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五十鈴メールマガジン〔No.631〕ラグビーに見る世界観
配信日時:2015/10/08 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015.10.08発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.631≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
          イングランドで行われている

           ラグビーワールドカップ。

        日本代表チームが歴史的な勝利を収め、

          ラグビーというスポーツが今、

            注目されています。

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☆No.631 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_ラグビーに見る世界観
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_攻めの与信管理を行おう(小久保常務)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_企業の社会的責任(川合社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

       ――― ラグビーに見る世界観 ―――
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鈴木貴士です。

ラグビーのワールドカップで日本は強豪南アフリカに勝ち、大金星を上
げました。その試合は歴史に残る試合で、各国のメディアも大きく取り
上げました。

こう言っては何ですが、私は秩父宮ラグビー場で試合をしてテレビに出
たこともあるのですよ。どうです、驚いたでしょう。とは言っても小学
生の時で、大学の大きい試合のインターミッションで同じチームの練習
試合をしただけですが、その頃小学校でラグビーをやっていたのが珍し
いので話題になりました。

練習も厳しく、夏は合宿もありましたが、その時に生徒の一人が盲腸炎
で入院したのですが、私は盲腸炎になれば家に帰れると思い、辛い練習
が嫌で念じていたら本当に自分もそうなり、手術することになりました。

しかし一番世界観が変わったのは、知り合いの個人病院に入院したので
すが、家族同様にしてもらい、その時にその家の食生活が欧米流で非常
に驚きました。

今では当たり前のことですが、パンやバター、マヨネーズの料理がふん
だんで、その頃のわが家の食生活とは全く違っていたのです。

それからそれを我が家でも取り込み、痩せていた私はあっという間に健
康的に太ってしまいました。結果、バックスからフォワードに移され、
フッカーを任されました。

その時首を痛め、今でも後遺症があります。その思い出のラグビーが今、
日本中を沸かせていることは非常に嬉しいことです。サッカーが日本で
盛んになった時もそうですが、外国人の指導者の影響が大きく、クラマ
ーさんという優秀な人でした。

今回ラグビーもエディー・ジョーンズという名コーチを招聘して、長期
的にチームを強化してきました。それから外国人選手の積極的な登用も
行われています。

しかし日本チームは本当に強くなりました。そして何と言っても五郎丸
選手のパフォーマンスは観客を熱狂させます。ラグビーは紳士のスポー
ツというように、はしゃいだところが全くないのがいいですね。

あとレフリーが試合をつくりますが、選手は全く文句や抗議をしません。
すべてのプレーがレフリーの判断にかかっていますから大変です。です
からレフリーの癖や印象も非常に大切ですね。

そして激しい試合をしても最後は「ノーサイド」で敵対していたチーム、
メンバーもお互いを称え合うところもラグビーの良いところです。

「One for All,All for One」というように、
全員が一丸となって戦う姿は本当に素晴らしく、ゲーム展開も華やかな
バックスのボール回しも面白いですが、スクラムで前へ前へと押しまく
り、自分を犠牲にしてモールやラックのボールを守りつなげていく姿は
何とも言えません。

そして巨漢に恐れずタックルを挑み、相手を倒す姿は感動的です。今回
の日本の選手は下からのタックルと続いて何人もの選手がフォローする
ので、南アやサモアの巨漢も倒せるのでしょうね。

最後は五郎丸選手に象徴されるキックですが、PKもGKも厳しい角度
でも、ここ一番での確率の高さが求められています。このようにラグビ
ーはチームワークと個人技の多様性が試合を面白くしているのでしょう
ね。

そして試合になれば監督やコーチはあれこれ指示を出さずに、現場では
キャプテンが意思決定するのも特徴的です。南ア戦でのロスタイムでの
PGを狙わずに勝ちに行ったのが象徴的でしたね。日本人のラグビーに
対する世界観が変わったワールドカップだと思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_小久保常務

       ――― 攻めの与信管理を行おう ―――
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初めてIOC発表会に参加しました。経営会議とあわせてあわただしい
一週間でしたが、五十鈴グループの底力を実感することができ、大変有
意義なものでした。

今期の社員総会では、副社長から「グローバルとは何か、敢えてここで
は定義付けずに全員参画でそれぞれのグローバルを実現していこう」と
のメッセージをいただきました。

業界の構造変化を中長期的な時間軸のなかで捉え、自らのコア・コンピ
タンスを発揮しながら、想定されるお客さまのWANTSにさまざまな
観点から応えていく。

この命題に対して理想や概念に終わらずに、現実的な解を見つけていこ
うとするエネルギーが湧き上がってくるのは、また具体的な実績も重ね
ているのは、お客さまやマーケットに一番近いところで、議論や分析を
徹底的に尽くすIOC活動の賜物だと感じました。

3月決算の会社に対する限度は10月1日が更新となるため、9月はI
OC発表会の準備と並行して、限度の更新申請で忙しかった方も多かっ
たのではないかと思います。

さまざまな限度を拝見しましたが、留意すべき点があれば極力具体的に
対応してほしい事項をコメントさせていただきましたので、承認済の限
度のコメント欄の確認をお願いします。

今回は与信リスクの管理に関して、お話をさせていただきます。

会社を取り巻くリスクにはさまざまなものがあります。コンプライアン
スリスクやレピュテーションリスクなどは、日々の会社運営や各人の経
営参画へのビジョンを適切に維持することでミニマイズすることが必要
なリスクです。

一方で、与信リスクは日常の取引のなかでの基本動作として、地道に対
応していくことがリスクミニマイズにつながるものです。

与信先への取引計画と信用状態の判断から適切な限度額を設定した上で、
成約、受渡、回収プロセスのそれぞれにおいて進捗を適切に管理する必
要があります。その観点で、以下の内容はすでに実践済みのこととは思
いますが、改めてお願いしたいものです。

【1.取引先の決算書や信用調査は与信管理情報の一部にしか過ぎない
ということ】

取引先の決算書や信用調査は与信判断(限度設定)する上で非常に重要
な手がかりではありますが、これのみに依存することは危険です。

これらの数字は過去の決算時点の財産状態を示しているもので、これを
ベースに現在(取引している時点)や将来(回収が完了する時点)でお
金が回っているか(回り得るか)、日々取引のコミュニケーションや業
界情報を通じて、診断をしておくことが大切です。

特に会社規模が小さい場合には、相手先へのアクセスを極力増やして、
操業状態を肌で診断することが必要です。与信管理の原点は現場にあり
ます。限度設定完了から真の与信管理が始まるのです。

【2.新規取引の際に十分なリスクミニマイズを図ること】

IOC活動を通じて、新規の取引を創造するべく日夜努力されているこ
とを実感しました。その際、新規取引スキームを固めていくなかで、決
算書の入手や財務インタビュー等を通じて、財務内容や業容を計数的に
把握するとともに、必要以上の与信を与えることにならないかをよく検
討してください。

取引先の一般的な運転資金であれば、本来は銀行などからの調達で負担
すべきものです。取引開始にあたって、決算内容の開示や契約書類等の
締結など、要求すべきことをしっかり確保すること。初めが肝心です。

【3.契約締結や受け渡し確認等の基本動作を徹底すること】

不幸にして信用不安が発生した場合には、法的な整理に従うこともあり
得ます。また他の債権者に比して弱い立場とならないためにも、取引基
本契約他、関連書類を整理しておくことが大事であることは言うまでも
ありません。日々の取引管理を適切に行うことが転ばぬ先の杖となりま
す。

以上、いくつか留意点を列挙しました。取引を通じて収益を上げるには
リスクをまったくゼロにすることは難しいと思います。要するに、取る
べきリスクと取るべきではないリスクを仕切った上で、取るべきリスク
に対しては、積極的な与信管理マインドを持ってミニマイズを図りなが
ら、取引利益を実現していく(CASHとして回収し切る)ことが重要
です。

その観点から何らかお手伝いできることがあれば、どんどんコンタクト
いただければと思います。よろしくお願いします。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

        ――― 企業の社会的責任 ―――
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10月に入り、涼しい日が続いて過ごしやすい季節になってきました。
気温の変動が大きい季節ですので、体調を崩さないような管理を行って
いきましょう。

新中期の1回目のIOC発表会も終了し、2015年度下期活動に向け
た活動をスタートしていることと思いますが、ITCでも10月初旬に
下期キックオフを開催しました。

ITCでは、現場変革の協創パートナー企業となるべく、お客さまの成
果を最大化させられるような「成果創出力の強化」に取り組んでいます。
形を作ればよいというのではなく、実効性ある支援を常に心掛けていま
す。

十数年前にあるお客さまの安全管理に関する支援をしたことがありまし
た。その時は、一週間弱の期間でお客さまの工場での安全診断を行い、
改善点や改善策をご提案させていただいたり、社員の方々への安全教育
を実施させていただきました。

その支援が終了して間もなく、そのお客さまの製品を積んだトラックが
人身事故を起こし、監督署がそのお客さまの工場に監査に入ったのです
が、我々を活用した安全性向上施策を実施していたことも評価され、会
社自体の管理責任は問われなかったということで、お客さまからも信頼
されたことを覚えています。

結果として人身事故を発生させたという事実はあったのですが、企業と
しての取り組み姿勢や実際の企業活動としての施策によって、企業とし
ての責任を果たしているという認識を得られたのだと思います。

しかし、ここ最近はその状況も変わってきているように感じられる事例
も見られるようになってきました。あるローソンの店で、身分証明書の
確認を怠ったとして、当時15歳の少年にタバコを売った元コンビニ店
員と監督責任のあるローソンが「未成年者喫煙禁止法違反」で起訴され、
2015年5月の簡易裁判にて直接販売した店員に罰金10万円、ロー
ソンは無罪という判決が出ました。

9月に高松高裁にて控訴審判決が出て、結果としては元店員もローソン
も無罪となりました。ローソンとしては、タッチパネルの導入に加え、
毎月未成年者への酒やたばこの販売禁止を周知し、確認票に店員の署名
をさせていたため、「事業主としての必要な注意を尽くしていた」と判
断されたようです。

しかし、検察側はこのローソンの施策は形式的なものであり、実効性が
乏しいということで監督責任を追及したということです。今回は事業主
としての責任は全うしているという判断になったものの、今後はさらに
事業主の施策の実効性が問われるようになってくるのではないかと思わ
れます。

企業の社会的責任の解釈範囲は今後も拡大していくものと予想されるな
か、どこまで何をやれば良いのかを悩み続けなければならない状況です。

我々ITCとしては、このようなお客さまの悩みを共感し、一緒に実効
性ある変革を協創する企業となり、世の中の役に立つ会社にならねばと
強く思っています。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2015.09.29 ワーレックスのホームページを開設しました
      ⇒http://www.isz.co.jp/news/2015/0929_000240.html

2015.10.07 全員参画型社内報制作ドキュメント
                「社内報[in]制作の現場」更新
      ⇒http://www.isz.co.jp/company/ideamanagement02.html

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┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.632〕は、2015年10月15日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

秋に入り、スポーツを行ったり、観たりすることが最適な季節となりま
した。
今、イングランドで行われているラグビーをはじめ、さまざまな注目す
べきスポーツの試合が世界中のいたるところで行われています。
そして、小・中学校の運動会も各地域で行われ、父兄も子供たちと一緒
にスポーツに親しんでいる光景を目にします。
スポーツで得られるフェアプレーの大切さやチャレンジ精神などは、幾
つになっても人に希望や勇気を与えてくれるものですね。今後の人生に
プラスの影響を与えていきたいと思う今日この頃です。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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