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五十鈴メールマガジン〔No.638〕この頃の季節
配信日時:2015/11/26 15:58
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015.11.26発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.638≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
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        普段から福を招く行動をとっていますか。

         気づかないうちに不幸になりがちな

         行動をとっているかもしれません。

         大事なことは、良いと思ったことを

        すぐに行動に移して続けていくことですね。

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☆No.638 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_この頃の季節
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_組織スタイルに相応しい品質が大事(黒田常務)
┃
┃【ワーレックスの現場から】
┃ ■_WORLEX小集団活動の今後(三谷社長)
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― この頃の季節 ―――
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鈴木貴士です。

喪中はがきが送られてくる季節に今年もなってしまいました。今年は愛
犬のドルチェが亡くなって、毎年年賀状をドルチェと共にしていたのに
残念です。

最期に撮った私との写真を来年の年賀状にしたら、と魔女が言いました
が、そんな気持ちも作る気もなく、来年からは私の年賀状は普通の年賀
状になります。

それをご覧になっただけで、多くの方はわかっていただけると思います。
本当に残念でした。生きとし生けるものは、生きていること自体が幸運
ですが、生まれてきたら必ず死んでいくのも事実です。

そこには運命があって、運・不運もあります。最近、歳のせいか自分は
本当に運が良いと思うようになってきました。そして運というものを意
識するようになりました。

幸田露伴の「努力論」という本を読むと、そういうことが書かれていて、
要約すると、運の良い人は物凄く苦労する道を選ぶ。そして失敗したら、
その原因は自分にあると考える。全部自分のせいにする。悪いことがあ
ったら、全部自分が至らなかったからだと考える。

これと反対に良いことがあったらそれは全部自分の能力のせい、悪いこ
とがあったら全部人のせいにする人もいて、そちらは不幸を呼ぶという
ようなことを言っています。

それから運を引き付ける3つの方法についても述べています。

運を福と言っていますが、まずは「惜福」。運は惜しまなければならな
いということで、良い運があったときにその運を使い尽くしてしまわな
い心がけが必要だということです。

「こんなことで大切な運を使うな!」等と昔麻雀をしているときによく
言っていた記憶があります。運がついてきたときに使い切らないでいる
と、次の運がやってくるというようなことですね。

次は「分福」。これは良いことがあったら人に分け与える、御裾分けの
精神ですね。

そして最後は「植福」。将来の人のため、自分が死んだ後のために木を
植えるという考え方ですね。できそうで、なかなかできないことです。

そして「惜福」と「分福」はともにやり過ぎては運はついてきませんね。
ケチ過ぎても、大盤振る舞いでもいけない。その塩梅が運を呼び寄せる
秘訣なのかもしれません。

それから人生大成功している人は必ず、自分は運が良かったからだと言
います。その筆頭が松下幸之助さんで、晩年、「私の成功の9割は運で
す」と言っておられました。

自分の成功を運のせいにするのは器量の大きい人で、自分の不幸を運の
せいにする人は器量が狭い人だというのは幸田露伴も指摘していること
です。

自分が運の良い人間だという思い込みの強さが、さらなる運を呼び込む
のだと思います。

鈴木實会長も年が明けたら93歳になりますが、戦争に行ったり、商売
を始めて失敗したりいろいろありましたが、いつも「俺は運が強い!」
ということを言っています。

そしてどちらかというと「分福」の人ですね。ですから結果、会社は大
きくなり成功しましたが、自分への見返りはあまり気にしない人でした。

ともかく会社を大きくして、社員の喜ぶ顔が見たいということでしたか
ら、会社も「分福」の世界観で分社化を促進したのではないでしょうか。

本年度の五十鈴のキャッチフレーズは「世界観を変えよう」ということ
ですが、未来志向の「植福」の要素が強いので、さらなる運を呼び込め
るかもしれませんね。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

    ――― 組織スタイルに相応しい品質が大事 ―――
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先日、我が社の大手得意先さまであるオカムラさまのグランドフェア2
015が開催され、見に行ってきました。

今年は、オカムラさま創業70周年にあたるそうで、今回のフェアは日
本初のFFオートマチック車の「ミカサ」を造りだした同社の高い技術
力・DNAが継承され、現在の商品開発につながっていることが感じら
れる内容でした。

また、「It’s my style~はたらき方を変える。組織が変
わる。」をコンセプトに個人のパフォーマンスを上げるための働くとき
の姿勢や組織文化に合わせた職場環境レイアウトなどに重点を置いてい
て、昨年も話題となった立ちながらでも、座ったままでもデスクワーク
のできる昇降型デスクのバリエーションが増え、より多様な組織スタイ
ルに適応できるようになっていました。

ちなみに立ち姿勢の方が座っているより思考力が高まり、逆に座り過ぎ
は死亡リスクを高めるそうで、なんでも日本人は座っている時間が世界
一長いとのことです。

まだ昇降型デスクは導入していませんが、五十鈴中央の3SCでもショ
ールーム化やワークスタイル変革に向けて事務所のレイアウト変更はこ
の1~2年ブースをつくったり、フリーアドレスにしたりと、機能性や
見た目も含め変えてきております。それに伴い床のカーペットもだいぶ
汚れてきていたので各SCとも新しいものに替えました。

しかし先日、富士SCでふと床を見るとカーペットがズレて、カーペッ
トの間に大きな隙間ができていました。事務所全体を見ると数ヵ所ズレ
ており、戻してもすぐにズレてしまい見た目もよくありません。

フロアカーペットは基本的に数年は問題無いと思っていたので状況を調
べてみました。

大和SCは2年前に張り替えて、今でも全くズレはなし。

青梅SCは3年程前に張り替え、2枚程ズレあり。青梅らしくホームセ
ンターで買ったカーペットを社員自ら張り替え、超安価。ズレたものは
自分たちで直します。

富士SCは1年程前に替え、ズレや捲れあり。安価な見積もりにより、
新しい業者へ発注していました。

三者三様ですが、みなさんだったらどれを選択しますか。やっぱり品質
は価格と連動すると思いますし、価値を高めるためには品質は重要なポ
イントですね。

オカムラさまのモットーの「よい品は結局おトクです」のように、私た
ちもお客さまにおトクなモノをお届けできるように価値を高めていきま
しょう。


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【ワーレックスの現場から】_三谷社長

     ――― WORLEX小集団活動の今後 ―――
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私どもの取引先業者さまにブリヂストンタイヤジャパンさまがいらっし
ゃいます。

昔は営業所の利便性で近くのショップからさまざまなメーカーのタイヤ
を購入していました。

ある日、三菱商事さまがタイヤが安く買えるからと同社の営業の人を連
れてきました。確かに品質は一番ですが値段が高く、それが安くなるな
らとその気になったのですがよく話を聞くと訳があり、リトレッドタイ
ヤつまりタイヤの表面を貼りなおした再生タイヤでした。

最初は新品や再生品を取り付け、現状のタイヤを順次リトレッドしプー
ルし回転させます。それもタイヤの摩耗チェックやローテーション、保
管までしてタイヤも含め年間いくらで契約しましょうというやり方です。

つまりタイヤメーカーがタイヤを売らずに、仕組みを売るのです。6月
1日の日経産業新聞の第一面にワーレックスが導入事例として大きく取
り上げられたので覚えている人もおられるでしょう。

これはトラックのリースでも始まっています。メーカーを問わず購入を
含め、メンテナンスや修理などトータルで契約を結びますが、我が社に
は五十鈴オートもあり、会社にいろいろなノウハウが貯まらないので便
利ではありますが次への展開が難しくなり、一考の余地があります。

しかしながら、これからは手を替え品を替え、発想の転換を図り、新た
な手法で取り組まないと新規拡販やシェア拡大は難しくなります。

今、ワーレックスは拡大してきておりますが、個別の交渉では各社それ
ぞれ思惑があり、良かれと思っていながら改善が進まず、なかなか統一
価格、コスト対応とはならず、手間と時間がかかり効率と成果が出にく
くなっております。

例えば、ワーレックスですべての配送と業務改善・効率化をメタルワン
さまから50億円で引き受け、全体最適な仕組みを作り、待ち時間・小
ロット配送などの無駄や各社の業務改善・生産管理の煩わしさを取り除
き、省人化・生産性向上等、荷主にもメリットを創出し、我が社の利益
が計画より出た分、荷主や株主に還元する、このような夢のようなこと
ができるとすれば運送業も新しい形態にチェンジでき、まだ見ぬ世界が
開けると思います。

他の業界でできていることは、私たちの業界でもあながち無理とは言え
ないでしょう。まずは個別のしがらみを取り除くことが先決かもしれま
せん。

小集団活動はこの例のように、仮説に基づくIOC的発想・ベクトル合
わせの拠点開発・職場改善のJK活動、メーカーにおいてはTQC・T
PMなどの品質改善活動などがあります。前者はテーマが自由なので比
較的事務所の活動に取り入れられ、後者は品質向上等全社的テーマなの
で工場で多く取り入れられております。

どちらも大事ですが、工場が100円玉を積み上げるような地道な取り
組みをしているのに、営業が何百万円もの値引きをするのは何事だ、と
言われていると前述のメーカーさんは言っていました。

我が社も運転手さんが汗水たらして10トン車満杯で運んでも、昼飯一
杯位のウン百円の利益にしかならない、それを本社が何百万円も値引き
して・・・とはいきません。

地道な努力が報われるのは当然ですが、一方、国土交通省が業界の地位
向上、待ち時間・労働時間の短縮に対して荷主に協力を求めており、い
ずれ罰則の対象となりますが、そうならないようにしなければなりませ
ん。

行政への対応、他業種(異文化)の取り込み、新たな仕組み作りをして
いかなければ5%の大手企業で占められている我が業界では弱肉強食の
世界に引きずり込まれ、単なる下請けに落ちこぼれ、やがて無くなるで
しょう。

ドラッカーも述べています。

1.利益も大事であるが、成果を上げるための意思決定を行う
2.過去ではなく、未来を選ぶ
3.問題ではなく、機会に焦点を合わせる

世の中の流れをみても、メタルワングループにとっても、安全・コンプ
ライアンスをベースにしたさまざまな取り組みを行うロジスティクス部
門を持つことは大いにメリットがあると思います。

また、その時期に来ていると思います。爪に火を灯すような活動・交渉
ではなく、共にWIN-WINとなるように大きく前を見て進みましょ
う。


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       WEBマガジン「五十鈴変革の今」vol.22更新
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  ■テーマ■
    2年で成果を生み出すためのマーケティング活動とは?

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今年の4月からスタートした中期経営計画は期間が2年間と、従来より
も実現までの時間軸が1年短くなっています。

これまでよりも短いスパンで、2020年の長期経営目標であるグロー
バル・バリューセンター(GVC)を見据えながら達成を目指す中で、
何を変えればよいのか、思考し実践するプロセスを紐解きます。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.639〕は、2015年12月3日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今週の代表が書かれている福について考えました。「運の良い人は物凄
く苦労する道を選ぶ。そして成功だけでなく失敗も含めて、すべて自分
のせいだと考える。さらに自分は運が良いと思い込む」。
まさに今の自分が忘れかけていた考え方であり、それが行動にも影響し
ていたのかと反省しました。
これからは自分だけでなく周囲にも福を分かち合えるように、福を招く
言動を大事にして、継続していきたいと思います。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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