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五十鈴メールマガジン〔No.595〕50年目の真実
配信日時:2015/01/15 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015.01.15発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.595≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
        今まで“こう”と思い込んでいたことが

            あることがきっかけで、

       そうではない事実に気づかされたことって

             ありませんか。

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☆No.595 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_50年目の真実
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_継続のスパイラル(鈴木副社長)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_東京五輪の先を見据えて(神生社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 50年目の真実 ―――
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鈴木貴士です。

去年の大晦日の話はこの前も書きましたが、その夜の部です。大晦日の
夜は、我々子供の頃はともかく「NHK紅白歌合戦」がメインで、その
あと「ゆく年くる年」につながるというパターンが一般的でした。

その後、「輝く! 日本レコード大賞」というのがTBSで始まり、レ
コード大賞、紅白という流れができたのですが、そこに他の民放が「日
本歌謡大賞」というもので対抗したり、格闘技や懐かしのメロディ、あ
るいは大物お笑い芸人のバラエティや人気アーチストのライブとか随分
と色々なメニューが出そろいました。

私ども夫婦の間で未だに語り草の番組は、ともかくどのテレビ局の番組
で年を越すかということで、選びに選んでとある民放の番組を選び、新
年最初の挨拶を誰がするのかと固唾をのんで見守っていたら「オメデト
サン!」と「アホの坂田」が出てきて、がっくりしたことがあります。

今年は早々と大晦日の家での晩さん会が始まり(と言っても魔女と娘の
3人ですが)面倒くさいので、NHKをずっと変えないで新年を迎えよ
うということになりました。

紅白が始まる頃はもうすっかりできあがっていて、お腹も一杯だったの
ですが、年越しそばも食べなくてはならないし、その用意も遅いと大変
だからと魔女はその準備に入りました。

紅白が始まって、白組の3番手は「福田こうへい」という私の知らない
演歌歌手でしたが、「東京五輪音頭」という、1964年の東京オリン
ピックの時、古賀政男先生が作曲して三波春夫が歌って大ヒットした歌
が始まりました。

調子の良い歌で、ほろ酔い機嫌の私は字幕を見ながら一緒に歌いだしま
した。なにしろ「みんなで歌おう!」というのが今回のテーマでしたか
らね。

始まってすぐに、私の目はテンになりました。「ハアーアー、あの日ロ
ーマで眺めた月が・・・」とこう始まったのですね。私は今までなんと
最初の歌詞を「あの日のーまで、・・・」と思い込んでいたのです。

考えたら「のーまで」なんていう言葉は変なのですが、そう思い込んで
いました。50年目にして初めて知った真実で愕然としました。確かに
東京の前はローマで、あの裸足の王者アベベがマラソンで優勝し話題に
なり、日本の体操人が活躍して、次は東京だとみんな楽しみにしていた
わけですね。

だから、前回のローマオリンピックで眺めた月が今日は都の空照らす、
4年たったらまた会いましょと固い約束夢じゃない、よいしょこーりゃ
夢じゃない、オリンピックの顔と顔、それトトント、トトント顔と顔。
と続くわけですね。

それにしても、耳で覚えて間違えている歌は結構ありますね。「ルイジ
アナ・ママ」という昔のポップスがありますが、その頃は日本語の歌詞
にしていました。

「あの娘はルイジアナ・ママ」から始まるのですが、最後が「マールイ
ジアナママ、ロニオリ」とこうなる。正確に言うと「マーイ・ルイジア
ナ・ママ! フロム・ニューオリンズ」なのですが、「ロニオリ」「オ
リオリ」「ノリオリ」とか聞こえるので、適当に歌っていましたね。

中尾ミエの「可愛いベイビー」なんかも「プリティ・リトル・ベイビー」
をやはり、「スチャラカベイビー」と思い込んでいました。

しかし、日本の歌の歌詞で「あの日のーまで」と思い込んでいたのは不
覚でした。50年目にして作詞家、宮田隆さんの思いが初めて伝わった
のでした。ごめんなさい!


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

        ――― 継続のスパイラル ―――
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松の内が終わり正月気分も抜け、心新たにスタートしたことと思います。
10月以降、思わしくない業績となっていますが、皆さん全員でしっか
りと営業活動やコスト削減、業務改革を行っていますので、来るべき時
期には、その成果がきっと表れます。それまで、手をゆるめずに「継続」
して実行していってください。

さて、ここで重要なことは、「継続する」こととは何かということです。
当然、行動を持続させることと捉えることでしょう。「行動」も重要で
すが、その前に、「考える(思考する)」ことを継続しているかが問題
です。

一度考えた結論だけで続けていては、状況変化において効果が薄れます。
やはり、思考を継続することが、目標成果に近づく第一歩です。正解の
無い世界で、最初からベストな答えを得ることは、非常に難しいことで
す。

ベターな答えを導き出し、それを実行しながら、次のベターな答えを導
く思考を続けることです。そうすることで、状況適応の最適解に近づき、
目標達成に向かいます。それとともに次なる目標も見つかり、「継続の
スパイラル」が、そこに生まれると思います。

思考を続けることは、かなり厳しいというか、つらいことです。正解を
求めるクセがついてしまっているので、解でなくても正解と思いたくな
ってしまいます(思考からの逃避)。

正解の無い、あるいは、たくさんの正解があるビジネス社会に生きてい
る私たちは、焦って正解を探し出すことでなく、じっくりと考え続ける
こと、しかもみんなで思考を続けることで、徐々に良い結果を生み、目
標に近づいていくのです。

時間という制約はあるにせよ、基本は思考、思考からスタートしていき
ます。今年も、難問、難関が待ち受けています。良く考え、それを続け
ることで、今年もバリューセンターを目指していきましょう。


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【五十鈴建設の現場から】_神生社長

      ――― 東京五輪の先を見据えて ―――
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東京五輪が決まり、その周辺の道路等のインフラ整備と周辺建築物の新
築、改修工事。そして、リニア工事に伴う関連工事。リニア関連工事の
ボリュームはかなり大きなものになると想定されます。

しかしながら、その工事を施工するにも職人さん不足により、労務単価
の高騰と材料費、運搬費の値上がりは避けられません。予算と工期の数
値的なものが、お客さまと折り合いが付きづらくなっています。

建築業も自動車と同じで組立作業ですので、資材と労務作業をジャスト
インタイム(JIT)で調達できるかが最大のポイントです。現場監督
の管理(仕事)は、多くの材料とさまざまな業種の職人さんをJITで
の工程組みをすることと、その工事施工現場の環境づくりです。その精
度を高めるにはメーカーや専門業の技術革新も必要です。

前回の東京五輪の時もやはり労務がタイトで、工期に間に合わないので
はないかといわれましたが、さまざまな技術革新、イノベーションで乗
り切ったと聞いています。

例としては、ユニットバスがそうです。お風呂場を作るにはかなりの時
間を要します。軽量ブロック、左官、防水、タイル、水道の給水・排水、
電気等さまざまな業種が関わります。またコンクリートやモルタルなど
が固まるまでに時間がかかり、一つ作るのに2~3週間かかりました。

現在、ユニットバスで施工すると床下配管等の準備を除いた組立だけで
は、2~3時間で一つ出来ます。

最近、ホテルニューオータニの改修工事中に当時のTOTO製のユニッ
トバスが見つかったそうです。これは同ホテルを五輪開催に間に合わせ
るために1年5ヵ月という短い工期で造るのに合わせて、軽量の繊維強
化プラスチックを採用し、工場で作って建設現場に運ぶ「プレハブ化」
を実現。ユニットバスの据え付け作業を、わずか3ヵ月半で成し遂げた
のです。

5年後の東京五輪開催にあたり、業界の今までのやり方を見直す時期に
来ていると思います。イノベーションへのチャンスなのかもしれません。
職人・材料の不足による工期延長や突貫費の増加等のリスク低減のため
にも必要になっています。

前回の東京五輪後に、建設不況があったということも忘れてはなりませ
んが、東北の復興事業はその後も続くと考えられますので、直ぐに不況
が来るわけではないと思います。特に道路・上下水道・建物等インフラ
整備は永遠に続きます。このような外部環境を踏まえて、わが社は以下
の3つのポイント強化を行いたいと思います。

【1.ソリューション協創】 

メーカーとの情報交換や各協力会社との連携強化、専門会社としてのノ
ウハウの提供等、協創を進化させます。物づくりという発想で、異業界
の自動車の製造管理なども参考になると思います。建物づくりのプロと
して、お客さまの建物資産の価値向上を図ります。

【2.インフラ整備対応】

最近、工場のインフラ不良による火災事故なども多く発生しています。
生産用機械整備は日々点検などが行われていると思いますが、建物本体
の老朽化のほかに、電気・給排水設備も見直しが必要な部分です。漏電
による事故や給水管の破裂、下水道管からの漏水による地盤陥没等の防
止を行います。JITでの生産を行うためには、このような事故を未然
に防ぐことも重要です。

【3.施工店・特約店としての役割拡大】

当社は、新日鉄住金エンジニアリングの施工店であります。また、岡村
製作所の特約店でもあります。これは、他の建築会社にない強みです。
都市部では大規模な開発が行われ、オフィス需要が伸びています。オフ
ィス家具特約店という機能と併せて需要を呼び込みたいと考えます。

そして、設立後年数を経た建物は経年劣化により、内外装の直しと耐震
工事が必要になります。わが社は耐震工事については、諸官庁の物件だ
けでなく、民間物件も多くの経験があります。

この3つは今までも行ってきていたものではありますが、新築工事を中
心に施工をしていたため、手が回らなかったものもありました。

必要な存在になるには、必要なものを創り出さないとなりません。物を
つくることを楽しみ、工夫を楽しみ、協創を楽しむようになりたいと思
います。これからも、五十鈴建設を宜しくお願い致します。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.596〕は、2015年1月22日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

年が明けて1月も半ばに来れば、そろそろ3月末に向けての準備を考え
なければなりません。そして、3月が近づけば来期のことを想定もして
いかなければなりません。
1年の内でも、最も日が経つのが早く感じられるこの1~3月期ですが
総決算を迎える企業も多く、短さと重要さの2乗でなんとも目まぐるし
く、大変な時期だともいえるのではないでしょうか。
そのことを念頭に置き、今年も充実した1年にしていきたいと考えてい
ます。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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