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五十鈴メールマガジン〔No.568〕CHANGE THE ENERGY
配信日時:2014/06/26 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2014.06.26発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.568≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
      携帯やスマホで容易に情報が取れる時代ですが、

          理念やこれまでの歴史など

      会社の大事な思いや考え方をいかに次の世代に

         伝授していけるかを、現代ほど

   大切にしなければならない時代はないのではないでしょうか。

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☆No.568 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_CHANGE THE ENERGY
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_サービス提供者としての心構え(黒田常務)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_時代に添い進化する(神生社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

   ――― CHANGE THE ENERGY ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

社員総会でも発表したように、今年のテーマは「CHANGE THE
 ENERGY」です。エネルギーとドイツ語で言った方が日本語にな
っているので分かりやすいですね。

エネルギーとは「1.物事をなしとげる気力・活力のこと。活動の源と
して体内に保持する力。2.(物理学)仕事をすることのできる能力の
こと。物体や系が持っている仕事をする能力の総称」と百科事典には載
っていますが、1807年にトマス・ヤングがその著書の中で、「vi
s(力)」という用語の代わりに、この用語を使い始めたといわれてい
ます。

語源となったギリシャ語ではen+ergonという構成の語で、en
は前置詞で、ergon(エルゴン)は「仕事」を意味する語であり、
「物体内部に蓄えられた、仕事をする能力」という意味であり、エネル
ギーという概念は「仕事」という概念と深いかかわりがあるということ
です。

さて、難しい話はさておき、我々の目指す「グローバル・バリューセン
ター」を実現するには、今のままではダメで、もっと強烈なエネルギー
がいると思うのです。そして、「良好な組織」から「偉大な組織」に変
わるにも、異なるエネルギーが必要です。

今や、五十鈴は進化し続けて、その異なるエネルギーはマグマのように
充満しています。そして、Will-Naviを通してさまざまな活動
が体系的に行われています。

そのエネルギーを今まで以上に強烈なものにしていくには、「何か」が
必要だと私は思いました。

私が五十鈴に入社した30年以上前も日本は高度成長を達成し、五十鈴
は百万トン体制を実現した会長の強いリーダーシップで、量的な意味で
日本一のコイルセンターとしてのエネルギーがありました。

その後、私が社長になり、組織的、体系的な異なるエネルギーで、教育
研修や組織開発で五十鈴を変えてきました。

ですから、振り返ると「CHANGE THE ENERGY」の経験
があるのです。その時の感覚を是非、現在の若きリーダーたちに伝えた
いと思う感情がひしひしと湧いてきました。

拠点社員総会の後、各地区で若いリーダーたちと会食をして、「これは
どこかで、昔話でもしてやらなければいけないな」と思うようになり、
拠点長たちとも相談して、各拠点を回って、そういう機会を作ろうとい
うことになったのですが、後からもう一ひねりして、「代表塾」という
ことにしてはどうかと閃きました。

昔、「五十鈴商道塾」というのを莫大な予算をかけて、都内のホテルを
借り、有名な講師の先生やスポーツ選手などをお呼びして、五十鈴の管
理職を全員集めてやっていましたが、現在はそのようなことをできる状
況でもなく、体系的な教育や講演会はそれぞれがやっているので、もっ
と少ない人数で、昔を思い出して「ワイルド」に私一人でやってみよう
ということになりました。

昔、私が自分で作った資料でマネジメントや人間学に関することを中心
に語っていきたいと思っています。

平和な日本で、「戦争を知らない子供たち」だらけになっているところ
で、常識的なことしか話されなくなったら、戦争の経験は活きません。

それと同じように、五十鈴はどのように進化してきたかという、その本
質的なことを若い皆さんに語っていきたいと思います。そして、それが
「CHANGE THE ENERGY」の起爆剤になるのではないか
と期待しています。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

     ――― サービス提供者としての心構え ―――
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先週末は特に用事も無く天候もあまりすっきりしなかったのでほとんど
テレビを見て過ごしていたのですが、ワールドカップサッカーに関連し
た番組がとても多く、日本代表が活躍していれば気分良く見ることがで
きるのですが、ご存知のようにいまひとつの調子で点もなかなか取れず、
なにかすっきりしない週末となりました。

日本代表には少しでも可能性があるのなら、自分たちの力を信じてやる
べきことをしっかりやって決勝T進出に挑んでほしいと思います(この
メルマガを書いている時点ではまだ結果が出ていません)。

すっきりしないといえば、先日ガソリンスタンドへ行った時のことです
が、給油と洗車が終わったとのことなのでガソリンスタンドから出よう
と少し車を走らせたところで、フロントガラスがすっきりと綺麗になっ
ていないことに気付きました。車を降りて車の前方を見たところ、フロ
ントガラス同様にバンパーの虫の汚れがあまり落ちていませんでした。

面倒なのでそのまま行こうとも考えましたが、前回も同様の事があり、
やはり言うべき事は言わないとすっきりしないと思い、戻って以前から
いる古参の店員にクレームをつけました。

実は2年程前にこのガソリンスタンドに来た時に、当時の店長に洗車を
勧められたことがありました。

この季節に夕方など車で高速道路を走ると、ヘッドライトに寄ってくる
虫がバンパーやボンネットにこびりついてなかなか取れなくて困った経
験はありませんか。特に私は五十鈴中央になってからは大和、青梅、富
士と高速道路を走る機会が頻繁にあり、大量にこびりついた虫の死骸に
困ること度々、水洗い洗車や洗車機ではほとんど取れませんでした。

そんな時その店長から「車に付いた虫の死骸は塗装に悪影響を与えます。
うちで洗車すれば綺麗に落としますよ。うちはガソリンスタンドでなく
サービスステーションです」と言われ、これはこの車に必要なサービス
だと思い、以降若干高めの料金ではありましたがそこで洗車や給油、そ
してオイル交換までするようになりました。

今回クレームをつけられた古参店員はそんな事情を知っているので、す
ぐに洗剤とブラシを持ってきて虫の死骸を落とし始めました。しかし、
実際に今回洗車を担当していた若い女性店員二人は、必死に虫の死骸を
洗い落とそうとしている古参店員を横目に、自分たちには関係ないと言
わんばかりに手伝おうともせず、笑いながら無駄話をしているだけでし
た。

その光景を見てとてもサービスステーションとは思えず、ここでは同じ
事が何度も繰り返されるのではと感じ、今後ここで給油や洗車をするこ
とはもうないと思う次第でした。

私たちも、お客さまに最適のサービスを提供できるようにお客さま毎に
様々なサービスを創り出していますが、時間が経ったり担当者が変わっ
たりしてサービスの本質が変わることのないよう、またそれを扱う一人
ひとりの社員が、自分たちがサービスを提供してることを意識してやる
べき事をしっかり行わないといけないと痛感する出来事でした。


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【五十鈴建設の現場から】_神生社長

       ――― 時代に添い進化する ―――
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五十鈴グループ社員総会(テーマ:CHANGE THE ENERG
Y)が行われました。前期は報告の通り、多大なご迷惑をお掛けして申
し訳ありませんでした。今期は環境変化を十分に踏まえ、五十鈴グルー
プへ貢献できるように致します。

五十鈴グループ社員総会に話を戻しますが、本当にグループの進化を感
じる機会をいただいたと思います。建設社員全員、グループの進化とパ
ワーを感じました。建設も、どのように進化していくか! 偉大な組織
になるか! 「やらなければ」という、決意の場でもありました。

建設業界は住環境整備を行う業界です。人口が2020年には、今より
200万人程度減った、1億2千4百万人。2060年には9000万
人を割り込む予想がされています。

2060年の予想では、人口の年齢割合が逆転するようです。人口学で
は、65歳以上の高齢者率が人口全体の7%を超えると「高齢化社会」、
14%超を「高齢社会」と呼ぶそうですが、日本が高齢化社会になった
のは1970年、高齢社会を迎えたのは1994年だそうです。24年
での変化です。ヨーロッパやアメリカは徐々に進みましたが、韓国や中
国では日本と同じかそれ以上に速く進む傾向です。

12年に安倍政権が誕生し、国土強靭化などの経済政策の恩恵もあり、
建設業界に追い風が吹いています。業界では「潮目は変わった」という
声が多いです。

こうした中、業界が頭を悩ませているのが、人手不足と資材高です。特
に現場の人手不足は深刻で、労務費高に直結しています。さらに、建築
や土木の現場では最低1名は必要とされる1級建築(土木)施工管理技
士(国家資格)も不足しています。

ゼネコンだけでなく、東京都など地方自治体もキャリア(経験者)の中
途採用を拡大するなど、対応を急いでいるようです。建設現場できつい
仕事を行うイメージが強いゼネコンは避けられ、金融機関に就職する学
生もいます。

募集は特に若い世代が多いわけでなく、不足している年代の人員を補う
形で採用しており、30代、40代だけでなく、50代も採用している
状況です。しかしながら、中小企業はリーマンショック後の経営危機を
乗り切るためにリストラを敢行しました。それがトラウマとなり中々積
極的な社員採用にならず、派遣社員に活路を求めています。

そもそも、建設人材の不足がオリンピックによって誘発されているとい
うよりは、基本的に震災によって人手不足が発生したところに、五輪が
乗ってしまったという図式になるだろうと思います。人手不足に関して
いえば、震災の復興事業や防災対策の方がより大きなテーマとなってい
ます。

大きなテーマと政策としての優先順位もあれば、労働者にとっても仕事
の良し悪しという話がありますが、結果的に起きていることは2020
年の五輪に向けて期間限定で労務単価を上げて、人手を東京五輪関連に
引っ張ってこようと建設業界各社が動いているのが実情ではないでしょ
うか。

このように、建設業界では労働者不足が大問題になっていますが、今後
はすべての業界において、労働者不足になります。建設業界として労働
力人口の減少に対する方策は、高齢者の活用、そして外国からの労働者
の受け入れ、そして女性の活用です。

今期は無理でしたが、今後は女性社員を採用したいと思います。建設で
も女性の活躍の場は事務業務だけでなく、営業活動や現場管理もできる
と思います。

現場は、鉄筋コンクリートや鉄骨の工場・倉庫だけではなく、小規模工
事も多くあります。「今までは」から「これからは!」で考えると女性
に大きな活躍の可能性が出てきます。「今までのプロセスをさらに良く」
ではなく、「やるべきもの」「大切にするべきもの」を整理して、新プ
ロセス創造時代を迎えるべきだと考えます。

その環境の中、建設には2名の新入社員が入社しました。今後の環境激
変を踏まえて人財の確保ができましたが、2名の新入社員への教育をは
じめ、社員の全人財育成を重視しています。

新入社員には決して甘やかすのではなく、将来の希望する姿、自己の存
在価値の最大化、組織貢献など建設業では重視してこなかった、メンタ
ル・プロセス・考え方への教育も強化しています。既存社員・新入社員、
今後入社する社員、皆で夢を実現できるように、個人としても組織とし
ても進化に向けた活動と人財育成を行いたいと思います。

このような外部・内部環境を十分に理解し、建設としての「意志を確認
する」「覚悟を決める」「人の心に火をつける」全員参画経営を今後も
続け、存在価値向上を図りますので、よろしくお願いします。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2014.06.25  浜松サービスセンターが、磐田労働基準協会主催の
            全国安全週間説明会で、安全活動事例を発表
            ⇒http://www.isz.co.jp/news/2014/0625_000201.html

2014.06.26 小山サービスセンターに、ゼブラさまが小集団活動の
      ベンチマークの一環としてご来社
      ⇒http://www.isz.co.jp/news/2014/0626_000202.html

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┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.569〕は、2014年7月3日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

時代の遷り変わりとともに、次の世代にバトンタッチされていくのは、
当たり前のことですが、次世代が先達の貴重な経験や苦労などを知る機
会が少ないのも事実ではないかと思います。
かつては何をやるにもエネルギーに満ち溢れ、泥臭さがあった時代でし
た。現代はITの発達によりややもすると、自分好みの情報取得に偏り、
世代間のコミュニケーションも少なくなりがちな時代です。会社組織と
して大事にしていきたい考え方や思いをこれからの若い世代が引き継い
で、後世にも伝授していけるような真に強い組織になれればと願う次第
です。
                      (編集室/本間靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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