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五十鈴メールマガジン〔No.575〕「自分」の壁
配信日時:2014/08/21 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2014.08.21発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.575≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
          今週から8月も後半戦です。

      皆さまの夏季休暇はいかがでしたでしょうか?

          心も体もリフレッシュして、

         上期を駆け抜けるエネルギーが

          充填されたことと思います。
 
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☆No.575 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_「自分」の壁
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_キーは共有化(鈴木副社長)
┃
┃【NS九州スチールサービスの現場から】
┃ ■_忙しい時こそポジティブに(岩崎社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 「自分」の壁 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

夏休みも終わり、なんとなく虚脱状態ですが、ここで夏休みをどう過ご
したかを述べてもあまり面白くないので、久しぶりに最近読んだ本の話
をしようと思います。

歳をとって、目が悪くなってからはめっきり読書量が減りました。以前
はマネジメント書を中心に1ヵ月30冊くらい読んでいたのに、必然性
も含めて最近は古典もどきをたまに読むぐらいになってしまいました。

休暇中、たまには本屋に行ってみようと思い、駅前の本屋まで行くと賑
わっていて、店頭にある売れ筋の本を物色したのですが、どうもピンと
きませんでしたが、やっとのことで養老孟司先生の『「自分」の壁』と
いう新潮新書を発見しました。

私の持論は困ったときは本屋に行って、自分が手に取った本が自分の役
に立つというもので、今までずいぶん助けられました。斎藤一人さんと
か、小林正観さんは本屋で知りましたが、それから何冊も読みました。
養老先生は例の『バカの壁』で一躍有名になった方で、講演も聴いたこ
とがありますが、非常にユニークな方です。

「『自分探し』なんてムダなこと!」と表紙の帯に大きく書かれている
この本には、「本当の自分」を探すよりも、「本物の自信」を育てたほ
うがいいと書かれています。

あらゆるテーマについて頭の中にある「壁」を超えたときに、新たな思
考の次元が見えてくるということで、先生ならではの持論が展開されて
います。それが全部ご自身の人生経験から語られるので説得力があるの
です。

例えば、先生は医学部を出て、医師免許を取り、インターンを済ませた
のに臨床医にはならずに死んだ人を扱う解剖学の方に進みます。その理
由が「自分なんかが医者になったら、患者を何人殺すかわからん」とい
うものでした。

その辺から、自分が自分を信用していないということで、自意識を掘り
下げていくのですが、解答が目の前にあって自分がよく「知っている」
のに、解答だと思っていない自分、「われは我が愆(とが)を知る。我
が罪は常に我が前にあり」という聖書言葉と相関するという文章は、い
かに自分というものが、単純でありながら複雑怪奇なものであるかとい
うことを感じさせます。

そして、世間や他人と折り合うためには、自分と違うところではなく、
同じところをどれだけ探せるかということだ、自分の個性を発揮すると
いうのが人生の目的ではないと述べられているのです。

日米安保条約の反対運動や東大の学生紛争などを体験し、その都度違和
感を持ちながら、そこに存在し、自分の立場や考えで悩みながら生きて
きた先生ならではの持論が素朴に展開されていて面白いのです。

「意識は自分をえこひいきする」という節では、「口の中にあるツバは
汚くないのに、どうして外に出すと汚いの?」という素朴な疑問から、
人間の脳、つまり意識は、「ここからここまでが自分だ」という自己の
範囲を決めていると、そして、その範囲内のものは「えこひいきする」
が、それがいったん外に出ると、それまでの「えこひいき」分はなくな
り、マイナスに転じてしまうと論じています。

「自分」というものを確固なもの、世界と切り離されたものとして、立
てれば立てるほどそこから出て行ったものは、マイナスの感情を抱くよ
うになるというくだりは興味を持ちました。

そして、結論としては、人生で迷い、挑戦し、失敗しということを繰り
返しながら、自分で育ててきた感覚を「自信」といい、それが「自分探
し」よりも重要な事だと述べられていました。

やはり人間は「誇りと自信」でそれを育むことが大切なのですね。 


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

         ――― キーは共有化 ―――
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9日間の夏季休暇も終わり、今週から8月後半戦のスタ-トです。長期
休暇明けは、事故やケガの発生率が高いので、くれぐれも安全作業、安
全行動を心がけて、暑さ負けせず、仕事に集中してください。

7月までは、業績をはじめ、企業価値向上に向けた活動も順調にきてい
ます。しかし、「好事魔多し」ですので、慢心することなく、やるべき
事を計画通りに進めていきましょう。

最近は、情報を共有し、政策の意味と自分の役割を理解している社員が
多いので、組織の足並みや実践のスピードが早まり、成果の兆候も早く
見ることができます。やはり、社員への浸透と意思統一が図られていな
いと、どんな構造を作っても、モデルがあっても、形骸化したものとな
ってしまいます。情報共有の広さと質が、社員の役割と責任の拡大につ
ながり、組織成果に結びつくものと考えます。

4月から始めた事も、すでに成果の兆候が出ているものもあります。し
かし、あくまでも兆候であり、目標とする成果には遠いものです。8月
以降、しっかりとその成果を見える形にしていくことが大切です。「良
い感じ」ではなく、「これが良い、あれが良い」と具体的に言われる事
象が、どのくらい積み上がっているのかが、評価の対象となります。

価値とは、目に見えにくいものだと思い込んでいましたが、やはり、目
に見えるものでないと、たくさんのお客さまが認めてくれません。目に
見えて、再現性のあるものを創りあげる価値創造力をつけていくことで、
バリューセンターへステップアップしていきましょう。


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【NS九州スチールサービスの現場から】_岩崎社長

      ――― 忙しい時こそポジティブに ―――
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天候の安定しない暑い夏本番。長い休暇が終わり、夏の後半戦がスター
トしました。私もNS九州に赴任して一年が経ちました。

足元、T社新車立ち上げやミル委託加工が加わり、先月度は販売量・加
工量ともに単月で過去最高の量をこなせました。また、少しずつではあ
りますが、小集団活動・プロジェクト・研修等にも忙しい中、時間を取
って活動しております。

そんな忙しい中、あれもこれもに時間を取るのは難しいとつい口に出て
しまいがちですが、「難しいということはなんなんでしょう」。そこで、
「難しいこと」について考えてみると、「難しいことが、無い」と書い
て「無難」と言います。難しいことがない生活は、無難な生活。無難な
生活は、面白くないですよね。

逆に、「難しいことが、有る」と書いて「有難い」と言います。難しい
ことがある生活は、感謝の対象です。日々、自分達を成長させる環境に
感謝をしていくことって素晴らしいですよね。だから、これからも難し
いこと、会社の目標や環境の変化を、喜んで受け入れていきたいと思っ
ております。本来の意味とは違うかもしれませんが、心に響きますよね。

また、見る角度を変えてポジティブに捉えてみると、「勉強も仕事も、
工夫で遊びに」と考えてみれば、「よく遊び、よく学び」という言葉が
あります。もっとも、社会人の場合は、それに「働く」を付け加えなけ
ればなりませんが。

つまり、「よく遊び、よく学び、よく働く」のが充実した人生というこ
とだろうと思います。この3つに共通しているのは何かというと、それ
は「工夫」です。「工夫のない遊び」など、面白くもなんともありませ
ん。勉強も仕事も同じです。自分自身で「勉強の方法」や「仕事のやり
方」を「工夫」するところに「面白さ」があるのです。

「工夫」のない勉強や仕事など「苦痛」以外の何物でもありません。そ
れでは決して、「よく学び、よく働く」ことにはなりません。それは
「イヤイヤ学び、仕方なく働く」にすぎないのです。

一方、「改善の達人」は何事も「工夫」することによって、すべてを遊
びにしてしまうといわれています。勉強も仕事も遊びになってしまえば、
これほど面白い人生はないではありませんか。

NS九州も幸い順調に仕事量も増えてきています。忙しい時こそポジテ
ィブに「有難い」「工夫する」を思いながら残暑を乗り切りたいです。
また、自社の強み・機能サービスで、独自価値を提供し続け、九州マー
ケットのお客さまからの認知を得、CCからSCとしての新たな実践の
フィールドに踏み出していきたいと思っております。

「Challenge The New Stage」のキャッチフレ
ーズのもと、次なるステージを追求していきたいと考えております。

これからもNS九州のご支援を宜しくお願い致します。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.576〕は、2014年8月28日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

夏季休暇も明けました。まだ残暑厳しい季節ではありますが、残りの上
期も張り切っていきたいと思います。
さて、代表のメルマガを読み思い起こしたのですが、私が五十鈴グルー
プに入社したのは、まさに「自信をつけたい」ということが、大きな理
由の一つとしてありました。では果たして、自信を得るための、迷いや
挑戦、そして失敗を自分事として受け入れながらどれだけ蓄積して来れ
たかと問われると、「まだまだ」の一言に尽きます。
一歩踏み出し、思考の限りを尽くして今の自分を越えるという挑戦を、
これからもっと実践していきたいと思う次第です。

                     (編集室/野々村 悠希)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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