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五十鈴メールマガジン〔No.598〕男子の本懐
配信日時:2015/02/05 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015.02.05発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.598≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
        2月5日は、2と5の語呂合わせで

          「笑顔の日」とのことです。

        最近は暗いニュースが多いですが、

     私たちは私たちで将来のあり姿を明確にイメージし、

         顔を上げて進んでいきましょう。

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☆No.598 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_男子の本懐
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_事業創出モデルの確立を目指す(黒田常務)
┃
┃【五十鈴オートの現場から】
┃ ■_世相と風(深井社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 男子の本懐 ―――
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鈴木貴士です。

今週の日曜日の早朝、衝撃的なニュースが飛び込んできました。ISI
L(イスラム国)に拘束されていた後藤健二さんが殺害されたという映
像の投稿があったということですが、非常に残念だという思いと同時に、
彼が命がけで取材した映像や、自ら最後に「自分の責任で行く!」と言
ったビデオが何回も放映されたことで、彼のやろうとしていたことがあ
る程度理解できました。

そして、私はすぐに「男子の本懐」という城山三郎先生の書籍を思い出
しました。第一次世界大戦後の慢性的不況を脱するために、多くの困難
を克服して、昭和5年に断行された金解禁を遂行した浜口首相と井上準
之助蔵相の話です。

性格も境遇も正反対の二人の男が、いかにして一つの政策に生命をかけ
たか、人生の生きがいとは何かを静かに問いかけた長編経済小説です。

緊縮財政と行政整理による「金解禁」。それは近代日本の歴史の中で最
も鮮明な経済政策といわれています。経済政策的には後になって問題で
あったということになるのですが、それは後講釈で、その当時この二人
が日本のために命をかけたのは事実です。

浜口雄幸首相が首相就任時に家族に語った言葉に、「仮令(たとえ)玉
砕すとも男子の本懐ならずや」とありますが、首相に就任して、途中で
倒れたとしても、もとより男として望んだことである、「男の本望」と
いうことですね。

個人的な希望の実現ではなく、社会的や国家的な意義があり、たとえ命
に替えても、実現させることに大きな意味があるということですが、実
際、浜口首相は東京駅で凶弾に倒れこの言葉を語ったといわれています。
そして、井上蔵相もまた、同じく暗殺されました。

「命がけ」ということに対して、日本人は、先の敗戦の後遺症もあり、
あまり良いイメージを持てなくなってしまいました。難民の子供たちや
戦火の中で暮らす子供たちの悲惨な状況をどうしても伝えたい、組織に
守られている報道陣とは別に、自己責任で危険地帯での取材を命がけで
試み、同胞まで救助しようとした彼の使命感からして、無念ではあった
でしょうが「男子の本懐」だろうと思います。彼は命をかけていたので
す。

彼の死をマスコミがセンセーショナルに伝えたり、政党が政策的に使っ
たり、意図的に利用する動きが出てくるかもしれませんが、我々は惑わ
されることなく、彼が伝えたかったことを知り、それぞれの立場で、世
界の平和に少しでも貢献できればと思います。

人類はいつの世も戦争の歴史です。そしてこの瞬間、多くの子供たちが、
飢餓、病気、戦火のために死んでいくのも事実です。みんながみんな危
険地域に行って、様々な貢献活動ができるものではありませんが、そう
いうことがあるのだということを後藤さんの取材やメッセージから知り、
思いをはせることは重要なことだと思います。

日本は平和で豊かな国です。しかし、北朝鮮に拉致されている人もいま
す。危険地域に目的を持って命がけで行ったのではなく、平和に暮らし
ていた人々が拉致されて、未だにその問題が解決できていないことや、
北方領土返還の問題が全く進展していないことも忘れてはなりません。

後藤さんの死を受けて、後藤さんに関係することばかり知るのではなく、
真剣に我々が関心を持って、声を上げていかなければならない問題があ
るということだけは知らなくてはなりません。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

    ――― 事業創出モデルの確立を目指す ―――
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2015年になって初めてのメルマガです。2月に入ってしまい新年の
挨拶もおかしいので控えさせてもらいますが、今年もよろしくお願い致
します。

ちょうどこの時期は、IOC活動のまとめに入っているころだと思いま
す。今回の発表は3年中期の最後で、まとめになる発表会です。この3
年間で様々な成長、進化があったと思います。しっかり活動や成果を振
り返り、今中期の締め括りに相応しい、また次の中期に繋がる発表がで
きるようにお願いします。

また、先日グループの次期中期戦略や来年度基本方針が発表され、各拠
点もまさに今策定している時期であり、近いうちには各拠点の次期中期
戦略や来年度基本方針も発表されるタイミングです。

来期以降は、サービスセンターを目指した今までの活動のただの延長線
とは違い、グローバル・バリューセンターに向けて新たな価値観・世界
観に変えることも必要となり、さらなる活動のレベルアップ、変革が求
められます。その方向性が自分たちの活動にしっかり落とし込めるよう、
今のうちからの準備をお願いします。

話は変わりますが、私はネットでのショッピングをよく利用しています。
最初は体に合う大きなサイズの服がないことが理由で、ネット上で探し
て買ったことが始まりでしたが、今ではゴルフのウェアや道具、そして
オーダーのスーツやワイシャツも、あらかじめ採寸登録してあるサイズ
データにネット上で生地とデザイン等を選択入力しての注文をしていま
す。価格も通常のオーダー服よりは割安になっているようです。

他にもお取り寄せグルメやお中元、お歳暮なども、ネットショッピング
で自宅に居ながらにして買物できるので、便利に利用しています(最近
ではこのネットショップ用の物流倉庫が圏央道沿いなどに多数建設され
ていて、自動倉庫用の部材等で鋼材を使用しており我々の商売にも少な
からず関係しています)。

先日もネットを見ていたらご当地ラーメン特集なる企画をやっており、
思わず色々な地方の面白そうな袋麺を選び十数個購入。袋麺としてはや
や高めの価格でしたが、企画の面白さと是非味わってみたいとの思いで
ついつい購入してしまいました。

後からそのサイトをよく見ると、ヤフーとアスクルのコラボで運営され
ているサイトのようで、多様化している個人の欲求や価値に対応するた
めにつくられたのだと感じました。やはり購入するかどうかは、その商
品や企画に価値を感じられるかですよね。

五十鈴中央の次期中期では「事業創出モデルの確立」を目標にしていま
す。お客さまに価値と感じてもらえるサービスやモデルを創り上げ、新
事業を創造できるように、来期は価値発揮フィールドを拡大していきた
いと思います。


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【五十鈴オートの現場から】_深井社長

         ――― 世相と風 ―――
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皆さん、いかがお過ごしでしょうか? 気候も極端に寒くなったり、春
の日差しにあふれる日もあったりと、冬の中にも段々と春を感じさせる
雰囲気ですが、体調管理は難しいのでお互いに気を付けましょう。

国外では、後藤さんがISILで拘束され湯川さんと共に殺害されると
いう痛ましい事件が発生したり、国内でも小学生の女の子が殺害される
など、殺伐としたニュースが駆け巡っています。

グローバルサービスを目指す我々にとっても、また、一人の親としても
どちらも他人ごととしては捉えられない思いがあります。他人に自分の
人生を奪われる気持ち、そして残された家族の思いなどを思うと、とて
もいたたまれない気持ちになってしまいます。心よりご冥福をお祈りし
たいと思います。

このような殺伐とした世相の中、オートに春風にも似た新しい風が吹い
てきました。

従来、五十鈴オートはグローバルというより国内、それも地域での活動
が主であり、グローバルという単語の実感が乏しかったのですが、お客
さまより輸出向けの検査業務のオファーをいただきました。

ケニアに輸出する車両は事前に検査が必要なのですが、今までの検査場
は港湾付近にあり、輸出車両の供給地域でもある北関東から長距離の陸
送が必要でした。しかし、いざ検査に持ち込んでも不合格となれば内陸
へ持ち帰るという非効率な状態だったため、内陸の検査場として五十鈴
オートに白羽の矢が立ったのが経緯です。

ご紹介いただいた陸送企業のお客さまはオートと古くお付き合いのある
方で、地元地域へのサービス拡充に社員たちがお伺いしたところご相談
いただき、実現の運びとなりました。

五十鈴オートに訪れたチャンスを今までとは違ったサービスとして、社
員みんなで安定した実績をつくりたいと思うとともに、前述のような、
従来の日本的な慣習が通用しない部分をしっかりと受け止め、新たな企
業への変革につなげようと思います。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2015.2.4  アイ・ティー・シーが、工場向けネットショップ
     「SIF Store」をオープン
     ⇒http://www.isz.co.jp/news/2015/0204_000221.html
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┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.599〕は、2015年2月12日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

代表のメルマガの最後に、「関心を寄せて知る範囲を広げる」という趣
旨のことが書かれていましたが、ニュースで取沙汰されているものを読
んで知ることはできますが、そうではないものを知るというのは、難し
いものです。
例えば五十鈴においても、各社の中期や基本方針などは知ることができ
ても、現場で現実的に起こっていること・取り組んでいること、期待し
ていること・悩んでいることなど、分からないことの方が多いものです。
しかし、その現実までお互いが理解した上で協創関係を強めることが、
グループの進化につながるものと思います。
   
                    (編集室/野々村 悠希)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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