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五十鈴メールマガジン〔No.555〕充実した一日
配信日時:2014/03/20 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2014.03.20発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.555≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
        間もなく2013年度が終わります。

      そんな折、今週の五十鈴メールマガジンは

      なんと555号で、まさに五十鈴の号ですね。

      春の穏やかさを徐々に感じ始めるこの季節、

       来期への準備は万端にしていきましょう。

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☆No.555 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_充実した一日
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_心の復興のために(岩織常務)
┃
┃【五十鈴マネジメントサービスの現場から】
┃ ■_そうそう、これが欲しかった!(新川社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 充実した一日 ―――
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鈴木貴士です。

先週の土曜日、「日本を学ぶ」という一日セミナーに参加してきました。
最近は怠け癖がついて、勉強する機会が少なくなったので、「人間学」
的なセミナーには積極的に参加しようと思っています。

江戸時代の儒学者、佐藤一斎先生の「少にして学べば、壮にして成すあ
り。壮にして学べば、老いて衰えず。老いて学べば、死して朽ちず」と
いう名言がありますが、やはり人生は一生勉強だと思ってやっていかな
くてはなりません。

その日の講演会場は北海道から九州まで、日本中から集まった120名
の老若男女で熱気が溢れていました。開講挨拶に登壇した、アサヒビー
ル名誉顧問中條高徳氏から「ここに参加しているだけで立派だ!」とお
褒めの言葉を戴きました。昔、私が五十鈴で休日に研修をガンガンやっ
た時、会長がいつも激励に来られ、「休日に遊ばないで、こうやって勉
強しているのは気分がいいものだろう!」と言われていたのを思い出し
ました。

あれから20年以上経ち、五十鈴は本当に良く勉強する会社になりまし
たが、私も負けてはいられません。ということで、6時間以上、4人の
講師の先生の講演を真剣に拝聴しました。

まず、第1講は日本政策研究センター代表の伊藤哲夫氏の「明治憲法制
定のドラマ――彼らは『日本』をどう捉えたか?」という演題でしたが、
そもそも明治憲法は慶応4年、満15歳の明治天皇が天地の神々にお誓
いになられた新政府の基本方針とされる「五箇条の御誓文」が出発点に
なっているそうです。

その第一条は「広く会議を興し、万機公論に決すべし」ですから、これ
はもう民主主義ですよね。聖徳太子の十七条の憲法の「和をもって貴し
となす」もそうですが、そういうアイデンティティが日本にはあります
ね。

明治憲法の第一条では天皇之ヲ「統治ス」になってしまいましたが、も
ともとは「知らす」ということで、天皇が国民のことを知って、同情し
て、神に祈ることをいうらしく、これは日本の概念で英語に訳しようが
ないので統治ということになってしまったという話は興味が持てました。

第2講は人間環境大学教授の川口雅昭氏の「吉田松陰の生き方――講孟
箚記(こうもうさっき)に学ぶ」で、松陰が投獄されながらも、若者に
何を伝えたかったのかを学びました。

第3講はことほぎ代表取締役の白駒妃登美氏(国際線乗務員から二児の
母、歴女となりブログから出版社に認められる)の「日本人の遺伝子―
―歴史に学ぶ生き方」で、自分の癌との闘病生活を通しての考え方や、
IOC百年記念の際、日本のオリンピックの顔で選ばれた日系二世のフ
レッド和田さんのエピソードでは、「報恩感謝」「使命感と覚悟」とい
う日本人のDNAを志で次世代に繋いでいく絆が大切であるということ
を、前回の東京オリンピック招致の秘話からソチオリンピックの映像を
通して分かりやすく話してくださいました。

最後はその彼女が師匠と仰ぐ、私の敬愛する、東洋思想家の境野勝悟氏
の「日本のこころの教育――自分の国に誇りをもとう」という演題で日
本や日本人とは太陽と自然と父母に生かされている。日(太陽)が本で
生きていることを自覚している民族であるという話を聞き、自分の背筋
がシャンとした感じになりました。

色々なお話が腹に落ちるとはこのことで、充実した、ありがたい一日に
なりました。これらの話を「代表講話」などを通して、五十鈴の皆さん
にも紹介していきたいと思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_岩織常務

       ――― 心の復興のために ―――
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東日本大震災から3年がたった先週3月11日の午後2時46分、ちょ
うど地下鉄の大手町で電車を降りようとしたところでした。「2時46
分に車両停止訓練を実施致します」との車内アナウンスがあり、私が降
りたあとその電車は駅で停車していました。エスカレーターで上ってい
く間の10秒ほどでしたが、私は目をつぶり短い黙とうをしました。

ほどなくして、停車していた電車は発車しホームから消えていきました
が、ちょうどこの時間に降りた乗客も、電車に乗っていた乗客も、誰一
人として特段の思いも感慨もなさそうにしていたように見えました。皆
さんは、この時どこにいて何をしていましたか?

私は、一昨年の夏に陸前高田と石巻を訪ね、震災の爪痕を目の当たりに
しました。その時目にしたあの被災地の光景、周りがまだ何も復旧して
いない中で学校のグラウンドで元気に野球の練習をしていた子供たちの
姿などが浮かび、思わず黙とうをしたのです。

東北の復興はまだまだこれからです。安倍首相もこの日を迎えるにあた
って、「これからの一年を、被災地のみなさんが、復興を実感できる一
年にしていく、その決意であります。インフラや住宅の復興がいくら進
んでも、被災者が心に受けた傷が癒やされるわけではありません」と語
り、また「これからはハード面の復興のみならず、心の復興にも一層力
を入れて参ります」と会見で語っていました。

正にその通りだと思います。大切なのは「心の復興」です。今、日本で
は数多くの復興応援のプロジェクトが活動を進めていますが、「日本人
よ、傷を深めるな、絆を深めよう。」「笑顔で結ぶ。人を、日本を。」
といった言葉に思いをこめ、多くが『○○“絆”プロジェクト』という
名前を冠して支援を進めています。

その一方で、平穏な日々を送っていながらも、もしかしたら、今私たち
は「日常」の時間に追われて気持ちの余裕もなく、周りの人を見る余裕
もなくなってしまっているのかもしれません。自動車のハンドルの遊び
のように、心にも少し遊びが必要なのかもしれません。

ある人がこう言っています。
「遊(ゆう)」から余裕の「裕(ゆう)」へ。そして、余裕ができれば、
人への優しさの「優(ゆう)」へ。

私たちも、「帰宅困難」「計画停電」といった形で苦しい思いはしまし
たが、東北の被災地の人たちの苦しみは計り知れません。人への優しさ
をもってこの3月11日という日のことを思い、一人ひとりそれぞれが、
何が出来るのか?をあらためて考えてみましょう!


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【五十鈴マネジメントサービスの現場から】_新川社長

     ――― そうそう、これが欲しかった! ―――
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今年度も残すところ10日程度となり、年度の振り返りと来期への準備
を抜かりなく行っているところだと思います。五十鈴グループでは、2
月の後半から3月の初頭にIOCの成果発表会が行われ、その表彰が先
日行われました。

IMSとして今期のIOCは、「協創型サービスの開発と実践力強化」
をテーマに掲げて、活動の推進を図ってきました。知識・ノウハウを応
用する技能を高めるというところから、いかにナレッジを価値化すると
ころまで高められるかがポイントだと、実践を強く意識した取り組みを
していこうというものです。

少し古いですが、「そうそう、これが欲しかった!」という本がありま
した。お客さまの心の中に新たな価値を生む、感性価値創造の実践ステ
ップとフレームワークが紹介された内容です。

感性価値創造・・・お客さまに「そうそう、これが欲しかった!」と言
ってもらうために、どう考え、何を行う必要があるのかを明らかにしよ
うというものです。

単純にワクワクさせる、喜ばせるということに関心を払えば良いという
ことではなく、お客さまが商品を買うということは、お客さまの消費
「行動」だから、その行動に向かうまでのステップごとに動機付け策を
加えて、お客さま自らがそのステップを昇っていくように消費行動を設
計していくという、科学的な内容のものでした。

IMSの目指す企業像は「サービス・バリュー創発企業」ですし、今年
度のIOC活動を通して、自分たちなりの価値を追求していく考え方や
行動が身についてきたと思っています。しかし、本当に「そうそう、こ
れが欲しかった!」と感じていただける「もの」「こと」を増やしてい
くことが必要だと感じています。

「経営進化を実現するリアルスタッフカンパニー」として、来期はさら
に価値創造力を高めていきたいと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.556〕は、2014年3月27日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

当メールマガジンは、今週なんと555号とのことで、記念的な号です
ね。500号発刊時にも、長く続くってすごいと感嘆したものですが、
それからさらに55号続きました。一週ずつ積み重ねながら、しかし途
切れることなく毎週配信され続けてきたのだなと、再び感慨を覚えてい
ます。
さてメルマガもそうですが、何でも「継続する」ということは大事です
よね。代表は講演会に足を運ばれたとのことですが、私は社会人になっ
て以来、色々なことが習慣化しづらくなってしまっています。メルマガ
に倣い、自分に甘えず、着実に継続する力を保持し続けなくてはと改め
て感じました。

                     (編集室/野々村 悠希)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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