━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016.01.14発行
五十鈴メールマガジン ≡No.644≡
==ISZ Mail Magazine =====================
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◆◇◆ ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃ ◆◇◆
◆ ◆
年明けからの日経平均株価
5日連続の下落は、戦後初ということです。
その背景には、中国を始めとした
世界情勢の影響が大きいと言われています。
日本を取り巻くあらゆる情勢に
あらためて注視していかなければなりません。
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☆No.644 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_内憂外患
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_今この瞬間の行動が未来を創る(瀬戸執行役員)
┃
┃【五十鈴マネジメントサービスの現場から】
┃ ■_IAの進化(新川社長)
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【代表メッセージ】
――― 内憂外患 ―――
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鈴木貴士です。
日本も含めて、世界ではさまざまなことが起こっています。年末年始で、
さまざまな予測本のようなものを読みましたが、悲観説のほうが多いで
すね。
リーマン・ショックの時にさまざまな情報に振り回されて、頭がおかし
くなり、それ以来、あまり経済雑誌のようなものを読むのをやめていた
のですが、会社の業績も含めていろいろ心配になり、ネットや本屋で自
分が納得できるような著者の書籍を選んで買って読みましたが、難しい
ですね。
ともかく最近の大きな出来事は、逆オイルショックとチャイナリスクだ
と思います。どちらも日本に相当な影響があり、特に中国の問題はさま
ざまなリスクで我々を包んでいます。
そもそも中国は日本が「失われた20年」の間に高度成長を遂げて、短
時間に「中所得国」の仲間入りをしました。世界の人口の20%を占め
る国がこのようなことになったのは前例がありません。
そして昨今、特に重厚長大産業において世界の供給能力の40~50%
を占めて、巨大な供給過剰を生み出しています。特に、我々の業界にお
いては、年間8億トンもの粗鋼が生産され、日本の粗鋼生産にあたる1
億トンが余剰在庫になっていると聞きます。
また需要面においても、自動車やスマホなどは世界の30%のシェアを
持ち、原子力や新幹線等の先端技術分野も国際競争力を持っています。
そしてそういう経済環境のなかで、国有企業が依然として中核になって
います。
共産、社会主義国が経済を自由化するとどうなるかということですが、
問題を整理すると、重厚長大産業において過剰供給を背景に価格競争が
起き、価格押し下げ圧力になっていること、先端産業において技術が盗
まれたりコピーされて、イノベーションを阻害していること、上述した
熾烈な価格競争により、M&Aなどによる企業の巨大化を招き消耗戦に
拍車がかかり、先進国の実質賃金の伸びは低下傾向にあること等が言え
ます。
ヨーロッパに目を転じれば、難民や移民問題でEUは存亡の危機を迎え
ており、ISの問題もイランとサウジアラビアの関係悪化で、さらに複
雑な問題として深刻化しています。
北朝鮮の水爆実験も中国との関係が根本的にあるでしょうし、韓国の経
済問題も深刻です。アメリカはゼロ金利対策を解除しましたが、オバマ
大統領の「アメリカは世界の警察ではない」という発言から、中国をは
じめロシア等が強気になり、世界の治安情勢は混沌となってきました。
日本はアベノミクスで、円安、株高にはなりましたが、デフレからの脱
却までには至っていません。アベノミクスも第二ステージに入ったと言
っていますが、さまざまなことに勢いがなく、政治的には安保法制から、
反保守勢力が勢いづいています。
韓国との慰安婦問題の解決もまだまだすっきりしていませんし、いった
い今年はどうなるのだろうと、心配はいろいろ募ります。
例年通り、年が明けてから来年度の方針を早く発表したいのですが、非
常に難しく思考中といったところです。
今年度は厳しい環境下で、社員の皆さんは本当に頑張ってくれています。
上述したような鉄鋼業界の状況下で、コスト削減に力を入れ、新しい試
みもたくさんしてくれました。
「世界観を変えよう」ということで、積極的にグローバル感覚で世界の
さまざまなところにも出向き仕事をしてくれました。
来年度はさらにさらに思考を深め、新しいことにチャレンジしていくこ
とになると思います。全員参画経営でこの難局を乗り切っていきましょ
う。
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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員
――― 今この瞬間の行動が未来を創る ―――
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五十鈴関東の瀬戸です。今年もどうぞよろしくお願い致します。
新年の始まりに際し、地元神社の宮司さんにお越しいただき、社員一同
で新年をお祝いし、一年の商売繁盛・健康・安全祈願を執り行いました。
毎年のことですが新たな気持ちで身が引き締まります。
日々の心がけと徹底した仕事をして労災0・クレーム0の達成はもちろ
ん、拡販やコスト削減など目標とする結果がしっかりと出せる行動力を
発揮していきましょう。
さて話は変わりますが、すっかりお正月の風物詩となった今年の箱根駅
伝もいろいろなドラマがありました。特に襷がつながることなく、繰り
上げスタートになる瞬間はなんとも言えない残酷な瞬間です。
立ち止まったら襷をつなぐことはできません。また、繰り上げスタート
になっても走るのをやめる選手は居ません。いつもですが何とかならな
いかと感情移入してしまいます。
選手の必死な姿を見ると、繰り上げ時間がもう少し長ければと思ってし
まったりもします。しかし、その後の選手たちのコメントを聞いて、そ
のような(もう少し時間があれば・・・)当事者意識は良くないと気付
かされます。
選手の当事者意識はそんなことではないですよね。なんであと○○秒、
○○分、早く走れなかったのか・・・、襷をつないで走った選手も自分
がもっと早く襷をつないでいれば・・・という気持ちです。
その思いが、次につながる努力に変わり結果を出すための実行力となっ
て目標に一歩一歩近づいていくのだと思います。
今日の行動が明日につながり、明日の行動が未来につながる。目標を達
成するには今この瞬間に行動をするしかありません。そしてその行動に
対する検証と改善を繰り返し、後は結果が出るまで徹底してやり抜くだ
けです。
長期経営目標のWill-Naviがスタートして5年が経ちました。
ちょうど中間地点です。2020年に向けてしっかりと皆さんの意志を
込めた襷を未来につないでいきましょう。
そのためにもゴールを見据えて2016年の意志を表明して、具体的な
行動で良い結果を出していきましょう。
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【五十鈴マネジメントサービスの現場から】_新川社長
――― IAの進化 ―――
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五十鈴グループには、グループの魅力を最大限にPR・IRするための
先導・推進役としてIA(Isuzu Attendant)がいます。
社員総会や各サービスセンターでのショールームなどでも活躍していま
すので、ご存知の方も多いことと思います。
先日このIAという役割に関して、領域の拡大や進化の可能性について
考えようと、各サービスセンターを代表する女性IAが集まりました。
こういった会議は年に1~2回程度開催されてきましたが、今回出席し
た9サービスセンターからの代表者を見ると、なんと4人が初顔でなか
には今年度の新入社員もいます。
上述した通り、この会議は拠点/サービスセンターの代表IAが集まっ
て、五十鈴グループにおけるこれからのIAについて考えようという内
容ですから、取りまとめ役としては「大丈夫かな?」という思いが頭を
よぎります。
ですが会議が始まれば、こちらの心配をよそにしっかりとIAとしての
観点で拠点/サービスセンターの現状認識もできているし、自分の思い
や提言の発信、相互議論もできていました。
恐らく、この会議に出席することになって丹念に準備をしたのでしょう
が、若い力がどんどん育っているのだなという思いと、改めて機会が人
を成長させるのかなと感じた瞬間でした。
そもそもこのIAへの取り組みも、自己成長の機会として捉えながら、
自ら貢献領域を拡げていきたいという思いのなかから、活動が拡大して
いったものです。
「アテンダントカルテ」や「IA育成プラン」などのツールや仕組みな
ども自分たちで開発して、達成感や満足感を得ながら、楽しんで取り組
んできたものが今につながっています。
今回も営業化・人財育成や採用活動・グローバル対応など、さまざまな
観点からIAのイメージが拡大されました。人間の脳というのは、自分
が思った通りのイメージを実現しようと自然と考えるそうです。
皆の思いや考えを結集して、楽しみながら、このイメージ実現を後押し
していきたいと思います。
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◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。
◆ニュースリリース
2016.01.13 全員参画型社内報制作ドキュメント
「社内報〔in〕制作の現場」更新
http://www.isz.co.jp/company/ideamanagement02.html
2016.01.14 ワーレックスが、スチールサービス部門社員向け
固縛教育を実施
http://www.isz.co.jp/news/2016/0114_000248.html
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┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
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【次号のお知らせ】
次号の五十鈴メルマガ〔No.645〕は、2016年1月21日に配信い
たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆
年明け早々、日本を取り巻く世界情勢は混とんとしてきました。アジア
のみならず、西欧諸国での出来事もかつてのように遠い国での出来事だ
と高をくくって眺めているようなわけにはいかず、非常に深刻なものだ
と痛感します。
このようなときこそ、慌てずに冷静に、報じられている出来事の本質的
な問題をよく理解して、行動すべきではないかと思います。
(編集室/本間 靖啓)
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発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
(〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ
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