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五十鈴メールマガジン〔No.634〕価値ある男
配信日時:2015/10/29 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015.10.29発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.634≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
         自分一人で生きてきたのではなく

       周りの人に支えられて生きてきたという

         ことを思うことはありませんか。

      そういう気づきを与えてくれる人との関係を

        これからも大事にしていきたいですね。

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☆No.634 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_価値ある男
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_おもてなしの心から学ぶ(瀬戸執行役員)
┃
┃【五十鈴ビジネスサポートの現場から】
┃ ■_ハロウィン(牛島社長)
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【代表メッセージ】

         ――― 価値ある男 ―――
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鈴木貴士です。

先週の土曜日、小学校お受験の頃からの親友とゴルフをしました。この
前メルマガに書いた、小学生ラグビーチームの彼はキャプテンでした。

中学から彼は名門の私立学校に進みラグビーも続け、大学でも活躍しま
した。家も近所で、引っ越してもまた近所という具合に縁があったので
すが、彼の人生と私の人生があまりにもネガとポジなので面白いという
かなんというか、これが人生というものだろうと思います。

彼はエリート人生まっしぐらで、ほとんど失敗が無いように見えます。
でも実はいろいろな失敗もしていますが表に出てこないのです。勉強も
子供の頃から良くできるし、何をやらせても下手なものがないのです。

唯一彼にとって悔しいと思えるのは、1年から6年までの運動会の徒競
走で私がすべて1位で彼が2位でした。それもぶっちぎってですから面
白いはずはありません。

けれどもその後私は部活でも何でもパッとせず、中学校は区立に行きま
したがまったく充実しない生活で受験も失敗し、引きこもりの青春時代
を過ごしました。

そういう時でも彼は毎日のように我が家に訪れ、いろいろな経験を話し
てくれました。私は表に出ず本ばかり読んでいましたが、それでも話が
合うので楽しかったのを覚えています。

私が作詞作曲した歌をギターで弾き語り、彼がベースでバックコーラス
をしてくれて、大学を卒業するときに何十曲もテープに吹き込みました。
というぐらい仲が良かったのですが、彼は大メーカーに就職し、私も大
会社に入れてもらいました。

結果として実力と親の七光りという差はあっても、その当時は同じよう
な社会人生活をスタートさせました。

彼は国内場所を経てアメリカに転勤したり、ハーバードに留学したりと
相変わらずエリート街道を進んでいましたが、留学から帰ってきて外人
客の多いクラブのようなところで二人で飲んで話していると、ハーバー
ドのフェアウェルパーティーで、ビッグバンドをバックに「ニューヨー
ク、ニューヨーク」を歌ったというのでビックリして、カラオケで歌っ
てもらうと本当に見違えるように上手くなっているので、これまたかな
わないと思いました。

その後役員になり海外で大活躍して、最後までブラジル、アメリカと転
勤を繰り返し、会社のために貢献したのは素晴らしいと思いました。で
きる男とはこういう奴をいうのだなと、いつも尊敬し、誇りに思ってい
ます。

一方、私は大商社に入っても出張は国内のみで英語も喋らず楽だったの
ですが、それなりに大会社生活を満喫し、五十鈴に30歳の時に入社し
ました。

まあその後は必死で仕事をして会社を大変革し、40歳で社長になりま
したがとても運が良かったと思います。そしていろいろな人に助けても
らいましたが、特に部下に恵まれていましたね。

でも彼と異なり、自分では何もできない男になってしまいました。しか
しそれなりに社長を20年以上やり続けています。

思えば、もう30年以上前に学んだものですが、鉄鋼王アンドリュー・
カーネギーが自らの墓碑銘に刻ませた「おのれよりも優れた者に働いて
もらう方法を知る男、ここに眠る」という言葉に感銘を受けて実践して
きたと思います。

私がこうしていられるのは、価値ある人々に支えられているからだと思
っています。本当にありがたいことです。


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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員

      ――― おもてなしの心から学ぶ ―――
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北陸新幹線の開通で東京からも大変便利になった石川県に「加賀屋」と
いう老舗旅館があります。

「加賀屋」の経営者である小田禎彦さんは、メディアにも何度も取り上
げられることが多い有名な方ですが、私の好きな経営者の一人でもあり
ます。

「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」でも35年連続総合1位を
獲得している日本が世界に誇れる「おもてなし」を提供する有名旅館で
す。一泊5万円の高級旅館ですが「一度は泊まってみたい宿」としてお
客さまが年間を通して集まります。

その数は20万人を超えるというので驚きます。そんな「加賀屋」の経
営方針に共感することが多くあり、朝礼などでも幾度となく話してきま
したが、いろいろな機会を通じて加賀屋さんのサービスについて紹介す
ることが頻繁にあります。

その道でサービスに磨きをかけて極めている老舗旅館から学ぶことは本
当に沢山あります。またかと思う社員の人も多いでしょうが、私は好き
なのでまたこの話をしたいと思います。

加賀屋さんはサービスの本質は「正確性」と「ホスピタリティ」にある
と言っています。正確性は時間にしろ金銭にしろ、決して間違わないこ
と。一方、ホスピタリティは相手を思いやるおもてなし「気働き」とあ
ります。

それを最前線で担うのが客室係です。上からの指示だけでなく、細部に
わたり自主的に気働きをするエピソードも数多く紹介されています。

例えば、お客さまのちょっとした会話から、誕生日や結婚記念日と聞け
ばお祝いの品を渡し、亡き家族の遺影をとり出すのを見て、夕食時に故
人のための陰膳をしつらえる。

そのような気働きが「加賀屋」では当たり前に行われています。そんな
加賀屋流おもてなしの第一歩は、予約客の宿泊履歴調査から始まり、過
去の宿泊客の細かなデータが管理されているそうです。

食事の好み、飲酒の有無、交通手段、趣味・・・とさまざまな宿泊客情
報を詳細に記録して、また宿泊時の様子を伺いながらベストなサービス
を考えて提供することが徹底されているということです。

「旅館は1泊2食を売る商売ではなく、『明日への活力注入業』。もて
なしで人を元気付けるのが社会的な使命だ」ということが最前線の現場
に浸透されて徹底して行われているわけです。そんな加賀屋さんの品質
方針を紹介したいと思います。

1.お客さまの期待に応える
   お客さまの要望に対して万全のお応えをする姿勢でサービスを提
   供する

2.正確性を追求する
   お客さまが望まれること(時、物、心、情報)を理解し、正しく
   お応えする

3.おもてなしの心で接する(ホスピタリティ)
   お客さまの立場に立って思いやりの心で接遇する

4.クレーム0(ゼロ)を目指す
   予防と是正に心がけ、お客さまからのクレームがなくなるように
   継続的改善を行う

誰が提供しても同じ品質が提供できる正確さ、一人ひとりがもつおもて
なしの心ホスピタリティがあってこそお客さまが喜ぶ真のサービスが提
供できる。

旅館業が特別なわけではなく、私たちの仕事も一緒だと思います。五十
鈴には、「お得意さんに誠意をつくそう」「仕事は實を入れてやろう」
「何でもみんなで話し合おう」の社訓があります。

この社訓をお客さまや世の中の変化に合わせて、愚直に実践し続けるこ
とが基本だと思います。

そして中長期ビジョンに掲げるGVCの実現も、日々お客さまと接する
さまざまな機会のなかにあるはずです。見逃してしまいそうな小さなこ
とのなかにもあるかもしれません。

しっかりとお客さまや世の中の変化とWillを洞察する力を磨いて、
今中期のGVC変革の推進速度を上げていきましょう。


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【五十鈴ビジネスサポートの現場から】_牛島社長

         ――― ハロウィン ―――
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10月25日の日曜日に川崎で開催された「カワサキ ハロウィン20
15」を見物しに行ってきました。この催しは、今年で19回目を迎え
た仮装パレードで、JR川崎駅東口周辺一帯の約1.5kmのコースを
参加者がフランケンシュタインやアニメキャラクターの着ぐるみなどを
まとって練り歩きました。

仮装した2,500人の参加者を見ようと、12万人の観衆が集まった
そうです。

2年前にも観ましたが、その時はパレードのスタート地点で見物してい
たので、仮装した姿の参加者が目の前を通り過ぎる際に写真を撮ろうと
すると、参加者がこちらに向かってポーズをとってくれたりして観てい
てとても面白かったのです。

今回は家を出たのが遅かったのでスタート地点には行けず、パレードの
途中からの見物となってしまい、残念ながらパレードの参加者の写真は
撮れませんでした。

ハロウィンとは毎年10月31日に行われる古代ケルト人が起源の祭り
のことでしたが、現代ではアメリカの民間行事として定着し、祝祭本来
の意味合いはなくなっていて、カボチャの中身をくり抜いたちょうちん
をつくって飾ったりすることでハロウィンを祝ったり、子供たちが魔女
やお化けに仮装して、近くの家を訪れてお菓子をもらったりする風習な
どがあります。

日本では、東京ディズニーランドが1997年10月31日に園内に仮
装した入園者とディズニーのキャラクターがパレードしたイベント「デ
ィズニー・ハッピー・ハロウィーン」を開催し、同じ年に初めて開催さ
れたこの川崎市の仮装パレードが日本のハロウィンブームの先駆けとな
っているそうです。

確かその時期に家族で東京ディズニーランドに行き、キャンディの入っ
たカボチャのバケツを持ったキャストを見かけて声をかけ、キャンディ
をもらったことがありました。

少し前まではハロウィンを知らない人も多かったと思いますが、ここ数
年で急激に人気度を高めつつあります。その理由は何なのでしょうか。

今回川崎でのハロウィンのパレードを観ていると、パレードの参加者だ
けが仮装しているのではなく、見学者も同じように仮装をしてハロウィ
ンに参加しているので、この一体感がハロウィン人気の高まりを助けて
いるのではないでしょうか。

10月31日がハロウィンです。皆さんもイベントがあると思いますの
で参加されてはいかがでしょうか。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.635〕は、2015年11月5日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

すっかり秋も深まりましたが、天気の良い日はまだまだ汗ばむ陽気です。
来週からは11月に突入します。今週まででクールビズも終わり、来週
からはネクタイ着用の会社も多いのではないでしょうか。
この秋から冬に突入する前に、インフルエンザやノロウイルスなどの感
染症への対策や注意を促すことが大切ですね。
社員同士お互いに気を配りながら職場環境を整えて、3/四期をゴール
達成に向けて充実できる時期にしていきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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