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五十鈴メールマガジン〔No.651〕世界はどうなっていくのか?
配信日時:2016/03/03 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016.03.03発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.651≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
            3月に入りましたが、

        今週は三寒四温で寒い日が続いています。

      花粉症の人には、風の強い日はつらい季節です。

        しかし、春はもうそこまで来ています。

           今年度最後の1ヵ月間を

            しっかりと踏みしめて、

          来期へとつなげていきましょう。

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☆No.651 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_世界はどうなっていくのか?
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_ボランティアの面白さ(小久保常務)
┃
┃【五十鈴オートの現場から】
┃ ■_進化を来期につなげていくために(小林社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

     ――― 世界はどうなっていくのか? ―――
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鈴木貴士です。

IOC成果発表会の週も終わりました。一日の休みもない一週間でした
が、五十鈴の拠点の皆さんも大変だったと思います。皆さんの日々の努
力には頭が下がります。この発表会を通して、会社全体が活性化し、進
化していることが確信できました。

土曜日はワーレックスと倉庫の発表会でしたが、大勢の人々が纏まって
いることに感心しました。新しい仲間も大勢いましたが、馴染んでくれ
ているようで安心しました。

日曜日はソリューション部門の発表会でしたが、こちらも忙しいなかで
どの会社も進化していました。日常業務の延長線ではなく、ソリューシ
ョンの切り口でどの会社も考えられるようになってきていると思いまし
た。

ソリューション部門の発表会の時は私が講話を1時間半することになっ
ているのですが、今回はその頭のところで世界情勢の話をしましたが、
本題ではなかったのでここで少し補足したいと思います。

まず、世界全体がグローバリズム、すなわち利益の最大化が価値観の中
心になっている。特に米国の国際金融支配にみられるように、ルール違
反を犯しても利益を追求する思想とシステムは金融危機による米国の弱
体化で終焉に向かいましたが、未だにフォルクスワーゲンや日本では東
芝の問題のようなことが起きています。

また、旧東側陣営の崩壊後は中国が米国の唯一の挑戦者になりましたが、
ここにきて経済危機になっています。そして、世界はグローバルスタン
ダードと言われた、米国の一極支配から再びパワーゲームになってきて
います。

オバマ大統領が「アメリカは世界の警察官ではない」と発言してから、
アメリカの事態収拾能力は中長期的に衰退し、さまざまな問題を世界に
起こしています。

顕著な例は、中国が人工島の建設を強行し、それにより南シナ海をめぐ
るシーレーンの確保をアメリカが主張し、対立状態になっています。

一方、ヨーロッパでは大量難民が発生し、ISの問題も含めユーロ圏が
大変なことになり、それを巡りナショナリズムの復活が起きようとして
います。

これもグローバリズムの進展に伴う利益至上主義の拡大で、国境を越え
たヒト、モノ、カネの移動が自由になり、先進国の新興国、発展途上国
に対する対外直接投資から、それらの国の発展が国内生産能力の減少、
空洞化を生み、世界全体がフラット化し、それらの資源国は中国経済の
成長により需要が永続的に続くと過信し、資源を売りまくり、中国経済
のバブル崩壊で一気に所得を減少させてしまいました。

そして、世界経済全体の実体経済の悪化が起きているということですね。
中国はリーマン・ショックの時はいち早く手を打つことができましたが、
現在では特に都市計画の失敗により、各地に鬼城と言われるゴーストタ
ウンを生み出してしまいました。

中国経済はすでに死に体で、実質はゼロ成長ではないかと言われていま
す。習近平による腐敗キャンペーンで賄賂中心の収入が減少して、消費
が落ち込み、不況の足をさらに引っ張っているとのことです。中国の供
給過剰は世界の最も深刻な問題です。

そして何と言っても、アメリカの大統領選挙の行方が気になります。ヒ
トラーのように名指しで他民族を敵に回し、仮想敵国を想定し、そして
それらのなかに日本が入っているということがとても心配です。

特に基地問題については、国防をアメリカに頼り過ぎていたツケが回っ
てきたのだと思います。ともかく、世界の中の日本を意識して情報を取
り、進んでいかなくてはなりません。考え、実行することが山ほどある
ようです。


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【執行役員が伝えたいこと】_小久保常務

       ――― ボランティアの面白さ ―――
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IOC発表会お疲れさまでした。私は2回目の参加でした。自分自身が
前回に比べて発表内容についていけるようになったこともあるとは思い
ますが、この半年の着実な進捗、そして今中期最終年度となる2016
年度に向けた手応えを実感することができ、大変有意義なものでした。

今後、お手伝いできることや、少しでも貢献できることがあればと思い
ます。

2月28日には東京マラソンが行われました。3万6千人超の市民ラン
ナー、運営を支える約1万人のボランティア、大会を盛り上げる沿道の
観客が一体となる、盛大なイベントです。

今年は10回目となりますが、当初は市民マラソンとして未経験なこと
ばかりで、課題克服の工夫を重ねながら現在のような応募倍率10倍以
上という大イベントに成長したとのことです。

この大会に昨年はボランティアで参加することができました。役割は給
水係。紙コップ入りのミネラルウォーターをランナーにつなぐことでし
た。

早朝、貨物車から荷物を降ろし、机の上に紙コップを並べ、ペットボト
ルから水を注ぎ、空いた段ボールはごみ集積所に持っていくことから仕
事が始まりました。

無論メンバーは初対面ですが、すぐに意気投合してコップをどのように
並べたらランナーは取り易いかを相談をするなど、単調な仕事なのです
が、押し寄せてくるであろうランナーに備えて意気揚々としていたのを
覚えています。

朝は生憎の寒い雨でしたが、寒さなど忘れていました。目的を一つとす
るボランティア仲間ならではのことです。

世界的大会としてメディアの注目するものであり、成績に向けてしのぎ
をけずるエリートランナーが通過するまでは、沿道整理の人は歩道側を
向いて直立していることや、給水所でも手を出してはいけないなど、そ
の段階ではボランティアにはレースが支障なく進行するように配慮する
ことが求められます。

その後は市民ランナーに向けて、声援を送ったり、トイレの案内をした
り、ドリンクを手渡ししたり、またハイタッチをして鼓舞するなど、完
走のための背中を押すことが役目になります。

相当消耗したランナーからも、苦しい顔ながらありがとうと言ってもら
うことも多く、心から頑張れと祈りました。

機会があって、その後仙台で開催されたハーフマラソンに今度はランナ
ーとして出場することができました。その時は、東京でのボランティア
経験があったので、観客を含む沿道のサポートに心からの後押しを感じ
ることができ、その結果途中の関門で時間切れとなることなく完走でき
ました。

その大会もレースの前後を含めてボランティアの皆さまの献身的な支え
を得て、大きなイベントとなっています。

主役ではなくても、サポーターとしてみんなが一つになってイベントを
盛り上げることができたという高揚感は、経験してみると想定以上のも
のです。

私たちのチームのリーダー格(もちろんボランティア)の方は、過去に
4回もの経験があり、お住まいの栃木県さくら市から始発電車で駆け付
けたとのことでしたが、それだけ価値のあるものなのでしょう。

震災ボランティアがクローズアップされていますが、地域コミュニティ
ーにおいても種々ボランティアで成り立っている活動がいろいろありま
す。地域や社会とのつながりが実感できるものとしてお勧めです。


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【五十鈴オートの現場から】_小林社長

    ――― 進化を来期につなげていくために ―――
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今期もいよいよ期末を迎え、あっと言う間に1年が経とうとしています。

先週はIOC成果発表会お疲れさまでした。そのなかでLG部門のワー
レックス、五十鈴倉庫の成果発表会に総勢200数十名が集まり、1部、
2部計18チームの発表が行われました。

会を重ねるごとに活動の広がりや新たな業態への可能性を感じさせる発
表会で、発表者の皆さんもあまり練習をする時間もないなか、堂々とし
た発表ができていたと思います。

また、その他各チームも1年の活動を通して今期もいろいろな機能や価
値が生まれ、また進化したのではないでしょうか。

進化とは「経験と変化によって生き物を修正すること」であり、その修
正こそが進歩と言われます。我々を取り巻く環境も常に変化しており、
その修正(活動)を行わなければ個人も組織も陳腐化してしまいます。

そうならないためにも、自分たちの思いや目標に向かって来期も活動を
頑張っていきましょう。

オートの活動も拠点開発として足元の改善活動が中心でしたが、着実に
成果につながってきていると感じています。

しかし今期を振り返ると足元の問題に目を向けた1年だったと思います。
問題は無視できませんが、問題中心の活動では組織も守りになってしま
い、悪くさえなっていなければ成果を上げていると勘違いしてしまいま
す。

そこで来期はもっといろいろな機会に目を向け、機会にエネルギーを集
中し個人も組織も達成感のある1年にしていきたいと考えています。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.652〕は、2016年3月10日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今期があと1ヵ月あまりで終了しますが、この1年を振り返って自分の
成長はどのようなところに見られましたか。成長したと思えるところも
あれば、反省すべきところもあったのではないでしょうか。
自分の影響力は自分でも知らない意外なところに反映されていることが
あるものです。それを知るためには、多くの人(すぐ隣にいる人も含め)
と対話してみることが大切です。
客観的なフィードバックを貰って自己のモチベーションを来期へつなげ
ていきましょう。そのためにも自己管理をしっかりとしていかなければ
なりませんね。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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