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五十鈴メールマガジン〔No.457〕私の財産告白
配信日時:2013/08/30 19:55
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012.03.22発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.457≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆□◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆□◆
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       自分の人生哲学を持って生きていますか。

     多難な時代だからこそ、しっかりと自分の考えを

         持って生きていきたいですね。

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☆No.457 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_私の財産告白
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_新体制へ向けての心意気(山田常務)
┃
┃【ベル・インフォ・テックの現場から】
┃ ■_新中期に向けて(山室社長)
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【代表メッセージ】

         ――― 私の財産告白 ―――
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鈴木貴士です。

素晴らしい本に巡り合いました。本多静六著『私の財産告白』(実業之
日本社)というものですが、表紙には「多くの成功者が読んでいた! 
伝説の億万長者が明かす、財産と金銭の真実」と書かれています。

先生は1866(慶応2)年埼玉県に生まれ、苦学の末、1884(明
治17)年に東京山林大学に入学。一度は落第するも、猛勉強して首席
で卒業。その後、ドイツに私費留学してミュンヘン大学で国家経済学博
士号を取得します。1892(明治25)年、東京農科大学の助教授と
なり、「4分の1天引き貯金」と一日一頁の原稿執筆を開始しました。

1900年には教授に昇任し、研究生活のかたわら、植林・造園・産業
振興など、多方面で活躍するだけではなく、独自の蓄財投資法と生活哲
学を実践して膨大な財産を築きます。1927(昭和2)年の定年退官
を期に、「人並み外れた大財産や名誉の位置は幸福そのものではない。
身のため子孫のため有害無益である」と悟り、全財産を匿名で寄付し、
その後も「人生努力、努力即幸福」のモットーのもと、戦中戦後を通じ
て働学併進の簡素生活を続け、370冊余りの著作を残されました。

1952(昭和27)年、85歳で逝去されましたが、昭和25年に書
かれた自序の中で、前述したモットーを新人生観と位置づけ、「肉体的
にも精神的にも、なんら衰えを感ずることなく、日に新たに、日に日に
新たに、ますますハリ切って、毎日を働学併進に送り迎えしており、世
の中をあるがままに見、避けず、恐れず、それに直面して、愉快に面白
く闘い続けていて、全く持って感謝のほかはない」と述べられています。

さらに「いまここに、長い過去をかえりみて、世の中には、あまりにも
多くの虚偽と欺瞞と御体裁が充ち満ちているのに驚かされる。」「財産
や金銭についての真実は、世渡りの真実を語るに必要かくべからざるも
ので、最も大切なこの点をぼんやりさせておいて、いわゆる処世の要訣
を説こうとするなぞはおよそ矛盾も甚だしい。」というような人生哲学
を平明な言葉で語られているのです。

25歳の時に人生計画を「40までは勤倹貯蓄、生活安定の基礎を築き、
60までは専心究学、70まではお礼奉公、70からは山紫水明の温泉
郷で晴耕雨読の楽居」と定めて実行しましたが、40歳で貯金の利息が
本俸以上になり、宿願である万巻の書を読み、洋行も19回、足跡を六
大洲に印したと言われています。

この本の解説文で岡本吏郎氏が書かれていますが、成功者の物語である
松下幸之助や本田宗一郎のような生き方は「特殊解」だが、本多先生の
この本は「一般解」であり、私たち現代人にとって、誰もがわかってい
る、誰もが知っているごく当たり前のことしか語っていないのです。し
かし、だからこそ、これが痛烈なパンチだということです。

「金儲けは理屈でなくて、実際である。計画でなくて、努力である。予
算でなくて、結果である。その秘伝はとなると、やっぱり根本的な心構
えの問題となる」「金というのは重宝なものだ、ところが、世の中には、
往々間違った考えにとらわれて、この人生に最も大切なカネを頭から否
定してかかる手合いがある。」「投資の第一条件は安全確実である。し
かしながら、絶対安全をのみ期していては、いかなる投資にも、手も足
も出ない。だから、絶対安全から比較的安全、というところまで歩みよ
らねばならぬ」「人生の最大幸福は職業の道楽化にある。富も、名誉も、
美衣美食も、職業道楽の愉快さには比すべくもない。」

まさにその通りだと思います。ヒルティの「幸福論」にも同じようなこ
とが最初に書かれていますね。「気分よく働けて、業績がよく、自己成
長できる」ビジョナリーカンパニーの概念にも似ているので、心強く思
っています。

最後に「『天才マイナス努力』には、『凡才プラス努力』のほうが必ず
勝てる。」私のような凡人にはありがたい言葉ですね。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田常務

      ――― 新体制へ向けての心意気 ―――
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2012年1月、五十鈴は60周年を迎えました。

一つの点から始まり、線を描き、それはいつしか面になり、その面積を
大きく着実にそして確実に広げ成長させてきました。「五十鈴60周年
記念誌」を読みながら改めて感じています。

そしてこの意義深き年に「新体制の組織」として躍進し始めました。一
般的に、この3月と4月は別れの時期でもあり、また新しい旅立ちの時。
学生は社会人となり、多くの会社組織では人事異動など、これまでの人
とこれからの人の両方が一段と成長できる大事な時期でもあります。

「ローマは一日にして成らず」とありますが、仕事も同じく、長い道の
りの戦いです。今日の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれから
の努力で決まります。

従来の良い習慣はそのまま継承しつつ、「新体制の組織」として団結し、
一回りも二回りも大きな母体となったことに、新たな使命感と責任感を
持って、全員が臆することなく任務を勇往邁進していきたいと考えます。

一つひとつの仕事を丁寧に「新体制の組織」の歴史の一頁をともに築き、
創造的な仕事をしていきたいです。

創造的な仕事とは、高度な技術を開発するということだけではなく、昨
日より今日、今日より明日と創意工夫を凝らし、一人ひとりが自分の立
場で、もっと価値の上がる方法はないか、常に考える習慣を意識しなが
ら確実な一歩を踏み出していくことが大切だと思います。

ビジョナリーカンパニーとして、フレキシブルで順応性のある企業の創
造へ向け、毎日がスタートとの気概で一人ひとりの独自性を大切に、ま
た一人ひとりをリードしながら、全社員が「新体制の組織」で自身の使
命を成し遂げられることを期待するとともに、自分自身も新人の心意気
で挑戦していこうと思います。


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【ベル・インフォ・テックの現場から】_山室社長

        ――― 新中期に向けて ―――
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東日本大震災から1年が経ちましたが、震災により失われた多くの人々
に深く哀悼の意を捧げます。

しかし残念なことに、復興に向けて、政府が強いリーダーシップを発揮
すべきところが、いまひとつ頼りにならないので、被災地・被災者に対
して、継続して我々が貢献できることを考え、実行していかないといけ
ませんね。

ところで、五十鈴グループでは、現中期経営計画(2009~2011)
のゴールを迎えようとしておりますが、現中期はリーマン・ショックの
悪影響からの回復期、東日本大震災の被害・復興と未曾有の出来事のも
と、五十鈴グループの業績に対する色々な悪影響を体験(非常事態宣言
等)してきた多難な3年間でした。

しかし、我がベル・インフォ・テック(BIT)の3年間を振り返って
みると、このような逆風の環境下でも、成長のチャンス(MOさまやM
OSHDさまとの協創、五十鈴グループ/物流システムの更新等)に幾
度となく、巡り合いました。

これらに対して、IOC活動や各プロジェクトの活用の機会を創造する
ことで、今まで培ってきたBITのソリューション(SL)サービスの
展開ができる環境を創り出し、お客さまや協創パートナー、各拠点との
複数社が関わる協創プロセスやSS部門中心から物流等へのSLサービ
ス発揮に伴う事業領域の拡大が図れ、グローバルバリューエンジンやバ
リューデスクのBIT版SLサービスモデルができてきました。

これらの経験を通して、組織も社員も成長することができ、BITとし
てのステージアップを実感できる3年間だったと思います。

また、常に上昇志向を持ち続け、ポジティブアクションで頑張ってくれ
た社員に感謝しております。

次期中期(2012~2014)では、五十鈴グループのテーマである
「サービスセンターとしてのイノベーション協創の確立」を見据えつつ、
BITとして、組織力のさらなるパワーアップ/ステージアップを目指
し、「新たな創造」をキャッチフレーズに、お客さま経営変革サービス
を提供できるような「CS協創企業」になっていきます。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 
2012.3.21 岐阜五十鈴に、Tata Steel Lmitedさまより
      社長ほか2名の方々が来社
      →http://www.isz.co.jp/news/2012/0321_000103.html

2012.3.21 青梅五十鈴に、タイより
           サイアム・スチール・サービス・センターさまが来社
      →http://www.isz.co.jp/news/2012/0321_000104.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.458〕は、2012年3月29日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

自分の考えを持つことは非常に大事なことですが、それがいつの間にか
私利私欲や自己都合に根ざしていくと問題ですね。生かされている自分
がいるこの世の中がうまくいくように願うことがベースになければなら
ないと常に思います。それはビジョナリーカンパニーの考え方にも通じ
るところがあり、しっかりとした理念を貫いて、その実現に向けてさら
なる努力をしていかなければならないと思うところです。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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