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五十鈴メールマガジン〔No.593〕年の瀬や
配信日時:2014/12/25 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2014.12.25発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.593≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
        今日で今年最後の木曜日になりました。

           今年も残り1週間です。

       来年度に向けて、残りの日々を充実させて

           良い年を迎えましょう。

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☆No.593 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_年の瀬や
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_グローバル・バリューとしてのこだわり(黒田常務)
┃
┃【NS九州スチールサービスの現場から】
┃ ■_視野を広げることを意識して(岩崎社長)
┃
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【代表メッセージ】

           ――― 年の瀬や ―――
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鈴木貴士です。

メルマガ読者の皆さま、今年もご愛読ありがとうございました。多くの
皆さまに愛され私も本望でございます。特に株主の偉い方々に読んでい
ただき、何かの折に感想まで言ってくださるので恐縮しております。

今年も慌ただしい年末の会でメルマガを話題にしていただき、本当に嬉
しく思っております。今年は「魔女の霍乱」や、愛犬グレートデーンの
ドルチェの「老犬介護」もあり大変な年でしたが、なんとか無事に年を
越すことができそうです。

歳を重ねるにつけ、論語の「吾十有五にして学に志し、三十にして立ち、
四十にして惑わず、五十にして天命を知り、六十にして耳順(したが)
い、七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰(こ)えず。」とあり
ますが、六十まですべてダメで残っているのは七十だけなので、それに
向かって精進するしかありません。

社長を長くやっていると、知らずと傲慢になるもので「大学」にも「驕
泰(きょうたい)以てこれを失う」とあるように、いつしか暴君的にな
ってしまっているのではないかと気をつけてきましたが、逆にいささか、
「君臨すれども統治せず」をやりすぎてしまっているのではないかと心
配になってしまう事件も今年は会社で散見されました。

殿様的にやっても舐められる、親分的にやっても怖がられる。「子曰わ
く政を爲すに徳を以てすれば、譬(たとえ)ば北辰其のところに居りて、
衆星之に共(むか)うが如し。」と論語にあるように、仁の心から発す
る恕(おもいやり)の政治を行えば、たとえば北極星が真北にあって動
かずに多くの星がそれに向かってくるように、その徳を慕って集まって
くるということを実践してきたつもりですが、独善的にやっていたかも
しれず自己チェックが必要だと思いました。

やはり「論語」や「大学」を常に読み返し修養を積まないと、「論語読
みの論語知らず」になってしまう恐れがあるので要注意です。日本も安
倍政権になり、アベノミクスは胸突き八丁、原発再稼働や集団的自衛権
の行使等難しい問題に直面しており、そういったことから年末の衆議院
解散・総選挙になったわけですが、何と言っても投票率が低いことが我
が国の問題だと思います。

「私の一票では何も変わらない」と言って、投票しないのでは民主主義
が成立しません。腑に落ちないことは良く考え、自分の意見を持ち、そ
れに近い人を選挙で選ぶ、選べることが幸せなのです。

私は社外重役や色々な組織の役職をやっていますが、「五十鈴の常識は
外では非常識」の部分が良い意味でも悪い意味でもたくさんあります。

それぞれの組織は独自の文化を持っています。近年コンプライアンスや
CSRが厳しくなり、なんでもかんでも規制やルールを厳しくする傾向
が強いですが、一番大切なのは好ましい組織文化を構築することです。

五十鈴もそういうことでやってきましたが、独善的にならずに他の組織
から学ぶところは学ぶといった謙虚な姿勢が大切だと思います。

そして積極的に考え行動し、全員参画経営を是非とも前進させましょう。
「意志を確認する」「覚悟を決める」「人の心に火をつける」という、
今年度の「代表からの3つのお願い」の再確認をお願いします。

年が明けるとすぐに年度末がせまってきます。気を引き締めて新年を迎
え、新年度を光り輝く未来につなげましょう。皆さま、良い年をお迎え
ください。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

   ――― グローバル・バリューとしてのこだわり ―――
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早いもので2014年も残すところあと数日となりました。テレビや雑
誌でも今年の重大ニュースなどがよく見られる時季となりましたが、皆
さんにとってはどのような一年だったのでしょうか。

私の個人的な重大ニュースとしては、自身の体重が8kg落ちたことだ
と思っています(あまり気付いてくれる人がいないので自己申告します)。

これは以前お話しした週末のウォーキングをいまだ継続していることと、
毎日体重を測るようにしていることが効いているのだと思います。その
ためかワイシャツのお腹のボタンにも余裕ができ、人間ドックの数値も
良くなり、加えてゴルフのスコアも少し良くなったような気がしていま
す。

自分自身のどうでもいい話はこれくらいにして、年末のご挨拶で訪問し
たお客さまのお話を紹介させてもらいます。

30代半ばの若くてバイタリティ溢れる社長がいらっしゃるそのお客さ
まは、以前「見学が殺到する会社」という企画だったと思いますが、テ
レビで紹介されたことがあり、「超精密プレス」の技術力を売りにして
いる会社で、温度変化や振動の少ない地下11mにプレスの金型工場を
作り、そこで作った高精度な金型を使って超精密な小さなプレス部品を
製造しています。

またプロサッカーチームのオフィシャルスポンサーにもなっていて、そ
のチームは来季J1昇格を決めており、もともと市民チームだったその
チームがここ数年めざましい強さを発揮し、J1への階段を駆け上がり
初昇格を果たしたそうです。

その社長のお話では、「サッカーは対戦できる相手の障壁が低く、実力
が優先されるクラブチームなどは強くなればドンドン上のステージに上
がっていける。最終的には世界屈指のチームとも対戦できるし、世界最
強になることもできる。そんな夢を持てることが自社の目標観とも通ず
るものがあり、スポンサーになりました」とのことでした。

そして、そのお客さまも世界(グローバル)を目指しておりますが、海
外進出するということではなく、日本国内でのモノづくりにこだわり、
海外の企業にも定評のあるその超精密な技術力と、その小さな部品であ
るがゆえに海外であっても物流コストを気にすることなく世界と戦って
いける、とのことでした。

本来マイナス材料が多いと思われている小さな部品に特化することによ
って、物流コストなどの障壁を低くして得意の技術力で勝負するという
ことだと思います。

地元の木材を使用したログハウス風の事務所や、清掃の行き届いたピカ
ピカの木製の床、見学時のアテンダントは海外のお客さまにも対応でき
るように英語も話せると聞きました。さまざまなところのこだわりと徹
底度の高さに感心させられました。

私たちもグローバル・バリューをつくりあげていくなか、もっとさまざ
まなことに興味を持って、こだわりと徹底度を高めていくことが必要だ
と思います。

それでは、良いお年をお迎えください。


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【NS九州スチールサービスの現場から】_岩崎社長

      ――― 視野を広げることを意識して ―――
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今年も残すところあと僅かとなりました。年末の行事にも一段落つき、
年越しの準備は終わられましたでしょうか。

我が社の今年を振り返ってみると、陽気が良くなるにつれ業績も上向き
になってきたのですが、寒さを感じ始めた頃から対面の自動車業界が下
方生産調整に入り、急に厳しさを感じているこの頃です。

また、会社全体は昨年位からやっと全てに安定感がついてきたところだ
と思っていますが、皆さまから期待されているところまではまだまだの
状態です。

そんな現状に変化をつけたいところですが、ベースである委託加工中心
では取決めごとを正しくこなすことが最も大切なため、本当にそれだけ
で良いのかと考えてしまいます。

現状を変えたいと思うのであれば、「思考の切り口、物事の見方・考え
方・捉え方、発想の仕方」を今とは違うように変えていけるような、視
野拡大を図ることが必要だと思いました。

足元で少し環境が悪くなると内向きな言動をとってしまいがちになり、
さらに視野が狭くなってしまいます。視野が狭くなるということは、物
事の見方を「多面的、多角的」に見ることができないということです。

すると、「目先のことしか見ようとしない、自分の考えや知識だけが正
しいと思ってしまう、自分と違う立場の人を理解することができない、
物事の見方や発想が偏ってしまう、自分の考えを人に押しつける、人の
話を聞こうとしない、正論や理想だけで考えようとする」という見方・
考え方しかできなくなってしまいます。

ひいてはことわざにもあるように、「井の中の蛙大海を知らず」に陥っ
てしまうかもしれません。視野が狭くなることで、自身・会社の成長を
阻み可能性を閉ざしてしまうことにもなりかねません。

なお、現状に慣れてしまうのにも注意しなければいけないと思います。
まずはそこに陥らないように気づき、絶えず視野を広げることを意識し
て考動をとらなくてはなりません。

仕事量も落ち着き、物足りなさと歯がゆさを感じる日々が続きますが、
環境がどうあろうとも我が社が健全に発展していくためには、やるべき
ことを着実にやり、考える時間をつくり、考動を変えてみることが大事
だと考えます。

来年は自分たちで「もっと視野を広げよう、もっと違う考え方ややり方
があるかもしれない」を常に意識して、さらに存在感を高め、ファンを
増やし業績につなげられるよう、いっそう飛躍が期待できる良い年にし
たいです。

来年もNS九州スチールサービスを、宜しくお願い致します。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.594〕は、2015年1月8日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今年も年の瀬を迎え来年も間近ですが、皆さんもう来年を迎える準備は
整っていますか。まだの人もあせらず、しっかりと準備を行い良い年を
自らの手で呼び込みましょう。
今年の冬休みは9連休の人も多いかも知れません。長い休みの期間、飲
酒と自動車の運転には要注意です。「飲んだら乗るな。乗るなら飲むな」
を再確認して、安易な・軽率な行動は慎みましょう。

今年も五十鈴メルマガを購読いただきまして、ありがとうございました。
来年も引き続き、宜しくお願いいたします。良いお年をお迎えください。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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