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五十鈴メールマガジン〔No.639〕老後の練習
配信日時:2015/12/03 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015.12.03発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.639≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
         12月に入り、朝晩の冷え込みを

           感じる時期になりました。

         今年も残り1ヵ月となりましたが、

        忙しさを言い訳にせず、できることを

        前倒しでどんどん進めていきましょう。

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☆No.639 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_老後の練習
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_ディシプリン(規律)(瀬戸執行役員)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_家族に誇れる仕事(神生社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 老後の練習 ―――
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鈴木貴士です。

先週の土曜日の夜、魔女が「明日から旅行だから、夜は一人よ」と言う
ので、「あーそうなの」と言うと「前から言ってあるでしょう! 明日
の夜のゴハンは・・・」とうるさく言うので、「俺は何でもできるから、
大丈夫だ。冷蔵庫にあるもので、なんとかするから」と豪語して、魔女
の意見をシャットアウトしました。

日曜日は天気も良く、ゆっくり起きてからいつもの散歩コースを一人で
歩きましたが、駒沢公園はパラ駅伝のイベントがあるらしく、多くの人
が準備に追われていました。

いつも魔女にチェックされる銀杏の木のところで、「金色の小さき鳥の
形して、銀杏散るなり、夕日の丘に」という与謝野晶子の歌を呟きまし
た。

その銀杏の葉も数多く散り、冬の実感もしてきました。家に帰り、ゆっ
くりと風呂に入ってから、予約してあった自由が丘の美容院へ行きまし
た。

高校生くらいから母の勧めでその店に行ったのですが、当時は五木ひろ
しさんや有名人が結構来店していました。担当者は何人も変わり、こち
らの家庭環境も変わりましたが、多いときは家族6、7人で行っていた
こともあります。

その間、店は変わりませんでしたが、こちらも他の店に行ったりしまし
た。現在は魔女と娘と私が行っていますが、3人を引き継いだ担当者を
最近2人は気に入らないので替えてしまいました。

「あなたも替えたら!」などと言うので、そうすると、店の中での担当
者の立場もあるのでそのままにしてありますが、女性はシビアですね。
そんなことを気にしながら美容院で周りを観察していると、家族連れや
男性の客も何人もいました。

その後自由が丘を散策してから、緑が丘から東工大のほうの散歩道に向
かい、都立大学経由で自宅に戻りました。

午後からは暇で何をしようかと思ったのですが、ピアノとか最近50年
近く前にハワイで買ったウクレレを修理したので、それで遊ぼうかと思
いましたが面倒くさくてやめてしまいました。

結局、ビデオとテレビを観て過ごしましたが、だんだんと夕刻になった
ので、冷蔵庫を開き夕食の準備に取り掛かりました。私は料理が得意だ
ったのですが、最近は魔女のチェックが厳しくさせてもらえません。調
理場を汚すとか材料を無駄にするとかという理由なのですが、争うのも
嫌なのでそのままにしておきました。

さて、いざ何かを料理しようと思っても、何がどこにあるかさっぱりわ
かりません。蒲鉾とかソーセージとか加工食品は見ればわかるのですが、
食材はともかく、調味料や鰹節などのちょっとしたものの在りかが全然
わからないのです。

しかたなく魔女に電話すると、「あなた、一人で何でもできると豪語し
ていたじゃない!」と言われてしまいました。その上悲しいことに、電
話でここにあると言われても見つけることがなかなかできないのです。

歳を取って勘が悪くなったのか、目の前にあるのに探し出せない、本当
に嫌になりました。結果、何度も電話をすることとなり、最後に「淑子
が遅く帰ってきて食べるから、その分も作っておいてね!」と言われ、
「胡瓜と蟹の酢の物」「ホウレンソウのお浸し」等を作りましたが、帰
ってきた娘はそれを一瞥し、あっという間に美味しそうな「豚の生姜焼
き」を自ら作り、私の料理とともに食べていましたが、「お父さん偉い
ね、ちゃんと洗い物もして」とお褒めの言葉をいただきました。

何かすごく疲れたので、「お父さん寝るね」と言って先に床に就きまし
たが、やはり自分でいろいろやっていないと、老後は大変だなと思いま
した。


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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員

       ――― ディシプリン(規律) ―――
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小山SCがある第一工業団地に植樹されている銀杏の黄葉も、先週まで
は綺麗に色づき見事な景色で朝の通勤の楽しみの一つでしたが、今週に
入り落葉が始まり、一気に冬支度の様相になってきました。

毎朝のラジオ体操も寒さの厳しい時期に入るとやめてしまいますが、個
人的には身体を動かしてから社訓の唱和をするとシャキッとするので、
寒さは気になりません。

話は変わりますが、先日あるお客さまの協力会の講演会で「スポーツを
通した地域活性化~19年ラグビーW杯と20年東京五輪」と題した講
演を聞く機会がありました。

講演はノンフィクションライターの松瀬学さんという方で、ご本人もラ
グビーをやっていたこともあり、先のW杯イングランド大会での日本の
飛躍や今話題の五郎丸選手の“ここだけの話”(ここだけの話なのでメ
ルマガでは書けませんが・・・)を中心にしながら、面白くユニークな
講演内容でした。

講演中に何度も繰り返し使われていた「ディシプリン(規律)」という
言葉がとても印象的でしたが、W杯での歴史的な勝利の要因として戦術
的なことは勿論ですが、この「ディシプリン(規律)」の浸透が大きな
勝因だとも言っていました。

そのエピソードとして、日本代表チームの試合後のロッカーはとにかく
綺麗で、はじめは試合に出ていない控え選手がチームのために自分がで
きることとして始めたことがスコットランド戦の終了後では選手全員に
浸透し、スタッフも一緒になって掃除をしたことはチームが一つである
ことの証だと。

この「ディシプリン(規律)」が代表選手一人ひとりの「For Th
e Team(フォア・ザ・チーム)」の行動に現れるのだと。五郎丸
選手のスコットランド戦におけるトライ目前でのタックルも正にそうだ
と言っていました。成長の証が感じられるタックルだと。あのタックル
は命がけのタックルだそうです。

それを何でもないことのように実践している姿は感動的です。ラグビー
のことは詳しくありませんが、そう言われると気になるので改めて見て
みましたが、本当に凄いですね。

チームが一つになり強くなるための「ディシプリン(規律)」を大切に
していくという考えは共感できるものがあります。決められた規律を守
ることだけでなく、目標達成するために一人ひとりが自律した「ディシ
プリン(規律)」を日々、意識して積み重ねていくことが何かを成し遂
げるためには必要なことなのだと思います。

五十鈴の価値観にも「理念・創業者の精神を基に、規律ある行動を重ん
じる」とあります。この価値観に基づく実践行動を自らの意志で信じて
やり続けることがビジョン実現につながるのだと思います。

今年も残すところ1ヵ月となりましたが、今期の目標達成状況を振り返
りながら、チームや組織の「ディシプリン(規律)」がどのような状況
なのかを検証してみるのも良いかと思います。


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【五十鈴建設の現場から】_神生社長

        ――― 家族に誇れる仕事 ―――
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今年のカレンダーも残り1枚となりました。なかには日めくりのため、
30枚程度残っているのもあるでしょうが、今年はもう残り少なくなり
ました。建設系の話題としては新国立競技場もありましたが、やはり今
は「杭問題」となるでしょう。

建設業協会での話題でも「杭問題」と「消費税増税問題」の2点でした。
消費税増税では今回の増税は見送りの方向性になりそうだとの話もあり
ましたが、これは今後の推移を見極め、両方への対策をした方が良いと
思います。

では「杭問題」に対して記述致します。今回使用した杭の工法は「ダイ
ナウィング工法」という国交大臣認定の工法です。既成杭の認定工法は
一般的な杭の工法と比べ、2~3倍もの支持力が得られるため多くの杭
業者が認定を取得しており、現在の建築においては主流となっています。

一般的な既成杭では、支持地盤に到達している杭先端部分の支持力と杭
周面摩擦力の比率は8:2程度ですが、認定工法ではこの比率が5:5
程度と周面摩擦力を大きく採る例もあります。このように、従来の一般
的な杭工法よりも相当大きな支持力が得られる認定工法です。

ですから、杭の状態と現状の地層がどのようになっているかによって、
支持力がわかります。それによって現在の杭状態での構造計算ができて、
補強等必要な処置が考えられます。

現状の杭がどのようになっているかが気になりますが、現在、三井住友
建設が支持層の深さを測定するために、サウンディング試験調査を行っ
ているという報道がありましたが、この検査は戸建住宅用では使われま
すが、マンションなどのビル建設ではあまり使われません。

この調査方法では地中の土質サンプルを採取できないため、事前に採取
した見本との比較ができず、土質の確認ができません。ビル建設用に使
われる単にボーリング調査と呼ばれる地盤調査法(正式にはボーリング
・標準貫入試験といいます)を行った方が良いと思います。確かな調査
をしなければならない状況だと考えられますが、ボーリング調査をしな
いことが不思議です。

今回の件では杭メーカーが悪いような報道等になっているように感じま
すが、一番最初の問題は支持地盤の深さが設計段階で間違っていた点だ
と思われます。設計者、建築確認機関、元請施工業者、杭施工業者が各
々の所でチェックできることを怠ったことによる共同不法行為です。

私も現場施工をしていましたので、杭の深さが深くなってしまったこと
は何度もありましたが、杭を長い物に発注し直したり、杭の上に作る基
礎コンクリートを厚くするような方法で対処しましたが、杭納期は1週
間以内で対応できましたし、金額もお客さまから追加として対応もして
いただきましたので、大問題とならず施工管理を行っていました。

どうして杭が支持地盤まで届かないような施工したのかが不思議です。
考えられないことをしてしまった、そこを突き止めることが今後の最大
の防止策だと思います。

データの改ざんについては記録に残すという部分の意識が低かったよう
に思います。杭の施工をキチンとしたのだからいいと思う気持ちの方が
強かったと思います。現在はISOを多くの企業が取得しており、記録
を残すことの重要性が理解されていますが、昔は意識レベルがかなり低
い状態だったと思います。

杭打設時のデータはそれこそ1回勝負みたいなもので、その時しか取れ
ません。しかしながら業者への聞き取りで機械のデータプリント機の故
障やロール紙の詰まりにより出なかったりとの話がありました。

建設としては杭調査を依頼しています。また、傾斜等の報告および事例
もありません。今後も確実な施工を行い、客観的な証拠であるデータを
残す管理を強化していく所存です。

日頃から「良い物を造ろう、喜ばれる物を造ろう」と社員・協力会社に
言っていますが、さらに建設社内から各現場まですべて「同じ目標と風
通しの良い風土作り」を強化していきます。全社員と協力会社が自分た
ちの仕事に対して誇れるようにしたいと思います。

昔、彼女(今の女房?)に「これ、俺が造ったんだよ」と言った記憶が
あります。そんなに大きな物件では無いのですが、キチンとした管理・
品質と工夫をした物件です。

建設では、全社員が「これ、俺(私)が造ったんだよ」と誇りに思える
仕事をしていきます。

日々の仕事に対して、改善や工夫を考えていくことが良い仕事につなが
ると思います。全社員、苦労しながら仕事を行っていますが、その仕事
に改善や工夫する楽しさが出てくると良い成果が思った以上に出ます。

建設はこのような「建設ソリューション会社」を目指しています。これ
からも宜しくお願い致します。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2015.11.30 岐阜サービスセンターにジャパンペールさまがご来社

      http://www.isz.co.jp/news/2015/1130_000245.html

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┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.640〕は、2015年12月10日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今年も早いもので12月になりました。年度はまだ4ヵ月残っています
が今年は今月が最後の月になるので、終わり良ければすべて良しではあ
りませんが、良い月として締めたいものです。
年末の忙しい時期は、いつもより車両が増えたり、至る所で工事をして
いたりします。少し早目に行動をとることが何よりですね。
そして第4四半期につなげていく月として、限りある時間を戦略的にし
っかりと動いていきたいものです。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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