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五十鈴メールマガジン〔No.672〕宴の後と宴の始まり
配信日時:2016/08/04 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016.08.04発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.672≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
         先週ようやく東京も梅雨明けになり

          本格的な猛暑が到来しています。

           このような暑さのなかで

       夏バテや熱中症などの対策には十分配慮して

            働きたいものですね。

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☆No.672 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_宴の後と宴の始まり
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_「五配り」と「気働き」(山田常務)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_先を見据えた建設ソリューション企業へ(神生社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― 宴の後と宴の始まり ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

参議院選挙も都知事選挙も終わり、日本国内ではなにやらほっとした感
じですが、そうはいきません。内閣改造と財政出動の真水部分がどれだ
けの規模になるのか、アベノミクスが再点火し、デフレ脱却なるのかと
いうことにつきます。

事業規模のみ28兆円と大きくふくらませて、肝心の真水が3兆円とい
うようなことが報道されていますが、本当にそうなら、円高、株安の流
れは止まらず、GDPも上昇しないで、結果的に税収も落ち込み、また
もや悪い流れになってしまいます。

デフレ脱却でGDP600兆円を達成するということは、国民所得を8
0万円増やすということだと、内閣官房参与・京都大学大学院教授の藤
井聡先生が提唱しています。

その本のなかには、それを達成するための5つの提案として、

1.2017年の消費税増税は延期

2.財政政策を基本とした「所得ターゲット政策」を改めて宣言

3.デフレ脱却こそ、最大の「財政健全化策」と宣言

4.3年以内の「デフレ完全脱却」を目指し、「規律ある財政拡大」を
  図る

5.デフレ脱却後は、「中立的な財政運営」を図る。

ということで、すなわち、増税延期と同時に、年間10~20兆円規模
の徹底的な財政政策を展開して「デフレ完全脱却」を果たし、それを通
して「600兆円経済=国民所得80万円増」を実現すると共に「財政
健全化」を果たし、それ以降は持続的な財政と成長を目指していくとい
うビジョンです。

彼はスティグリッツとクルーグマンが主張した「積極財政」でデフレを
完全に脱却する力強さ「脱出速度を確保せよ」とも言っています。プラ
イマリーバランス目標や公共投資バラマキ論を提唱している人たちとは
相容れないでしょうが、私はこれしか、アベノミクス成功のカギはない
と思っています。

日銀の金融政策はもう手詰まりです。金融緩和するにも国債は枯渇し、
マイナス金利の拡大はかえって悪影響を与えます。アベノミクスの最初
の三本の矢を検証すればわかることです。

機動的ではなく、積極的な財政政策を3年間続けていればこのようなこ
とにはならなかったはずです。そして、デフレ期の増税はやはり無理で
した。まずは流れを変えるためにもプライマリーバランス等の財政制約
を何とかしなければならないと思います。

さて海外ではリオでオリンピックが始まり、11月には何と言っても今
年のメインイベントであるアメリカの大統領選挙が行われ、新しい大統
領が誕生します。本命のヒラリー・クリントンが優勢な情勢ですが、世
界の流れはちょっとしたことで反対に動きます。

難民の受け入れやイギリスのEU離脱も、写真一枚や銃弾一発で人々の
気持ちが動き、その時の流れ、空気を作ってしまいます。もっともアメ
リカの大統領がどちらになっても、日本は安全保障やTPPの問題から
目を背けるわけにはいかなくなってきました。

「アメリカは世界の警察官ではなくなった」とオバマ大統領が公言して
から、世界中のポリティカル・パワーバランスは変わりました。戦後、
戦死者が一人もいない日本では「平和」は当たり前で、「平和」を信じ
れば「平和」というような、「平和ボケ」がもはや許されない状況にな
ってきました。

経済のみならず「世界の中の日本」が、今迄通りの平和と経済発展でき
るかどうか、自分たちの頭と行動が試されるようになってきたと思われ
ます。日本国民よ、しっかりしましょう!


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【執行役員が伝えたいこと】_山田常務

       ――― 「五配り」と「気働き」 ―――
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全国的に梅雨明けとなり、いよいよ夏本番。冷房がフル稼働する季節と
なりました。

夏になると、「からだがだるい」「食欲がわかない」「眠れない」など、
体の不調を感じる「夏バテ」に悩まされる方が多くいます。

「夏バテ」を予防・改善するには、食事や生活習慣を一度見直すことが
大切です。ポイントは大きく4つ。「栄養バランスの良い食事をとるこ
と、不足しがちな水分をしっかり補給すること、ぐっすり眠って体を休
めること、そして軽い運動をして発汗能力を上げること。」だそうです。

わかっているとは思いますが、「水分補給」のポイントは、喉の渇きを
感じる前に、「早め・こまめ」の水分補給です。言うまでもなく、ビー
ルなどのアルコールは脱水作用があるため、水分補給には適しません。
また、炭酸飲料などの飲みすぎは糖分の摂りすぎにつながるため注意が
必要とのことです。

そんな夏本番の先週末、安城では毎年恒例の納涼祭が開催され、社員や
家族、友達やMOの方と、多くの方が集まり大いに盛り上がりました。

イベント委員を中心に多くの社員が企画から準備、イベント運営と積極
的に参画してくれたため、帰属意識と一体感を感じることができ、とて
も有意義な時間を共有することができました。

今回の納涼祭のサブテーマは「熊本震災復興支援的九州物産展?」とし、
熊本の食材を使ったB級グルメや飲み物、お菓子等が振る舞われていま
した。

そして、イベント会場に来てくれた家族の方々、特に子供たちが楽しめ
るよう、「おもてなし」がちゃんとできている社員の姿を見ることがで
きうれしくなりました。

日頃行われている来客者対応が、こんな時にも活かされているのかな?
とも思いました。会場に来てくれたある女の子は「毎年楽しみに来てい
ます」と言ってくれました。親の躾も良いのでしょうが、家族の支えを
感じる瞬間でもありました。

ちなみにおもてなしや接客サービスとは、事前準備は入念に行われるも
のの、もてなす相手のお客さまと私たちの間でリハーサルなしで一発勝
負のリアルタイムで行われるものです。そのため、常に緊張感を持ち本
気で真剣に取り組む必要があります。

もてなす相手やお客さまは私たちにとってなくてはならない大切な人で
す。その大切な人に対する利他心である「思いやり」や「感謝の心」を
言葉や態度、行動で表します。

こちらの心を伝え表す「目配り」「気配り」「心配り」「見配り」「手
配り」のいわゆる「五配り」と「気働き」が必要となります。

「夏バテ」を予防するためには、毎朝唱和している「安全の三訓」の一
つ「自分の体は自分で守る」で気を引き締めることが大切ですが、周囲
への「五配り」と「気働き」も忘れないで下さい。そして、みんなでこ
の暑い夏を乗り切りましょう。


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【五十鈴建設の現場から】_神生社長

   ――― 先を見据えた建設ソリューション企業へ ―――
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例年と違い不安定な天候でしたが、やっと夏らしさがやって来ました。

東京都知事選挙も熱くなりました。当初は立候補者たちがそれぞれの見
識に見合った演説をしていましたが、中盤では特定の敵や問題を作り出
し有権者をうまく味方につける演説合戦になり、最終的には罵り合いの
ようになってしまいました。

言っても良いことと言ってはいけないことがあるのが、この選挙でよく
わかりました。また政党内でのルール遵守についても、理屈に合った厳
しいものは良いですが、異常な形で締めすぎると政党組織が崩れ、政党
から離れることも学びました。

昔は私も都民だったのですが、現在はさいたま市に住んでいるので、選
挙権が無いのである程度距離を取った第三者的な見方ができ、いろいろ
な角度から今回の選挙を見て非常に勉強になりました。

東京という場所は日本の首都があり、政治・行政・経済の中枢機能が集
中した日本の中心であります。また東京オリンピックも控え、全世界の
注目度も高い所です。

その他として、東京都の年間予算は13兆円・職員数は16万人・都民
総生産92兆4000億円(世界第14番目程度で、韓国を上回る)。
国税の4割が都の税収です。その他参考として、株式売上高の9割、銀
行貸付残高の4割を占めます。大企業や外国資本会社の5割が東京にあ
ります。

このような強大な力を持つ行政トップを選ぶ選挙戦だと、立候補者自身
は理解して立候補したのか、有権者は理解して選んだのでしょうか。少
し違う点で投票した方がいらっしゃったのかなと思います。

小池百合子氏が当選したので、各政党としてはそれぞれの政党の問題点
も浮き彫りになって来ています。無党派層としては良い受け皿ができた
ので今後はこのような立候補者が出てくると思います。小池氏の支持者
たちは終盤には選挙に対して参加型に変わってきたように見られました。
これからの選挙は変化してくると感じます。

これからは、小池新知事と都議団・都民の全員参画型で夢のある都政を
運営していただきたいと思います。

しかし都には私も税金を多少は納めています。その他、多くの人たちも
税金を納めていると思います。その人たちに選挙権が無いのが非常に残
念だと思います。

今後は議会運営等で少し問題はあるでしょうが、オリンピック開催に向
けて東京の山手線周辺及び内部は開発が一気に進むと思います。特にイ
ンフラ工事である道路工事が至る所で行われると思われますので、移動
時間等には皆さまもゆとりを持ってお出かけください。

待機児童問題等の問題に対しては、公約通りに強い指示で進めていくと
思います。五十鈴建設としては、保育園の建設も都内で仕事も増えてい
くと思います。できれば老人福祉施設も作った方が良いのですが、採算
的に悪く、特殊な高額なものしかできないように思えます。

団塊の世代が後10年もすると75歳ぐらいになるので、老人福祉施設
や病院は益々必要になるはずです。それに伴い、都内で多くの空き家も
増えてくるとは考えられますが、建物資産運用を考えるとなかなか良い
アイデアが出ません。

我が社はその解決策として拠点開発活動を活用して、建て主・施設運営
会社・施設担当責任者・施設使用者などそれぞれの要求等に総合的なソ
リューション活動を行っています。

またMO・MOSHD・五十鈴グループの協創も進化して、一つの活動
が3社・4社との連携になっています。今までのアイデア(知恵)は個
人の複合体が多く組織としてのものではありませんでした。今は個人か
ら会社組織のものとなり、五十鈴建設1社だけでなく協創先との複合体
となってより良いものになっています。

ソリューションを進化させるには、組織を変革しなければなりません。
我が社も全員参画経営でさまざまな問題に対して、PDCAサイクルを
回している状況です。まだスピード感が無いようにも思えますが、経験
することで進化・変革すると思います。今後の進化・変革を期待して下
さい。また協創につきましてもさらなるご協力をお願いします。

我が社は「建設ソリューション企業」を目指しています。このような社
会環境等に対して、現在だけでなく将来的な展望も踏まえて、ソリュー
ション活動を行います。

また我が社は人財を募集しています。お知り合いで建設業を希望の方が
いましたらご紹介して下さい。新卒は勿論、中途採用も行っていますの
で、宜しくお願い致します。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2016.08.03 小山サービスセンターに
         FUJITSUファミリ会関東支部の幹事会ご一行が来社
                             
      http://www.isz.co.jp/news/2016/0803_000262.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.673〕は、2016年8月11日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

東京では先週、梅雨明け宣言が出たあとに都知事選が行われ、「暑い、
暑い」夏がさらに「熱く」感じられたのではないでしょうか。
来週後半から夏休みに突入する企業も多いのではないでしょうか。休み
にはくれぐれも怪我や病気には注意して、しばらくの余暇を楽しみたい
ものですね。
休みに入る前のこの時期は、休みの期間中に何をするかの期待に胸を膨
らませている人も多いのではないかと思います。充実した夏休みを経験
できるようにしっかりと計画を立てていきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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