バックナンバー
五十鈴メールマガジン〔No.622〕一流に触れる
配信日時:2015/07/30 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015.07.30発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.622≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
              夏真っ盛り。

        そしてお盆まで、もうしばらくですね。

        夏休みには、普段行けない行楽地などで、

         良い思い出をつくりたいものですね。

================================

☆No.622 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_一流に触れる
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_日本の「気配り」「気遣い」で新ビジネスを(山田常務)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_気配り(川合社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 一流に触れる ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

いよいよ夏休みの季節ですが、私は幸運なことに先週の金曜日の夜から、
超一流の方からお招きを受けて、お客さまと一緒に軽井沢にゴルフツア
ーに行ってきました。

軽井沢は何十年ぶりで、私は隣の佐久平には毎年行っているのですが、
やはり全然違いますね。いつも新幹線では軽井沢駅でほとんどの人が降
りてしまい、なんとなく寂しい思いをしていたのですが、今回は堂々と
多くの人々と軽井沢駅を降りたのですが、その人の多さとバリエーショ
ンに驚きます。

繁忙期でホテルの手配も大変だったようで、外国人も多く、泊まったホ
テルの半分以上は中国系の人々でした。しかし、高級人気店の寿司屋で
御馳走になりましたが、そういう場所には観光客ではなく、別荘に住む
一流の常連の人たちばかりで、一発でセレブな気持ちになれます。

やはり品格が違う、そして必ず洒落た挨拶を交わしています。類は友を
呼ぶとはこういうことかと感心していると、ホストが持ち込みの日本酒
を取り出し、解説が始まりました。

こういうのも美味しい酒だからというだけでなく、ストーリー性が大切
ですね。どういう知人のどういう関係で取り寄せた酒だとか、それだけ
でその場の雰囲気が盛り上がり、五感で美食をいただくことができると
いうことです。

次の日のゴルフ場も一流ゴルフ場で、素晴らしいコンディションでホス
トとお客さまはシングルクラスなのでこちらは惨めでしたが、やはりゴ
ルフも上手くならないと楽しさが違うと思いました。

ゴルフ終了後はホストの別荘にもお招きいただいたのですが、人をもて
なすというのはこういうことかということを実感しました。やはり、自
宅に人を招待するのは、おもてなしとしては最高ですが、日本人はあま
り得意ではありませんでしたね。

私の子供の頃はお客さまが来られると、お寿司を取ったり、ホワイトア
スパラや蟹の缶詰を開けてと、いつもと違う贅沢なものが出るのでその
残り物を食べるのが楽しみでした。

そして圧巻は、床の間に飾ってあった「ジョニーウォーカー黒ラベル」
を酒の飲めない親父が、お客さまにストレートグラスでもてなすという
塩梅でした。

両親がお客さまをお送りしている隙に、残ったウイスキーを舐めた衝撃
を今でも覚えています。あれから半世紀以上が経ちましたが、お客さま
のもてなしかたも随分と変わり、ホームパーティーなども盛んになって
きたのは良いことだと思います。

結婚してから、私は若い人たちを自分の家に引っ張り込んで騒ぐのが好
きで、魔女もそれこそ魔法のように素早く料理を出すので好評でした。
それから随分と時が経ち、ドルチェを飼ってから家に人を呼ばなくなっ
てしまったので、これから家を整えたら魔女も人を呼ぶのが好きなので、
そういうことになるかもしれません。

今回も奥様が手際よく洒落たオードブルを出してくださり、酒はシャン
ペンやこれまた貴重なバーボン等で幸せな気分になっていると、ホスト
が我々の世代のよだれが出るような、昔欲しかった、エレキギターやウ
クレレ等で歌や演奏が始まり、共感的理解の世界へ飛んで行ってしまい
ました。

しかし前々回も書きましたが、歌や音楽は本当にいいですね。そして、
一番のおもてなしは「夫婦の会話」ですね。初めてで緊張気味のお客さ
まに気持ちが一発でリラックスするような雰囲気になるような掛け合い、
これが一流のおもてなしです。


□■□■========================================================

【執行役員が伝えたいこと】_山田常務

  ――― 日本の「気配り」「気遣い」で新ビジネスを ―――
========================================================□■□■

連日、猛暑日が続いていますが、皆さん、熱中症予防には十分気を付け
ていきましょう。

今さらですが、環境省の「熱中症予防情報サイト」で調べると、熱中症
を引き起こす条件は、「環境」と「からだ」と「行動」によるものが考
えられる、とあります。

「環境」の要因は、気温が高い、湿度が高い、風が弱いなどがあります。
「からだ」の要因は、激しい労働や運動によって体内に著しい熱が生じ
たり、熱い環境に身体が十分に対応できないことがあります。

そして、体温の上昇と調整機能のバランスが崩れると、どんどん身体に
熱が溜まってしまい熱中症になってしまいます。

先週タイ・バンコクを訪問する機会があり、日系企業数社の現状を肌で
感じることができました。

訪問先の各工場で念のため、熱中症対策について質問してみましたが、
年間を通して高温多湿な国で暑さには慣れているものの、工場で働く方
々は水分補給、栄養補給(スパイスの効いた料理)には、日々気を配っ
ているとのことでした。

今回の訪問で感じたタイにおける日系企業各社の現状を幾つか紹介した
いと思います。

I社(2011年の大洪水被害からいち早く立ち直りを見せた企業)の
場合

○従業員確保のため、福利厚生(3度の会社での食事を保障)を充実さ
 せている。
○定期的に日本からの技術指導で、品質管理教育に力を入れている。
○従業員との会話やサークル活動を大事にしている。

N社(自動車のバネ、シート生産における世界トップ企業)の場合

○大掛かりな研修センターを作り、タイ人向け研修施設を充実させてい
 る。安全道場、品質道場、TPM道場、5S道場等々があり、ローカ
 ルスタッフに対する研修プランが全社員を対象に組まれていましたが、
 特に新任管理職研修は重要と考え、指導力UPを考えた教育計画にな
 っており、タイ人がタイ人を指導する仕組みが木目細かくできていま
 した。
○工場内は「見える化」が進み、日本に負けない品質管理体制だとの説
 明がありました。

M社(メタルワンさま100%出資企業)の場合

○自動車会社の外販材の品質要求に耐えうる加工体制ができ上がってい
 る。異常時の3原則「止める」「呼ぶ」「待つ」が徹底されている。
○十分な母材保管能力により高いデリバリパフォーマンスを実現させて
 いる。
○工場内の作業者に対し、基本作業ルールを守らせる仕組みが日本以上
 にできている。

等々。どの企業もグローバル感覚でタイの現状にマッチした勝ち残り戦
略を展開していると感じました。

一方、海外で企業運営する上での悩みごと、例えば「示されたことや命
令されたことはちゃんとこなすが、作業効率を上げるとか、保全方法を
工夫するとか考える習慣がなかなか身につかない」といった声も聞かれ
ました。

五十鈴には今までタイから多くの方が工場見学のために来社され、品質
管理の仕方や5Sの浸透について等のノウハウを学んで帰国されました。

しかし、世界で通用するグローバルバリューを生み出し続ける上でも、
世界の変化に通用する管理ノウハウの提供だけではなく、「自らの手で
築き上げる管理ノウハウ作成プロセス」こそが、新たなビジネスとなる
と改めて感じました。

冒頭に書いた熱中症予防の基本は「自分の身体は自分で守る」ですが、
気配り、気働きでお互いが相手の健康状態を気遣い、注意し合うことが
できるのは日本人ならではの良い習慣ではないでしょうか?

そして、日本の「気配り」「気遣い」といった躾も、極めればタイでの
新ビジネスにつながるのではと感じた次第です。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

          ――― 気配り ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

2015年度も8月を迎えようとしており、1年の3分の1が終了しよ
うとしています。お陰様で今年度もいろいろな仕事をいただき、バタバ
タしながらも充実した日々を送らせていただいているなか、社員の皆に
は健康管理をしっかりとやってもらいたいと思っています。

仕事が増えてくると自然と会食の機会も多くなるのですが、いろいろな
店で食事をするとサービスや気配りに関して勉強になることが多々あり
ます。

ある食事の機会のことですが、6名で早い時間から会食が始まり、とり
あえずのビールの後、焼酎を注文することになりました。メニューから
焼酎のボトルを注文すると、「ボトル1本はないのですが、デキャンタ
で1本分の焼酎はお出しできます」と言うので「それで構わないのでお
願いします」と注文をしました。

会食メンバーと話をしているなかで、多分封を切ってあるボトルが2本
あり、その残りを合わせると1本分になったのだな、という理解をした
のですが、この時点で焼酎のボトルはないということに気付き、早めに
手を打てば良かったのですが、飲む方に夢中になり、ついつい忘れてし
まいました。

6人の酒飲みで飲んでいることもあり、焼酎1本分をあっという間に飲
み干してしまい、追加の焼酎を頼むタイミングとなりました。学生アル
バイトの女性に焼酎をもう一本と頼むと、「ありません」と即座に回答
が返ってきました。

店は始まったばかりで、外はまだ少し明るい時間です。ましてや周りは
商店街で、すぐに買いに行ける状況です。「すぐに買ってきてくれない
か」と言っても反応が鈍く、ついつい大きめの声になり「店長に買って
くるように話をしてきてくれ」とお願いしました。

店長は走って焼酎を買って来てくれ、少しの待ち時間でその場は収まり
ましたが、あまり良い気分にはなれません。私自身が気を利かせてデキ
ャンタで来たときに、次の物を用意しておいてもらえば良かったと反省
しています。

またある昼食時には、料理が出てくるまでに1時間程度かかった店があ
りました。皆で今日はやけに遅いなと話しながら、同行していた方が2、
3回督促には行っていたのですが、どうにもならない状況でした。

待っていると、刺身を一皿持ってくるので、「誰も注文していない」と
言うと「料理が遅くなるお詫びのサービスです」ということでしたが、
刺身を用意する時間があれば先に料理を作ってくれという気持ちになり
ました。

料理が遅くなることもあるでしょうが、通常と違う状況になったとき、
お客さまにどのくらいの時間がかかるかを話して待ってもらうのと、時
間のイメージも告げずに待たせているのは随分と待っている側の心境が
違ってきます。

我々も仕事でサービス提供を行いますが、お客さまの気持ちを考えた細
やかな対応をすることで、随分と相手の気持ちの持ちようが変わってき
ます。また、サービスを受ける側であっても、気を利かせることで、気
分を悪くする機会が相当減るかと思います。

社訓の「お得意さんに誠意をつくそう」の実践や創業者精神の「気の利
く人」になることで、楽しく仕事ができるようにしていきたいとつくづ
く思っています。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 
┏ ■ Voice to Voice!
┃
┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
┃
┃    ┏━━┓
┃    ┃\/┃  mailmaga@isz.co.jp
┃    ┗━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

────────────────────────────────
【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.623〕は、2015年8月6日に配信いた
 します。
────────────────────────────────

☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

8月になれば、お盆の夏季休暇を迎える前のワクワクした気持ちが出て
くるのではないでしょうか。ただし、実際の夏季休暇中はどこに行って
も人出が多く、暑さにもまいってしまい、普段の疲れも解消できないな
んてことにもなりかねません。
そこで大事なことは、夏季休暇をどう過ごすかプランを持って過ごすの
が大事だといいます。仕事と同じで行き当たりばったりではなく、目標
を立てて実践すること。限られた条件下で何をどこまでするか、これを
描いて過ごすのと過ごさないのとでは同じ休暇を過ごしても、人によっ
て充実度に違いが出るというわけです。それにはやはり、身の丈にあっ
たプランを描いてしっかりと過ごすことが一番重要ですね。

                     (編集室/本間 靖啓)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆メールマガジンバックナンバーのご利用は◆
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=BN&gid=1&aid=81

◆メールマガジンの新規ご登録◆
当メルマガを転送でご覧いただいている方で正式に配信を希望される方
は、
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=R1&a=81&g=1&f=1
の所定フォームにご記入の上、お申し込みください。

◆メールマガジンの配信停止◆
今後配信をご希望にならない場合は、大変お手数ですが、このメールに
ご返信いただき、配信停止の旨、お伝え下さい。

◆メールアドレスの変更◆
修正・変更の場合は、大変お手数ですが、このメールにご返信いただき、
修正・変更内容をお書き添えの上お送りください。

================================

 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

 転載を希望する場合は編集室までご連絡下さい。
 mailmaga@isz.co.jp

==ISZ Mail Magazine =====================

 五十鈴メールマガジン ≡No.622≡

======================= ISZ Mail Magazine