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五十鈴メールマガジン〔No.659〕熊本地震から見える日本の現状
配信日時:2016/04/28 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016.04.28発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.659≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
         2週間前に発生した九州の地震は

        いまだ止む気配がなく、被災した方々が

          安心して眠れる日が訪れません。

          一日でも一刻でも早く、安心して

       休めるときがくるよう、心からお祈りします。

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☆No.659 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_熊本地震から見える日本の現状
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_英知の結集(瀬戸執行役員)
┃
┃【五十鈴オートの現場から】
┃ ■_思い・経験・努力(小林社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

     ――― 熊本地震から見える日本の現状 ―――
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鈴木貴士です。

熊本県を中心に今も揺れ続けている地震は本当に恐ろしく、地域の皆様
には心よりお見舞申し上げます。

しかしまだ揺れ続けているせいか、大震災という言葉も聞かれず、義援
金などの話もあまり報道されていないのでなんとなく不思議ですが、会
社としても個人としても東日本大震災の時と同じように対応しようと思
っています。

このような危機的状態の時に、いろいろなことをよく見ておく必要があ
ると思います。

今回は幸い津波被害もなく、原発事故もありませんでした。したがって
亡くなった方々や行方不明の方々、避難された方々の人数は少ないとは
思いますが、地震の規模や余震の頻発などで二次災害や避難所の問題等、
前回の教訓が活きたところとあまり活きなかったことがあったようです。

しかし今回のことで日本が自然災害大国であることが、改めて確認でき
ました。

日本はそういうものと向き合って何千年の歴史を重ねてきたのです。こ
の状況はまさに「国土強靱化計画」を思い切って進めるチャンスだと思
います。

デフレからの脱却ができていない今こそ、政府は積極的な財政出動で爆
発的な民間投資につなげるべきだと確信します。しかも日銀のマイナス
金利政策によって金利は実質的に「ゼロ金利」なのですから、すぐさま
実行すべきだと思いますし、まずは今回の災害に対しての財政出動は即
刻やって欲しいと願うばかりです。

さて今回この状況でオスプレイを使うなとか、原発を止めろとか、消費
税は1%にしたらとか、何も現地のことがわからない無責任論者が言っ
ていますが、どういう神経をしているのか全く訳がわかりません。

アベノミクスの三本の矢は、金融政策、財政政策、成長戦略でした。こ
のポリシーミックスで、2013年は円安になり株価も上がり、GDP
も改善し、インフレ率も上昇し、日銀がコミットメントした2%に到達
するのではないかと期待されました。

しかし2014年は消費税を増税したのに緊縮財政にしてしまい、あっ
という間に景気は悪くなりました。2015年度はさらに緊縮財政を進
め、完全に不景気といってもよいような状態になり、年間70兆円ずつ
量的緩和をしてもインフレ目標には全く届かないということで、今年に
なってなんと史上初めてのマイナス金利政策を導入しました。

さらに成長戦略(スパコンや先進医療等のイノベーション開発)だった
ものが、構造改革に変質し、結果デフレの原因となるようなものになっ
ています。

しかしいくらマイナス金利にしても、将来不安や需要不足のなかでは資
金需要は少なく、企業は設備投資もしないで内部留保するばかりです。
そこに法人税減税するから、大企業は円安による収益増で好決算になり
ますが、国内景気は消費税増税後の回復は遅れています。

そもそも円高による海外へのお客さまの流出で、リーマン・ショック前
の情況には戻らないし、円安になってもさほど輸出は増えていないし、
工場の回帰現象も起きていません。

このデフレは完全な需要不足なのですから、ノーベル賞学者たちを海外
から呼ばなくても消費税は凍結するか減税し、政府が財政出動するのは
あたりまえのことです。

財政規律も何もデフレを脱却しなければ税収は落ち込みこみますし、イ
ンフレターゲットなどは夢のまた夢です。建設国債を発行し、「国土強
靱化政策」を大胆に実行するのが賢明だと私は思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員

          ――― 英知の結集 ―――
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週末からGWが始まりますが、長期連休前後は気の緩みも出やすいので、
周囲への気配りや声掛けなどいつも以上に注意を払って慎重に丁寧な仕
事を心がけてください。

新入社員も少しは会社に慣れてきたころだと思いますが、明るく元気な
「挨拶」は継続できていますか。基本的なことを徹底して継続すること
が成長につながります。緊張感を忘れずに元気・笑顔・素直を実践して
ください。

そして先輩社員の皆さんは手本・見本となるような行動と言動でお互い
に成長し合えるようにして、新年度の始まりを全員が変化と成長の機会
と捉えて今期の目標に挑戦してもらいたいと思います。

五十鈴関東にも11名の新入社員と5名の海外研修生が新たな仲間に加
わりました。社内の雰囲気もパッと明るくなったと感じます。

関東の今期の基本方針は「英知の結集」としていますので、目的的なチ
ームワークやコミュニティを創造的につくりながら一人ひとりが持って
いる強みや創造性を発揮して、環境変化の激しさや厳しさのなかにあっ
ても一人ひとりが成長し、組織目標の達成や新しいビジネスの具現化が
果たせるようにしていきたいと考えています。

ちょうど先週の土曜日に英知の結集の実践機会として、太田サービスセ
ンター(SC)と高崎SC合同のVC(価値創造)戦略ミーティングを
行いました。

月初にIOCのキックオフをしてから、それほど期間は経ってないので
すが、毎月の経営イベントとして今年度から開始しました。これをキッ
カケに各SCのVC活動の日常化に向けて新たなプロセスやコミュニテ
ィが生まれてくることを期待しています。

また、その場でのアドバイスやフィードフォワードがとても重要になっ
てきます。それが挑戦意欲の高揚や困難の克服を可能にする実践につな
がってくると考えているからです。

フィードフォワードの取り組みについては各SCで工夫を凝らしたマネ
ジメントをビジネスリーダーとオペレーションリーダーが考えて展開が
始まっています。

問題ではなく解決策に焦点を当てて、職場や協創仲間とお互いに助け合
うことを大切にしてもらいたいと考えています。

そうすれば、必ずどんな環境下においても困難を乗り越えて希望する姿
を具現化できると信じています。新年度もいろいろな変化が起こってい
ますが、前向きにグローバル・バリューセンター(GVC)に挑んでい
きましょう。


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【五十鈴オートの現場から】_小林社長

        ――― 思い・経験・努力 ―――
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5年前まで私は北九州に赴任しており、休日には熊本から阿蘇までまわ
りましたが、これからの季節、緑も鮮やかに素晴らしいところでした。

今回熊本地震のニュース・報道でその凄さを目の当たりにし、いまだ余
震が終息しない状況で被災された方々は落ち着かない日々を過ごされて
いると思いますが、早期の復旧・復興を心より祈念しております。

今期も早1ヵ月が過ぎようとしています。新入社員の皆さんも職場に慣
れてきたころではないでしょうか。しかし慣れは心に油断を生じさせ特
に事故や怪我、そしてミスが起きやすくなりますので気を引き締めてほ
しいと思います。

また人の変化・進化の法則として「思いの一つひとつが存在をつくり上
げ、経験の一つひとつが人格に影響を及ぼし、努力の一つひとつが考え
方を変化させていく」ということが言われます。

新入社員の皆さんは特に進化の途中です。この「思い」「経験」「努力」
を胸に会社に貢献できる人財へと成長することを願っています。

今期、五十鈴オートも基本方針を「成長への基盤づくり」、キャッチフ
レーズを「Take action」ということで、ベースをしっかり
させ、さらなる成長・変革につなげていくために、もっと一人ひとりが、
意思・目標を持って行動を起こすことで進化のスピードを上げていきた
いと思います。

そしてお客さまに合った「ジャストフィットサービス」を展開すること
で、新たな機能や価値につなげていきたいと考えています。

明日から皆さん長い休みに入ると思いますが、安全やコンプライアンス
違反には十分注意して有意義な休暇にしてください。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.660〕は、2016年5月12日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

熊本地震は発生から2週間たった現在でも余震が続いており、いまだに
被災者の方々の不安は続いていると思います。そのようななかボランテ
ィアの人々が現地で活躍されていると知り、当事者意識を持った人々の
行動力には尊敬の念を禁じ得ません。
我々も必ず来る災害を見据えて備えておかなければなりません。不安全
な環境を整備しなおすなど、今やれることをすぐ行動に移していくこと
が大事だと思うところです。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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