まえ、直感的思
考で来年以降の見通しを語っていただける経営者の方も多数います。

あるオーナー企業の会長は、「人生やビジネスの戦略には唯一の正解な
どない。将来の予測は不可能であり、変化に関連する要素が多すぎる。
だから、直感的思考にも頼る必要がある。論理的思考だけに頼ると、時
間をいくらかけても意思決定ができず、結局手遅れになってしまうこと
だってある」と熱く語ってくれます。ただし、「直感ではとんでもない
判断をしてしまうリスクもあるので、直感の質をより高いものにしてい
かねばならない」とも教えてくれました。

最も大切なのは、発想の引き出しの数を多くすること。予想外の出来事
が起きたときに、過去の様々な事例やパターンをすぐ思い出し、このや
り方でいけるのではないかという一つのストーリーを思いつけるかどう
か。多様な引き出しがなければ、ベストに近いものがふっと湧いてはこ
ないと、自分の経験も交え語ってくれました。

発想の引き出しを増やすためには、多様な世界に触れて勉強することも
有効で、それは多様な知識を覚えるという意味ではなく、自分なりに解
釈し直すことが重要だと思います。

また、あるトヨタ系部品メーカーの経営層の方からは、大規模リコール、
タイ洪水、超円高といった数々の想定外の出来事を乗り越え、今期6期
ぶりの過去最高益決算になりそうなトヨタについて、そして「小さなト
ヨタ」や企業イメージの「ReBORN(再生)」を掲げる豊田章男社
長の経営についても語ってくれました。

創業者の豊田佐吉の言葉で「上下一致、至誠業務に服し、産業報国の実
を挙ぐべし」があり、豊田社長が語る「国内生産300万台を死守する」
とのメッセージにつながっているのですが、300万台に論理的根拠は
無く、あえて高いハードルの数字を表に出すことで、国内産業を奮い立
たせることを狙っている(でも勝算はある)のだということも教えてい
ただきました。豊田社長が行った大胆な組織改編や、トヨタのCMをみ
ていると、なるほどと納得でき、トヨタの変革が伝わってきます。

今年度、五十鈴東海の強化策の一つに「流動化モデルの推進(人と設備
のフル稼働)」を掲げ、想定外の事態にも動じないよう、経営の効率化
と新たな価値創りを進めています。成功させるためにも、もっと発想の
引き出しを増やしていきたいと考えます。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

     ――― 全体での効率化が生み出すもの ―――
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11月中旬に海外サービスセンターの現地人マネージャーに対するマネ
ジメント研修を、五十鈴のサービスセンターを会場として実施しました。
管理するという観点ではなく、うまくマネジメントして変革していくと
いう観点での研修です。

管理者として管理する、というポイントを理解し実践しているというこ
とはわかるのですが、目標観を持ってマネジメントしていくために実践
することは?となると突然ペンが止まったり、出てくる内容が管理のこ
とになり、苦戦している状況がありました。しかし少しずつ理解を深め
てもらい、目標設定や行動変革の糸口が掴めたのではないかと思います。

話は変わりますが、五十鈴のサービスセンターでは一人何役もこなすの
が当たり前で、設備が故障したら得意な人が対応し、設備対応している
人のメイン業務を誰かが代行して行ったり、自分のメイン業務の前後で
関わる業務に関しても、全体のバランスを見ながら効率的、効果的な支
援が自然とできています。

例えば、クレーン担当者は出来上がった製品の運搬や出荷業務がメイン
業務ですが、スリッターの製品の横バンド掛けを支援したり、リコイラ
ーコイルカーの転倒防止を次に使いやすいように定位置に戻したりと、
スリッターの生産性を高める支援業務を自然体で行っています。

五十鈴だけではなく日本全体を見ても、新幹線を降車する際に椅子を元
の位置に戻したり、自分で出したゴミはゴミ箱へ捨てたりと、次の作業
を効率的に行うような行動を取ったり、お客さまとの業務連携でも相互
に効率的に仕事ができるような工夫を会社対会社で取り組んでいるなど、
公私にわたって効率的な行動を取れているのが日本の強さであり、国全
体での高い生産性を生み出していると思います。

日本では当たり前のことが、外国では簡単にいかないという色々な事情
や環境があるようですが、我々から見ると、もっと改善できるのではな
いかというところが目に付きます。

マネジメント研修に参加してもらった方々のフォローを通じて、日本の
良いところ、五十鈴の良いところをさらに活用してもらい、研修参加各
社の全体効率化に貢献していきたいと思います。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2013.12.11  メキシコ・中国のメタルワン事業投資先企業さま向けの
      来日研修を実施
      ⇒http://www.isz.co.jp/news/2013/1211_000183.html
2013.12.11 岐阜サービスセンターにて、中濃労働基準協会さまの
      危険体感実習を実施
      ⇒http://www.isz.co.jp/news/2013/1211_000184.html

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┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.543〕は、2013年12月19日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

最寄り駅の一杯呑み屋の前を歩いていた時でした。突然背後で大きな音
がしたので振り返ると、老人がひっくり返っていたのです。慌てて声を
かけると、意識ははっきりしていて自分で立てるとのことで、安堵して
立ち去ろうとすると、立っていたその老人がまたひっくり返ってしまい
今度は机の角に頭を強打してしまいました。しまったと思いました。結
局、意識はあるものの念のため救急車を呼びました。
事故や事件も多くなる季節ですが、お酒も、アクティブな活動も、そし
て休養も、色々なことをバランスよくこなし、安全安定の年末年始を過
ごせるよう、自分自身を整えることがとても大事だと思いました。

                     (編集室/野々村 悠希)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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