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五十鈴メールマガジン〔No.613〕初心を忘るべからず
配信日時:2015/05/28 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015.05.28発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.613≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
       いつも何気なく行っていることについて、

     初めて行ったときの緊張感や期待感みたいなものを

      忘れていることに気づいたことはありませんか。

      初心の大切さについて振り返ってみることは
  
          いつでも重要なことですね。

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☆No.613 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_初心を忘るべからず
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_脳の若返りとやる気の効用の共通点(黒田常務)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_QMS審査対応結果から(川合社長)
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【代表メッセージ】

        ――― 初心を忘るべからず ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

久しぶりに、東京都神社庁が毎月出している「生命(いのち)の言葉」
を紹介しましょう。

5月は「世阿弥」の言葉で「是非の初心を忘るべからず、時々の初心を
忘るべからず、老後の初心を忘るべからず」というものですが、解説に
は「物事をはじめた未熟なころの初心を忘れてはいけない。それぞれの
成長段階における初心を忘れてはいけない。老境に入った時の初心を忘
れてはいけない。人生は常に新しい初心との遭遇で、これら初心の積み
重ねが無限の可能性につながるのである」と書いてあります。

昔、このメルマガでも紹介しましたが、東京ディズニーランド(TDL)
のショーダンサーは「初演の感動」をお客さまに与えられなくなるとオ
ーディションで落とされると聞きました。

自分が感動していなければ、お客さまに感動を与えられないということ
でしょうが、本当にそうだと思います。慣れてしまって緊張感がなくな
り、マンネリ化するのがもっとも戒められるのですね。

さて今週の日曜日、私の大学のゼミの先生と同窓生10人で、私の同級
生で6年前に亡くなった友人のお墓参りをしました。七回忌ですが、そ
ういう堅苦しいものではなく、カジュアルな格好でお参りしてから昼食
を共にしたのですが、年代を超えたゼミ生の集いは楽しいものになりま
した。

私は第1期生でしたが、その後の人生を考えると自分の原点は何処にあ
るのかと考えた場合、このゼミもある種の原点ではないかと思うように
なっていました。

どう考えても、生まれたときは今でいう「低体重出生児」の仮死状態で
生まれて、小さいころは病気ばかりしていたのに、健康になり、いろい
ろあって、中学から大学2年までは引きこもり系になったものの、魔女
と遭遇してから運がついて、こうして社長をやったり、褒章をもらった
りして、ありがたい人生を過ごしています。

絶対に運が良いのは魔女のお蔭ばかりではなく、ゼミの恩師の先生の影
響もあるのではないかと思い、今回とっておきの質問を先生にしてみま
した。サブゼミの1回目に先生が私を突然委員に選んだ理由が今もわか
らなかったからです。

すると「そんな気がした」というのが先生の答えでした。そういう雰囲
気が出ていたとか、後でそのような話になったのですが、ともかく私も
先生も初心の緊張があったのは事実です。

その後、縁あって第1回目の卒論発表会を五十鈴の六郷本社の役員会議
室を借りてやったりして、いろいろ思い出があるのですが、先生も勇退
され、現在は名誉教授になっておられますが、先生や年代を超えたゼミ
生と接してみると、なんとなく自分の初心が理解できたように思えまし
た。

先生は「決して怒らない、押しつけない」。今回もそうですが「堅苦し
くなく、緊張させない」。ですから、学校のカラーとか学部の特徴みた
いなものは一切なく、メンバーの職業や生き方もさまざまでした。

私の学生時代は学生運動が激しく行われ、学校が閉鎖されたり、デモが
行われたりしたのですが、今や平和な学院で卒業した人数の方がはるか
に多いのは良いことですね。

考えてみると、先生と15歳ぐらいしか離れていなかったなんて当時は
思ってもみませんでした。お母さまの介護をされ、ご苦労をされたよう
ですが、それを通してご自分も老境に入った今、こうして巣立っていっ
た多くのゼミ生を見つめる眼差しはあのころの初心を思い出しているよ
うでした。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

    ――― 脳の若返りとやる気の効用の共通点 ―――
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先日ゴルフに行ったときのことですが、その日はいつもよく使う自宅か
ら20分程度で行けるゴルフ場で、朝支度を終え、出かけようとしまし
たが時間がまだ少し早いので、昨晩家内が植木に水をやるのを忘れたと
言っていたのを思い出し、少し点数稼ぎでもしようと植木に水をやって
からゴルフ場に出かけました。

ゴルフ場に着き、いつものようにゴルフクラブを下ろす場所で車のトラ
ンクを開けたところ、なんとトランクは空っぽ。ゴルフに来たのにゴル
フクラブを忘れる大失態。時計を見るとスタートまで40分弱。そのま
まゴルフクラブを取りに自宅へUターン。

結局、スタート時間寸前にはゴルフ場には戻れたものの、2組ほど後に
回され、同伴者には多少迷惑をかけながらもなんとかスタートすること
ができました。

考えてみると、普段は行わない植木への水やりを行ったため、玄関脇の
物置からゴルフクラブを出すことをすっかり忘れてしまったのです。私
たちの仕事でいうところの「イレギュラー作業」です。普段と違う行動、
イレギュラー作業を行うときにはしっかりと何をやるべきか意識して行
動しないと大変なことになりますね。

そういえば、最近ゴルフ場に行ってから帽子やベルトを忘れたことに気
づくことが何度かありました。特になくてもなんとかなるモノなので、
困ることもなくあまり気にも留めていませんでした。

しかし、今回のことでちょっとした物忘れなどをなんとかできないもの
かと思い、「老化する脳しない脳」の特集を組んだ情報誌を購入して読
んでみました。

内容は食事法や脳トレなどさまざまなことが書かれていましたが、やは
り適度な運動と欲(目標観)を持つこととやる気によって若返るとのこ
とでした。

ちなみに怒りの感情は脳内の血流量が増え、老化の一因になるそうです。
私もゴルフのときはなりゆきまかせでなく、もっと高い目標観を持って
欲を出してやり、脳の若返りにつなげて物忘れのないようにしていきた
いと思います。

早いもので新中期が始まって2ヵ月が過ぎようとしています。万全の準
備をしてロケットスタートを切ろうと考えていたと思いますが、各SC
とも思っていた以上に苦戦しているように感じられます。

販売環境が思わしくないことはありますが、環境やなりゆきに流される
ことなく事業計画の目標達成に向けてやるべきことを明確にして、やる
気を持って実践していかなければいけません。

そして今週末から、いよいよ拠点社員総会が富士SCを皮切りに始まり
ます。この拠点社員総会の準備からグループ社員総会までのプロセスを
通して、前中期での変化・成長を今中期の成果につなげられるように世
界観を変える新たな第一歩としていきましょう。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

      ――― QMS審査対応結果から ―――
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先週、五十鈴グループ/スチールサービス部門の品質マネジメントシス
テム(ISO9001)の定期更新審査が実施されました。五十鈴グル
ープでは1990年代から個別サービスセンターでISO9001の認
証取得を始め、2005年にグループとして統一した品質マニュアルを
制定し、グループ統一での管理体制に変更しました。

統合審査を受け始めて11年目となりますが、今回の審査では軽微な指
摘事項が1件報告され、これを是正して継続登録をさせていただく予定
です。審査員の方々からは指摘事項以外にも毎回いろいろと参考になる
お話をいただき、感謝しているところです。

ITCでは五十鈴グループのQMS(品質マネジメントシステム)の統
括事務局を行っており、日常のQMS実行状況のフォローからアドバイ
ス、審査員の参考意見に対する対応など、継続的改善を推進する役割を
担って業務推進しています。

品質管理に多大なコストを掛けて品質保証をしていくと、結果的にコス
トアップとなり、最終的なお客さまへのご負担になってしまうため、
「お得意さんに誠意をつくそう」という社訓にある通り、結果としてお
客さまに満足いただける経済的な品質保証をしていくという考え方で五
十鈴グループのQMSを構築・運用してきています。

そういう意味では、日常のOJTで教育できる部分やスキル習得は細か
い規定・手順にはせず、運用でうまく行うようなシステムになっていま
す。

2014年度の内部監査でも、“適合確認をして指摘するスタイル”か
ら“有効性を確認して更なる高みを目指す”観点で監査を指示しており、
実際にそのような内部監査を実施していたのですが、審査員からはその
観点での内部監査になっていないように見える、という話がありました。

審査員の方は実際の内部監査実施状況を見ているわけではないため、
「内部監査実施要領書」、「QMS/EMS監査チェックリスト」、
「QMS/EMS内部監査実施報告書」等の記録類を見て判断されてい
きます。

これらの内部監査のプロセスを明らかにする記録類がしっかりと目的的
に丁寧に記述していないと、第三者の目から見た納得性が薄くなってし
まうということで、ITCからの指示事項の記録やそれを受けてのサー
ビスセンター側での記録への反映など、あいまいな部分が一部で出てし
まった結果と受け止めています。

従来通りの運用面は継続して強化しながらも、今までこれで良いと認識
しているQMSの規定・手順・基準をいろいろな観点から見直していき、
よりお客さまの満足や納得性を高められる状態と結果を出せるように改
善する点を見つけ出し、より良いQMSの運用をしていこうと思ってい
ます。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.614〕は、2015年6月4日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

先日、小学校のグラウンドで少年野球のチームが練習しているのを見て
いたとき、ここからもしかしたら将来のプロ野球選手が輩出されるかも
しれないんだなと思いました。今のプロ野球選手の人たちももちろん、
初めて野球のボールを掴んだときはあったはずで、そのときに抱いた緊
張感や期待感などがその後の人生に影響を与えたのではないでしょうか。
プロスポーツに限らず、一般の企業で働く私たちにとっても、初めて仕
事に臨む際に少なからず同じようなものを抱いて臨んだと思います。
今週号の代表の書かれている「初心を忘るべからず」を読み、その大切
さに改めて気づかされたところです。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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