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五十鈴メールマガジン〔No.658〕経済の勉強
配信日時:2016/04/21 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016.04.21発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.658≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
        先週の熊本・大分を襲った震災により、

    お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表するとともに

          多くの被災されている方々が

        早期にもとの生活に復帰されることを

            心よりお祈りいたします。

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☆No.658 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_経済の勉強
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_準備・予応の大切さ(黒田常務)
┃
┃【アイ・コミュニケーションズの現場から】
┃ ■_当たり前のこと(臼井社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 経済の勉強 ―――
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鈴木貴士です。

最近この年になって、経済のことが全くわからなくなってきました。も
ちろん、経済と経営は異なるということはわかっているのですが、最近
の日銀の「マイナス金利」政策をみても、何が何だかよくわからない。

ということで、経済の勉強をしているのですが、何をどうやって誰から
学べばいいかということになりますが、一つのヒントとして権威のある
人から学ぶのは良くないと思いました。

アメリカ発の大恐慌と昭和5年以降の日本の昭和恐慌時の浜口首相と井
上準之助蔵相が進めた金解禁によるデフレのダブルパンチで日本の経済
は惨憺たることになる訳ですが、この二人は当時の日本ではエリート中
のエリートで、彼らが国策を誤るとは誰も思わなかったでしょうが、在
野の人々は正しいことを言っていたようです。

実際には高橋是清という天才がその後金輸出を禁止し、積極的な金融緩
和政策と財政政策を推し進めて、日本は世界で最も早く不況から脱出し
ました。なんとなく、今の日本に似ていますね。

ということで、在野の経済学者で私の考えに似ている人をネットで検索
したところ、いましたいました、「三橋貴明」という「中小企業診断士」
が積極的に言論活動を行っており、早速彼の勉強会に入りました。

これが本当に面白い。勉強はネットで配信される講義を見るのですが、
その本番は毎月教室で行われており、料金を払えばそれに参加すること
もできます。

ゲストスピーカーも毎回来られるのですが、私があまり知らない有名な
人が登場します。先週の土曜日も勉強会があったのですが、ゲストスピ
ーカーは京都大学大学院教授で内閣官房参与の藤井聡先生でした。

折しも熊本で大地震があり、そういうことからも「国土強靱化計画」を
推進しなければならないという話が痛切に感じられましたし、それがデ
フレ脱出の特効薬でもあることが、さまざまな話でわかりました。

前半の2時間は三橋先生が講義をするのですが、経済の基本を徹底的に
何回も何回も講義するので段々と腹に落ちて理解できたように思います。

経済の3つの指標は所得、国富、経常収支からなり、特に所得創出のプ
ロセスがGDPであり、生産→需要→所得が三面等価の原則となってい
るということが、経済を知るうえで基本中の基本であることが理解でき
ました。

すなわち、「誰かが働かない限り、財やサービスが生産されず、所得は
生成されない」「財やサービスが生産されても、消費や投資として支払
いが行われなければ、所得は生成されない」「消費や投資のためのお金
は、所得から支払われる」ということで、この循環で経済は成り立って
いるということですね。

そしてGDPこそが経済の中心であり、それも名目と実質があるという
ことも重要です。私たちがよく使う「付加価値」についても、付加価値
=支出=所得になり、それが生産面=分配面=支出面となり、GDPと
なるといったことにもなります。

要するに付加価値の積み上げがGDP(国内総生産)ということになる
のですね。実質GDPは物価変動分を名目から排除するということで、
それがいつも実体経済の指標になります。

実際には「名目GDP」「GDPデフレータ」を測定し実質GDPを計
算します。少し難しくなりましたが、そんな訳で実体経済はデフレにな
っており、デフレの正体は貨幣現象ではなく総需要の不足であるという
ことなのですが、これらのこともこれから勉強して述べていきたいと思
います。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

        ――― 準備・予応の大切さ ―――
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先週発生した熊本地震により数多くの方が被災されました。心よりお見
舞い申し上げたいと思います。

五十鈴グループにも九州の出身者や関係者が多くおり、さまざまなこと
で心配はつきません。さらに仕事面においても、自動車を中心としたお
客さまで今後の稼働に大きな影響を受けると思われ、業績等への影響も
心配されます。

また、この震災の影響によるお客さまなどから急なキャンセルや急なス
ポット注文などさまざまな要求・要望が来ると思います。理念や方針に
則したしっかりとした対応をお願いします。

今回も本震の際にBCPの安否確認システムから確認メールが届いたと
思いますが、まだ設定の不備があるようで安否確認ができない人が何人
かいるようです。

何度も訓練を行っているのに同じような不備があります。今回返信でき
ていない人だけでなく事務局も含め、もっと全員が真剣に取り組んで1
00%安否確認できるようにして欲しいと思います。

また、今回の震災も調達・供給のサプライチェーンの寸断が操業停止に
つながっています。我社もBCP=事業継続計画を立て推進活動をして
いますが、災害時本当に早期復旧やバックアップ加工先が機能するかな
どを再検証する必要もあると思います。

私たちもいつ被災するかわかりません。常に準備・予応をしておきまし
ょう。

話は大きく変わって、私事になって申し訳ありませんがマラソンを走る
ことになってしまいました(今回震災がなければこのことを中心に書こ
うと思っていましたので、簡単に書かせてもらいます)。

これはあるお客さまの社長と会話をしている時に、話の流れでついつい
参加を約束してしまいました。以前メルマガにも書きましたが私はここ
2年位ウォーキングをして、ややスリム化しているのでなんとかなるか
なと思っていましたが、たとえゆっくりでも走るのと歩くのでは大変な
違いで、今はまだ1キロでも続けて走ることはできません。

参加するのは、マラソンといっても走る距離は13.6キロで5月下旬
に開催される山中湖畔を1周走る「山中湖ロードレース」で、結構なア
ップダウンがあるようです。

ここに書くことにより走らざるを得ない状況を作ったので、故障や業務
に支障をきたすことの無いようにしっかりと真剣に準備・予応して臨み
たいと思います(GWに猛練習します)。

準備・予応できたかも含めて、次回のメルマガで結果の報告ができると
思います。


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【アイ・コミュニケーションズの現場から】_臼井社長

        ――― 当たり前のこと ―――
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桜の花も散り、若葉の季節になりました。新入社員を迎え、歓迎会やキ
ックオフミーティングなど、新たな1年のスタートが各所で切られてい
ます。

良い気運が高まるなか、熊本地震に見舞われました。日々報道される光
景に触れ、心痛む毎日です。被災された方々が、一日も早く日常を取り
戻せるよう祈るばかりです。

また、自動車をはじめ製造業への打撃もあり、サプライチェーンが寸断
され、私たちの仕事へも影響し始めています。場所や立場、状況は異な
っても、当事者の一人として私たちにできることをしっかり行っていき
ましょう。

東日本大震災の時もそうでしたが、大きな自然災害が起こると、日常の
「当たり前」がいかに価値あるものなのかを痛感します。きちんと食事
がとれること、毎晩眠れること、目の前に家族や仲間がいること、そし
て会社が存在し、仕事があること。

当たり前が日常であり続けるために、それぞれ努力はしていても、自然
災害のように抗うことができないことが起こってしまう。それが世の常
であり人生だと思います。

こういう時にいつも代表がよく話される「生かされている部面」と「生
きている部面」を思い起こします。

自分は頑張っている、一生懸命やってきた、でもそれは生きている部面
の一部であり、これまで生かされてきた環境や人々のおかげで今の自分
が存在するのです。

仏教の根本的な考え方に「無常」というものがあります。一瞬たりとも
同じ状態に止まっているものはないということです。すべてのものは変
化して止まないということです。無常だから、赤ん坊は成人となり、種
は花を咲かせ、季節は巡ってきます。

だから、日常は同じことの繰り返しではないのです。今日と明日は自分
のやっていることが同じように思えても生かされている環境は昨日とは
違っているのですから。

アイコミの今期の基本方針概念図の「文化」のなかの1項目に「デイリ
ーCSの組織風土」があります。

これは、私たちが知らないところでお客さまも日々さまざまな体験を通
して、進化している、新たな目標を見出している、問題を発見している
といった変化があるということを前提に、良き関係を築いていこう、私
たちも成長していこうということです。

無常のなかで生かされているということをしっかり認識して、今日の
「当たり前」を感謝し、明日につながるものにしていきたいと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.659〕は、2016年4月28日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

先週発生した九州での震災により、現在でも多くの被災者の方々が困難
な生活をしいられている現状が伝えられますが、被災者の方々が一刻も
早く日常生活に復帰されることを心よりお祈り申し上げます。
地震が多いこの国では、いつどこで被災するかわからない、今この瞬間
にも被災するかもしれないということを強く肝に銘じ、いずれくる災害
にどう生き残るかを真剣に考え、日常からのあらゆる備えを怠らず実践
していかなければならない、と改めて思っている次第です。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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