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五十鈴メールマガジン〔No.571〕情けないこと
配信日時:2014/07/17 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2014.07.17発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.571≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
       不自然な政務活動費が追及されている県議の

    記者会見の様子が繰り返しTVで取り上げられています。

        皆さんはそういうメディアのあり方と

      視聴する我々のあり方についてどう思いますか?

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☆No.571 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_情けないこと
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_サッカーW杯の無常(岩織常務)
┃
┃【五十鈴オートの現場から】
┃ ■_4年に一度(深井社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― 情けないこと ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

都議会のヤジ問題や県議の号泣問題が延々と報道されていますが、全く
取り上げないのは良くないかもしれませんが、あれだけ長い間報道され
るのもいかがなものかと思いますし、ヤジ問題は、犯人探しに声紋まで
調べるとか大騒ぎするのは異常なことだと私は思います。

ヤジなどは今まで、もっとひどいものが国会で叫ばれ、その時はあまり
問題にしないで、今回はセクハラだということで、ああいうことになり、
そのうえヤジられた女性都議の過去まで暴かれて、まったくこの国の常
識は何処へ行ってしまったのかと思います。

絶叫県議の件は、もう語るに値しないので何も言いませんが、もう早く
処分して、テレビからあの場面を撤去してもらわないと、情けなくてテ
レビも見られません。

小さな正義感で小さな不正を暴いても時間ばかりかかり、トカゲのしっ
ぽ切りで終わるのは毎度のことです。集団的自衛権の行使や原発再稼働
のことなど、しっかりと勉強して判断しなければいけないことを、これ
も単純化して「反対」、「賛成」と分かれていますが、本当に国民は理
解しているでしょうか?

片方の言い分だけが正しいということはありませんし、どちらのリスク
を取るのかということが分からなければ判断できないでしょう。原発は
危険だからといっても、それではエネルギー問題はどうするのか、原発
をなくせば経済の足を引っ張るのは間違いありませんし、他国でも推進
している国や新しく創設する国が多々あるのも事実です。

しかし、福島であれだけのことが起きて、原発推進を今まで通りやれる
かといえば心情的なことも含めて考えてしまうことも事実です。そうい
うときに情緒的なものに流されて、放射能の本当の危険性や現在起きて
いる事実の検証があまりにも少ないというか、そういう報道がされてい
ないのです。

除染の問題にしても、広島、長崎の経験があるのですから、もっとデー
タや研究成果を発表してもらいたいと思うのです。集団的自衛権の行使
の問題も「戦争に巻き込まれる」という観点からの発想が多いですが、
これだけ国際社会、とりわけ日本を取り巻く環境の中で、国防の問題は
真剣に考えなくてはなりません。

いつまでも、アメリカ頼みでは、本当の独立国とは言えないでしょう。
どの国も戦争と平和のどちらを取るのかという発想の国はないと思いま
す。自国の平和を守るために、軍隊を持っているのであって、そして、
国家間の紛争が戦争になっていくのです。

そういう難しい問題から目をそらし、前述したような、情けない問題の
報道ばかり見ていたのでは、こちらの頭がおかしくなってしまいます。
実際、あのような議員を選んだのは我々です。だからこそ、選挙に行っ
て真剣に候補者を選ばなければなりません。

「誰がなっても同じだから」とか言って、選挙に行かないからこういう
ことになるのです。いざとなったら「自分が立候補する」というぐらい
勉強しなければ、この国の民度は上がりません。命がけで選挙権を持た
せてくれるように頑張った先人たちに、この投票率では申し訳ないし、
情けないと思いませんか。

センセーショナルやゴシップ、情緒的なものばかりに目を向けずに、難
しいけれども、明るい未来に向けて、何をどうしていけばいいのか、自
分たちで真剣に考えられるようにしなければならないと、つくづく最近
は思っています。


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【執行役員が伝えたいこと】_岩織常務

        ――― サッカーW杯の無常 ―――
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早朝のテレビ観戦で少しぼーっとしていますが、今回はサッカーW杯の
感想を一言。

6月13日から約1ヵ月に亘って行われたサッカーワールドカップブラ
ジル大会は、FIFA世界ランキング2位のドイツの優勝で幕を閉じま
した。終わってみれば準決勝の顔ぶれはランキング5位以内の上位国の
うち3ヵ国が入り、ここだけに目を向けると前評判通りの順当勝ちのよ
うですが、今大会はグループリーグから波乱があり、決勝トーナメント
でも色々あったので、この点からいえば面白い大会だったのかもしれま
せんね。

日本国民が大いに期待していた日本のグループリーグ敗退は大変ショッ
クでしたが、ブラジルのネイマール選手の負傷も大変残念なことでした。
また前回優勝国でFIFAランキング1位のスペインのグループリーグ
敗退、FIFA最優秀選手(バロンドール)C.ロナウドを擁するポル
トガルも同じく敗退、ヨーロッパのワールドカップ出場常連国のイタリ
アやイングランドもグループリーグで敗退と、結構な波乱がありました。

振り返ると、“いつまでもスペインは強いスペイン”ではないし、FI
FAランキング上位でも、こうして多くの国が力を出せずに消え去り、
そして、サッカー王国も思わぬ大差で敗れ去ってしまいましたね。

そのような中で私が一番驚いたのは、圧倒的に不利といわれていたラン
キング28位のコスタリカが、ランキング10位以内のウルグアイ・イ
タリア・イングランドと同じ“死のグループD”で、無敗で1位通過し
たことです。

その後、決勝トーナメントでも、PK戦でギリシャを破りベスト8に勝
ち進み、オランダにはスコアレスのあとのPK戦で敗れブラジルを去っ
ていきましたが、実は、記録上は、コスタリカは一度も負けずに大会を
終えたのです。

優勝したドイツ以外で無敗だったチームは、3位のオランダとそのオラ
ンダに準々決勝でPK戦で敗れたコスタリカの2チームですが「サッカ
ーW杯で一番印象に残った国は?」という調査でも、優勝国ドイツを凌
ぎ、ブラジル・コロンビアに続きオランダ、コスタリカがランクインし
ていました。両国とも、自国より格上の国に敢然と立ち向かって勝利を
収め、その後負けずに上位進出を果たしています。

少し飛躍があるかもしれませんが、今大会は常連のサッカー強国がしの
ぎを削るというよりも、これまでになく単に勝敗の面白さだけではない、
何かサッカー界の大きな節目・転換点にあったような印象を持ちました。

これまでのサッカーの常識・戦術とは違ったものが勝敗を分けたような
気がしますし、強い意志、強力な組織力を以て、立ち止まらずに果敢に
強者に立ち向かえば勝てるということを教えてくれた試合も数多くあっ
たと思います。

私たちの周りでも、また仕事の場においても、内外で本当に様々なこと
が起こっており、やはり、物事はそのまま変化のないまま存在し続ける
ものではなく、常に変化しているもの、大袈裟にいうと、「無常」とい
うことを頭において挑戦し続けなければいけないということ。

ぼーっとしていてはいけませんね!


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【五十鈴オートの現場から】_深井社長

         ――― 4年に一度 ―――
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オリンピックと並ぶ、世界が注目するイベントであるワールドカップも
終了しました。当初の南米勢有利との下馬評を覆し、ドイツが24年
ぶり4度目の優勝を獲得しました。

日本では日本代表がグループリーグ敗退以降、世の中(自分を含めてで
すが)の興奮や興味は潮が引くように低調になってしまった気がします。

私は、スポーツ経験がアーチェリーとハンドボールしかないので、今回
のサッカーにおける各チームの戦略、戦術に関する知識もありませんが、
優勝したドイツは、MVPをアルゼンチンのメッシが獲得したことから
みても、組織力があったのではないかと思いました。

ドイツは優れた突出した選手が点を取る、一人が牽引するチームではな
く、誰かに頼らず全員で点を取るチームだと感じました。五十鈴グルー
プでいうところの「人と組織で差別化」を地でいった感があります。

オートは現在、従来オートを牽引してきたベテラン勢が定年となり、だ
んだんと引退したりして、若手にバトンが移されつつあります。

そこには突出した人物がいるのではなく、それぞれが従来の業務をシェ
アしてオートを回す形になってきています。そういうなかで、リーダー
がメンバーと共に相談し、汗を流し、自分の理想を語る場面が増えてき
ています。

団体スポーツと組織で行う仕事の共通項は、つまるところチームワーク
や一致団結力ではないでしょうか。先般オンエアされていた『ルーズヴ
ェルト・ゲーム』でも、主人公のメーカー企業の、野球に賭ける選手た
ちのひた向きさと、経営危機に直面しながら競合先に立ち向かっていく
社員の一致団結力を融合させて、ストーリーも二転三転させながら、最
後には逆転勝利を収めるという内容でした。

スポーツのみならず、いざというときに一致団結力のある企業風土を作
り出すのは、経営者と社員が共通の目的に一丸となって邁進することが
できるかどうかにかかっているのではないでしょうか。

今回のワールドカップで、国を代表し見事な連携プレーを魅せたドイツ
チームを見倣い、我がオートも組織力で世界に挑戦できる組織へ、人の
心に火をつけながら、邁進していきたいと感じています。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
―――――――――――――――――――――――――――――――― 
今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2014.7.16  千代田工業さまが、
      工場の魅せ方のベンチ―マーキングのためご来社
      ⇒http://www.isz.co.jp/news/2014/0716_000206.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.572〕は、2014年7月24日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

議会における議員のヤジや不正経費給付疑惑の県議のニュースを見るた
びに、市民や国民の代表者の志の低さにあきれ返るのは事実ですが、代
表もおっしゃっているようにそういう議員を選んだ私たちの責任を考え
ると、面白がってそれらの報道を眺めていること自体に問題意識を持た
なければならないと痛感するところです。
一時の流行や面白さに単純に乗っかったり、あるいはいたずらに邪けん
にするのでなく、それらのことの本質を見極めて過ごしていくことがま
すます大事になってきていると感じる次第です。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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