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五十鈴メールマガジン〔No.594〕ちゃんとした仕事
配信日時:2015/01/08 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015.01.08発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.594≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
         明けましておめでとうございます。

       今年は新中期が始まる年でもありますので、

        スタートダッシュに向けた意義ある

         第4四半期にしていきましょう。

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☆No.594 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_ちゃんとした仕事
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_常識を打ち破る(瀬戸執行役員)
┃
┃【ワーレックスの現場から】
┃ ■_困った時は昔話(三谷社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― ちゃんとした仕事 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

皆さま、明けましておめでとうございます。本年もメルマガ共々よろし
くお願いいたします。

この長い年末年始、どのように過ごそうかと思っていましたが、ともか
く太らないようにと毎日3時間ぐらい歩きました。気が付くと、家の周
りには呑川緑道などの散歩道がたくさんあって、それなりにウォーキン
グを楽しめることを再発見したので頑張って歩きました。ちょっと気づ
きを変えることによって、新しい発見ができることが分かりました。

大晦日は墓参りに行こうと魔女と出かけましたが、まず仏花はどうする
かとか、お寺に何かしら持っていくかとか、色々な意思決定が必要にな
ります。結果的に仏花は家の近所の小さな花屋で買うことにしました。

お寺の傍の花屋は高い割にあまり良くないと以前から思っていたので、
家の傍で買ったのですが、結果的に後で色々な花屋を比べてみるとそれ
ほど良い買い物ではありませんでした。

さて、その次にお寺に何かを持っていこうとしたのですが、自由が丘に
住んでいるのでそこで有名な菓子屋か、ケーキ屋さんのクッキーにしよ
うとしたのですが、こちらも数が多い方が良いとか、少しでも高級感が
あるほうが良いとか悩みましたが結局高級感がある方を選び、のしに名
前を書いてもらうことになりました。

番号札を持ってかなり待たされてお土産はでき、袋を持って電車に乗っ
たところ、その袋のシールが曲がって貼ってあることに気がつきました。
私がこれはまずいと、シールを剥がそうとすると、魔女が「やめたほう
がいいわよ、破れたりするから」と言いましたが、私はそっとシールを
剥がし、のしを確認すると、なんと頼んだはずの名前が書いてありませ
ん。

どうも店の中の働きぶりが、客の対応が忙しいのもあって良くなかった
ので嫌な感じがしていたのですが、思いは悪い方に的中してしまいまし
た。いくら忙しいからといって、仕上げのシールを曲がって貼るという
のは「ちゃんとした仕事」ができていないと思い、のしを確認したので
すが、多分ミスをしているのではないかと勘が働いたわけです。

長いこと仕事をしたり社長をやったりしていると、そういう勘はつくも
ので、やるだろうなと思っていると本当にそうなってしまうのです。こ
のときも袋を受け取る前に、「名前入れてくれましたよね」と確認すれ
ば良かったのですが、店内も混んでいたし、老舗の有名店だったのでシ
ールを見るまで気にしなかったのです。

それからが大変。私が「どうしよう、どうしよう」と言っていると、魔
女が「そんなことは簡単よ。コンビニで筆ペンを買って、あなたが書け
ばいいだけのことでしょ」と言うので、私は字が下手だから書いてくれ
と言うと、「こういうものは下手でも、自分で書くものです!」と一喝
され、つたない字を書くことになりました。

こういうときも曲がらないようにとか、字の大きさとかバランスとか、
「ちゃんとした仕事」をしなければなりません。そういう目で様々なも
のを観ていると、「ちゃんとした仕事」をしているところは繁盛してい
るし、ちゃんとしてないところはクレームばかりで、さらに忙しくなり
バタバタになって、結果的にお客さまを失ってしまうのですね。

どんな些細なことでも「ちゃんとした仕事」ができるような年にしなけ
ればならないと改めて思いました。


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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員

        ――― 常識を打ち破る ―――
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明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上
げます。

毎年のことですが、年始の挨拶回りや賀詞交歓会に出向くと干支の話は
つきものです。今年の干支の「未」には、未来への豊作の願いが込めら
れているとのことです。ほかにも羊が群れをなすことから、家族の安泰
を表しているそうです。

今年も変化が激しく厳しい経営環境になりそうですが、社員との家族的
な和をもってしっかりと足元を固めながら将来への布石を打ち、4月か
ら始まる新中期において、実り多い、豊かな果実を手にできるように果
敢に新たなことに挑戦していきたいと思っています。

特に今年は業界常識への挑戦を、全社員と力を合わせて取り組んでいき
たいと考えています。そのためにも、これまでの自分たちの常識そのも
のを疑うことが必要不可欠だと感じています。

個々や組織的な行動はある種の考え方や価値観に基づいていますが、こ
の考え方の前提が間違っていれば行動も間違ったものになります。自分
たちの考え方の前提は果たして正しいものなのか?

これはちょっと前の自販機業界の例えになりますが、消費者が自販機の
商品をどうやって選んでいるかを検証したところ、従来は「左上の商品
からZ型に目線を動かす」というのが業界の常識でしたが検証結果は、
「まず左下を見てそこから横に動く」というものでした。「主力商品の
配置を左上から左下に変えたところ売り上げが20~30%伸びた」と
いう視線が集まるエリアの常識を覆した例です。

わが社でも、年度末にこれまでの組織にあった常識を変えるちょっとし
た出来事がありました。KTO(関東トレーニングオペレーション)と
いう生産性向上を狙った関東独自の取り組みでのことですが、以下はそ
の時の若手社員の学びを引用しています。

「人が少ないから生産性が落ちてしまうということではなく、状況に応
じた具体的な行動をメンバーで話し合い、共通認識を持って取り組むと
停止時間削減につながり、次の作業にもスムーズに移れると感じました」。

KTOでの若手社員の学びの一例ですが、少し補足すると、これまでは
生産ラインに人員減があると、もしくは新人等の若手社員でオペレーシ
ョンすると、必ずと言って良いほど生産性は落ちていました。また、落
ちるのが当たり前という考え方が組織にあったといっても過言ではあり
ません。

特に中堅やベテランになるほど、固定化されたこれまでの常識から抜け
出すことが難しくなるため、そんなことはできないという考えが先に立
ってしまいがちですが、若手社員は良い意味でそのような常識は持ち合
わせていないため、簡単にその常識を超えた発想と行動が取れるのでこ
のような学びを得ることができるのだと思います。

指導は中堅・ベテラン社員がスキルやノウハウを惜しみなく若手社員に
注入するわけなので、考え方をアグレッシブにするだけでも大きな変化
や成果が期待できると思います。

社員一人ひとりが自分の強みを磨き、相互に助け合い支援できるチーム
ワークを発揮して組織の中にある常識を打ち破り、業界の常識を超えて
いける新たな価値を提供できる会社づくりを社員一丸で取り組んでいき
たいと考えています。


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【ワーレックスの現場から】_三谷社長

        ――― 困った時は昔話 ―――
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新年明けましておめでとうございます。
皆さまはどのような新年を迎えられましたか。

私どもの業界にとっては大変に喜ばしい出来事が起こりました。なんと
軽油の価格が大幅の値下がりとなりました。夏ごろには120円台だっ
たのが90円台後半の価格まで下がり、これは私が五十鈴運輸に来た5
年前の価格と同じです。わが社では油価格が10円下がると月250万
円、年間3000万円近くの効果となります。

減要因としては、通常、冬場は暖房も含め世界で需要が多く価格は春先
まで高止まりするのですが、昨年からは皆さまもご存知のようにシェー
ルオイルが増産され、産油国が原油離れを恐れ巻き返しを図るために価
格を下げていることと、実際には3月の期末に向け在庫の消化を各社が
進めているのが急落の現状です。

4月以降はまた元に戻るといわれていますが、足元需要が減退している
中、一服の清涼剤となっております。正月早々ではありますがこの価格
がしばらく続くことを神様にお願いする次第でございます。

話は変わりますが神様といえば、わが社は毎朝、神棚に榊をそなえ、塩
と米と水を献上し二礼二拍手一礼し、それから玄関、トイレ、事務所を
掃除してから外でラジオ体操をし朝礼をするのが習わしとなっておりま
す。私は40年近く行っておりますが、これは入社のときに徹底的に仕
込まれました。

後から会長から聞いた話ですが、昔、この商売を始めるときに三菱商事
にアンチ五十鈴の偉い人がいらっしゃって、中々与信を与えてもらえず
困っていたそうです。その方が北関東を巡回中にお腹の調子が悪くなり
運転手にどこか適当なとこはないかと聞きました。

今のようにコンビニもスーパーもない時代なので困っていたところ、運
転手が近くに「五十鈴の営業所があるからそこで借りましょう」と説明
し事なきを得ました。

そこで初めて五十鈴の営業所を見て、「玄関はもちろんだが人に見えな
いところまできれいにしている、この男(会社)は信用できる」という
ことで与信をいただき会社がドンドン大きくなったと伺っております。

ワーレックスでは五十鈴のみならず各社の配送をやらせていただいてお
りますが、最近お客さまも含め、現場の裏方である材料置き場が汚く雑
然としているところが多く管理も良くありません。

未稼働在庫があちこちにあり、どこに物があるのかわからない、誰が入
出庫するのか管理者もいない。誤出荷でもすれば信用問題にもなります。
切ったら切りっぱなし。大切な会社の資産の管理がこのようなことでは、
儲かる話も儲からず、利益が手から漏れ落ちているような気がしてなり
ません。

ワーレックスや五十鈴倉庫は、材料の入出庫、つまり入口から出口まで
を管理し、総在庫の削減、小さな置き場、効率的な生産で資金に余力を
生み、それを拡販に向けて投資効果を上げる。即ち、ROAを高める活
動をお客さまの生産や業務と一緒になって活動し、成果を上げられるよ
うに努めております。お客さまの「変わるを変える」お手伝いをしてい
ますのでよろしくお願いします。

しかし一方で、上がり待ち、荷下ろし待ちなど待機時間も年々増え、拘
束時間などの問題や、傭車が手配しにくくなるなどの課題も多くありま
す。   

将棋界初の7連覇を成し遂げた羽生善治名人の言葉に、三流の人は人の
話を聞かない、二流は人の話を聞いてもやらない、一流は聞いた話を実
行する、超一流は聞いた話に工夫をするというものがありました。これ
からはトラックも運転手も不足しますので、私どもも世間の声を真摯に
捉え、皆さまと一緒になって改善していきたいと思っております。

会社も人も同じように顔が大事ではありますが、健康があってのもの。
入口と出口の管理をしっかりしスループットを良くし体調を整えて、お
互いの収益につながるように今年も頑張りましょう。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2015.1.7  全員参画型社内報制作ドキュメント
          「社内報[in]制作の現場」更新
     ⇒http://www.isz.co.jp/company/ideamanagement02.html

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       WEBマガジン「五十鈴変革の今」vol.19更新
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   ■テーマ■
      多様な人財の活用を通じた、新たな組織文化づくりに挑戦中

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 多くの企業が人材不足の問題を抱える中で、女性や外国人、
 シルバー人材など多様なバックボーンを持つ人材の活用が急務と
 なっています。
 五十鈴では、今年度より「ハーモネーション(造語)」という
 考え方のもと、現有能力を最大発揮させる「活用」の側面だけでなく、
 その「多様性のマネジメント」を会社全体に活かし、自社の新たな
 組織文化を創造することに挑戦しています。



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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.595〕は、2015年1月15日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

明けましておめでとうございます。今年も、当メルマガをよろしくお願
いいたします。
今年は未年ということで、社内では群れは群れでもチーム力で、経営環
境等の不安要素があってもプラスに変える力を発揮していこうというこ
とで確認し合いました。組織としての力ももちろんですが、私たち一人
ひとりの持ち味を活かして力をつけ、組織の成果に変えるための課題を
しっかりと設定して取り組むことが何より重要だと改めて感じています。

                     (編集室/野々村 悠希)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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