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五十鈴メールマガジン〔No.633〕父の寝言は「馬鹿野郎」
配信日時:2015/10/22 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015.10.22発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.633≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
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       自分ではなかなか気づきにくいのが口癖。

     ついつい、いつもの調子で出てしまうものですが、

            何かをきっかけに

        いつの間にか言わなくなるようです。

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☆No.633 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_父の寝言は「馬鹿野郎」
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_多様性や独創性を発揮したプロセス変革とともに(黒田常務)
┃
┃【五十鈴オートの現場から】
┃ ■_不正事件を他山の石とせよ(小林社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

      ――― 父の寝言は「馬鹿野郎」 ―――
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鈴木貴士です。

娘が30歳になった時、「震へるやうに」という句集を発刊して、当時、
一般紙にも紹介され少し話題になったことがあります。

「心臓の震へるやうに蝌蚪泳ぐ」という句から題名は付けられたもので
すが、蝌蚪がオタマジャクシのことすら、この父親はわかりませんでし
た。

「小さなお玉杓子が、その尾をぴらぴらさせて泳いでいる様子を、心臓
の動きに例えたのであるが、これはまさに作者の魂の鼓動に外ならない」
と、「序」を書いてくださった先生の解説があります。

この句集は娘がどのような20代を送ってきたかが表現されているもの
で、父親とすれば非常に感慨深いものがありました。句集には私もいく
つか登場していますが、そのなかの一つに、「長き夜の父の寝言は『馬
鹿野郎』」という句がありました。

昔、私は言葉汚く「バカ!」というのが口癖だったようで、30歳で五
十鈴に入ってからその傾向が強く出ていたようです。それは家族全員が
認識していて、何かの機会があるごとに「昔、お父さん、『バカ!バカ
!』言っていたよね」という話になります。

まあ、寝言でも言うぐらいですから、そうだったのでしょう。それがい
つから言わなくなったのかといえば、会社が思い通りに少しずつなって
きてからだと思います。

私と新しい五十鈴を共に築きあげてきた、副社長はじめ、アイコミの臼
井社長たちは、きっと「バカ!」と何度も直接言われたと思います。で
も一番多かったのは、家の中だったのでしょうね。

もともと私は心配性で、すぐに塞ぎ込んだり顔に出てしまうので、周り
の人に迷惑をかけてしまうのですが、この前も魔女と朝の散歩の最中に
「あなた、このごろ『バカ!バカ!』言わなくなったから、ストレス発
散できないんじゃないの!」と言われ、そういえばいろいろな問題をす
べて自分の問題だと捉えるようになっているのに気が付きました。

やはり歳を取り、社長を長くやっているとそういうことになるのでしょ
うか。別に人格が向上しているわけではないのですが、八つ当たりする
のと塞ぎ込むのとは共に人に迷惑をかけることになってしまいます。

イエローハットの創業者の鍵山秀三郎さんは人格者として有名ですが、
「私もこれまでたくさんの困難に遭ってきました。けれども、うちの社
員たちは、そのことに全然気づかなかったと言います。私が困難に遭っ
て暗い顔をしていたら、皆が心配しますね。ですから私は、心配事は人
に伝えないようにしてきたんです。(中略)どうして誰にも言わないん
ですかと聞かれますが、言ったって心配する人が一人増えるだけです。
心配事は人に伝えないということを私は徹底してまいりました」と語っ
ています。

「そして自分の性格はそうであっても(例えば心配性)、その性格を克
服して変えていくことが大切だ」とも言われています。

というようなことを魔女に話すと、「それはあなたは無理よ。むしろ暗
い顔していないで、『バカ!バカ!』言って、発散していたほうが良い
わね」などと言われてしまいましたが、今さらそういうわけにもいかず、
修養を積んで人格向上を目指さないといけないと思っておりますが、一
番効くのはやはり魔女の「喝」ですね。

学生時代の引きこもりの時も、リーマン・ショックで落ち込んだ時も、
やさしい言葉ではなく、「喝」を入れてもらい立ち直ったのですから。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

 ――― 多様性や独創性を発揮したプロセス変革とともに ―――
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グローバル・バリューセンターを目指し、新たなテーマを掲げスタート
したこの新中期も四分の一が過ぎました。数値面での実績では厳しい状
況にありますがIOCの活動発表にもあったようにさまざまな可能性が
見えてきたこの上期だったと思います。

五十鈴中央でもビジラボ推進会議などの討議を聞いていると、今迄とは
違うマーケティングプロセスが展開されていることが感じられるように
なってきています。

これが拠点やSCの方向性やコンセプト、そしてIOC活動とも連動し
てさらに大きな活動となる可能性は拡大しています。しかし成果へのつ
ながりはまだ弱いように感じています。今後のさらなるプロセス変革が
必要となってきます。

丁度今は各拠点でも、IOCのキックオフが行われている時期だと思い
ます。五十鈴中央でも先週末に大和・青梅のキックオフが行われました。
今週末には富士のキックオフが行われる予定となっており、下期のIO
C活動も本格的にスタートします。

キックオフはその時の重点ポイントや活動の進捗状況などに合わせて、
毎回工程や内容を変えて行っています。今回大和・青梅では、ビジネス
仮説力の強化と案件のN数拡大に向けた活動のスピードアップをポイン
トに行いましたが、いつもに増して活発な話し合いがなされていたよう
に感じました。

しかし、ややもすると慣れや思い込みで話し合いが進み、各工程を終え
ることが目的になっているのではと感じられることもありました。これ
はメンバーだけでなくサポートする私たちマネジメント層も同様である
と思います。

先日、今話題のラグビー日本代表のエディー・ジョーンズHCが日本ラ
グビーに対して「規律を守らせ、従順にさせる練習では勝てない」と苦
言を呈したことが伝えられていました。

4年後の日本開催のワールドカップに向けて、次なるステージを目指す
ためにも選手はもとより指導者も、日本の特徴や強みでもあった集団主
義的な取り組みを変えていかなければならないということだと思います。

我々も今期からグローバル・バリューセンターへと次なるステージを目
指して活動を進めています。下期は延長線上の惰性で進める活動でなく
もっと多様性や独創性を発揮して、プロセス変革とともに成果につなげ
ていけるように全員参画で進めていきましょう。


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【五十鈴オートの現場から】_小林社長

      ――― 不正事件を他山の石とせよ ―――
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あまり季節を感じる間もなく10月も後半に入りましたが、日が落ちる
のが一日一日早くなってきたことで、ようやく季節の移り変わりを感じ
る今日この頃ですが、朝晩気温が下がってきましたので体調管理には十
分注意してください。

ラグビーワールドカップでの日本代表の活躍が話題になり、にわかラグ
ビーファンも増えたのではないかと思います。

代表もラグビーの話をされていましたが、私も高校の3年間ラグビーに
熱中していました。1960年代から70年代にかけてテレビで「青春
とはなんだ」「これが青春だ」から「飛び出せ!青春」へとラグビーを
扱った学園ドラマが多かったので、我々以上の年代はファンが多いので
はないかと思います。

高校のときは、猛練習の結果、国体や花園にも行くことができましたが、
チームとしても個人としても体格的には恵まれず、大学まで続けた者は
ほとんどいませんでしたが、私は会社に入り営業担当をしていたころ、
今はないと思いますが岡村製作所さまから誘われてラグビーをしばらく
やらせてもらったこともありました。

ラグビーを通して学ばせてもらったことは沢山あります。人との出会い
もそうですが、やはり熱中し人より努力することで成果が自信となり、
自分の世界観が大きく変わったことだと思っています。

世界といえば、排ガス規制に対する大規模な不正問題が連日報道されて
いますが、世界的大企業でなぜあのような事が起きるのか、会社として
組織として暴走してしまったのか、やってはいけない事に対して意識が
マヒしてしまったのか、利益を優先し企業としての目的を見失ってしま
ったのか、いろいろ原因はあると思います。

よく言われることですが、「利益は企業の目的ではなく、条件であり、
目的は顧客を創造することである」。我々も目的をよく理解し間違えな
いようにし、他の出来事とせず、自分たちの戒めとしていかなければな
らないと思います。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
――――――――――――――――――――――――――――――――
今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2015.10.15 五十鈴の全員参画型経営
        「IOC(五十鈴組織変革)活動ダイジェスト」更新

      http://www.isz.co.jp/company/ideamanagement03.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.634〕は、2015年10月29日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今週の代表が書かれている口癖について、インターネットで調べると口
癖によって、その人の「深層心理がわかる」とか「性格判断ができる」
ということです。無意識のうちに出てしまう口癖ですが、その人の置か
れている状況や抱えている問題などが影響しているようです。
そういう口癖というある種の“信号”に対して、他者からフィードバッ
クをもらったらどう受け止めるか、自己の人生にどう生かしていくかが
やはり大事なことではないでしょうか。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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