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五十鈴メールマガジン〔No.576〕魔女の霍乱
配信日時:2014/09/01 09:20
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2014.08.28発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.576≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
          あと3日で8月も終わります。

         まだ残暑がつづくと思われますが、

        体調管理などにはくれぐれも気をつけて

          上期最後の月を迎えましょう。

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☆No.576 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_魔女の霍乱
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_基本に忠実な高級スーパー?(岩織常務)
┃
┃【ワーレックスの現場から】
┃ ■_懲罰委員会(三谷社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― 魔女の霍乱 ―――
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鈴木貴士です。

月曜日、ドルチェの散歩を済ませ、足を洗うときに魔女に「今日は頭痛
がするので、変わってほしい」と言われました。私が散歩をさせて、彼
女にバトンタッチしてドルチェの足を洗うのが日課になっているのです
が、調子が悪いということなので私が洗いました。

出勤するときも気にはなっていたのですが、娘もいたので、そのまま出
かけました。その日は毎月の診察日だったので、主治医のクリニックに
行き、採血の結果や腰痛の話等をして無事に終了しました。

それからMOSHDで仕事をしてから、丸の内本社に向かったのですが、
会社に着く寸前に秘書から電話があり、魔女の携帯にすぐ電話をしてく
れとのことでした。

私の携帯だと気が付かないかもしれないと思って、緊急度を出すために
会社に電話したのかも知れませんが、私が慌てて電話をすると、魔女が
「頭に激痛が走り、救急車を呼ぼうと思っている」と言うので、すぐに
救急車を呼ばせ、その間に私の主治医に電話をしてどこの病院に担ぎ込
んだらいいか聞くことにしました。

先生に電話すると要領よく進めてくれて、病院に連絡して救急病棟で受
け入れてもらえるということになりました。それから魔女に電話をする
となかなか出ません。

心配しているとやっとのことで繋がり、あれから落ち着いたので救急車
は呼ばずに私を待っているということなので、急いで家に戻り、取る物
も取り敢えず病院に向かったのですが、ドルチェの餌は三食彼女が作っ
ているので、その心配をしています。

そんなことはなんとかなるから、それよりも娘に連絡を取らなければと、
メールや携帯をしたのですが繋がりません。そうこうしているうちに病
院に着き、手続きを済ませ、処置室に入ってから私は別の所で待たされ
たのですが、様々な思いが頭を駆け巡りました。

その間に救急車で急患が次々と運ばれてきます。不安な気持ちでいると、
ストレッチャーに寝かされた魔女が出てきて、「CT撮りに行ってくる
ね」と言って検査に向かいました。戻ってきてから処置室のベッドに一
緒にいたのですが、周りはもう戦場で、頭が痛いくらいはよっぽどのこ
とでない限り後回しになってしまいます。

そのうちにドクターが来て、CTの結果、脳には異常が無いようなので、
痛み止めや点滴を打って、それで落ち着いたら帰宅しても良いというこ
とになりました。というより、本当に急患が多いので、言葉は丁寧でや
さしかったのですが、早く出てくれないかという感じでした。

痛みは完全には引かなかったものの、病院に着いたときは車椅子でしか
動けなかったのが、立って歩ける状態になったので、帰宅しました。

本当にもしものことがあったら私ではどうにもならないことが沢山ある
ので、家庭内危機管理も常に大事だと痛感しました。そして、緊急事態
で犠牲になるのは、ドルチェのように家庭内の弱者であることも分かり
ました。

また魔女とはいえ、病気も事故もあることも肝に銘じました。いつも自
分だけでなく、家族の不測の事態にも留意しなければならないという経
験を今回はさせてもらいました。


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【執行役員が伝えたいこと】_岩織常務

     ――― 基本に忠実な高級スーパー? ―――
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先日新聞を読んでいたときに、『成城石井はなぜ安くないのに選ばれる
のか?』という本のタイトルが目に入り、ふと、数年前に家の近くにオ
ープンした店舗のことを思い浮かべました。

オープン当初は「近くにスーパーがあるし、値段が高くて客が入るのだ
ろうか?」と思っていましたが、意外や意外、結構買い物をする人が多
く、私自身も時々お酒を買うようになっています。

駅前でロケーションが良いからだろうと思っていたのですが、たまたま
「成城石井はなぜ安くないのに選ばれるのか?」という文字が飛び込ん
できたので、その「なぜ」が知りたくなり思わずこの本を買って読んで
みました。

成城石井といえば、「お金持ちが買い物をする高級スーパー」という印
象でしたので、20店舗前後の他の高級スーパー“KINOKUNIY
A”や“ザ・ガーデン”などと同様に、きっと店舗数もそう多くはない
と思っていましたが、なんと100店舗以上もあるのですね。

値段が高く高級品を扱っているというイメージがあって、そう多くは店
舗展開していないと勝手に思っていましたので、この数には驚きました。
しかも、所謂「路面店」だけではなく駅ビル、デパ地下、SCテナント、
オフィスビル、コンビニ跡地など、その立地や規模も多様なことを初め
て知りました。

さて、前置きが長くなりましたが、価格の問題ではないそれを超えるも
のとは一体何なのか? 「なぜ?」が知りたくてページをめくっていく
と、お客さま主義、基本の徹底を全社で共有する、食/商品/サービス
にこだわる、「家庭の味」の本格惣菜、自社企画/開発/製造、風通し
を良くする仕組み、人が店を作るといった様々なものがありましたが、
先ずは「お客さま主義」、そして、「基本の徹底」「食へのこだわり」
「人」がその中核にあるように感じました。

何か「高級スーパー」には似つかわしくないシンプルなものばかりです
が、特に、成城石井には「“基本の4つ”の徹底」というものがあり、
「挨拶」「クリンリネス(清潔感)」「欠品防止」「鮮度管理」の4つ
で、これが顧客との接点の基本中の基本であり最大の経営方針だという
のです。

また、効率よく儲けるのではなく不器用に愚直に兎に角ひたすら顧客が
求めるものに向き合ってきたことで、成城石井が扱っているのは飽くま
で顧客が求めているもの、いいものであり、おいしいものであり、求め
るものが作ってもらえないなら自分で惣菜を作り、ただ高級なものが置
かれているわけではない。だから「高級スーパーではない」とも言って
います。

私たちはついつい高い安いで商品を買ってしまいがちです。品揃えが良
いとか美味しいとか他では手に入らないとか、店が綺麗だとかを余り気
にしないで買い物をしてしまいますが、本当はそういうところに気を配
りながら、お客さまの求めるものは何か? を真剣に考えないといけな
いんだなと改めて考えさせられました。

私たちは、ついつい一足飛びに高い成果を求めたくなってしまうことが
あります。そんなときは背伸びせず「基本の“き”」に立ち返り、「お
客さま」「基本の徹底」「人」といったところに思いを巡らし、目の前
の仕事に取り組むよう心掛けていかなければならないということをあら
ためて思い起こさせてくれました。

私たちも、これまで以上に「なぜ選ばれる?」を意識しなければならな
いですね。


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【ワーレックスの現場から】_三谷社長

          ――― 懲罰委員会 ―――
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桜の咲く頃でした。神奈川の名門コースでお客さまとゴルフをしていた
時のことです。

いつものことで右にプッシュアウトし隣のコースに飛んで行き、林の下
に落ちました。キャディーさんに方向を指示してもらい、残り180ヤ
ードをグリーン方向に打ち上げました。元のコースに戻るとグリーン上
で騒いでいます。

まだパターをしていて、なんと打ち込んでしまったのです。すぐに大き
な声で謝ったのですが収まりません。グリーンまで行って謝罪したので
すが、それでも怒りが収まらず、次のティーグランドでメンバーさんも
一緒になって謝っていただきました。

打ち終わって出た言葉が「懲罰委員会にかける」でした。「えっ! ゴ
ルフ場にも懲罰委員会があるの…!」という感じでした。

お昼休みに再度謝りにいった時には先方のご機嫌も治っていましたし、
キャディーさんの指示のもとルールに沿った行動でしたので懲罰委員会
にもかけられませんでした。

万が一にも可能性があればトライすることはあるかもしれませんが、こ
の場合は見えないリスクを避けるため届かないクラブを持つべきでした。

懲罰委員会といえば、ある方よりお聞きしましたが某運輸倉庫会社は非
常に厳しく、些細なことまで懲罰委員会にかけられ処罰されるそうです。

我が社は性善説でやっているから、と言って甘くなってはいけない。自
らを律する規範と文化をつくらねばなりません。確かに運送業は製造業
と違い、公共の場(道路)を使って仕事をしているわけですから、社会
に与える影響と損害はかなり大きいものなのです。

その分、規則も厳しく罰則も厳しいのが当り前であり、その管理と責任
は個人にも会社にも求められているのです。事が起きてからでは社会的
信用も無くし代償も大きく、運賃は安ければ安いほうが良いという風潮
がありますが、コンプラと安全は一朝一夕にはできず、お金と手間がか
かります。ここの所はぜひご理解いただきたいと思います。

旧ソ連時代の小話に「民主主義の原則」というのがあり、「英国では多
くのことが駄目だが、していいことはしていい。フランスでは多くのこ
とはしていいが、駄目なものは駄目。米国では駄目なことすらしていい
が、ソ連ではしていいことすら駄目である」というものでした。

「英国は法律で規制しがんじがらめ、杓子定規では食べていけず衰退す
る。フランスは文化爛漫、細かいこと言わねばワガママになる。米国は
自由の国、度が過ぎる。ソ連は体制の批判もできない大帝国隠蔽主義」
というところでしょうか。

私を含め、皆さんや皆さんの会社はどのようになっているのでしょうか。
ワーレックスとしてはフランス寄りの英国なんでしょうね。「していい
ことはドンドンしなさい、しかし駄目なものは絶対ダメ」だと思います。

間違っても米国やソ連のようにはなりたくありません。この小話には日
本が入っていないので、皆さんだと日本をどのように表現するのか考え
てみてください。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.577〕は、2014年9月4日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今年の夏は西日本での豪雨により、各地で土砂災害が発生し、大勢の亡
くなられた方や行方不明の方々がいることを気にせずにはいられません。
一日も早く、一人でも多くの方の無事が確認できることを願ってやみま
せん。
暑かった夏も終盤に近づいてきましたが、まだ残暑はつづくものと思わ
れます。体調管理もさることながら、緊急時を想定した対策を疎かにせ
ず、災難を未然に防ぐ環境づくりをしっかりと行うことが大事だと肝に
銘じているところです。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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