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五十鈴メールマガジン〔No.589〕大義なき戦い
配信日時:2014/11/27 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2014.11.27発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.589≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
          秋のぬくもりと冬の寒さが

          入り混じるような天候です。

           今年もあと1ヵ月ですが、

        体調を崩さす、来年に向けた準備を

       腰を据えて行えるようにしていきましょう。

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☆No.589 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_大義なき戦い
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_思いを共有し積み重ねるプロセス(瀬戸執行役員)
┃
┃【五十鈴オートの現場から】
┃ ■_商売(深井社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 大義なき戦い ―――
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鈴木貴士です。

いよいよ解散、総選挙が事実上スタートしました。年末の慌ただしいと
きに、消費税増税の延期を巡っての選挙で、安倍首相は「アベノミクス
解散」というネーミングに自らしましたが、巷では「大義なき解散総選
挙」といわれています。

そもそも、700億円の費用もかけて何故選挙をしなくてはならないの
か。消費税の増税の延期は先の7~9月のGDP速報値でマイナス成長
になったのだから、皆賛成で選挙をする必要がないというのが多くの人
の意見です。

さらに、秘密保護法案や集団的自衛権の行使、原発再稼働の問題等、不
人気でも実行していかなくてはならない課題があるのに、何故絶対有利
な体制下で、自民党の議席を減らすのが間違いない選挙を実行するのか。

ここは国民の一人としてじっくり考えてみたいと思います。そもそも
「大義」とはなんでしょう。日本の歴史の面白いところ「関ヶ原の戦い」
では、石田三成が「大義」をかざして西軍をまとめ、関ヶ原で戦いまし
たが、多くの裏切り者が出て理屈の上では大勝できた戦を落としてしま
いました。

どう考えても、「大義」は三成にあり、まさか、秀吉古来の家来である、
福島正則や加藤清正が東軍に付くとは思わなかったでしょうし、とどめ
は、秀吉の身内であった、小早川秀秋の戦闘中での裏切りです。

そして、西軍の総大将として担ぎ上げられた毛利輝元は大阪城から動け
ず、戦場では毛利軍の吉川広家は動かず、東軍の主戦部隊の徳川秀忠が
戦に間に合わなくても、東軍は勝利しました。どう考えても、秀頼のた
め秀吉の遺言を忠実に守り、策をめぐらしてあそこまで持っていった
「大義」という旗は三成にはありました。

しかし、「勝つ」ということに対しては理屈に走り過ぎたのではないか
と思います。北政所と淀君の確執や西軍をまとめるにあたっての島津家
等に対する感情的な行動等、「大義」があるから自分が正しいのだ、と
いうことで独断専行となり、結局は敗北を喫してしまいました。

結局、人間は「大義」より「勝ち馬」に乗るということですね。まして
や、臥薪嘗胆で何十年も天下取りを我慢してきた徳川家康と、毛利輝元
を担いでいる官僚上がりの石田三成では、人物が違います。秀忠が遅れ
ても、このタイミングで戦を始めるのだという気迫に押されて、西軍に
裏切り者が続出したのです。

さて今回の衆議院選挙ですが、別に安倍首相に「大義」はないとは思っ
ていませんが、大勝負を賭けたのは事実です。そして、その気迫が国民
に伝わるかどうかだと思います。

冷静に考えて、「アベノミクス」は胸突き八丁です。しかし、デフレか
らの脱却はそう簡単なものではありません。そして、財務省は増税をし
たがり、減税はしたくありません。この流れを打ち切るためにも、選挙
は必要と判断したのでしょう。

以前の「郵政選挙」は、小泉さんの気迫だけで自民党は大勝しました。
「殺されてもやる」という気迫に国民は痺れたのです。しかし、郵政民
営化で日本の本質は変わったでしょうか。その後の骨抜き法案や自民党
内の確執で、自民党は政権まで失いました。

そして、民主党の政権はどうだったでしょうか。経済政策では、政府や
日銀は真剣にデフレや円高と向き合ったでしょうか。それを考えると、
まだまだ一般庶民にまで「アベノミクス効果」は出ていませんが、絶対
にデフレに戻るわけにはいかないと私は思うのです。


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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員

    ――― 思いを共有し積み重ねるプロセス ―――
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先週の3連休では長野県白馬村で大きな地震災害が起こり今後のことが
とても心配ですが、地域の防災意識の高さや危機管理がしっかりしてい
たこともあり、速やかな救助活動が実施されていたことは、本当に良か
ったと思います。いろいろな状況の中で責任感を持って役割を果たせる
実行力には見習うべきことがたくさんあると感じます。

また、大相撲の九州場所では横綱白鵬が昭和の大横綱大鵬と並ぶ史上最
多32回目の優勝を飾り、その優勝スピーチは感動的なものでした。横
綱の重責を背負って生きている白鵬関の心のこもった内容でした。日ご
ろの心構え、心のあり方がいかに大切かを改めて思わせてくれるもので
した。

五十鈴グループには長期ビジョン「Will‐Navi」がありますが、
これはグループが実現したい世界観を明示しています。これを実現する
にはグループ社員一人ひとりの熱い思いが欠かせません。

そして五十鈴関東では今中期は「マーケット価値協創企業」を目指して
取り組み、実現したい世界観を全社員が共有化するプロセスや実践の仕
組みが、独自の経営マネジメントシステムとして構築されてきておりま
す。

このプロセスや仕組みが形骸化しないようにいつも注意を払い改革する
ことは大切ですが、社員一人ひとりにビジョンが共有され、その実現に
向けて自分の役割責任を拡大し続け成長することは、それ以上に大切な
ことだと思います。その時その時の思いが積み重なってビジョンは実現
するのだと思います。

今中期のゴールも間近に迫り、次期中期を見据えた取り組みに着手して
いるところですが、思いの共有はすでに始まっています。

来週から12月の年末を迎えますが何かと慌しくなる季節ですので、事
故やケガにはくれぐれも注意を払ってください。寒さも一段と厳しくな
ってきますので風邪予防やインフルエンザ対策はしっかり取るようにお
願いします。普段から規則正しい生活を心掛けて、ルーティンを守るこ
とで良い流れをつくっていきましょう。


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【五十鈴オートの現場から】_深井社長

          ――― 商売 ―――
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先日、異業種の方と話す機会があったのですが、整備業界とは異なる、
ホームセンターの仕入をなさっている方でした。近年は各地方で特色の
あるホームセンター店舗が大手資本のチェーン店へと拡大し、競争が激
しくなってきているとのことでした。

確かに群馬で定番のカインズホームも、県外や都内でも多数見受けられ
るようになっています。また、今までチェーン店舗であった場所が、工
事業者専用のホームセンターへと変わり、早朝などは職人さんでごった
返し、非常に繁盛している様子もうかがえます。

そのような競争下、こちらの会社では高齢者の方々にターゲットを絞り、
販売を展開しているとのことでした。年金の支給日が偶数月の15日な
ので、偶数月の15日以降の平日にシニア層へ10%の割引を行ってい
るそうです。このようなことは、知りもしなかったので非常に驚きでし
た。

この販売を開始してからは、シニア層の方たちがカートいっぱいに商品
を買われ、通常の土日と同程度以上の売り上げを上げるようになったそ
うです。

この話を聴くにおよび、商売とは「機を見るに敏」と教えていただいた
ことを思い出しました。お客さまに合わせて、丁度良いタイミングでご
提供するのが商売の基本であるとご教示いただいたと思います。どちら
かというと私などは、こちらの思いが募りすぎて、お客さまの思いであ
ったり、商売の本道を見失いがちになってしまいます。

オートも予備整備から予測整備への進化を模索したり、メンテナンスサ
ービスから、社内外のお力をお借りして総合的にお客さまの経営に効く
活動をしたりと、サービスの向上を行うべく活動していますが、この商
売の王道を忘れずに、着実にお客さまに必要とされる存在へと進んでい
きたいと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.590〕は、2014年12月4日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

代表が今週のメルマガで書かれている衆院選の話題ですが、これを機に
私も今一度日本の行く末を考えてみたいと思います。そもそも、財政政
策も金融政策も、さらに為替の概念まで考えると、とても「国民に信を
問」われても、回答ができないという風に私など思ってしまいがちです。
しかし繰り返し代表が書かれていることですが、自ら情報を得て、自分
なりの解釈の中でも答えを持つことで、それを他の人と意見交換しなが
らまた別の正解へと近づいていければと思います。

                     (編集室/野々村 悠希)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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