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五十鈴メールマガジン〔No.562〕同病相哀れむ
配信日時:2014/05/15 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2014.05.15発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.562≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
      そろそろ、汗ばむ季節に突入してきましたが、

      本格的な暑さの前に梅雨の季節がやってきます。

     そして、梅雨前の五月は一年間でも最も快適な季節。

         今年一年間の活動などを見定める、

      創造的なことに時間を費やすのが良さそうです。

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☆No.562 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_同病相哀れむ
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_やる気を起こさせるマネジメント(山田常務)
┃
┃【五十鈴オートの現場から】
┃ ■_世界遺産(深井社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 同病相哀れむ ―――
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鈴木貴士です。

私がメルマガで腰痛の話をすると、読者の皆さまから大変なお気遣いを
いただき恐縮しております。自分の不摂生でなった話ですから、あまり
心配していただくと困ってしまいます。

と言いながらまた腰痛の話ですが、今週の日曜日またしても朝、痛みは
酷くないものの動けなくなり、「オイ、お前!」と魔女を呼ぶと、隣に
はおらず、一緒の部屋で寝ているドルチェのベットのところで娘と介抱
していました。

例によって腰が抜けて動けないらしく、二人で対策を練っておりました。
私は少しオーバーに「俺も動けん!」と言うと、「あなたはいいのよ、
喋れるから。ドルチェは喋れないから心配してあげないと・・・」と言
われ、まあ、それはそういうことかと思いましたが、結局、両者とも数
十分後、ドルチェは薬の力、私は自力で起きることができました。

その後、二人で(一人と一匹ですが)ドルチェの用を足すために軽く散
歩をしたのですが、気を付けないと前につんのめる恐れがあるので、用
心深く歩き、歩かせました。

近所の年配の奥様も「あたしも腰痛持ちだから、よく分かるわ。辛いわ
よね、ドルチェ!」と声をかけてくださいましたが、「私もそうなんで
す!」と言っても、ドルチェの心配ばかりで、ここでも彼女に軍配が上
がりました。

さすがの私もその日はおとなしくしていて、自分のベットで寝ていたの
ですが、リビングで寝ていた彼女が心配して様子を見に来るのです。

昼間はベットをリビングに移動させて、そこで彼女は寝ているのですが、
わざわざ私の傍に来て、硬い床に寝転ぶのです。今度は彼女を心配した
魔女が現れ、「まったく、ドルチェはダディちゃんのことが好きなんだ
から!」と少し不機嫌そうに呟きましたが、動物は本能でこの家では誰
が一番偉いかが分かるのですね。

暇さえあれば彼女は私の傍に来て、私も彼女を撫でてあげるのですが、
本当にこういうのを「同病相哀れむ」というのだろうなと思ってしまし
ました。

この言葉は病気のこと以外でも、「同じ境遇にあるものは、互いを理解
するものだ」という意味にも使われますが、業界の会合や企業を経営す
るものとしては、そういうことが数多くあります。

五十鈴グループには、今を時めく「ソリューション部門」がありますが、
アイコミをはじめ、各社は病人が医者になるというコンセプトで私が設
立したものです。

もう一つは「餅は餅屋」ということで、これはコイルセンターのことは
コイルセンターを長年やっている者が、一番よく知っているという仮説
です。

「仕事はその仕事をしている者が一番知っている」という組織開発の理
論ですが、言われたことを漫然とやっているだけではこの仮説は成立し
ません。人間を信じ、教育を与え、人の心に火をつけることによって、
各社、各人が自分を専門化させ、テクノロジストとして成長してきまし
た。

最近、基礎能力も高く、語学も堪能な人々が直接ソリューション部門に
入社してきていますが、そういう皆さんは是非、患者だったころの先輩
の話を良く聴いてもらいたいと思います。

それを参考にして、また新しい研究や開発を手掛けてもらい、その資産
価値を上げてもらいたいと思います。

腰痛になって分かったことは、ありとあらゆるところで、病院だけでな
く治療する所があるということです。それだけ悩んでいる人が多く、簡
単に治らないし慢性化するということなのでしょうか。

組織も同じです。組織の病気でなりやすいのが「大企業病」です。そう
いったことから、私は「良好な組織から偉大な組織」を目指すと宣言し
ているのです。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田常務

    ――― やる気を起こさせるマネジメント ―――
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5月に入りIOCのキックオフを終え、挑戦的な活動が本格化したり、
IVCのキャリア面談が進み改めて自分と真剣に向き合ったり、社員総
会に向けても「私の成長時計」作成を進めている時期かと思います。

そういった状況下で、若手社員との日々の会話で感じることとして、今
の若者は恵まれすぎているのかなあ?と、考えさせられることがしばし
ばあります。

ハングリー精神という言葉も聞かなくなりましたが、「不足感こそが工
夫する人間を作る」と、教わってきた身としては、満ち足りた環境に居
るとそれが当たり前になり、そこに安住して冒険しようという気も起こ
りにくく、奮起する志もなかなか生まれにくいと思います。

その結果として、何人かの面談の場でこちらの問い掛けに対し、直ぐに
返答できないケースが多々あります。

ジョン・F・ケネディ大統領は就任演説で、「あなたの国があなたのた
めに何ができるかを問うのではなく、あなたがあなたの国のために何が
できるかを問うて欲しい」といった有名な言葉があります。

今年度の五十鈴東海のキャッチフレーズは、「Attack Chan
ce!」です。

東海マーケットが大きく変わろうとしているタイミングだからこそ、い
ろいろな機会を活かし、好機を取りにいくぞ、との想いが込められてい
ます。

そのためにも、社員一人ひとりが発想力を豊かにすることが必要で、成
果を出すためのやる気を起こさせるマネジメントが重要となります。

その中で、管理職として常に意識しなければならないこととして、人は
自分の欲求が満たされたときに満足するのではなく、「ありがとう」と
人から感謝されることで初めて自分の心にも大きな充実感と、次への意
欲を掻き立てられると思うのです。

そしてこちらが思っていることをそのまま言葉にしても、人はなかなか
動かないということ。なぜなら、伝えたい根幹ではなく、こちらの都合
や感情だけが先に伝わってしまうから。

相手が受け止めやすい言葉で話し、相手の心のストライクゾーンに優し
い言葉を投げ込むことで、伝えたいことがすんなりと入ってくると思い
ます。

言葉のかけ方一つで、同じことを言っても気を悪くすることがあったり、
反対に素直に聞き入れてくれることも多々あるのです。

Will-Naviスタート時と比べると組織も人も間違いなく成長し
ています。自分自身に自信を持ち、仲間を信じ、相手に感謝の気持ちを
伝えましょう。


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【五十鈴オートの現場から】_深井社長

          ――― 世界遺産 ―――
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先週、地元は群馬の富岡製糸場へと足を運んでみました。群馬県では初
めての世界遺産となる予定の史跡となります。設立は明治5年(187
2年)。富国強兵、殖産興業を旗印に外貨獲得のため、国営工場として
建設されました。

この工場で稼いだ外貨が日本の基盤づくりへと投資され、近代明治の足
掛かりとなったそうです。

先般のゴールデンウィークは前年比3倍近い入場者数で、累計来場者数
は200万人を超え、世界遺産内定の波及効果が早速表れているようで
す。

また、先日の日本経済新聞(5月12日版 北関東経済面)に、富岡市
の製造業について以下のように書かれていました。

富岡市では、輸送用機器、電子部品、業務用機器が主力産業で、「はや
ぶさ」の耐熱カプセルが開発されました。しかしながら、その企業の多
くは富岡製糸場の産業遺伝子を脈々と引き継いだわけではなく、戦時中
の疎開、高度成長期に設立されました。

富岡製糸場は当時の日本で最も進んだ工場でした。同じように製糸業で
栄えた長野県岡谷市はその技術を転用して、後に精密機械の街として栄
えました。

「座繰り」という家内手工業が主の製糸業を、フランスからの最先端技
術を導入することで機械工業へと転換を果たしたにも関わらず、新たな
産業へと拡大できなかったことは残念ですが、そこで学んだ技術を日本
各地の製糸業へと伝播させた先人のエンジニアたちの努力と100年以
上明治時代のままの建屋・製造機器、その先見性には素晴らしいものが
あると感じました。

我々、ロジスティクス部門もMOSHDの枠組みを超えた外部への価値
創出、そして従来の運送業、倉庫業、整備業からの大きな転換期を迎え
ていると思います。

100年以上前の先人たちのフロンティア精神、エンジニア魂を思い起
こし、将来のWillを胸に部門全体で実現させていきたいと思います。

来月のグループ社員総会に向けて、ロジスティクス部門も来週部門社員
総会が開催されます。その中で、200名を超える仲間と共に将来の夢
に思いを馳せ、大きな転換の実現に向けたステップを築いていきたいと
思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.563〕は、2014年5月22日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

個人でもいろいろな悩みや課題を持っていて、インターネットやスマホ
を通じて、さまざまな悩みに対する解決策を探ることが昔に比べはるか
に容易な時代になりました。
代表のお話に個人でも組織でも同様に悩んでいることがある、という内
容が書かれていましたが、さまざまなお客さまの諸問題に対していかに
解決の提案を実行できるかが問われているのだと思います。
そのためにも、自分たちの強みを元に、お客さまの求めている解を共に
ソリューションしていくための企画力や提案力を一人ひとりが身につけ
ていきたいと願うものです。
                         
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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