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五十鈴メールマガジン〔No.657〕生産性の向上
配信日時:2016/04/14 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016.04.14発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.657≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
         新年度に入り、昨年度の業績数値が

          完全に明らかになる時期です。

      その数値結果から読み取れる意味をよく分析し、

       今期の活動に活かしていくことが大事ですね。

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☆No.657 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_生産性の向上
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_「当事者意識」の大切さ(山田常務)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_「あたらしい」を実践する一年に(川合社長)
┃
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【代表メッセージ】

         ――― 生産性の向上 ―――
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鈴木貴士です。

2015年度の決算はまだ完全に締まってはいませんが、五十鈴グルー
プの業績は予算より大きく上振れし、純利益で14億8千万円ぐらいに
なる見込みです。

昨年度から定量的目標を純利益一本にしたのは、一つはどうしてもサー
ビスセンターが中心で、販売トン数を創業以来目標にしてきましたが、
近年は他部門も利益貢献していること、特にワーレックスが五十鈴のみ
ならず他のサービスセンターの運搬もするので、トン数を目標にすると
混乱すること、もう一つはサービスセンターの売上トン数が予測が難し
くなったことが挙げられます。

お客さまの生産が減ってしまい、売上トン数が達成しなかったから利益
も落ちてしまうのが当たり前、という考えを是正するためにも定量目標
から外しました。

そして利益も経常利益ではなく、税引き後の純利益とし、ROS、RO
A、ROEといった経営指標と連動させやすくしました。結果、予算の
販売重量はお客さまの生産減で大きく落ち込みましたが、経費の削減や
生産性の向上でサービスセンター部門は販売減による利益の減少を最小
限に抑えることができたと思います。

利益に対する執着心がついて、本当に社員の皆さんは良くやってくれま
した。

さていつも何気なく使っている、「生産性」という言葉ですが、今日は
それを深掘りしたいと思います。

「生産性が高い」というのは「効率が良い」と私たちは思っていますが、
では「効率が良い」ということはどういうことなのでしょうか?

日本語とは非常に文化的な言葉ですが、それだからこそ抽象的な言葉が
多くなっていますね。定義づければ、「生産性が高い」ということは、
「一人当たりの生産が多い」ということになります。

それでは「生産」とはなんでしょうか?「生産とはモノやサービスを生
み出す活動」をいいます。そして、前提条件として「自分たちが生み出
したモノやサービスに誰かがお金を払ってくれて初めて生産が成り立つ」
ということですから、それを効率良くやるとか、短時間でやることが、
「生産性の向上」ということになるわけですね。

「生産とはモノやサービスを生み出す活動」と上述しましたが、別の言
い方をすると、生産とは付加価値(=売上高-売上原価)を生み出すこ
とで、それが利益ということになります。

五十鈴グループはサービスセンターではよく「生産性の向上」というこ
とで、いろいろな尺度でそれを計っていますが、ロジスティクス部門や
ソリューション部門、ライフサービス部門の建設ではあまり「生産性の
向上」という言葉は聞かれません。

しかし、「運送サービス」とか「在庫、入出庫サービス」、「システム
構築サービス」、「建設サービス」というような考え方をすれば、そこ
に「生産性」というものが必ず存在するのがわかると思います。

「ソリューションサービス」においてはお客さまが対価を払ってくれな
ければ、そこには「付加価値」(生産)がないということになりますね。

「サービスの定義と商品化」がこれからは最も大切なことで、我々はコ
イルセンターからサービスセンター、バリューセンターというように付
加価値を進化させてきました。

今一度、自分のやっている仕事はどういう付加価値がついていて、「生
産性の向上」はどうしたらできるのかを考えてもらいたいと思います。

五十鈴グループトータルで言えば、トンというモノだけでなく、ソリュ
ーションサービスを業容拡大していくなかで、一人当たりの生産性を高
めた結果、昨年度の好決算を達成したのだと思います。社員の皆さん本
当にご苦労様でした。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田常務

      ――― 「当事者意識」の大切さ ―――
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新入社員が拠点に配属され、2週間が過ぎようとしていますが、拠点で
の新人教育の場で、改めて「新入社員としての心構え」として2つのこ
とを伝えました。

1つ目は、組織貢献を考え自分のできることを手を抜かずに真剣に実践
すること。そして自分のできることを着実に増やしていくこと。

2つ目に組織における自分自身の活かし方、活かされ方を自分の意志で
学ぶこと。そして昨日より今日、今日より明日の自分自身の成長が実感
できるようになること。 

このことは同時に期初の朝礼の場で先輩社員にも伝え、互いに刺激し合
い、実力全開の職場創りに取り組むことを確認しました。

また新入社員に対する実践的な実務指導が始まり、教える側も教わる側
も真剣に相手のことを考えて行動していますが、「私の記録」を読んだ
り、チームミーティングでの会話を聞いていると、新入社員と先輩の間
でなかなか思うように想いが伝わらず、悩んでいる場面も見受けられま
す。

「信念を持って事にあたれば、必ず相手は理解してくれる。理解してく
れないとしたら、それはまだ自分に誠意が足りないからだ」といった教
えがあります。

言い換えれば、「何事も他人のせいにするのではなく、自分の事として
考え、理解して対応していく」ということになります。

つまり、何事にも「当事者意識」を持って事にあたることが大事だとい
うことです。

我社も取り巻く環境の変化によって、さまざまな経営課題に直面してい
ますが、社員一人ひとりがその課題を自分のこととして対応していくこ
とができれば、本当に素晴らしい会社になると信じています。 

自分が取り組んでいる個々の課題に加えて、常に「どうやったら、仕事
の質向上や効率化につながるだろうか? 採算改善やお客さまに認めて
いただける新たな価値発揮機会の発見ができ、組織貢献につながるだろ
うか?」と考え、提言・実践・挑戦してもらいたいと考えます。

そういった観点で、自分のやっていることが十分かどうかを常に考える
習慣も大切だと思います。

今後も、自分の担当業務以外にも「当事者意識」を持って取り込める社
員が沢山いる会社になりたいものだと考えています。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

    ――― 「あたらしい」を実践する一年に ―――
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私の住んでいる周りの桜も散り始め、花見もあっという間に終わってし
まいました。今年は特に花見に出かけたわけではありませんが、行く先
々で桜が咲いているのを見ると、なぜか明るい気持ちになれます。

ニュースでも取り上げられていましたが、アジアの某国からの花見の観
光客のマナーの悪さには困ってしまいますね。

先日も成田駅の近くのホテルでチェックインをしてエレベーターを待っ
ていると、某国の団体客がどんどん横入りしてきて、なかなかエレベー
ターに乗れない状況になりました。

注意するのも気分が悪いと思い、部屋には入らずに荷物を持ったまま食
事に行くことにしました。その店にも某国人がいるのですが、コンビニ
で買ってきた食料をテーブルの上に広げて食べています。店員さんに聞
いたところ、言っても聞かないので放置しているとのことでした。

しかし放置ばかりしていると、某国人が帰国してから日本ではこうして
も良いのだ、などと間違った情報が広がる恐れもあるため、やはりエチ
ケット・マナー、一般常識に反することには「ノー」とハッキリ言わな
いといけないなと思いました。

さて話は変わりますが、2015年度は関係各位のご厚意やご協力を頂
戴し、有難いことに毎日を忙しく過ごさせていただけた一年でした。本
年度もさまざまな引き合いを頂戴しているなか、目先の業務だけに流さ
れないように新たな方針を掲げて2016年度のスタートを切りました。

今年度は「新SLサービスの開発・展開」を基本方針とし、「新しいサ
ービス」「新しい商品」の開発をして提供していく一年にしていきます。

この「あたらしい」を開発していくことをITCの日常に取り込んでい
くことが重要だと思っています。

特に今年度は基本方針として掲げていますが、お客さまが望んでいる商
品・サービスやこんなことやあんなことができたらいいな、というドラ
えもんのような発想で常に世の中に必要とされる新商品、新サービスの
開発をいつも考え取り組んでいる会社にしていきたいと思っています。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.658〕は、2016年4月21日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

4月に入り、晴れたり曇ったりと安定しない時期が続き、気がつけば満
開だった桜の花も一部葉桜の状態になっています。自ら“しっかりと鑑
賞しよう”という意思を持って臨まないと花の命は短いものだと改めて
感じています。
桜の咲くこの時期は、新入社員が入社してまずは職場になれたり、仕事
を覚えたりという時期と重なります。あとから振り返れば、その時間も
あっと言う間に経過し、導入の貴重な時間だったと思うことでしょう。
成長するためには新入社員の自助努力が大切な時期であると同時に、周
囲も支援していくことが必要な時期ですね。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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