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五十鈴メールマガジン〔No.640〕リスク管理
配信日時:2015/12/10 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015.12.10発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.640≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
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          普段どんなに注意していても

        いつ何時事故やトラブルに遭遇するか

           わからないのが現実です。

       そのために対策や訓練をしているのですが、

       それでもさまざまなリスクがあることを

          踏まえておくことが必要です。

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☆No.640 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_リスク管理
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_新陳代謝(鈴木副社長)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_企業文化の大切さ(川合社長)
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― リスク管理 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

最近、企業の「リスク管理」が強く言われていて、そういった事件も起
こっています。そして、私たちが日常暮らしていてもさまざまなリスク
があります。

それら全部に対処しているかと言えば、対処できているものとできてい
ないもの、全く気付かないものに分かれると思います。しかし、もっと
考えなくてはいけないことはリスクを回避して、リスクを取ってしまう
ことがあるということです。

例えば、私は車の運転をもう10年以上前にやめてしまいました。1日
に2回も不注意による事故を起こしたからです。幸い大きな事故ではあ
りませんでしたが、立場上人身事故などを起こすと皆に迷惑をかけるの
と、大酒のみなので魔がさしてはいけないと思い、一切運転するのをや
めました。

しかしその代り、運転できないというリスクが発生したのですね。いざ
というときに運転できるかもしれませんが、まずできないと思っていた
方がいいし、自信もありません。

以前ドルチェが緊急入院したときも、魔女が夜中に運転して救急病院に
連れて行きました。さすがに救急車は呼べず、タクシーというわけにも
いかないので、ありがたかったです。

もし私が運転できたとしても、相変わらず酔っ払っていたので、無理だ
ったでしょう。考えてみると、外出の際、狭い道路の歩行や交通機関を
利用してもリスクだらけですね。

非常に高低差のあるエスカレーターや階段も、もらい事故も含めて危険
だらけです。ホームを歩いていても危ないし、電車に乗ったら痴漢行為
の誤認逮捕ということもあります。

と言っても外出しないわけにもいかないし、交通機関を利用しないわけ
にもいかず、そちらのリスクを取っているわけですね。

そういうことを考えていくと、国としては戦争を放棄しているのだから、
敵に攻められるというリスクを取っているということなのですが、リス
ク管理として自衛隊を持ったり、集団的自衛権の行使を容認したり、安
保法制を整備したりということになるのですが、これもこちらのリスク
を回避すれば、こちらのリスクを取ることになるということですね。

これも戦争か平和かという議論はおかしな話で、平和を守るために戦争
をするという矛盾が世界には満ち満ちているのです。日本は平和で良い
国です。

そのために平和ボケと言われるようなことにもなっている。だから、歴
史や世界の情勢を見ながらこの平和な国をどう維持していくか、リスク
管理が必要なのです。

会社を経営していてもリスクだらけで、その対応で頭を痛めています。
しかし上述したように、リスクがあるか、リスクが無いかで考えるので
はなく、やるかやらないか、どちらのリスクを取るかという概念が重要
なのです。

全くリスクのない経営は、生きていてリスクがあるように存在しません。
そういうことを踏まえて、どうリスクを最小限にとどめ、事が起きてし
まったらどう対処するかを準備しておくことが重要です。

コンプライアンスを徹底したところで、リスクが無くなるわけではあり
ません。オーバーコンプライアンスにより、別のリスクが増大すること
もあります。

しかし歴史上の人物でも、大経営者でも、大成した人たちは大きな「リ
スクテーキング」をしてきました。そういうことを踏まえて、「リスク
管理」を考えてみる必要があると思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

          ――― 新陳代謝 ―――
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先日、11月に受診した人間ドックの結果通知が届きました。尿酸値が
7.7で、初めてK点越えをしました。痛風も出てないし、自覚症状が
ゼロでした。意外と楽観的に考えているので、次回の再検査の時には7
以下に戻っていると思います。

お医者さまの話では、いっけん頑丈で健康そうに見える人でも、内臓が
ボロボロな人が結構いるそうです。また、50歳を過ぎ60歳くらいに
なると、ジワジワ数値が上がるよりも、急に数値に出てくることが多い
そうです。だから、1ヵ月とか定期的に血液などの検診をしたほうが良
いよ、との話でした。

会社のことを人の体に例えた話を、よく耳にします。外見は良さそうな
会社でも中味がボロボロになってないか、気になるところです。目に見
える数値と共に、目に見えにくい雰囲気や社員の顔色等で、中味のチェ
ックを欠かさないようにしなければなりません。

BS/PLの分析的数値や管理指標としている数値は重要ですが、特に
ケガ、そして日々の地道な作業の積み重ねが見えるクレーム、歩留り、
在庫等はそのプロセスをしっかりと管理できているかが問題です。

これらの管理の出来映えが、組織全体のプロセス管理につながります。
社員のモチベーションや一体感、連帯感というものが高く、活性化した
組織を維持することになっていきます。

五十鈴グループも60年以上が経ち、ボロボロにならないように新陳代
謝を繰り返しながら、世の中の役に立つ会社へと生まれ変わっています。

人材もそうですが、考え方や価値観の代謝を促進することに心をくだい
ています。ビジョナリーカンパニーとしての新陳代謝を考えながら、こ
れからの仕事のあり姿も模索していきましょう。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

        ――― 企業文化の大切さ ―――
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今年も早いもので1年がもうすぐ終了という月になってしまいました。
事業年度で見ても、残り3ヵ月と少しとなり、今年度を振り返りながら
来年度の計画を考える時期となっています。

五十鈴では毎年「基本方針概念図」を作成し、方向性を明らかにした経
営を行っておりますが、そのなかに「企業文化」として今年度はどのよ
うな企業文化を意識して醸成していくかも明確にしています。

企業文化なので一朝一夕でできるものではありませんが、明示して皆で
意識して考えたり、行動することで、より良い文化・風土を狙って創っ
ていこうとしています。

文化というと、さまざまな国や企業ごとにその国・その企業の文化とか
風土や人々の考え方が違うと言われています。

確かにそうだなと思う反面、そうでもないのではないかな、と思うとこ
ろも散見されます。

ある国に行くと、電車の扉の前を空けずに待っていて、降りる人にぶつ
かってくるように乗り込んで来たり、会計のレジは並ばずに我先に手を
入れてお金を出して会計を済ませようとするなど、日本人の常識からは
想像できない状況を目の当たりにすることもしばしばです(日本では会
計する人が割り込みした人を拒絶して後ろに並ばせる指導をするのです
が、その国では早い者勝ちです)。

しかし上述のような国でも、会社のなかでは昼食時にはきちんと並んで
割り込みをするわけでもなく整然としています。これらを考えると、国
の文化風土や規範のようなものはあるにせよ、企業には企業の良い文化
をどのように構築するかがキーになるといつも感じます。

先日もインドを訪問した際に、コイルを結束した後のバンドの切れ端が
床面に放置されていたので、滑って転んではいけないと思い、私が片づ
けようとしていたら、一人のインド人の方がすぐに飛んできて、私がや
りますから、というような態度で片付けをしていました。

どこの国でも気配りのできる人はいるものだと思い感心しました。ただ、
そういう人が多いか少ないかというのが国の文化風土の表れ方なのかと
も思います。

今年のITCの企業文化の一つに「枠組みに捉われない文化」というも
のを掲げて取り組んでいます。これは、従来の枠組みや考え方から脱却
し、新しいお客さまの開拓や新しい事業モデル・サービスモデルを作り
出し易い文化醸成を狙ってのものです。

私などは今までの経験が邪魔をして、狭い考え方になりがちなので、経
験の少ない若い人たちの意見をどんどん採用するようにしていき、会社
として「枠組みに捉われない文化」構築につなげていくように心掛けた
いと思っています。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.641〕は、2015年12月17日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今週号で代表が書かれているリスク管理について、改めて考え行動して
いかなければならないと思いました。
普段コンプライアンス活動を行っていても、絶対に安心だということは
なく、外国で起きた事件・事故等もいつ日本で起きるかもしれないとい
うことを想定していかなければならない時代になっています。
日常から自分たちにできることはないか、もちろん気配りも大事ですが、
仕組みやルール化して運用を実践していくことが大事だと思いました。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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