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五十鈴メールマガジン〔No.554〕それでも夜は明ける
配信日時:2014/03/13 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2014.03.13発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.554≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
          東日本大震災から3年が経ち

         復興や復旧は進んでいるところと

        遅れているところがあると思いますが

      被災地での大変な状況は変わらないと思います。

        しかし私たちは、あれほどの大災害を

           決して風化させぬよう、

       記憶にとどめていかなければなりません。

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☆No.554 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_それでも夜は明ける
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_プロセス・マネジメント(鈴木副社長)
┃
┃【五十鈴関東の現場から】
┃ ■_今期の成長と次への課題(瀬戸社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― それでも夜は明ける ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

日曜日、魔女が珍しく「映画観に行かない?」というので、逆らっても
仕方がないので「いいよ! 何観に行くの?」というと、「アカデミー
賞取った作品」というので、それはいいと思いました。作品名を聞くと
『それでも夜は明ける』というので、平凡なラブストーリーかなと勝手
に思い込み、携帯電話からチケットを予約したのですが久しぶりだった
ので、はかどらず時間オーバーになってしまい、やっとのことでゲット
しました。

最近は歳のせいか、他のことでもチョンボすることが多いので、慎重に
事を運ばなければなりません。一番嫌なのは、最後の一人で出かけると
きで、戸締りや、火の用心、セキュリティーシステムの施錠等、チェッ
クしてもチェックしても不安になり、困ってしまいます。その日は先に
外に出て、最後の一人にならず後から魔女が出てきたのですが、さすが
の魔女も指さしチェックで時間がかかったようです。

昼頃、映画館に着くと思ったより空いていました。映画は『12 Ye
ars a Slave』という原題で、なんとアメリカの奴隷制度の
話でした。

1841年、奴隷制度廃止以前のニューヨーク。自由黒人として、家族
とともに幸せに暮らしていた音楽家の主人公は、ある日突然拉致され、
奴隷として南部の綿花農園に売られてしまいます。

非道な白人たちの仕打ちに虐げられながら自分の尊厳を守り続け、12
年間奴隷として生き続けた凄惨な実話をもとにした映画でしたが、非常
に重苦しい映画で、楽しい気分にはもちろんなれませんでした。

自由黒人は白人からは見下され、黒人からは無視されるような状態で、
そういう主人公の孤立感を、奴隷にされて修羅場を全精力でくぐり抜け
なければならない状況と、人権を持たない当時の奴隷たちが受けた境遇
や屈辱感を、マックイーン監督は主人公を通して、客観性を持たせなが
ら描いていったのです。

サディスティックな独裁者が支配する農園で起きていたそれぞれの事は、
これほど残虐に人間はなれるものかと感じさせ、これは現代にも当ては
まることがあるのではないかと思い詰めた気分になりました。

南北戦争まで起こし、最近では黒人大統領まで誕生させたアメリカです
が、先住民族であるアメリカインディアンの問題やその後のベトナム戦
争など、繁栄の陰におどろおどろしい歴史があることも事実で、そうい
う歴史の闇の部分に焦点を当てたこの作品は興行的にもいろいろ問題が
あったようで、そういう映画にアカデミー賞の作品賞を与えたことも話
題になっているとのことでした。

差別、偏見、暴力、嫉妬、保身と人間が持っている業の部分に真摯に向
き合った作品でしたが、改めて、リンカーン大統領の偉大さを知ること
となりました。

あの時代にあの状態で、奴隷制度を廃止するという決断は神の決断とい
ってもいいでしょうし、その後に続く問題をアメリカは引きずっていか
なければならなかったと思いました。

今の日本は幸せだなと、帰りの歩行者天国を歩きながら、改めて平和と
豊かな状況を噛みしめていましたが、家に帰るとテレビで東日本大震災
の番組をやっていました。

あれから3年。「それでも夜は明ける」と被災者の方々は思える状況に
なっているのでしょうか。そういうことでさえ、私たちはすぐに忘れて
しまいます。今週は今一度、震災のことを思い出し、犠牲者を弔いたい
と思いました。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

      ――― プロセス・マネジメント ―――
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3月に入ると、今年度の総括をする集いが多々あります。その中で、あ
る協力会の懇親会で話題になっていた苦労話があります。

それは、協力会活動の中に異業種交流の小集団活動があります。研究テ
ーマについて、1年で8~10回のミーティングを開き、チームとして
の結論(提案)を導いて、協力会で発表するものです。幹事会の役員諸
氏が、1チーム1名ファシリテーターとして参加しています。テーマに
対する議論と共に、異業種交流を図ることで、参加メンバーの視野を広
げることも、目的のひとつとなっています。

どんな交流会も、第1回目のミーティングは自己紹介から始まり話を進
めますが、当然のことながら、ぎこちなさがあり会話も単発で、盛り上
がりに欠けるシーンが生まれます。ファシリテーター諸氏は、議論を進
めるよりも、和やかな、話しやすい雰囲気づくりに終始しましたが、思
惑通りに事が運びにくかったみたいでした。

その中で、関係づくり(チームプロセス)を考えて一泊合宿をしたチー
ムは、その後の発言回数が多く、サポート行動に出る人たちも増えたそ
うです。多分、メンバーの満足度も少しは高まったのではないかと思い
ました。なかなか時間が取れない中で、合宿をする勇気ある決断とファ
シリテートに感服した次第です。見知らぬ人たちの集まりで成果をあげ
るには、関係づくりは重要なポイントです。

私たちは、プロセス・マネジメントとして勉強しましたが、定量目標が
優先したり、忙しさの中で結果を求めすぎると、このプロセス・マネジ
メントがおろそかになってしまい、結局のところ、良い成果を得られま
せん。

新年度に向かって決算準備や、IVC・IOC等の仕込みに忙しいと思
いますが、良い成果は、プロセスとコンテントのバランスに依り、成り
立っています。社員の皆さんには、そのバランスをとり、新年度の成果
や中期経営目標の達成に邁進していただきたいです。


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【五十鈴関東の現場から】_瀬戸社長

      ――― 今期の成長と次への課題 ―――
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今期も残すところあと1ヵ月を切りました。毎年のことですが、3月は
総決算と新年度に向けての準備等で何かと慌しい月でもあります。

五十鈴関東の今期を振り返ってみますと、目指す企業像である「マーケ
ット価値協創企業」の実現に向けて、例えばお客さまのニーズに合わせ
たソリューションを、関東独自のVC(バリュークリエイト)プロセス
を通じて企画し、様々なバリエーションで実践できるようになってきま
した。

全員営業体制で磨きをかけてきた生産営業のレベルも、お客さまの困り
ごとを聞いて対応するスタイル(目先の困りごとへの対応)から、その
先にあるお客さまの真の目的や目標にまで目を向けたコミュニケーショ
ンが取れるようになり、生産営業で身に付けたノウハウやナレッジを生
かした、差異化された営業サービスで拡販できる力もついてきました。

また、外部のビジネスリソースを効果的に活用したプロセスやビジネス
モデル提案で新たな需要の開拓も推進され、今後が楽しみな成果も数多
く出てきております。全員IA活動でも、お客さまの関心ごとに合わせ
た魅せ方やPRの仕方など、その都度工夫を凝らして関東を魅せるバリ
エーションや参画人員も増えてきたと思います。

まだまだ不足やバラツキもありますが、組織的なサービス提供や価値向
上のプロセスが強化されたことで、社員一人ひとりの働き方や貢献領域
は確実に拡大、成長してきていると感じます。

一方で、予算的には期初計画には届かない状況にあり、来期に向けての
課題も数多くあります。既存のお客さまやマーケットの需要減とそれを
見越した拡販活動であったり、お客さまの成長戦略を的確にとらえた協
創活動など、活動の充実度を高めることと活動したことをきちんと成果
に結びつける力には課題が残るところです。

取り組んでいること自体に満足することなく、お客さまの成果や業績成
果へコミットする力を高めていく必要があると感じています。

新年度の基本方針は、「パフォーマンス創出力の最大化」としました。
キャッチフレーズは「Will-synergy」です。

3SCのリソースを結集して「マーケット価値協創企業」をよりリアル
に魅せていきたいと思います。今期をしっかり振り返りながら、新たな
目標観を持って新年度を迎えましょう。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2014.3.12  月刊「広報会議」(2014年4月号)に、
           五十鈴の広報活動が取り上げられました
           ⇒http://www.isz.co.jp/news/2014/0312_000190.html
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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.555〕は、2014年3月20日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

大震災から3年が経つのですね。社内で話題にのぼったことですが、あ
れだけ大きく受けた当時のショックは、今でも忘れることはありません。
11日の特集番組では、ばらつきはあるようですが、産業についても着
実に復興が進んでいる様子が窺えました。むしろ元に戻る復興ではなく、
新たな産業領域を開拓する動きにはこちらが励まされる思いです。ただ
し、現実の復興プロセスはメディアの伝えきれない多くの課題を残して
いると思います。私たちにできることは、あの大震災を忘れずに、後世
に伝えていくことではないかと改めて強く感じました。

                     (編集室/野々村 悠希)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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