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五十鈴メールマガジン〔No.669〕カエルの楽園
配信日時:2016/07/14 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016.07.14発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.669≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
          参議院選挙は終わりましたが、

       東京では今月末に都知事選が控えています。

            自ら投票所に足を運び、

          貴重な一票を投票しましょう。

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☆No.669 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_カエルの楽園
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_社訓の実践こそすべての原点(瀬戸執行役員)
┃
┃【ベル・インフォ・テックの現場から】
┃ ■_信頼とリスク(山室社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― カエルの楽園 ―――
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鈴木貴士です。

いやはや、凄い本が出ました。『永遠の0』『海賊とよばれた男』で有
名な百田尚樹さんが「これは私の最高傑作だ」と言い放つ作品が、この
『カエルの楽園』という本です。

「安住の地を求めて旅に出たアマガエルのソクラテスとロベルトは、平
和で豊かな国『ナパージュ』にたどり着く。そこでは心優しいツチガエ
ルたちが、奇妙な戒律を守り穏やかに暮らしていた。ある事件が起こる
までは――。平和とは何か。愚かなのは誰か。大衆社会の本質を衝いた、
寓話的『警世の書』。」と書評では紹介されています。

要するに現代日本の話を寓話にしたものです。たどり着いた平和な楽園
で護られている「三戒」というものが、日本の憲法9条を連想させるの
ですね。

国の名前も登場人物も大体誰だか想像がつくようになっていますが、結
末は結構ショッキングな展開になっています。読む人の感覚で解釈は相
当変わるというか、最初から受け付けない人もいると思いますが、一読
する価値はあると思います。

そして著者を連想させる登場人物もでてきて、そこは彼の本音というか、
考え方がよくわかります。

参議院選挙も終わり、改憲勢力3分の2確保とか言っていますが、憲法
改正、特に第9条の問題は日本を真二つに分けてしまう恐れがあります。

ブレグジットの問題でもそうですが、国民を分断するような議論は慎重
にしないと、そのことよりも国や国民がバラバラになり、国家としての
在り方が統一されないほうが問題だと思います。

しかしこの本でも議論されているように、平和憲法があるから平和が続
いているのか、アメリカが守ってくれているから平和が続いているのか
というのは信念と現実路線みたいな話で噛み合いません。

特に信念は教義、ドグマのようなもので論理的ではなく、何を言っても
はじまらないのです。いわば宗教のようなもので、思い込んでいる人の
意見をひっくり返すのは話し合いでは無理です。

さりとて、そのために同胞同士で戦うようなことになるのは愚の骨頂で
す。私が学生の頃は学生運動が盛んで、学校は荒れていて、授業や試験
もしょっちゅう中止になったりしていましたが、「平和、平和」と主張
する人々が、ゲバ棒ふるって学生同士で殴り合うのはどうなっているの
かといつも思っていました。

その頃もオルグを語る人々はもっともなことを言っていましたが、私は
いつもピンとこないで、この人たちの話すことは変だなと思っていまし
た。

何故かというと、日本がいつも悪い国で他の国は侵略などしない平和主
義だと言うのです。そんなことは世界の歴史が証明しているのに、延々
と語っていた彼らはどうなったのでしょうか。

そして戦争のない平和な国は人類が求め続けているのに、歴史は戦争や
紛争のことばかりです。そして戦争の原因はさまざまですが、いわば信
念と信念のぶつかり合いです。

だから信念や国家や民族の誇りを失っても平和な方がいいのだというの
も納得がいきません。戦争は悲惨です。しかし、戦争反対と叫ぶだけで
は平和にはなりません。

ではどうすればいいのか。日本人は自分の頭で考えなくてはなりません。
アメリカはもはや世界の警察ではなく、内向き志向になっていますし、
今度の大統領選でトランプ候補が当選すれば、本当に日本にある基地を
撤退するかもしれません。

国防を始めとする、食糧、エネルギー等の安全保障を真剣に考える時が
来たようです。そのためにも、この衝撃的な『カエルの楽園』という寓
話的「警世の書」は、平和とは何か、愚かなのは誰か、ということを考
えさせてくれるものだと思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員

      ――― 社訓の実践こそすべての原点 ―――
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1/四期実績も出そろったところですが、グループ全体の収益は概ね計
画通りに進捗しておりますが、SS部門の販売状況については需要環境
が厳しいこともあり未達の状況となっています。

五十鈴関東においても厳しいスタートになっておりますが、グローバル
・バリューセンター(GVC)に向けて取り組んできたことが成果とし
て実を結ぶと感じていますので、しっかり挽回していきたいと思います。

また、厳しい環境はお客さまも一緒ですので、このような時こそお客さ
まの声に耳を傾けて全員営業を実践し、お客さまとの協創活動を通じて
「お客さまに喜んでいただく」ことを具体論で徹底していくことが大切
です。

この「お客さまに喜んでいただく」ことに喜びややりがいを感じる感覚
は普遍的な商売の原点だと思います。社訓の「お得意さんに誠意をつく
そう」の実践です。

すぐに成果の出ないことも多いですが、結果が出るまで諦めずに対話と
実践を続けていきましょう。また、厳しい環境下のなかでも結果を出し
ているところは徹底の度合いが違うのだと思います。

目標必達と唱えても必達はできるわけではないので、目標に向けて何を
どのように取り組むのか、具体論を持ってそれを取り組む一人ひとりの
意識に丁寧に働きかけ、実践と対話を繰り返し、課題を一つひとつ乗り
越えて結果を出していく習慣を日常のなかに定着させていくことが重要
です。

特に管理の甘さや徹底不足が出てきたら要注意です。事故やケガ、ミス
につながります。クレームならお客さまからの不満にもつながります。

1/四期の結果や状況を振り返り、修正するべきことはしっかりと2/
四期に修正を入れていくことが必要です。

日々結果が出るようにマネジメントの工夫やプロセスの見直しなどいろ
いろ試行錯誤していることがあるかと思いますが、強い思いを持ってい
れば必ず知恵や解決策は出てくると思います。

予算の達成にしてもGVCへの挑戦にしても目標を実現するには、その
時々で言い方は変わりますが、なんだかんだ言って社訓の実践なのだと
思います。

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【ベル・インフォ・テックの現場から】_山室社長

         ――― 信頼とリスク ―――
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昨今、英国の国民投票結果によるEU離脱、ISのテロ頻発、舛添東京
都知事の辞任、有名人大麻吸引、JTB個人情報漏えい、自動車メーカ
ーの燃費偽装等々、国内外でさまざまな悪い事象が起こっており、それ
ぞれに原因はあると思いますが、「信頼」の失墜や「リスク」の拡大と
いう事態が起きております。自分たちの身近においても、他人事ではあ
りません。

五十鈴グループでは、安全(セーフティ)・品質(クオリティ)の向上
のため、怪我・クレームのゼロレス運動が毎日毎日行われていますが、
それに加えて、現在では情報セキュリティも、会社として重大でかつ重
要なファクターとなっています。

企業にとって情報セキュリティ対策は、いまや重要な経営課題になって
おります。

情報セキュリティとは、企業の情報資産を「機密性」「完全性」「可用
性」に関する脅威から保護することです。 

「機密性」・・・ある情報へのアクセスを認められた人だけが、その情
報にアクセスできる状態を確保すること。

「完全性」・・・情報が破壊、改ざんまたは消去されていない状態を確
保すること。

「可用性」・・・情報へのアクセスを認められた人が、必要時に中断す
ることなく、情報にアクセスできる状態を確保すること。

情報資産とは、企業などで保有している顧客情報や販売情報などの情報
自体に加えて、それらを記載したファイルや電子メールなどのデータ、
データが保存されているパソコンやサーバー、CD-ROMやUSBな
どの記録媒体、そして紙の資料も情報資産に含まれます。

五十鈴グループにおいてもたった一人の社員の不注意が、ウイルスへの
感染や情報漏洩といった脅威につながり、個人の信頼を失うだけでなく、
企業としての「信頼」を失うことになります。

まずは社員一人ひとりが、情報セキュリティ対策の必要性・大切さを理
解し、自覚をもって取り組むことが必要で、安全や品質にもいえること
ですが、「当たり前のことを当たり前にすること」、すなわち決められ
たルールを守り、行動することが必須となります。

今一度、危険な行為、ルールを逸脱した行動・言動をしていないか、自
分自身の行動を見直してみてください。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
――――――――――――――――――――――――――――――――
今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2016.07.08 「2016年度五十鈴グループ社員総会ダイジェスト」公開
                             
      http://www.isz.co.jp/company/ideamanagement01.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.670〕は、2016年7月21日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

参議院選挙の投票率は54%だったということですが、もっと政治に興
味関心を持つために多くの人がまずは自ら投票所に足を運ぶことが大事
だと思います。
同じ先進国である英国のEU離脱問題について考えると、国民投票で決
めたことが本当に良かったのか、今後本当に国民が望むような方向にな
るのか、とリアルに考えさせられます。
普段から政治に関心を持って考える癖をつけておかないと、一時の感情
に振り回されてしまい、冷静な判断ができない状況で重要な選択をしな
ければならないことになってしまわないかと危惧するところです。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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