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五十鈴メールマガジン〔No.592〕勝利者無き選挙
配信日時:2014/12/18 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2014.12.18発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.592≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
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         衆議院選挙が終わると、早くも

       与党の次なる動きが1面を飾っています。

      政策の進行スピードが速まるかもしれません。

      私たちも、いかなる外部環境にも適応できる

       グループ企業を目指していきましょう。

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☆No.592 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_勝利者無き選挙
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_変化を感じ取る気配り(山田常務)
┃
┃【ベル・インフォ・テックの現場から】
┃ ■_軍師(山室社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 勝利者無き選挙 ―――
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鈴木貴士です。

注目の衆議院選挙が終わりました。自公圧勝という記事が踊っています
が、本当にそうでしょうか。まず、戦後最低の投票率でした。

マスコミは色々言いますが、折角の国民の権利を放棄する人、特に若者
が投票しないのは残念なことです。YouTubeなどで香港の学生ら
が、日本の若者に選挙に行くように語りかけているものが、数多く投稿
されていましたが、彼らから見れば普通選挙がいかに尊いものかを訴え
たいのでしょう。

私は散歩がてら投票所へ行き、その後近所を結構歩きましたが、それぞ
れの投票所では天気も良く、人がいつもより多く、投票率が高いと期待
しましたが、結果を見て驚きました。

次に、自民党は当初のマスコミの予想では惨敗すると言っていたのに、
事前の調査では、今度は一転して単独で300議席を取るような報道と
なりましたが、現有議席を少し下回る結果となりました。特に、沖縄で
全議席を失ったのはとても大きいことだと思います。

そして、渦中の女性候補も早々と当選を決めましたが、このあと政治資
金を巡る問題を追及されるのは必至でしょう。この人も含めて、大物で
地盤を持っている人は小政党や無所属になっても強いですね。旧自民党
の実力者は世襲との兼ね合いもあるのでしょうが、旧態依然とした、後
援会のシステムで守られているということでしょうか。

そのような中で、「みんなの党」の創業者であった渡辺喜美氏は、父親
の地盤を失う結果となりました。やはり、仲間割れは自滅に繋がります
ね。あと、大金で疑惑があると庶民からは嫌われてしまうということで
しょうか。

民主党は党首が落選するなど、凋落の一途を辿っています。元総理大臣
の菅さんも、比例でやっと滑り込むというような状態で、やはり政権を
取った時の期待の裏切りを有権者は忘れなかったということでしょう。

公明党と共産党は議席を増やしましたが共に組織票を持っており、投票
率が下がったので、結果大きく躍進しました。

公明党は「軽減税率」、共産党は「自民党の暴走を止める」といった分
かりやすい目標で、反自民に対する受け皿になったのだと思います。し
かしある選挙区では、公明党と共産党しか有名な候補者がいないような
選挙区もあって、「住民をナメているのか!」なんてテレビのインタビ
ューで怒っている人もいました。

一強の自民党を政権内でブレーキをかけるのが公明党で、全く反対側に
いるのが共産党で、今回この二党が躍進するのはある程度分かっていま
したね。

思ったより健闘したのは「維新の党」で、数的にはほぼ横ばいで終わり
ましたが、大阪でも伸び悩み苦戦しました。「次世代の党」は惨敗とい
うくらい、議席を減らしました。有名大物議員がいても、党の名前と議
員の年齢を考えると、苦しいですね。ここも「維新の会」との分裂が響
いたのだと思います。

しかし、日本の民主主義は難しいですね。明治から大正にかけては議会
政治が成熟していき、昭和に入っても期待できたのに、世界大恐慌やブ
ロック経済の世界的な動きと、国内では、統帥権干犯問題あたりから軍
部が力を持つことになり、戦争に突入。敗戦後は占領軍に押し付けられ
た憲法や民主主義でやってきたので、冷戦が終了した今日、自分たちの
頭で自分たちの国を考えられなくなってしまったのではないでしょうか。

経済だけが国策ではありません。根本的な国の形、戦後レジームからの
脱却はやはり必要なことだと思います。政権与党には真摯な態度で将来
を見つめ、今後の政権を運営してもらいたいと思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田常務

       ――― 変化を感じ取る気配り ―――
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年末のご挨拶で、お客さまの経営層の方々とお話をする機会が多く持て
る時期となっていますが、今年は特に業界の違いや系列の違いで、今期
の見通しや来期の予測の考え方にバラツキを感じます。

「上期は大幅に計画を上回り、下期は伸び悩んだものの輸出部門や海外
の工場で稼いでくれた。来年度の計画も今期比15%程プラスで考えて
います」と強気で語っていただける会社や、「お客さまのリコール問題
等々で販売が伸び悩み苦戦しています。来年度の計画も国内は今期比1
5%程下回りそうです」と危機感を強く持たれている会社と、格差が伝
わってきます。

例年この時期は、来年度に向け危機意識を語る経営者が多くいますが、
今年は特に我々を取り巻くマーケットの変化を強く感じます。外部環境
がいかに厳しくとも、着実に成長し続けている会社は数多くあります。

先日、TV東京の番組「カンブリア宮殿」で、岐阜サービスセンターの
近くにある貝印株式会社が紹介されていました。

貝印は岐阜・関市で創業した老舗メーカー。日本の刃物産業は衰退の一
途なのに、貝印は驚きの成長を遂げていて、どれだけすごいのかを紹介
した内容となっていました。

貝印のホームページにある社長メッセージでは、「『野鍛冶』の伝統を
しっかりと受け継ぎながら、新しい時代にこたえる進化を続けています」
と語られています。

TV番組の中でも、伝え継がれてきた野鍛冶の魂を、「旬(SHUN)」
というブランドの包丁を生み出し欧米を中心に驚異の大ヒットにつなげ
たプロセスが紹介され、その背景には「気配りしながら変化の気配を感
じる」「人に優しい刃物をつくる」精神が活かされているとありました。

刃物産業には、カミソリや包丁、キッチン用品だけでなく医療用品や業
務用刃物まで幅広くあることを知り、お客さまの立場に立ち常に変化の
気配を感じ取りながら製品開発を続けることで成長につなげていること
に感銘しました。

刃物産業を外部から見ているとあまり変化を感じることはできませんで
したが、実はその変化を感じて先手を打っている会社とそうでない会社
の差は歴然としている事実です。

異業種との交流の機会が増えた我々も、自動車業界だけの変化を感じ取
るのではなく、異業種の変化を感じ取る努力も必要であると考えます。
その姿勢が新たなビジネスチャンス創りにつながると信じています。

この変化を感じ取る能力は危険予知、安全管理の面でも大切だと思いま
す。安全な職場では常に危険予知に対する気配りができています。周囲
のメンバーの動きに気を配り、ちょっとした日常の動きとの変化に危険
の気配を感じ取る大切さを忘れてはいけないと考えます。

年末年始は慌ただしい日々が続くと思いますが、「自分の体は自分で守
る」ことも重要ですが、お互いが相手のことを、いつも以上に気を配り
ながら乗り切ってほしいと考えます。


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【ベル・インフォ・テックの現場から】_山室社長

          ――― 軍師 ―――
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早いもので、師走も半ばを過ぎ、もうすぐ正月を迎える時節となりまし
た。私見による今年の重大ニュースとしては、2月冬季五輪ソチ大会、
3月ロシアのクリミア編入、4月消費税8%、韓国セウォル号転覆、6
月富岡製糸場他/世界文化遺産、7月ベネッセ顧客情報流出、8月西日
本・北海道局地的大雨被害、10月日本人3氏/ノーベル物理学賞受賞、
11月朝日新聞社長引責辞任(従軍慰安婦報道)、12月衆議院選挙等
が挙げられます。

話は変わりますが、NHK大河ドラマ/軍師官兵衛もあと1回で終わり
ますが、ちょっと興味があり、軍配者あるいは軍師のことを調べてみま
した。

諸説はいろいろありますが、軍師は、君主に対して、戦略提言する戦争
のプロ(戦略・戦術立案)として存在し、特に戦国時代では今の人々と
違い、相当占いやまじないを信じていたようで、気象や日取り・方角な
どを占い、出陣の是非や陣の配置等を進言することを重要視したため、
軍配者は、観天望気(天気予報)・吉兆の占い(陰陽師)+戦争の作戦
(兵法)を習得し、将に提言した者を指しているようです。まして一人
ではなく、数人抱えていた戦国大名もあるようです。

軍配者には、大友宗麟の角隈石宗、北条早雲の風魔小太郎、武田信玄の
山本勘介、豊臣秀吉の竹中半兵衛・黒田官兵衛等が挙げられます。

近代では、軍師が参謀に変わり、旧日本軍においては、幕僚の中でも特
に作戦・用兵を担当する将校を「参謀」と呼称し、その他の幕僚と別扱
いにしたようです。

わが社・五十鈴Grでも、現在、次期中期戦略/事業計画を立案中です。
ポイントは、将来に向けての新化を意識した目標を考えておりますが、
難しい課題になることは確かです。しかし、掲げた目標は達成しなけれ
ば、何の意味もありません。そのためにも、良き軍配者(軍師)あるい
は参謀が欲しいと思っております。


●━●━━━「五十鈴グループホームページ」リニューアル━━━●━●

この度、五十鈴グループのホームページをリニューアルしました。

創業者の言葉である「必要な存在になれ」を体現するために培ってきた、
様々なマネジメント技術を紹介する「いつでも、どこでも、あたらしい」
コーナーの他、サービスセンターの現場発で提供しているソリューショ
ン「リアルマネジメントサービス」コーナーや、グループのロジスティ
クスノウハウをお客さまに提供する「ロジスティクスサービス」ページ
を新しく立ち上げました。

実際の工場・オフィスで働く様子をご覧いただける「五十鈴見学ツアー」
もホームページからお申し込みいただけます。ぜひ、この機会にご覧く
ださい。

【主なリニューアルページ】
※以前に閲覧したキャッシュが残り、見え方に不具合が生じる場合が
 あります。PCでご覧の場合は「F5」キーを押していただき、
 最新の状態に更新してご覧ください。

<トップページ>
http://www.isz.co.jp/
<「いつでも、どこでも、あたらしい」コーナー>
http://www.isz.co.jp/brand/
<「リアルマネジメントサービス」コーナー>
http://www.isz.co.jp/service/gvcenter.html
<「ロジスティクスサービス」コーナー>
http://www.isz.co.jp/service/logistics.html


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┏ ■ Voice to Voice!
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┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.593〕は、2014年12月25日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

一段と寒さが厳しくなり、東京でもいよいよマイナスを記録するほどで
す。そんな最中行われた今回の衆院選の結果について代表が総括して下
さってますが、こんなにも大物議員が落選するとは思いもよりませんで
した。有権者の反応は予想以上にシビアだったということでしょう。
しかし自分たちのビジネスで考えると、後になって予想以上にシビアだ
ったねなどと言うわけにはいきません。常に全力で、得るべき認知を得
ることにまい進しなくてはと改めて思う選挙となりました。

                     (編集室/野々村 悠希)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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