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五十鈴メールマガジン〔No.637〕席を譲るということ
配信日時:2015/11/19 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015.11.19発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.637≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
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          年末まで残り1ヵ月あまり。

       もうしばらく晩秋を楽しみたいものです。

         来週は勤労感謝の日があります。

          日々の勤労に感謝しつつ、

          健康に留意していきましょう。

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☆No.637 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_席を譲るということ
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_新たなビジネスチャンスを創造する自動車の未来(山田常務)
┃
┃【NS九州スチールサービスの現場から】
┃ ■_新たな価値づくりへ(岩崎社長)
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

       ――― 席を譲るということ ―――
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鈴木貴士です。

またしても、同時多発テロがパリで起きてしまいました。悲しい気持ち
や不安な気持ちが増大していきますが、そういうことを話題にしても気
分が晴れないので、身近な話をしたいと思います。

先週の土曜日は真面目な一日とでもいうのでしょうか、午前中は研修で
講話をしてから、午後からは「景気循環学会」の総会・大会に出席しま
した。

朝から雨が降っておりビニール傘をさして行こうとしたら、魔女が「そ
れボロいから、いい傘にしなさいよ!」と言うのを無視して出かけると、
さまざまなトラブルが起こりました。

一番困ったのは、ベルトが切れていて、したがって電車に乗ったときに
手で握っていなければならず大変でした。こんな小さな機能でも無いと
困るということがよくわかりました。

JPタワーで「労務管理研修」の冒頭、講話をしたのですが、その研修
自体がコンプライアンスや労務マネジメントの勉強でいろいろな法令や
労務管理上の判例を学ぶというもので、昔と異なり、現在はハラスメン
トやメンタルヘルス、過勤務の問題等、難しい時代になったと痛感しま
した。

午後の会場が呉服橋なので丸の内から地下道を歩いて行ったのですが、
40年以上前、三菱商事から新日鐵に歩いて毎日のように行っていたの
が思い出され、懐かしく感慨深いものがありました。

現在は多少変わっていたり、工事中の所もありましたが、迷うことなく
会場に着きました。学会の内容は景気や経済の発表ばかりですが、その
なかで景気とプロレスの関連を戦後の力道山から現在まで解説した講演
があり、面白かったです。

その後、パネル・ディスカッション「アベノミクス景気の行方」があり、
それはそれで勉強にはなりましたが先行きの意見も分かれ、今期の業界
の実態から見ても難しい状況だと思いました。

そんな複雑な思いで懇親会は欠席し、家路につきました。地下鉄で優先
席に座ったのですが、次の駅でお年を召したご婦人が目の前に現れたの
で、すかさず席を譲りました。

すると隣に座っていた若い女性が立ち上り、私に席を譲ろうとしたのを
断り、私は立っていたのですが、また空席になったので先ほどのご婦人
の隣に座りました。

すると彼女の口から感謝の言葉が次々と発せられ、ちょっと驚きました。
「ありがとう」とか「申し訳ない」とかいう月並の言葉だけでなく「貴
方も荷物を持ってお疲れなのに席を譲っていただいて、心からそういう
気持ちを・・・」というように、あまり長いので忘れてしまいましたが、
日本語とはかくも美しいものなのかと思ってしまいました。

そういうことを感じつつ、その時私の心の中は一つの迷いがありました。
このままいつも通り渋谷で乗り換えて、東横線で自由が丘駅から歩きも
しくはタクシーで帰るか、このまま半蔵門線で駒沢大学駅からタクシー
もしくはバスで帰るか、ということです。

かなり雨は降っているので最後はタクシーかなと思いましたが、その前
に渋谷で乗り換えるかどうか決断しなければなりません。現在、渋谷は
乗り換えが不便なので、思い切って駒沢大学駅まで行ってしまいました。

例のご婦人も丁寧に挨拶され同じ駅で降りたのですが、不安的中、タク
シーが全然来ません。諦めてバス停に向かうと、なんと逆方向から右折
で空車がすぐ来て乗ることができました。世の中そういうことなのね。
と何か嬉しくなりました。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田常務

 ――― 新たなビジネスチャンスを創造する自動車の未来 ―――
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先日お客さまからのご招待もあり、久しぶりに東京モーターショーに出
かけて来ました。

パンフレットには、<今回の東京モーターショーは「きっと、あなたの
ココロが走り出す」(Your heart  will race)
をテーマに、世界一の「テクノロジー・ショーケース」を目指していま
す。>とありました。

実際会場では、流行の自動運転、国の政策として打ち出されている水素
社会、燃料電池車そして航続距離が伸びて実用性が増した電気自動車等、
最新の技術展示はありましたが、以前のような「これといった目玉」は
なかったように感じました。

そして何より若い人の入場者数が、6年前よりかなり少なくなっている
と感じ、「若者の車離れは、やはり進んでいるのかな?」とも考えさせ
られました。

各カーメーカーのブースを見て回って伝わってくるのは、将来に向けた
目指すイメージが明確に打ち出され、着実に進化している姿が各社の特
徴に合わせ感じることができ、それが各社のコンセプトカーやプレゼン
で表現されていました。

例えば、トヨタは「『WHAT WOWS YOU?』すべての人の心
にときめきを」とあり、「次世代のつながるモビリティ社会」をリアル
に感じることができたり、日産は「技術の日産が、人生を面白くする。」
とあり、技術で世の中を変え、人とクルマの関係を変え、クルマ社会、
人生をもっと面白くしたいとの思いが伝わったり、どの会社も単純に新
しい技術力のアピールだけではなく、「クルマを含めた生活全体が変わ
る」ことを伝えたいとの意図を感じることができました。

そして、もう一つ東京モーターショーのテーマ事業として、第4次産業
革命とも言われるトレンド「IoT」(インターネット・オブ・シング
ス=モノのインターネット)に関しても「スマートモビリティシティ」
として紹介されていましたが、IT業界とのつながりや次代のクルマ創
りや新しいライフスタイルの提案に期待して観ましたが、「これ!」と
いうのは無く、まだまだこれからかな?と感じました。

今回改めて感じたこととして、我々の仕事に一番関係の深い自動車業界
は、次の10年を見据えクルマ社会の未来を真剣に考え、コンセプトカ
ーの実用化に向けた技術革新を着実に進めており、我々のビジネス機会
も確実に変化していると思いました。

トヨタをはじめ各社が「もっといいクルマづくり」を目指しているのは
事実で、「いいクルマ」の定義は人それぞれですがクルマ好きの心をく
すぐろうとしているのは明らかで、「若者のクルマ好き」につながれば
と願うばかりです。

そして我々と直接取引のある部品メーカーさまの展示も、先進技術のア
ピールだけではなく、新たなクルマ社会における存在価値を来場者に伝
える工夫が随所に見受けられ、各社が目指す企業像から我が社にとって
の新たなビジネスチャンスの発見にもつながると感じました。


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【NS九州スチールサービスの現場から】_岩崎社長

       ――― 新たな価値づくりへ ―――
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朝晩の寒暖差も大きくなり、そろそろ冬支度を始める時季になってきま
した。風邪など引かないよう注意して下さい。

九州地区の自動車業界の業況は引き続き堅調に推移しており、お蔭さま
で我が社も10月度は販売量・加工量・収益共に単月で過去最高の実績
を上げることができました。今後も更新していきたいと考えております。

しかし足元は良いですが、来年以降は九州地区の自動車生産は減ると聞
いており少し心配です。したがって今から少しずつですが来年に向けて
の準備を進めていきたいと考えております。

良い時、安定している時こそ、早めに先を見据えたことに手を付けてい
く必要があり、新しい価値づくりへつながるような考動を起こしていか
なくてはならないと思います。

そのためにはさらなる品質や機能向上を進めていかなければならず、安
いモノづくりを実現させて、高効率による安定操業を構築しなければな
りません。

生産性はある程度成果が上がってきており、直近は物流に焦点を合わせ
た全体最適に向け、取り組み始めています。それを実現する上で、一人
の力には無理・限界があるので皆で取り組んでいかなくてはなりません。

その第一歩として発想・アイディアが自然と生まれる職場で、新しい価
値が創出でき、その結果お客さまに対して新しい付加価値が提供できる
ようになりたいと考えています。

では「付加価値とは」何か。「生産過程で新たに付け加えられる価値」
であり、何らかのモノを使って新しいモノを生み出すと元々のモノより
高価値なモノとなり「価値が付加される」ということだと思います。
つまり、そのためならお客さまは高いお金を喜んで出すということです。

ではどんなときに、より高いお金を喜んで支払ってくれるのか。それは
何かに満足したときです。

何かに満足すれば、それがいつもより高い金額でもいつもより高い価値
を感じます。その価値を感じれば、いつもより多く支払うことになって
も喜んで支払います。これこそが付加価値です。

また不満や不安、不信や不穏、そんなものを払拭してもらえたときに人
は満たされれば満足します。

お客さまの困りごとを、お客さまと一緒に解決・解消することをとこと
ん突き詰めていくことが付加価値であり、追求していかなければなりま
せん。

活動を進める上で注意することは、重荷にならないことが大切で、それ
には遊び心を持って楽しみながらやることが必要です。

また社員一人ひとりが自分のことと捉え、相手をきちんと知るためのコ
ミュニケーションを実践して、お客さまのことをきちんと知り、一つで
も多くの困りごとを解決できるような力を常に高めていくことが重要だ
と考えます。

夢の実現に勇気を持って不断の努力を重ね、お客さまから必要とされる
存在感のある会社、まずはお客さまから「使い勝手の良い会社」と言わ
れるようになることを目指しています。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.638〕は、2015年11月26日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

11月も後半になりましたが、関東地方ではまだまだ寒さを気にしなく
て済むような気候が続いています。「スポーツの秋」を感じさせるスポ
ーツ番組を観る機会も多く、晩秋を楽しまれている人も多いのではない
かと思います。
そうはいっても今年もあと1ヵ月あまりとなり、最終コーナー(4/四
期)を間近に控えた大事な時期でもあります。ここで気を抜かずにゴー
ル目指していきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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