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五十鈴メールマガジン〔No.615〕小さなお店の世界観
配信日時:2015/06/11 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015.06.11発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.615≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
          今週、関東甲信と東海地方が

            梅雨入りしました。

     この間、しばらくは本格的な暑さを回避できますが
  
      真夏の到来に向けて体力をつけていきましょう。

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☆No.615 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_小さなお店の世界観
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_半端なこと(鈴木副社長)
┃
┃【五十鈴オートの現場から】
┃ ■_強みを総動員し、変革し続ける(小林社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― 小さなお店の世界観 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

私の家の近くの猫の額のようなところにパン屋さんが開店しました。パ
リ帰りのご主人が一人でパンを焼いているのですが、これがものすごく
おいしい。この半年ぐらいで、私の家の近くの朝の文化を変えてしまっ
た、と言ったら大げさかもしれませんが、朝からそこのパンが飛ぶよう
に売れるのです。

6時に開店するのですが、クロワッサンが6時10分くらいに焼きあが
るので、家の娘はそれに合わせて買いに行きます。ともかく、パリのよ
うに、その日食べるパンを毎日買いに行くという文化を成立させてしま
ったのです。

さまざまなパンがその時間に合わせて焼けるので、楽しみも倍加します。
最近では予約しておかないと売り切れてしまうので、朝の散歩に行くと
きに予約して、帰りに受け取るというようなことになってきました。

ある日、家から自由が丘の駅の方に歩いていくと、道が下り坂になって
いるので歩いている人が見えるのですが、なんと4人がそこのパン屋の
袋を持っているではありませんか。

近所のコンビニの焼き立てパンはパッとしませんが、こちらは毎日朝か
ら大繁盛で夕方にはほとんど売り切れてしまいます。最近では月曜日、
火曜日が定休日になりましたが、以前は火曜日が不定期だったので、買
いに来て休みでがっかりして帰る人を何人も見ました。

毎朝食べるパンは毎朝買いに行く。パリでそういう世界観を持ったので
しょうね、そのご主人は。ともかくパリの味にこだわっているようで、
バゲットサンドのバターの味がどうしてもパリと違うと、探し回ったり、
工夫したりと、そのこだわりの味が伝わるのですね。

種類も一体何種類あるのでしょう。次々と新製品が並び本当に楽しいの
です。家の魔女などは「今日なんか私、あの店へ3回も行っちゃったわ
よ!」なんて言う始末です。

当然評判になり、車で買いに来る人も多くなり、あの広さだとちょっと
限界ではないかと思ってしまいますが、この世界観を変えてしまうとや
っぱり駄目なのでしょうね。

ブームはいつか去ってしまう。そしてそこからが本番です。多分、近所
の人は、パンを朝食べたいときは朝買いに来ると思います。そういう世
界観を持ってしまったのですから。

さて、今年度五十鈴グループの基本方針は「価値への進化」で、キャッ
チフレーズは「世界観を変えよう」ですが、無理やり変えるわけではあ
りません。

こういう状況を認識したら、どういう風に感じますか?というくらいの
タッチで構わないと思うのです。「パリへ行って、パン屋で修業したら、
パリの人たちはこういう風にして、パンを楽しんでいた」。

そしてその世界観を自分でとらえて、自分の考えているようなお店を開
店し、お客さまが喜んでパンに対する世界観を変え、朝の文化まで変わ
ってしまう。そんなところにも、今期の全員参画経営のヒントがあるよ
うです。

さまざまな日常の出来事も、そういう目で観てみるといろいろなことに
気づくことができます。

戦後70年、日本は敗戦から高度成長で経済大国になり、オイルショッ
クやバブル崩壊、円高不況、リーマンショックや東日本大震災などを経
て、今、失われた20年というものにアベノミクスで決別しようとして
います。

デフレから緩やかなインフレに、世界の中でまた日本は「ジャパン・ア
ズ・ナンバーワン」といわれるような国になるのでしょうか?


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

          ――― 半端なこと ―――
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生来のものなのか、年のせいなのか、最近「すぐやりなさい」「今やり
なさい」と、事を急ぐ傾向が強くなってきています。

そのせいか、みんなの着手するスピードは以前より格段に早くなってき
て、「スピード」を組織行動レベルで実践できるようになってきていま
す。

しかし残念なことは、時として目標成果に到達できないことです。やは
り早くやっても結果が出ないと半端な気分になります。スピードと成果
を一体のものとして表現できなければ、早く着手した意味がありません。

このことは、日頃の問題意識と解決のイメージトレーニングによって、
成果に結び付けられると思います。往々にして想定外のことが起きます
が、これも思考の準備があればクリアできる問題に変えられます。

売り上げのこと、利益のこと、QCDのこと、CSのこと、スキルアッ
プのこと・・・。日頃から時間軸とともに、どうやって結果を出すかを
考え話し合っていれば、案外、できそうな気になってきます。

楽観的かもしれませんが、そういうものと思っています。あとは自分の
甘え(言い訳)を排除できるかです。そして、着手は分かりやすく、容
易なことに取り組むことが成功(目標達成)の秘訣です。

2015年度中期経営計画の期間が2年となっているのは、皆さん承知
の通りです。今までの取り組み方やプロセスで達成できるものではあり
ません。

果たしてどうやって達成するのかは、皆さんの組織力の結集にかかって
います。スマートコミュニティは、そのキーポイントとなります。全員
の参画度を上げて、半端ないバリューセンターへ進化していきましょう。


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【五十鈴オートの現場から】_小林社長

     ――― 強みを総動員し、変革し続ける ―――
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4月より五十鈴オートの社長として着任しました小林です。2004年
に五十鈴運輸・五十鈴オートを兼務して以来、8年ぶりとなります。ま
たメルマガはNS九州スチールサービス以来となりますが、あらためて
よろしくお願いいたします。

さて、現在のグループ各拠点は新中期経営計画のスタート、また長期経
営目標6年目の折り返しの転換期として、GVCに向けて成果・価値・
経営の進化を確認している最中だと思います。

LG部門も先週約250名が集まり、社員総会を行いました。午前に安
全大会を行い、午後より振り返りと成果・進化などの確認と代表講話を
いただき、有意義な総会となるとともに我々が周りに与える影響の大き
さにあらためて身の引き締まる思いでした。

五十鈴オートがLG部門の一員として、前中期で大きく変革できた理由
は、ワーレックスの成長・拡大とともに機能を拡大し、価値を高めてき
たことが要因です。

ワーレックスの拡大に合わせて、小型車両中心から法人のお客さまを中
心に7割弱が大型車両になり、それまでの比率を逆転させました。それ
には各トラックディーラーやヤマト運輸系列のヤマトオートワークスさ
まと提携・連携することで、自らの機能を高め実現してきました。

また、栃木県の壬生に工場を立ち上げ、将来へのステップとして活動中
です。

今期は、五十鈴オートとしてもまた個人としても節目として、さらなる
成果を上げるために、新しい挑戦・仕事・課題に集中していくことが重
要と考えています。

そのためには弱みからは何も生まれないので、利用できる限りの強みを
総動員し、優先順位を決定しなければならないと思います。その基準と
して「未来志向であるか」「独自性があるか」「変革をもたらすか」と
いうことを踏まえながらあらゆる機会を大切に考え、実行していきます。

そして昨日までに行った意思決定の後始末に、今日以降時間と労力を費
やすことのないよう、成果を期待できなくなったものは捨て、過去への
奉仕を減らし、新たなことへチャレンジしたいと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.616〕は、2015年6月18日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今週関東も梅雨入りしました。雨の多いこの季節。ジメジメとしたイメ
ージが強いのですが、効用もあります。一つに水不足の回避。さらには
作物の成長に寄与したりなど。もっと言えば、リラックス効果が挙げら
れます。雨の音は、同じリズムで自然が織りなす音楽そのもの。心を落
ち着かせる効果があります。
そういう風にプラスにとらえることも大事ですね。また、今年は4月か
ら夏のような暑い日が続いていたので、この梅雨の間に本格的な暑さを
迎える準備を万端に整えておくのが重要だと思っています。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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