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五十鈴メールマガジン〔No.649〕くだらない話
配信日時:2016/02/18 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016.02.18発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.649≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
           毎日報道されるニュースに

         どんな関心を寄せて観ていますか。

         視聴率や販売部数を競うメディアの

        興味本位のあり方に惑わされることなく

           日本を取り巻く情勢から

          何が本当に大事なことなのかを

         見極めていかなければなりません。

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☆No.649 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_くだらない話
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_「協創バリュー創出企業」を目指して(瀬戸執行役員)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_リスク管理(川合社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― くだらない話 ―――
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鈴木貴士です。

最近は朝から晩まで、政治家の不祥事や元スポーツ選手の犯罪、タレン
トの騒動等が報道される一方で、北朝鮮の水爆、ミサイル実験やヨーロ
ッパの難民問題、アメリカの大統領選挙、世界の金融不安やアベノミク
スの行方等、大きな関心事がたくさんあります。

こういう状況でマスコミはどういう優先順位で、どういう報道をするか
ということがジャーナリストの使命だと思うのですが、週刊誌をはじめ、
スクープ合戦に終始しており、それもどう考えても意図的に取材をして
いるのではないかと思うところもあります。

政治家や有名人は、そういうことをしたら絶対にダメという範疇が、有
名税で多くあるのはしかたのないことですが、田中角栄首相の時の「ロ
ッキード事件」や竹下首相の時の「リクルート事件」のように大きい話
になると、国益を損なうことになります。

そして国民は不祥事まがいのことばかりに目を向け、本当に重要なこと
を見過ごしてしまうことが多々あると思うのです。

今日、最大の懸案事項は日本を取り巻く、地政学的な安全保障の問題、
中国、北朝鮮、ロシアに対する外交政策です。アメリカのオバマ大統領
が「アメリカは世界の警察ではない」と発言してから、世界は大きく変
わろうとしています。

そういった意味からも、安倍政権は集団的自衛権の行使や安保法案の改
定等、対応を急いでいますが、それに対する反対や沖縄の基地問題での
沖縄県知事を筆頭とする反対運動等があります。

アベノミクスも日銀のマイナス金利による金融緩和政策でも、円高、株
安の流れは止まらず、GDPも第3四半期もマイナスのようです。「強
い経済」が実現できなければ、その後の安倍政権が求める「憲法改正」
などは夢のまた夢になってしまうでしょう。

しかし最も恐ろしいのは、こういう混沌とした世界情勢のなかで、アメ
リカの大統領選において、民主党では民主社会主義者、共和党では「中
国、日本、メキシコは我々の敵だ!」と明確に決めつけている、極右の
人間に支持が集まっていることです。

思えば、ヒトラーもスターリンも文民統制で選ばれたリーダーです。混
沌とし、経済が壊れて生活が困窮してしまうと、民衆は強いリーダーシ
ップ、すなわち独裁者を求めるのです。

独裁者は民衆の過大なる支持のもと、思い切った政策で成果を出そうと
する結果、さまざまな悲惨なことが起きるのです。

このような情勢下で、冒頭述べたようなワイドショーや週刊誌を始めと
するマスコミは、庶民が興味を持つゴシップや有名人の犯罪や不祥事、
政治家のカネの問題や不祥事、失言ばかりを取り上げています。

もしあなたが拉致被害の当事者だったらどう思うでしょうか? 「対話
と圧力」というスローガンで満足できるでしょうか? すべてのことを、
当事者意識を持って考えることが重要なのです。

私は倅一家がソウルにいることや、我が社の社員がテロの発生する地域
に赴任していることがとても気になりますし、どうにかしたいといつも
思っています。

ですから、そういうことに関する情報がいつも欲しいのですが、なかな
か思うように把握できません。

朝からやっているワイドショーは「くだらない話」ばかり取り上げてい
ると思うのは私だけでしょうか? 経済のみならず、緊張感と臨場感を
持って、さまざまな情報を収集しなければならないと感じている今日こ
の頃です。


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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員

   ――― 「協創バリュー創出企業」を目指して ―――
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突然ですが、スパゲティの麺の太さを知っていますか。1.6mmが市
場の半分を占めるそうですが、我が家もマ・マーの1.6mmを買って
います。

ゆで時間がキッチリ7分で容量も300gから1kgまでと豊富で値段
もお手頃だからです。どこのスーパーでも必ずと言っていいほど売って
います。

そんな家庭用スパゲティ市場に「早ゆで」という新しいカテゴリーを形
成してヒットしている商品があります。最近では「早ゆで4分スパゲテ
ィ1.8mm」など、太麺でも短時間で調理できる商品が開発されてい
ます。

「早ゆで」という価値は、従来のスパゲティ市場以外にも、忙しい朝の
お弁当づくりや簡単に食事を済ませたい時のニーズにも応えられそうで
す。料理の時短志向にもマッチしているので、マーケットに受け入れら
れて売上規模も拡大しているようです。

料理をつくる人の気持ちに立ってよくよく考えれば、当たり前のことで
す。この当たり前が立場が違うと見えなくなってしまいます。

今週からいよいよIOC成果発表会が始まりました。SS部門は来週か
らですが、新中期が3年から2年に変わったこともあり、今期末が中間
地点の成果発表となります。

今中期で実現したい世界観に対する取り組みが、より具体論で展開され
ていることを期待しています。

五十鈴関東では、協創を通じてお客さまにとっての嬉しさを提供するこ
とができる「協創バリュー創出企業」を目指して活動しています。この
お客さまにとっての嬉しさが何かというのを見つけ出すには、外側から
お客さまを見ていたのではわかりません。

お客さまの生活感を感じ取れるくらいに中に入り込まなければ、嬉しさ
は見つけられないと思います。

そしてお客さまを通してマーケットを内側から見ることができるように
なると、もっと多くのお客さまの嬉しさを実現するマーケット価値が見
えてくるようになるのではないかと思います。

今期は多くの未開拓マーケットへの参入に挑戦してきましたが、参入は
あくまでも外からマーケットを見ているにすぎません。協創バリューを
創造するための入り口です。

そこからの広がりや深掘りによりお客さま・マーケットの立場に立って
嬉しさを探究し具現化していく、そのようなIOC活動が展開できると、
バリューセンターへの変革が進むと思います。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

         ――― リスク管理 ―――
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先週は春一番が吹き、暖かい日がありましたが、今週はまた寒い日が戻
ってきました。

インフルエンザも2月1日から7日の間に急激に増加し、警戒レベルに
達したというニュースが流れていました。気温の変化が激しいこの時期
は体調を崩しやすくなるため、健康管理には十分な留意が必要になりま
す。

五十鈴グループではリスク管理の一環として、各種のBCP(Busi
ness Continuity Plan)を策定しています。

その一つにインフルエンザに対応したBCPも策定しています。これは
インフルエンザで多くの社員が欠勤する事態になっても、お客さまにご
迷惑をお掛けすることなく、事業を継続させていくための計画です。

自然災害や機械故障による稼働停止、予測もつかないテロのリスクなど、
我々を取り巻く環境にはさまざまなリスクが潜在しています。BCPは
そういうリスクが現実のものとなって現れた時の対応を、事前準備も含
めて計画するものです。

何かが起きた後の対応も大事なのですが、起こさない、巻き込まれない
ための対応も非常に大切です。1月には我が社から社員を出向させてい
るインドネシアでも爆発テロ事件が発生しました。

幸い、当日は爆発場所から離れた工場で勤務していたため、巻き込まれ
ることはなかったのですが、こういうテロに対する予応も日常の中で注
意しないといけない時代になってきています。

人通りの多い所は避けたり、逆に人通りの少ない所は強盗の危険がある
から避ける、夜間はなるべく外出しないなどの行動をしないといけませ
ん。

その他のリスクとしても、労働災害や品質クレームによるリスクもあり
ます。基本作業を徹底して実践することと、リスクの芽を皆で発見し、
一つひとつしっかりと改善していく必要がありますので、現状を肯定す
ることなく、継続的改善を進めてもらいたいと思います。

インフルエンザに話を戻すと、五十鈴グループでは予防策としてほとん
どの社員が予防接種をしています。予防接種をしたから万全という訳で
はないので、外から菌をもらわないようにしないといけません。

今後もインフルエンザの脅威は残されています。手洗いやうがいの励行、
多くの人ごみの中でのマスク着用による予防など、できることをしっか
りと行ってインフルエンザにかからないようにしていきましょう。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.650〕は、2016年2月25日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

先週末の5月並みの気温の日があったかと思えば、週明けの月曜日は東
京で前日比マイナス19度となりました。
二十四節気では2月19日から「雨水(うすい)」になります。期間は
「啓蟄」(3月5日)までで空から降るものが雪から雨に変わり、雪が
溶け始め、草木が芽生える頃をいいます。昔から農耕の準備を始める目
安とされ、春一番が吹くのもこの頃です。
しかし、春の訪れにはまだ遠く、大雪が降ったりもします。三寒四温を
繰り返して、春に向かっていく時期なので、油断せずに体調管理には注
意しながら過ごしていくことが肝心ですね。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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