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五十鈴メールマガジン〔No.636〕しっかりと生きる
配信日時:2015/11/12 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015.11.12発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.636≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
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            毎日をありがたく、

        一瞬一瞬を真剣に生きていますか。

      日々自分の力で生きていると考えるのではなく

         生かされていることに感謝して

       生きていくことが大事なことだと思います。

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☆No.636 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_しっかりと生きる
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_説明責任を果たすということ(小久保常務)
┃
┃【ベル・インフォ・テックの現場から】
┃ ■_良い伝統(山室社長)
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【代表メッセージ】

        ――― しっかりと生きる ―――
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鈴木貴士です。

日本を取り巻く状況、いや世界を取り巻く状況はいつも激動の世界で、
戦争をはじめいろいろなことが起きています。そして、そういうなかで
我々は今日も生きています。と言うより、生かされています。

自分では生きているんだ、生きているんだと思っていても、生かされて
いるのが事実で、世界のことがわかろうとも、日本のことがわかろうと
も、会社のことがわかろうとも、家庭のなかがわかろうとも、そして自
分が渾身の力で頑張ってみたところで、生かされているというのが本当
のところです。

敬愛する平澤興先生は「幸せをつかむ」という講話のなかで、次のよう
に述べられています(致知・12月号から抜粋)

「人間の一番大きな特徴は、いろんな困難や不景気の中にあってもです
ね、自分は自分として考えて、そういうものに紛らわされないで、一つ
の生活を持つ。なるほど困る時は困るのでありますが、ただ困る困ると
言うだけではなくて、それならばいかようにやるかというふうに、自ら
の心の生活をもてるかもてないか、そこのところが、一番大事な問題だ
と思います。

病気をやってでも病気によってより幸福になれる人が、新しい運の開け
る人がいるのであります。普通の人は病気をやったら、だいたい寂しげ
な、たいへん悲壮な顔になりますが、同じ病気をやっても悲壮な顔をし
てより悪くなる人と、むしろそれを機会にして人間としての成長のでき
る方もあるわけであります。それは成長をしたほうがたいへんラクであ
ります。病気の治りも早いのであります。」

たしかにその通りだと思いますが、凡人にはなかなかそうできないです
ね。もう一人、敬愛する斎藤一人さんは数多くの著書や講演のなかで、
ともかく「ついてる!」とか「ありがたい!」とかというポジティブな
言葉を声に出して言い続けること、いつも笑顔でいること、顔の艶を良
くすること、要するに周りの人に感じよく接すること、皆で楽しく生き
ることを提唱しています。

難しいことを考えずに、これらを実践して生きるということなのですが、
簡単でもなかなかできないものです。困難を克服し、立派な人生を歩ん
でいる人の話やテレビ番組を観ても感心するばかりで、逆に自己卑下し
てしまうようなときがあります。

この前もテレビ番組で箱根駅伝を走った選手が骨盤肉腫になってしまい、
片足を失っても車椅子のマラソンランナーとして素敵な奥様とともにチ
ャレンジしている生活、さらに癌が転移して、それでも二人で頑張る姿
をやっていましたが、本当に素晴らしいと思う反面、自分だったらこの
ようにできるのか、いや絶対にできないと思ってしまいました。

今月の「致知」は『人間という奇跡を生きる』という特集でしたが、人
生の難局を乗り越えて、立派に生き抜いた方や困難ななかで生き続けら
れている方々の話が数多く紹介されていました。

私はそのような人にはなれないけれども、少しでもできることはやって
いきたいと思っています。毎朝の散歩で神社で感謝の祈りを声を出して
「ありがとうございます」と言うこと、家を出るとき神棚と仏壇に真摯
に手を合わせご先祖様に感謝すること、そして会社に出社したら神棚に
手を合わせ、ここにこうしていることに感謝することは実践しています。
あとは「元気・笑顔・素直」の実践がもっとできるようにしたいと思っ
ています。


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【執行役員が伝えたいこと】_小久保常務

     ――― 説明責任を果たすということ ―――
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日曜日の夕暮れ時、月曜からの活力チャージのためにコメディー映画を
観ることにしました。

この映画の監督の大ファンなので一週間の始まりに大笑いをしたいと思
っていたのですが、今回は私としてはあまり楽しめませんでした。違和
感があるシーンもあり、むしろ期待を裏切られた感があったのです。

ところが数日後新聞のコラムのなかで、この監督は今回は爆笑ではなく、
チマチマとした笑いを目指したことや、今回の試みでは抵抗を感じて楽
しめない人もいただろうが、さまざまな種類のコメディーを試す一環と
してそれでいいと考えているという趣旨のことを書いていました。

この記事を読んで間接的ながら作品の意図を説明いただいたことで、今
回の作品は楽しめなかったが監督の目指すところが理解できたので、む
しろ次の作品も観てみたいと思うことができました。

唐突感を覚える方もいるかもしれませんが、ちゃんと説明するというこ
とが大事だと改めて思いました。

ところで説明責任とかアカウンタビリティーとか、政治や企業経営の世
界で特に異常事態が発生した際にはよく耳にします。

最近は生産者としての責任を怠ったことでの社会的責任を追及されるこ
とが多く報道されていますが、誠意を持って説明責任を果たすことがそ
の後のダメージコントロールの上でも重要であると思います。

このことは私たち一人ひとりにも大切なことだと思います。説明責任を
果たせることとは、逆に言えばいつでも説明ができるように日々の業務
であったり、生産活動であったり、取引であったり、さらには社会人と
しての活動を会社や社会が求める要求レベルに従ってきちんと行ってい
くことだと思います。

私たち一人ひとりは周りの人からの信頼や信用を得て業務を遂行できる
のであり、また会社は取引先、株主などステークホルダーから信頼や信
用をベースに事業継続ができるのであり、これは大きな意味でのコンプ
ライアンスを実践することで実現できるものです。コンプライアンスは
何にも勝ると言われる所以です。

会社や社会を取り巻く環境は業績やパフォーマンスへの要求レベルがま
すます高くなり、そのために不断の効率性を追求しています。

うっかりすると業務遂行の上で、求められる水準を下回って先を急いだ
り、その水準に目をつむってしまうことなどの危険性はより高くなって
いるのではないでしょうか。

こんな時こそ、改めてコンプライアンスの重要性を立ち止まって考えた
いものです。

周りの人の業務にも目を配って、良いことばかりではなく問題や失敗が
発生した時こそ臆することなく状況を共有して、より良い解決策を模索
することができるような状態を保つことが必要です。そのような風通し
の良い職場環境を維持できように心がけたいと思います。

なお経営基盤チェックリストによる内部統制の整備・運用状態を評価す
る仕組みが導入されていますが、説明責任を果たせる業務水準であるか
を診断するためのツールとして有効なものです。

この下期にはこの経営基盤チェックリストの運用について本社監査等を
通じて定着度の向上を図っていきたいと思いますので、よろしくお願い
します。

立冬も過ぎました。日が暮れるもの早くなり、年末に向けて何かと忙し
くなりますが、健康に気を付けて元気にやっていきましょう。


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【ベル・インフォ・テックの現場から】_山室社長

          ――― 良い伝統 ―――
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先日、義父の法事で妻の実家/屋久島へ久しぶりに訪問しましたが、そ
の合間に屋久杉(樹齢千年以上)が多く自生している森(ヤクスギラン
ド)に行ってきました。

そこで屋久杉の生い立ちなどを考えつつ、屋久島の伝統について調べて
みようと思い立ちました。

国内各地に山岳信仰がありますが、屋久島における山岳信仰は特徴的で、
それぞれの集落に流れ込む川の上流に位置する山をそれぞれの御嶽(み
たけ、例えば宮之浦岳が宮之浦集落の御嶽である。)とし自然の大切さ
を意識し、山への畏敬の念を持ち、お参りしております。

そのお参りは500年前から行われている「岳(たけ)参り」と呼ばれ、
江戸時代までは女人禁制とされ、各集落の前岳(里の近く)や奥岳(島
の中央部)に祀られている山の神様である一品法寿大権現(いっぽんほ
うじゅだいごんげん)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)に、春
は農作物豊穣、無病息災、大漁などを「祈願」し、秋は成就を感謝する
「願解」で毎年2回お参りをする屋久島の信仰であり、伝統文化であり
ます。

残念ながら戦時中から約60年途絶えておりましたが、世界遺産となっ
たことで観光客が多く来島することで自然が荒れるという危機感から、
自然と人との共生について見つめ直し未来につなごうとしている島の人
たちが中心となり、岳参りの大切さを再認識し復活させる取り組みが始
まったようです。

伝統を見直し先人の良いところを学び現代に活かすこと、それが未来に
つながっていくのではないかと思います。

五十鈴グループにも良い伝統があり、「創業者精神」を継承し時代の変
化、組織の進化と共に解釈は変わりますが、現在も「社訓」を大切にし
続けています。

一.お得意さんに誠意をつくそう
一.仕事は實を入れてやろう
一.何でもみんなで話し合おう

しかしグループ全員が言動だけでなく、文字どおり行動で体現されてい
るか、今一度一人ひとりが見直しをしてみてください。

グローバル・バリューセンターの実現のためにも、五十鈴グループの一
員として、「変えてはならないもの」を大切にし、ブランドシップを発
揮していきましょう。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.637〕は、2015年11月19日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

代表が書かれている、「生かされているというのが本当のところです」
ということを改めて考えました。普段、何事かにうまくいけば調子に乗
ったり、失敗すれば落ち込むということを繰り返しているわけですが、
自分自身で生きているんだということばかり考え過ぎていることが根本
にあると思いました。
生かされているということを冷静に捉えてみれば、何事にも一喜一憂す
るのでなく、普段から真剣に生きていくことがいかに大事であるかと改
めて認識したところです。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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