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五十鈴メールマガジン〔No.656〕新年度を迎えて
配信日時:2016/04/07 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016.04.07発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.656≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
         桜の開花とともに新年度が始まり、

        希望に燃える新入社員が入社しました。

          始まりのこの時期が大切なのは

         例年のことですが、自社のみならず

           外部の動向にも目を向けて、

     今年度のゴールへ向けて良いスタートを切りましょう。

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☆No.656 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_新年度を迎えて
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_決算書を楽しもう(小久保常務)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_自分たちによる環境変化への取り組み(神生社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 新年度を迎えて ―――
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鈴木貴士です。

今年も桜の花が咲き、新入社員が入社しました。毎年同じで毎年異なる
光景ですが、「易経」の三義で言われているように、「変易」(森羅万
象この世のものは変わり続けている)、「不易」(しかしそのなかでも
変わらないものがある)、「簡易」(そしてその法則はシンプルである)
ということですが、本当にそうだと思います。

五十鈴の入社式は毎年新しいメンバーが入ってきますが、規律正しい、
新入社員の自己紹介や心温まる先輩社員(インストラクター代表)の激
励、そして創業者の会長から私に変わっても、社長の講話は「エチケッ
ト・マナー」から始まります。

「五十鈴鋼材」から「五十鈴」に変わり、社長交代して25年を迎えて
いますが、会社の業容は大きく変わりました。経営体制も高度成長を背
景とした、創業者の力強いリーダーシップから私の組織的経営を通して、
今や「全員参画経営」を目指しています。

そして「鉄鋼問屋」「コイルセンター」「サービスセンター」という会
社の業容の変遷を通して、こちらも「グローバル・バリューセンター」
に近づいています。

お客さまへの提供商品も「薄板鋼板サービス」のみならず、「ロジステ
ィクス」や「ソリューション」という、物流や情報、知的ビジネスのよ
うな無形のサービスも多くなってきています。

しかし、いつの時代でも世の中に「必要な存在」になるためには、「必
要な人財」が求められています。その縁を結ぶのが「入社式」であり、
その演出の下地になるのが「新入社員研修」です。

私が自分で考え、自分で実行した研修ですが、今でも印象深く誇りにし
ているのがこの「新入社員研修」と「インストラクター研修」、「新任
管理者研修」です。

どの研修も、終わった時の充実感と参加メンバーの成長ぶりが、他の研
修と比較にならないくらい素晴らしいのです。今回も新入社員研修の最
終日に振り返りを兼ねて、「代表への手紙」というものをアウトプット
してもらいました。

それを入社式では、代表者が私を前に発表するのですが、入社式当日の
朝に、私は全員の「代表への手紙」を読みます。その手紙は、字の上手、
下手ではなく、皆の気合いと研修での苦労や成長、そしてなにより、現
在の自分に対する「誇りと自信」が感じ取れる文章が読み取れます。

そうしたなかで緊張した入社式後、懇談会が行われ、和やかな雰囲気で
新入社員と五十鈴の経営幹部の交流が行われ、研修のグループ単位での
成果を自由なパフォーマンスで発表されます。

今年もグループの皆が力を合わせ、チームワークの大切さやコミュニケ
ーションの重要さを学んだことを伝えてくれました。若い人々から感じ
られる無限の可能性に接し、我々経営幹部も心を新たに今年も新年度を
迎え、決意を新たにしました。

世界経済は混沌としており、テロや暴動、難民問題等があります。経済
もEUの問題や中国経済の失速、資源価格の低迷による資源国の影響、
アメリカの利上げや、日本の金融緩和やマイナス金利等、世界経済の長
期低迷を示唆する出来事が多く発生しています。

安倍首相には伊勢志摩サミットで、是非、議長国としてのリーダーシッ
プを取り、財政出動等、世界中の緊縮財政政策からの脱出を図ってもら
いたいと思います。それがひいては日本国の自信と誇りを取り戻す切っ
掛けになることを期待します。


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【執行役員が伝えたいこと】_小久保常務

        ――― 決算書を楽しもう ―――
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満開の桜とともに、新年度が始まりました。

それぞれの方がそれぞれの持ち場で、昨年度の振り返りのもとに、本年
度に向けて如何に臨むかを整理され、日々の活動に反映されていること
と思います。

新年度はすでに始まっていますが、会計的にはこれから1ヵ月かけて、
損益計算書や貸借対照表など財務諸表を作成の上で、営業報告書を纏め
るという、1年で最も大切な作業の一つ、決算が残されています。

決算書は、株主や金融機関などステークホルダーが私たちを理解する上
での最も重要な資料であるので、等身大の五十鈴グループが適切に表現
されるよう十分意を尽くして作成します。昨年度はマスコミなどでも不
適切な会計処理が報道されていましたが、そのようなことは論外です。

財務諸表は、一つの事象を必ず2面から記帳する複式簿記に基づいて集
計されたもの。複式簿記の開始はルネサンス期のヴェネチア商人のよう
ですが、今ならノーベル賞に値すると思います。(ドイツの文豪ゲーテ
は、簿記のことを人間の精神が生んだ最も美しいものの一つであると称
賛していたとのこと、インターネットで知りました。)

財務諸表は一定のルールで作成されます。五十鈴グループは日本会計基
準で作成されていますが、株主への連結決算報告においては、国際会計
基準での財務情報を提供することが求められています。

具体的には、日本会計基準と国際会計基準との違いを報告するのですが、
今年度からはその内容において広範囲かつ詳細となる予定です。

予算ステコミにおいても、国際会計基準対応力の強化を重点課題として
活動していきます。会計面で話題の多い年となりそうです、よろしくお
願いします。

財務諸表の数字自体は無機質なものですが、決算書にはその会社の在り
姿が表現されています。

損益計算書には、顧客をはじめとするステークホルダーからの認知の下
に財やサービスを競争力のある価格で提供できた結果としての収益や利
益がフローとして記載されており、これらの活動の積み重ねにより蓄積
されてきた価値創造力、資産規模、人財力、信用力などのストックが、
貸借対照表として表現されています。

損益計算書は、企業の収益の状況を直接表すものとして重要なものです
が、個人的にはストックとしての実力を表現している貸借対照表がより
重要ではないかと思っています。

与信手続きの際には必然、決算書を確認する作業を行いますが、時には
気になる会社の財務諸表を眺めて、特に貸借対照表をじっと見つめて、
探偵気取りでその会社の顔や体形をイメージしてみるのも面白いもので
す。


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【五十鈴建設の現場から】_神生社長

    ――― 自分たちによる環境変化への取り組み ―――
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五十鈴建設の神生幹です。先週から日本の各地で待ちに待った桜が開花
し、週末からはやや天気が悪くあっという間に「満開」とはなりません
でしたが、今年の桜には何か勢いを感じます。

五十鈴グループにも37人の新しいメンバーが増え、新社会人としての
スタートとなります。我が社にも1名ですが、新メンバーが増え、桜の
開花の勢い以上に前進するように思います。

前期になりますが、N社さまから依頼の物件を2月末に引き渡し、3月
中旬に開所式を行いました。

N社さまはNグループの会社で、60年代後半の創業以来、「教育」
「医療」「介護」の3事業を柱に、斯業界のトップ企業として地位を確
立し、社会環境の変化やニーズを見つめ時代を先取りした新しい価値や
サービスの創造に取り組んでいます。

また近年では、子育て支援やグローバル化の進展に伴い、「保育」や
「語学教育」などへ事業領域を拡大させ、総合生活支援企業として多角
的な事業を展開しています。

前期、我が社が施工した新築物件も「教育」「医療」「介護」になって
います。「教育」としては学校改修・保育園新築・院内保育施設、「医
療」としては健康診断施設、「介護」としては今回の物件があり、各項
目は毎年施工しています。

マンションの施工が中心であった時もありましたが、環境変化により施
工物件も大きく変化しています。しかし環境変化と言っても実際は自分
たちで環境変化を起こしています。

我が社がある朝霞地区で何十棟もマンションを作り、昔は会社から駅が
見えていましたが、今では多くの建築物で見えなくなりました。

埼玉県及び朝霞地区の人口はほとんど増えていません。埼玉県でも一部
だけが増加がありましたが、全体的には減少傾向です。人口的なことだ
けでなく、商業地区などさまざまな物が二極化している状況です。

社内報[in]で、「自分革命」の特集がありますが、我が社としても
自分たちで環境を変化させていることを踏まえれば、今後、会社も自分
も変化をしていかなければならないと思います。

我が社は「建設ソリューション企業」へ変化していきます。新しい希望
する姿の実現のため、新しい自分や組織を「全員参画経営」で取り組ん
でいきます。

話は変わりますが、朝霞市は今報道されている中学生誘拐事件が2年前
に起きました。しかし生活するには良い所です。決して凶悪犯罪等が起
きやすい場所ではないこともしっかりとお伝えいたします。

4月2日には、恒例の黒目川花まつりがありました。朝霞の中心部分に
流れる小川で、両岸の桜を観賞したり、有志が行う屋台の料理を楽しん
だりと結構ローカルですが良い物です。

昨年は中学生行方不明とのことから多く人たちにポスター配布なども行
いました。朝霞市・商工会・法人会・ロータリークラブ・ライオンズク
ラブ等皆で協力し合い運営を行っています。

このお祭りの発端は黒目川の水質改善が上手くいったことからで、現在
ではウグイやゴリ等、川の水質が良い場所にしか生息しない魚も増えて
います。この綺麗な川をより改善し続ける意志の表れでもあります。

夏には「よさこい祭り」も朝霞の自衛隊の協力も得た大きなお祭りも開
催されます。このような朝霞市に住んでみてはいかがでしょうか。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.657〕は、2016年4月14日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

4月は新年度の開始と、組織変えや人事異動、新入社員の入社など年間
の経営イベントで重要なものが目白押しの季節です。花見の季節ですが、
なかなか鑑賞する時間が取りにくいのが現実ではないでしょうか。
今年度の目標を共有するキックオフの会議なども、4月に行われるとこ
ろが多く、同時に個人としての目標もしっかりと定めていくことが大事
ですね。
当メルマガは、今年の10月で丸15年を経過する予定です。
今年度も何卒よろしくお願いいたします。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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