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五十鈴メールマガジン〔No.671〕一億総○○化
配信日時:2016/07/28 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016.07.28発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.671≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
            ポケモンGOが流行り、

      歩きスマホによる事故やトラブルが懸念されます。

        楽しみもマナー・ルールを守ってこそ

            意義がありますね。

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☆No.671 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_一億総○○化
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_内部管理体制におけるIoT化(小久保常務)
┃
┃【ワーレックスの現場から】
┃ ■_知名度(三谷社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 一億総○○化 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

最近、永六輔さんや大橋巨泉さんのような昭和を代表するラジオ、テレ
ビ番組の草分けのような方々が亡くなり、寂しい気持ちで一杯です。

永さんといえば「上を向いて歩こう」の作詞家として有名ですが、ラジ
オでの言論活動は一貫してリベラルで差別問題等私も影響を受けました。

大橋巨泉さんはもうすべてに影響を受けたと言ってもいいでしょう。麻
雀、ゴルフ、競馬、ボーリング、釣り、そういう趣味の世界を卓越して
テレビ番組にしてしまうのですから、そのキャラクターと合わせ、テレ
ビ番組の巨匠と言ってもいいでしょう。

私の学生時代は政府から「余暇白書」なるものが初めてでて、受講した
ゼミも「労働者の余暇問題」という、働き過ぎの日本人がゆとりを持ち
始めたころでした。

卒論も「我が国におけるギャンブルの行方」というもので、これも巨泉
さんの影響大だと思われます。そういう遊びごとばかりではなく、教養
もあり、文化的なところもありました。

巨泉というのは俳号で、「君といて 百舌鳥泣き止んで 寒くなり」と
いうのが彼の代表作だと思っています。というぐらい私は彼のことを詳
しいのですが、その思想はやはり永さんと同じく反体制的で、私の考え
とは合いませんでした。

特に突然芸能界を引退し、海外で実業家として成功しながら、菅さんに
誘われ政治家になり、民主党に入ったり辞めたり、我儘で大変でしたね。
でも、尊敬すべき人物だと思います。

さてテレビが普及し、日本が高度成長して豊かになり、さまざまな番組
が出現したとき、評論家の大宅壮一氏が「一億総白痴化」ということで、
テレビを批判しました。

「毎日、白痴番組がずらりと並び、ラジオ、テレビという最も進んだマ
スコミ機関によって、『一億総白痴化運動』が展開されている」という
論評ですが当時大きく取り上げられ、流行語になりました。

今日、日本人の知的レベルはそれほど酷くはなっていないと思いますが、
こういう意見が昔あって、現在ももっともだと思うところはありますね。

さて世の中は既成の媒体からITの世界に変わり、個人の情報端末も携
帯からスマホに進化し、街を歩けば多くの人がイヤホーンをしていたり、
電車に乗れば新聞や本を読んでいる人は殆どおらず、多くの乗客がスマ
ホをいじっています。

さらに今回の「ポケモンGO」現象で、世の中は本当に「一億総○○化」
するのではないかと思います。

私は最近不摂生がたたり体重が増えてきたので、この間の日曜日、散歩
にいっしょに出た魔女を先に帰し、一人でその後2時間近く歩きました
が、その間駒沢公園では多くの人々が「ポケモンGO」をやっていまし
た。

しかし多くの人がスマホを見ながら歩き回る様は本当に異常だと思いま
す。それも老若男女、ペアや親子さまざまな人々が参加しているのです
から驚きです。公園のベンチで純文学を読み耽るなどという人は全くい
ませんね。

世界中がそれを受け入れ狂喜乱舞しているのですから、なんとも凄い社
会現象ですがこれで世の中良いのでしょうか? 日本では、安倍首相が
「一億総活躍社会」を目指すと言っていますが、この現象をどう見てい
るのでしょうか。

それでなくても交通マナー上、スマホだけでも相当危険なことが多いの
に、スマホを見ながら歩き回るのは気をつけなければならないと思いま
す。


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【執行役員が伝えたいこと】_小久保常務

     ――― 内部管理体制におけるIoT化 ―――
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「IoT」や「第四次産業革命」は将来の社会を適切に洞察する切り口
であり、3Dプリンターやドローンの出現、自動車の自動制御走行の進
化など、象徴的な変化が起きています。ソフトバンクがARMの巨額買
収を決定したのも、半導体需要拡大を想定したIoT投資案件です。

先週末には日本にもポケモンGOが上陸し、街角でのスマホを構える人
たちの姿勢や歩き方が一変しました。IoTがもたらしたものというの
は正確ではないかもしれませんが、遡及力あるコンテンツが、位置情報
など複合的な情報と組み合わさって、新しい使い方のなかで躍動するこ
とで、社会的現象にまでなり、経済的付加価値も創出した一例でしょう。

歩きスマホはやめましょうという原則に照らして、利用方法に注意が必
要ですが、将来的には歩きスマホではゲームを止めてしまうとか、危険
情報を自動的に検索しアラームを鳴らすよう機能も付加されるのではな
いかとも思います。

スマート化、クラウド化、ビッグデータ技術や人工知能の向上により、
あらゆるものが高度な通信機能を持ち、あらゆるものが直接に情報伝達
を行うような方向で世界が変わりつつあるなかで、足下の経理や財務な
ど内部管理業務においては、どのような変化がもたらされているのかを
振り返ってみました。

各種ソフトを利用した自動計算ができる機能の拡大やネット化、電子手
形債権やオンラインバンキングの普及、モバイル機器を通じた申請・承
認プロセスなど、目に見えて人の作業を介在したエラーの軽減、作業時
間の短縮、業務を行う場所のモバイル化などが進んできました。

しかしながら、経理上の種々証票書類(請求書、納品書、契約書等)が
紙であることや、法制や内部統制上のハードルが高いなどの制約条件の
克服には、業務スタイルの変革も必要であり、スマート化に必要な大胆
なペーパーレス(電子化)はまだまだというレベルです。

マイナンバー制度対応においても、番号確認・本人確認も紙を介在した
書類のやり取りで行う企業が多いようですが、外部環境が変化している
なかで、改めて改善ができないかを問い直す良い機会かもしれません。

例えば、税務においては平成27年度税制大綱において国税関係書類の
スキャナ保存の規制緩和が、また平成28年度には、スマートフォンな
どを容認する入力機器等の規制緩和が行われており、この対応でメリッ
トがあるのかを点検するのも意味があると思います。

スマート化する世界でユーザーの利用効果を最大限とするには、さまざ
まなコンテンツをいかに統合して利用するかという点が重要です。世の
中に存在するビッグデータにおいては、これらを何の目的にいかに統合
した形で利用するかが付加価値の源泉です。

同様に内部管理においては、財務会計や人事・総務関係のデータベース
に散在しているデータを、極力人の手を介さずにいつでもどこでもタイ
ムラグなく、管理会計や経営戦略の観点からの有益なコンテンツとして
整理された形で利用できるようになるということではないでしょうか。

その都度、あるデータベースのコンテンツを別のデータベースと組み合
わせて作成することや、同じ作業を別の機会に繰り返すのは正確性・効
率性の観点からも改善の余地があります。

新しい仕組みに移行するには、これを実現する過程に時間や労力がかか
りますが、うまく時間を生み出して継続的に検討していくことが必要で
はないかと思います。


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【ワーレックスの現場から】_三谷社長

           ――― 知名度 ―――
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6月、7月は総会の時期です。五十鈴グループでも社員総会や株主総会
がありました。私どもの業界では鉄鋼と同じく、全国や各県のトラック
協会があります。

いろんな分野に分かれており、食品から機械、構造物等、多岐にわたり
そのなかで我が社が関係するのが鉄鋼と重量でありますが、それぞれの
部会に分かれております。

関東甲信越地区では一緒に活動をしております。東京都は全国の中心で
束ねでもあり、地方の景気の動向やどの業種が活況なのかわかりますし、
神奈川・千葉・茨城県には製鉄所が4ヵ所あり、各地から集まる鋼材を
集配する中継倉庫や運送屋が数多くあります。

持ち込み先のコイルセンターやお客さまで馴染みの深い会社も沢山あり
ます。特に五十鈴倉庫では直接お世話になっている荷主さんや納入に来
られている運送屋さんも数多くあり、また高炉系のロジスティクス会社
にはワーレックスの君津営業所でも建材関係で直接お世話になっており、
いろいろと情報やお仕事をいただいております。

このような活動を現業や新分野への拡販に結びつけたいのですが、ワー
レックスの名刺を出しますと興味を示してもらえず、本社所在地が栃木
県となると紋切り型の挨拶で終わってしまいます。

そこからいろいろ説明するわけですが、「実は五十鈴です」というと2
割くらいの人はわかってくれますが、大抵は「いすゞ自動車の関連です
か」と聞かれます。

そこで「我が社は自動車向けの薄鋼板を売っている会社で六郷に本社が
あり、五十の鈴と書きます」というともう2割くらいの人がわかります。
さらに「白い車に赤のラインがはいったトラックですよ」というと、さ
らに2割くらいの人が「見たことあるよ、何を運んでいるの」と質問は
しますがわかっていただけます。

これほどまでに関東でも、業界でも知名度はありません。これでは第3
ステップの新分野への拡販どころではありません。

プレゼン資料は上手くなったが理解させる能力、そこからの地道な活動
と実行が伴わないと絵に描いた餅になります。まず知ってもらう努力を
することが大事です。

聞きたくもない話をプロダクトアウト的に延々としても真のプレゼンに
はなりません。五十鈴やスズヤスのネームバリューは先輩たちの長年の
地道な活動と実績の賜物だと痛感しております。

また、先の参議院選では与党のアベノミクスと野党の憲法改正で論議の
争点が噛み合わず、お互いが言いたいことを言っており白けましたが、
立候補者にしても知名度が無く、普段から主張していることもわからず
誰に入れてよいのか迷いました。

政党は何をやろうとしているのか、何ができるのかを明確にし、候補者
はそれをどのように実行するのか明確に述べないと民衆は白けるばかり
でついてはいけません。

都知事選ではこの点、わかりやすくはなっていますが、タレントを出し
派閥の代理戦争の感が拭えません。

今年のワーレックスの重点課題は「ブランドと品質の追求」です。他人
事と考えずこのようなことを顧客に十分説明、理解してもらう努力をし、
再出発して4年、業界60,000社あるなかで478位まできました
が、まだまだ新参者ですのでトップ自らが率先垂範し地道な活動と実積
を積み上げて、持続可能なオリジナルブランドとして世の中に認知して
いただけるように活躍の場を広げていきたいと考えています。


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       WEBマガジン「五十鈴変革の今」vol.25更新
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  ■テーマ■

      ものづくりに関わる経営管理指標を全員で向上させる
         五十鈴の「ゼロ・レス」活動

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近年、グローバル化の影響が年々増しており、国内経済の回復も未だ見
えづらい状況です。また、少子高齢化により、労働力不足は深刻です。
その中で、日本のものづくり企業は、「生産性向上」「QCD(Qua
lity Cost Delivery)向上」「労災ゼロ」等、多く
の課題に取り組み「顧客満足」を目指しながら、次なる成長を見出して
いくことが求められています。
私たち、五十鈴グループも、ものづくりの一翼を担う加工業として、同
様の悩みを抱えています。そこで、ものづくりに関わる「経営管理指標」
を「ゼロ」や半減したい、という思いから、全員参画での取り組みを行
っています。 

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.672〕は、2016年8月4日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

ポケモンGOの上陸により、我が国でもにわかファンも加わって盛り上
がっているようですが、景気の起爆剤になると良いですね。しかしなが
ら、夢中になりすぎて法違反や事故やトラブルは避けたいものですね。
キャラクター発祥地としての誇りを大切にするためには、スマホを扱う
際のモラルやルールを守ることではないでしょうか。
7月も後半となり、夏季休暇で活動日数の少ない8月に間もなく突入し
ます。「暑さ」という条件はどの企業も一緒です。目標に対し重点を絞
って、効果的な活動にしていけるかどうかが大事ですね。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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