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アクアエンタープライズの重です。
前号で、わたしの大好きなヨミタンリゾート
ホテル日航アリビラをご紹介させていただきましたが、
何がそこまで私を惹きつけるのかというと、
建築、空間、従業員、食事と、「非日常」を最大限に演出する
すべてが揃っているからなのだと感じています。
リゾートホテルに必要なのは、まさに非日常。
私のフィールドであるスパを考えたとき、
リゾートスパに必要なものも、やはり非日常なのだと思います。
そこで今号では、リゾートスパをつくるときに
大切にしたいことをお届けしたいと思います。
ぜひ、最後までお付き合いください。
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■第184号■今号でお届けするのは…
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01_重コラム:非日常のリゾートスパに求められる、空間と時間
02_Let's enjoy aroma!:アロマで森林浴気分~トドマツ
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01_重コラム:非日常のリゾートスパに求められる、空間と時間
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リゾートホテルのなかにあるリゾートスパは、
街中にあって、日頃のメンテナンスに利用するデイスパとは、
やはり大きく違うのではないかと思うのです。
リゾートスパに必要なのは、なんといっても非日常。
ちょっと想像してみてください。
少し長いお休みをとったあなたは、
日常のせわしなさから離れ、癒しの時間を過ごせたらと
沖縄のリゾートホテルを旅先に選びました。
ホテルにチェックインしたあなたは、
どうせなら最高に癒されたいと
リゾートホテル内のリゾートスパを予約しました。
いざ予約時間にスパへ行き、受付についたとたん、
「今日の予約は、〇〇コースですね」とすぐに
施術室に通され、着替えて、そのままトリートメントに入る…
もちろん悪くはありませんが、
これでは、都会のデイスパと変わらないと思うのです。
非日常を演出するには、やはりそれなりの空間、
時間が大切だと私は考えています。
受付後は、まずリラクゼーションルームに移動し、
ゆったりと時間をかけてカウンセリングを受け、
アロマなどを選んだり、ハーブティをいただいたり。
そのあとは、海岸線が見えるようなジャグジーやサウナに入って、
また少しリラクゼーションルームで休み、
副交感神経が高まってからようやく、
「では、トリートメントに入りましょうか」と、施術室に移動する。
トリートメントのあとも、またゆったりとリラクゼーションルームで
余韻に浸ってから、チェックアウトをして部屋に帰る…
いかがでしょうか。
デイスパとリゾートスパの違いを
なんとなく、想像していただけましたでしょうか。
リゾートスパには、デイスパにはない、
あるべき空間、あるべき時間構成があると思うのです。
機能や効率ではなく、
非日常の、くつろぎと癒しをどう演出するのか。
リゾートスパをつくるときに、この視点は忘れてはならないと
私は考えています。
▼アクアエンタープライズのスパ設備
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02_Let's enjoy aroma!:アロマで森林浴気分~トドマツ
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アロマセラピストの森安です。
北海道の大自然の主役となる樹、トドマツ。
クリスマスツリーをイメージしてもらえるとわかりやすいですが、
トドマツもモミの木の仲間で、一年中緑の葉を落とさない常緑樹です。
木々の林の中で、立ち止まって深く息を吸い込むときのように瑞々しい香り。
樹の香りって、本当に心が落ち着きます。
私がトドマツの香りと出会ったのは、5、6年前でしょうか。
植物の専門家の講座に参加して、講師の方が入手されたという、
トドマツを見せてくれて、枝葉をスプレー容器にいれて
無水エタノールと精製水で、芳香浴スプレーを作りました。
生のトドマツに触れたのは初めてだったのですが、
濃い森のような、ほのかに甘さもある樹の香りに、
すっかり魅せられてしまいました。
森に行くと誰もが、深呼吸をしたくなるようないい気分になったことがあるかと思います。
まさにそんな気分を都会で味わえたのです。
まさしく、森林浴のアロマセラピー効果ですね。
それ以来、私の中ではトドマツの透明感ある香りが、
森林浴の香りとしてナンバー1です。
精油の効能に目をむけても、
空気を浄化させる作用が高いことから、
注目されている和精油のひとつになります。
さらには花粉症対策にも効果があるといわれています。
トドマツ精油がスギ花粉をコーティングして、
アレルギー物質の働きを低減するという研究結果もあるのだとか。
アロマスプレーや芳香浴、マスクに、ほんの少しつけるのも良いでしょう。
また、樹の香り同士をブレンドして香らせるのもオススメです。
例えば、クロモジやヒノキとの相性は抜群です。
爽快さを感じる森林の香りブレンドは、
いつもいる場所での気分転換や
空気がこもりがちな空間におすすめです。
森の中にいるような、安心感ある香りをお楽しみください。
皆さまの心に、森の香りが届きますように。
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