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五十鈴メールマガジン〔No.648〕老人の一人暮らし
配信日時:2016/02/11 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016.02.11発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.648≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
       日本が高齢社会と言われて久しいですが、

         これからの高齢社会に臨むべく

        国も社会保障に力を入れて取り組み、

           地方の自治体によっては、

     充実した体制を敷かれているところもあるようです。

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☆No.648 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_老人の一人暮らし
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_臨場感・一体感を持って(黒田常務)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_建設ソリューション企業(神生社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― 老人の一人暮らし ―――
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鈴木貴士です。

先週、北九州の工場に立ち寄ってから博多の魔女の母親、大魔女に会っ
てきました。南区という、博多ではあまり交通の便の良くないところに
一人で一軒家に住んでいるのですが、近所に息子一家が住んでいるので
安心と言えば安心です。

しかし90歳近くになって一人暮らしは大変だろうと、東京に呼ぶこと
も考えたのですが、本人が気丈にも一人で住むということで頑張ってい
ます。

小倉から博多まで新幹線で行ったのですが、危うく東京方面の切符を買
うところでした。初めてのことは何かと勘違いすることがありますね。

そして、博多と小倉は東京と新横浜ぐらいの感じでした。博多駅からタ
クシーに乗り「南区の花畑ハイツ」と行先を告げると、運転手に「宮崎
から4ヵ月前に出てきたのでよくわかりません」と言われ困りましたが、
「自動車運転免許試験場の傍」と言ったらなんとなくわかり走り出しま
したが、この道でいいのかどうか、ちょっと判断に困りました。

なんとか家にたどり着きましたが、途中、新しいスーパー等もできてい
て不安な要素もありました。地方都市もどんどん変わっていきますね。

家のガレージに普通車が止まっていたので、義理の弟の車かと思って家
のなかに入ると介護のヘルパーさんがいて、果たしてその人の車でした。

とても感じの良さそうな人で、週一回、掃除や洗濯のお世話になってい
るそうです。その人に挨拶をすると、気を遣ったのかそそくさと帰られ
ました。

それから、大魔女の独壇場で日々の話をたっぷり聞きました。もちろん
私をもてなそうと佐賀の「さがほのか」という立派な苺と、どういうわ
けか札幌グランドホテルのアップルパイを振舞ってくれました。

福岡は「あまおう」という苺が有名ですが、あえて佐賀の苺を選んだよ
うで、大変大きく美味しかったです。そして、テレビショッピングで取
り寄せた「札幌グランドホテルのアップルパイ」も4種類のチーズと大
きな塊のリンゴが絶妙で堪能しました。これはどうやらサプライズを狙
ったようです。

大魔女は私が美味しそうに何かを食べるのが好きで、いらないと言って
も必ず何か用意していてくれるので、この日も昼食抜きで訪問して正解
でした。

老人に対する地方のコミュニティは良くできていて、民生委員の人やボ
ランティアの人が活躍しています。スーパーの買い物ツアーもあり、2
00円出せば迎えに来て皆で行くことができるそうで、もちろん宅配も
あるのですが、引きこもり過ぎるといけないので、たまには出かけると
のことでした。

家のなかも老人用にリフォームされていて、手すりや取っ手などが工夫
され、生活しやすいようになっています。

この間は、あんまり足が痛いので老人ホームに入ろうかとヘルパーさん
に相談すると、「末光さんは全くボケていないから、入ると人間関係で
ストレスが溜まり、半年ぐらいで老け込んでしまう」と言われ、一人で
緊張して生きているから、しっかりしているのだと言われたそうです。

実際しっかりしていて、風呂場で倒れてはいけないと、風呂に入るとき
はお嫁さんにこれから入ると電話し、30分以上経っても電話がないと
きは家に様子を見てほしいと頼んでいるそうで、さらに夜倒れると皆に
迷惑がかかると、風呂は昼間に入っているとのことでした。

東京に帰り、魔女に報告しようとしたら、訪問時のすべての出来事が鮮
明に魔女に伝わっていて驚きました。恐るべし大魔女、まだまだ元気で
いてくれると思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

      ――― 臨場感・一体感を持って ―――
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今期も残すところ2ヵ月弱となりました。この時期はIOC活動など今
期の活動の振り返りやまとめ、そして来期に向けての準備と大変大事な
時期となっています。

またその来期は今中期の最終年度となっており、今まで行ってきたこと
をしっかりと成果として、形として出すことが求められており、各自や
るべきことを明確にして信念を持った行動をしていきましょう。

今期、五十鈴中央では「中央シナジーの進化」を基本方針に「未知なる
力を生み出そう」をキャッチフレーズとして、マーケティングプロセス
を新たに変えていくことにより、今まで見えていなかった新たなマーケ
ットの開拓や新ビジネスを創り出すこと、そして中央の組織体制をより
スマート化していくことなどに挑戦してきました。

結果、マーケティングプロセスが変わり始めたり、新ビジネスとしての
収益を拡大するなど変化・成果は見え始めており、経営数値にもつなが
ってきています。しかし全体観としては自動車関連の落ち込みによる販
売の減少を効率化・合理化でカバーはしたものの、全体のマーケットは
縮小し減収により収益は期初目標には届かない見込みであります。

来期は当然新マーケット開拓、新ビジネス創出の活動は継続していきま
すが、今後販売環境はさらに厳しくなることも予測されます。今期の合
理化などで若干内部に向いた守りの思考や行動、新ビジネスなど難しい
取り組みにより深く入り込んだ狭い思考になりがちだったと思います。

来期はもっと大きな視点で拡大・向上の意識を持って、もっとハングリ
ーにマーケットを拡大していくことが必要だと思っています。

話は変わりますが、昨年五十鈴中央設立以来続けていた3SC合同の忘
年会を、マンネリ化を避けるためと各SCの独創性を高めるために各S
C別々に独自のアイディアでの忘年会に変えました。

大和SCの忘年会は「ルミネtheよしもと」で「お笑い」を観て、プ
リンスホテルでのディナーという企画でした。私はナマで「お笑い」を
観るのが初めてで、臨場感・一体感がすごく非日常的な感覚となり、テ
レビで観ているのとはまったく違い、何かそこにしかない価値のような
モノが感じられました。

漫才ではテレビに出ているような大物芸人は守りというか、その場をこ
なしてる感があり、無名の若手芸人の方が真剣さ、新鮮さ、ハングリー
さが伝わってきて面白く感じられました。

また、新喜劇風のコメディでもストーリーで決められた「笑い」より、
その場の状況に合わせた「アドリブ」の方がより受けていました。

今回出演した若手芸人がどれだけ売れて成果を出せるかわかりませんが、
是非とも頑張って、あの時の芸人と思えるようになってもらいたいと思
います。

私たちも来期は是非、さまざまなマーケットに価値を感じて貰えるよう
に、臨場感・一体感を出していきましょう。


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【五十鈴建設の現場から】_神生社長

      ――― 建設ソリューション企業 ―――
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今月中旬より下期IOC成果発表会が始まります。我が社は2月16日
のトップスタートになっています。現在、各チームともリーダーを中心
に纏めを行っています。良い発表になるように全員参画で行っています。

今の話題としては、北朝鮮のミサイル、マイナス金利、中国発の金融危
機、そして原油を含む資源安ですが、専門でないので話題を建設業界の
話にします。

今期は新国立競技場問題と杭データ改ざんなどあまり良い話がありませ
んでしたが、都心では次々とビルの建設が行われ、渋谷・新宿駅の改修
工事や品川と田町の間に新駅開設など新しいコンセプトに基づいた都市
整備が行われています。また、ホテルの改修や新築工事も次々に施工し
ています。

こんな話をすると建設業界は良い時代に入っていると思われますが、現
実は厳しい時代になっています。今、建物を施工している所は都心の一
等地であり、収益性の高い見込みが予想される場所に限定されています。

公共事業予算は膨らんでいますが、震災の復興事業予算、都市部のイン
フラ整備、オリンピック整備やリニア等に多くの予算が使われています。

地方自治体では福祉および子育て等の予算の増大により、建設予算の縮
小を行っている状況です。我が社の今期は、官庁の物件は1件だけであ
りました。近くの市町村では該当物件が無く、県の物件を受注しました。
これも一番近い物件でありましたが、本社から30kmもある現場でし
た。官庁工事はこれからも増えることはないと思います。

これからも民間物件を主流に営業活動を行っていくようになります。付
加価値の高い物に集中する傾向がますます高くなっています。マンショ
ンなら駅から5分程度がベストです。オフィスビルは都内の日本人なら
誰でも知っている場所がベストです。

人口減少の時代になっても人は東京に集中していきます。地方の人口減
少はさらに加速していくと思われます。

このような文章を書くと建設、大丈夫か!となるでしょうが、前の東京
オリンピックから50年が過ぎました。その頃に作った建物が寿命にな
りつつあります。大規模な耐震補強を伴った改修工事の需要があります。

またバブルから25年が経過していて、ビルの2回目の改修時期にもあ
たり、屋上の防水および外壁の塗り替えだけでなく、設備配管やダクト
等のやり替え時期にもあたっています。

ただ直すのではなく、付加価値も併せて提供して建物資産を向上するサ
ービスを提供する良い時期になってもいます。

戸建ての住宅件数も増えています。少し郊外の自然のある住宅地が良い
そうです。反面、空き家も増えていますので、税制改正により住んでい
ない建物には宅地としての税金がかかるようになります。これで、土地
の売買やリフォーム後の戸建ての賃貸などの新しいサービスも増えると
思います。

時代の流れにより求められている住宅環境変化により、建物の用途も変
化しています。地方のホテルが、海外からの旅行者が過ごしやすいよう
に宿泊施設を改造して大きな収益を上げているとのことです。

我が社の希望する企業像は、「建設ソリューション企業」です。外部環
境を見据え、今求められている物を本質で捉えて、建設業を50年間続
けてきた実績・経験と、それを支えてきてくれた多くのパートナーの知
恵を結集して、お客さまへ「五十鈴の建設ソリューション企業」として
お役に立ちたいと思います。

マンションをほぼ裸にしてのリノベーションや、新しい部材を使っての
工場の耐震など、現在も施工していますがその良さをアピールすること
が弱く裾野が広がっていきませんでしたが、これからはこれらの良さを
伝えながらお客さまに喜ばれるようにしていきますので、宜しくお願い
致します。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.649〕は、2016年2月18日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

来期まであと1ヵ月半ほどになりましたが、風邪など引かないように、
うがいや手洗いなどを励行して注意していきましょう。
年度末のこの時期は、今年度の自分の価値発揮を振り返る大事な時期で
す。組織の方向性を理解し、これから先の自分をよく考えたうえで、総
合的に見ていくことが大事ではないでしょうか。
この1年での反省や学び・成長を活かして、1年後の自分の変化した姿
を前向きに想像して来期の目標を立てていけると良いですね。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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