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五十鈴メールマガジン〔No.597〕成功の要諦
配信日時:2015/01/29 13:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015.01.29発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.597≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
          何かを成し遂げるにあたって、

           師匠となる人はいますか。

       そういう支えとなる人から学び続けることで

      自分の信じた道を進んでいくことができるのです。

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☆No.597 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_成功の要諦
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_選ばれる価値(山田常務)
┃
┃【アイ・コミュニケーションズの現場から】
┃ ■_時計と地図(臼井社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― 成功の要諦 ―――
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鈴木貴士です。

私の敬愛する稲盛和夫氏が、「成功の要諦」という書籍を致知出版社か
ら発刊されました。この本は稲盛氏の55歳から81歳までの講演が採
録されています。

27歳で京セラの起業から第二電電(現KDDI)の創業、JALの再
生までの55年の常勝経営はなぜ可能になったのか。「ど真剣」に経営
に取り組む姿勢こそが重要であるということが、6つの講話から伝わっ
てきます。

「第一講・心と経営」「第二講・なぜ経営者には哲学が必要なのか」
「第三講・安岡正篤師に学んだ経営の極意」「第四講・人生の目的―人
は何のために生きるのか」「第五講・心を高め、魂を磨く」「第六講・
運命を開く道」と続くわけですが、得度までされた稲盛さんの人間的な
完成度を時の流れとともに学ぶことができます。

ドラッカーも経営者としての唯一の資質として「真摯な態度」をあげて
いますが、それを掘り下げて考えさせてくれるのは多くの学者よりも、
松下幸之助さんや稲盛さんのような成功した経営者だと思うのです。

考えに考え抜いて「ど真剣」に実践されたお二人だからこそ、その言葉
は心に響き感銘を受けるのです。思えば私は30歳で五十鈴に入社し、
40歳で社長になり、その後10年間、必死に「ど真剣」にやってきた
つもりです。

そして経営に関する勉強では、このお二人の書籍もむさぼり読みました。
私は経営者として、天性の資質としては足りないものが随分あったと思
いますが、ありがたいことに運も味方してくれて、社長になって10年
後、何とか経営の形が出来てきたところで、「21世紀・経営整合性モ
デル」を明示し、執行役員制を導入し、副社長をCOOに任命し、経営
を任せるようにしました。

もちろんCEOとしての職責は果たしているつもりですが、最近は「ど
真剣」なところは薄れているのではないかと思っています。そういった
意味からも、昨年から「代表塾」というものを始めて、スチールサービ
ス部門の若手の管理職やソリューション部門の若手に、昔話や私が「ど
真剣」に作成した教材で講話をしているのですが、私自身、昔を思い出
して良い刺激になっています。

主に「行動科学」「ドラッカー」「ビジネスマンの父より息子への30
通の手紙」などから抜粋した昔の手作りの資料でやっています。

高度成長に対応すべく、阿修羅のような形相で、強烈なリーダーシップ
で「百万トン体制」を創りあげた会長の後、私は組織文化の変革を前提
に「常識と組織をベースに、より柔軟に、より論理的に、より総合的に、
より体系的な企業経営を目指す」という新社長基本方針を明示し、五十
鈴グループの長期的課題として1.高収益体質への転換(質で稼げる企
業体へ)2.真のCI実現【グル―プ経営の基盤構築】(マインド・行
動・ビジュアルの一元化)3.人材戦略による差別化(人材育成から人
材バンクへ)を掲げました。

あれから20年以上経ち、これらはある程度実現されたと思います。そ
して、2010年に発表された長期経営目標「Will-Navi」に
向けて、2020年を目標に全員参画経営で事にあたっていますが、こ
の稲盛さんの「成功の要諦」にもあるように、「成功する人は成功する
べくして成功している」ということを学び、少しでも魂を磨き、徳を積
んでいくということを実践し続けていこうと思っています。そして、若
い人たちには是非、継続学習の習慣をつけてもらいたいと思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田常務

         ――― 選ばれる価値 ―――
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1月も終わりに近づき、関連団体やお客さまの賀詞交換会もほぼ終わり、
決意も新たに年度末に向けた追い込み、来年度に向けた準備の詰めを進
めています。

今年の賀詞交換会でのトップメッセージは、それぞれ置かれている立場
によって昨年の経営状況の説明部分にバラツキを感じました。しかし今
年の決意や見込みについては、年始ということもあり、今年の干支「未」
をイメージして明るく前向きに語る方が多くいました。

トヨタ自動車の豊田社長も、いま話題の水素エネルギーの「燃料電池自
動車MIRAI(ミライ)の漢字の「未」が今年のキーワードの一つと
なる」と語り、未来に向けたグローバル技術力(競争力)を、新しい形
で作り上げていくと語っているそうです。

確かにトヨタグループにおいて、グローバル競争力向上に向けたグルー
プ会社の再編が進んでいるように思えます。「トヨタが燃料電池車の特
許5680件を全公開したのは、今までの業界の常識を超えた開発競争
を促す極めて異例のケースであり、我が社もグローバルマーケットで選
ばれる独自の技術力が今後の勝ち残りにつながる」と賀詞交で語るトヨ
タ系の部品メーカートップの方も数名いらっしゃいました。

今年の賀詞交換会のトップメッセージでは、ずば抜けた技術力や現場力
の必要性について語り、出席者への理解と協力を求めるスピーチが多く
聞かれました。

五十鈴東海としても、今年のキーワードに「選ばれる価値」があると考
えています。

今までは、お客さまから五十鈴のサービスに対し「良いね」「凄いね」
との反応を数多くいただいていますが、お客さまの購買プロセスを変え、
我が社にとっての新収益につながる意思決定をいただけるケースは、ま
だまだ少ないのが現状です。

残念ながら、「認められる価値」になっていても、「選ばれる価値」に
はなっていないのです。

年始の賀詞交換会でのトップメッセージからもわかるように東海マーケ
ットにおいて、グローバル競争力向上に向けた新たな枠組みづくりが、
今までの業界の常識にとらわれない形で進んでいます。

だからこそ、新たな枠組みづくりの中でも選ばれ続けるためには、どこ
にも負けない社内体質強化を図る必要があります。

そのためには、卓越した人財育成をはじめ、現場力ダントツ化を図るこ
とであると考え、具体的にはダントツのQCD、そしてダントツのサー
ビスや魅力ある機能として選ばれるかを常に意識して行動していきたい
と考えます。


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【アイ・コミュニケーションズの現場から】_臼井社長

         ――― 時計と地図 ―――
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2014年度もあと2ヵ月で締めくくりとなります。年末からインフル
エンザも流行っており、厳しい寒さも続いています。健康管理には十分
留意していきましょう。

この時期は検証と締め、そして新しい期に向けた準備活動で瞬く間に時
間が経過してしまいます。中期経営計画の最終年度でもあり、IVC活
動・IOC活動その他多種の活動を通して私たち自身の成長・進化を確
認する大事な時です。

自ら考え、自らを方向づける時間は強制的に設けないと、日々の忙しさ
を言い訳に手薄になってしまいます。その反動はすぐに悪い方に表れま
す。これまでの経験からもこの時期をどう過ごせたかということがとて
も大切だと自覚しています。計画性をもって過ごしていきましょう。

この時期に私たちはSCへ出向きキャリア面談を行っています。期初に
定めたキャリアマップに基づいて、この一年の自分自身の成長や変化あ
るいは新たに発見した自分自身のことなどを確認します。

環境変化を効果的に活かして自分の価値を大いに発揮し、強みを自覚し
てすでに来期に向けた自分自身の方向性について語ってくれる人もいれ
ば、発揮機会をうまく消化できずに自分自身の成長に物足りなさを感じ
ている人もいます。

毎回思うのですが、自分の成長は自分に責任があるということは皆わか
っています。他責化することなく、自分と向き合うことの大切さを理解
している人は昔とは比較にならないくらい増えたと思います。

ただ、自分自身を管理することが瞬間的で断続的な人と、年間のテーマ
に対して一貫性を持ち継続性ある人の違いは明らかです。

今年は、拠点社員総会でそれぞれの成長時計を描きました。その時計が
ちゃんと時を刻んだ人と、止まったり動いたり、中には無くなってしま
ったりとその時計はさまざまです。

五十鈴のIVC活動は評価を目的としたものではありません。それぞれ
が自分の成長時計を持ち、活き活きと充実した人生を過ごすことができ
るよう相互理解し、支援しあう活動です。

今一度、成長時計とキャリアマップを並べて、今の自分そしてこれから
の自分を考えて欲しいと思います。

大切なのはマップの示した行先にどれほど本気でなりたいと思っている
自分がいるか。そのために今年はどの道をどのように歩もうという意志
が自分の中に存在していたか。

そして、その実現にあたってどれだけ周囲の人々の力を借り効果的に活
かせたかです。一人では無理でも共に切り開こうとしてくれた人がいた
はずです。そういったことも含めて良い振り返りをしてください。

「キャリア」という言葉の語源は、「轍」(わだち)です。轍とは、車
が走ったあとにできる車輪の跡ですね。キャリアは走った跡だけでなく、
これから走る道筋も意味しています。

こんなコースにどのような轍を残したいのか。だから、そこには地図が
必要でそれがキャリアマップです。地図に時計そしてコンパスを携えて
旅をする。何も持たなければ迷子の人生です。

「人生は旅」という表現をする著名な方の言葉もあります。全員旅の途
中です。楽しくわくわくするような旅プランを私もしっかり考えようと
思います。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2015.1.28 安城サービスセンターで普通救命講習を開催
      ⇒http://www.isz.co.jp/news/2015/0128_000220.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.598〕は、2015年2月5日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今号の代表の書かれた内容を読み、目標を設定し、それに向かって真摯
に向き合い、継続して学び続けて事にあたる大切さが改めてわかりまし
た。
経営環境が厳しいといわれる昨今ですが、そういうなかでいかに他社と
の違いを明確にして、お客さまを創造していけるかが大事なのではない
でしょうか。
そして、企業を支える社員一人ひとりが自己のビジョンに向けて学び続
けながら、経営に参画していくことが求められています。
                     
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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