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五十鈴メールマガジン〔No.456〕戦火の馬
配信日時:2013/08/30 19:55
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012.03.15発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.456≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆□◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆□◆
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           もうすぐ春分の日です。

       新年度の準備で忙しい時期かと思いますが

   こういう時期の休日こそ、良い時間を過ごしたいものです。

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☆No.456 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_戦火の馬
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_ベストプレーヤー(牛島常務)
┃
┃【群馬五十鈴の現場から】
┃ ■_4月の新体制に向けて(小泉社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― 戦火の馬 ―――
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鈴木貴士です。

先週の土曜日、ゴルフ場へ行く車の中から白いものが見え始め、あっと
いう間に雪が降り出したので、さすがにお客さまに連絡をして中止とい
うことになりました。こういうときは決断が難しいですね。プライベー
トなら、すぐに「やめ!」ということになるのですが、お客さまとの場
合、お客さまが何も言ってこなければ、こちらからはなかなか言えない
ものです。

今回も電話をすると、お客さまも「あーよかった!」と言われていたの
で、アバリンにならなくて良かったです。アバリンとは、昔メルマガで
も書きましたが、「アバリンの逆説」という話で、全員が思ったことと
逆の意思決定をしてしまうことをいいます。全員が「天気が悪いから行
きたくない」のに、人間関係を配慮するがあまり「行く」という選択を
してしまう。そういうことをいうのですね。

さて、暇になったので「何をしようか」ということで、かねてから観た
かったスピルバーグ監督の大作『戦火の馬』を観に行くことにしました。
魔女を誘うと「いきなり言われても、用意があるから行けない」とのた
まうので、携帯で予約して一人で出かけました。

原作は1982年にイギリスで発表され、舞台化もされて成功を収めた
マイケル・モーバーゴの小説をスピルバーグ監督が映画化したものです。
第一次大戦直前、農家の酔っ払いの親父が、血迷って農耕馬ではなくサ
ラブレッドを高額で買ってきてしまうところから物語は始まります。

息子の少年は馬にジョーイという名を付け、愛情をたっぷり注ぎ、なん
とか農耕馬としても生きていけるように調教して絆を深めましたが、一
文無しになった父親に、軍馬として騎馬隊に売られてしまいます。

そして、フランスの戦地に向かったジョーイは、様々な飼い主と交わり
ながら、戦火を潜り抜け、徴兵年齢に満たないにもかかわらず、ジョー
イを探すために入隊した飼い主の少年に奇跡的にめぐり合います。その
中で、人間と馬のかかわり、戦争の悲劇、人間の愛と愚かさ、親子の絆
等々の意味合いを、素晴らしい場面展開で表現してくれているのです。

だめですね、動物が出てくるとドルチェを思い出して、涙が出てきてし
まってもう冷静ではいられませんね。

いずれ、別れが来ると思うだけで胸がいっぱいになってしまいます。戦
火の中で、何度も出会いと別れを繰り返し、前線を走り抜け有刺鉄線に
絡まれて力尽き倒れるジョーイの姿は、その支柱のクロスした背景から、
磔にされたキリストを想像させる演出なのでしょうか。ともかく、さす
がスピルバーグ。どうやって馬に演技をやらせたのか、奇跡に近いと思
います。

あと、やはり戦争は良くないですね。人間性からどんどん離れていって
しまう。そういうことを馬目線でこの映画は作られているのではないか
と思います。

呑んだくれの親父がへぼをやらかし「私を愛せないということになって
もしょうがない」と言った後の妻の答えである「憎しみは増えても、愛
情は減らないわ」という台詞は印象に残りました。

さて、2時間半の大作を堪能し、喫茶店で一時間ほど待っていると、魔
女登場。今度は夫婦割引で『シャーロック・ホームズ』を観ました。2
本目ということもあるのでしょうか、場面展開が速すぎて何がなんだか
分からず「迷探偵」になってしまいました。でも、雪が降って良い休日
でした。


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【執行役員が伝えたいこと】_牛島常務

        ――― ベストプレーヤー ―――
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先日昇格試験がありました。4名全員が合格し、3名の新任管理職の誕
生と1名の昇格となりました。おめでとうございます。4月から新任管
理職として大いに活躍してくれることを期待しています。

五十鈴グループは、2月下旬のIOC成果発表会から、3月のIOC戦
略推進会議、価値創造プレゼン、と毎年年度末はイベントが多い時期で
す。さらに、今年は4月からの新体制に向けた準備があるので、一つひ
とつ確実に実行し、スピード感をもって新体制に移行して統合効果を出
していきましょう。

統合効果を出すために、効率化による分母の削減をいろいろ考え実行し
ていくことは大切ですが、それはある程度予想できる効果であって、そ
れだけなら統合しなくても実現可能な範囲ではないかと思います。

統合によって求められる成果は、分母の削減だけでなく、分子の拡大を
していくことで、「統合効果」だけでなく「統合成果」に結びつけるこ
とを考えて実行していくことが大切です。それもスピード感を持って実
行することです。

具体的にはまだはっきりしていませんが、何もしなければ今後分子は確
実に減少していくと思います。そこでまた、分母を削減すれば効果は出
るでしょう。しかし、それでは今回の統合した目的とは違う結果になっ
てしまいます。

先日ラジオを聴いていると、ザック・ジャパンがW杯アジア予選で2連
敗している原因は日本代表にグットプレーヤーはいるがベストプレーヤ
ーがいないからだと言っていました。確かにそうだと思います。

五十鈴グループも、みんながグットプレーヤーでなくベストプレーヤー
を目指していけば、それが分子の拡大につながり「統合成果」となって、
五十鈴グループはバリューセンターとなっていくでしょう。

4月からの新体制に向けてスピード感をもって準備していきましょう。


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【群馬五十鈴の現場から】_小泉社長

       ――― 4月の新体制に向けて ―――
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3月も中旬になりだいぶ暖かくなってきて、さまざまな活動がしやすく
なってきました。桜の開花においても、この冬は寒さが続いたためかス
ムーズに花芽が休眠から覚めた地域が多いようで、これから暖かい日が
徐々に増えてくると、開花時期は平年並みのところが多くなるようです。

今期も残すところあと半月ですが、本当に1年って早いものです。今期
は東日本大震災後の厳しい環境の中で中期経営計画3年目、群馬五十鈴
としての初年度をスタートさせました。

4月・5月はその影響で、各業界とも生産の下方修正を余儀なくされ、
6月以降ようやく立ち直ってきましたが、夏季の電力不足に備えての輪
番対応、そして歴史的な円高とタイの洪水被害の影響という厳しい環境
下でした。しかし、社員全員の頑張りでほぼ予定通りの業績を残せそう
です。社員の皆さんには本当に感謝しています。

いよいよ五十鈴グループは4月から新中期経営計画、新組織体制がスタ
ートします。五十鈴グループが目指すサービスセンター経営のねらいや
目的、大拠点の方針や戦略、そして各サービスセンターの課題や成果を
社員一人ひとりがよく理解し、自分の役割や貢献ポイントを明確にして、
活動領域や貢献領域を拡大していかなければならないと思います。

そのためには、経営チームや管理職、リーダーのマネジメント力、リー
ダーシップ、そして社員一人ひとりの高い参画意欲と組織の一体感がよ
りいっそう求められると思います。 

先日、昔勉強した本を開いてみると、リーダーシップについてこんなこ
とが書いてありました。「他人の言うことを喜んで受け入れるには、そ
うするのが気分のいいことでなければならない。したがって日常のごく
平凡な仕事のなかでも、他人をいい気分にさせておくことこそリーダー
シップの核心である。そして言葉においても、行動においてもリーダー
に必要なものは自分たちが目指している場所をはっきりさせ、焦点をつ
くり、みんなが納得できるようにそれを貫くことである」

また、リーダーとマネージャーの違いとして「リーダーは正しい物事を
行う人」であり、「マネージャーは物事を正しく行う人である」。つま
り、「ビジョンと判断という行為」と「成果と仕事の実践能力、効率」
との違いですね。

そして組織の一体感はリーダーと部下、メンバーの相互作用から生まれ
ると思います。さあ、4月からいよいよ新中期、新組織体制のスタート
です。皆で新しい五十鈴グループをつくりましょう!!


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
―――――――――――――――――――――――――――――――― 
今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 
2012.3.14 小山五十鈴で、ヨロズオートモーティブテネシー社(YAT)
           さまの工場見学を実施
     →http://www.isz.co.jp/news/2012/0314_000101.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.457〕は、2012年3月22日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

先日の日曜日は、東日本大震災から1年ということで政府主催の追悼式
や各地で追悼集会が行われました。あれから1年という厳粛な雰囲気の
なかで、午後2時46分から黙祷をされた方も多かったのではないでし
ょうか。まだまだ多くの取り組まなければならない課題に向けて東北地
域だけでなく、日本国中が協力していかなければならないと痛感しまし
た。
私たちも年度の切り替わりで、沢山のやらなければならないことがある
のも事実ですが、新年度を無事に迎えられることに改めて感謝し、これ
からの被災地の復興を願いつつ、真剣に毎日を過ごしていかなければな
らないと肝に銘じているところです。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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