バックナンバー
五十鈴メールマガジン〔No.674〕日本はこの先どうなるのか
配信日時:2016/08/25 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016.08.25発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.674≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
      今週初めでリオのオリンピックは終わりました。

       今年の夏季休暇はTV観戦に費やした人も

          多かったのではないでしょうか。

       4年後の東京での開催が待ち遠しいですね。

================================

☆No.674 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_日本はこの先どうなるのか
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_挑戦のなかからしか成功はつかめない(瀬戸執行役員)
┃
┃【アイ・コミュニケーションズの現場から】
┃ ■_協創リレー(臼井社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

      ――― 日本はこの先どうなるのか ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

オリンピックも終わりその余韻が残っているでしょうが、その感動や勇
気を称賛するのは他の人たちに譲るとして、この休み中に読んだ本や勉
強したことについて述べてみたいと思います。

休みに入ってから日経を読んでいると、三面の広告のところに「日本は
この先どうなるのか」(幻冬舎)という高橋洋一先生の本が紹介されて
いました。

「世界はかつてないほど混沌としている。『政治・経済で本当は何が起
きているのか』を知らない人は痛い目に合う!」という文章が目に飛び
込んできて、これは読まねばならないと、猛暑のなか駅前の本屋に徒歩
で向かいました。

当然、日経で宣伝されているのだから入口のところに山積みされている
と思いきや、見当たりません。ビジネス書のところにいってもわからず、
お店の人に聞いてみると、パソコンで検索してくれて、在庫はあるとの
ことで一緒にその場所に行きましたがなかなか発見できず、やっとのこ
とで一冊見つけることができました。

「なんだ、全然人気ないのね」と思ってしまいましたが、手に入れるこ
とができたので早速読んでみると、帯の裏には「データに基づかずに議
論する学者や識者にだまされるな! 間違いだらけの新聞やテレビに振
り回されるな!」と書いてあります。

最近私はわからないことや腑に落ちないことが多すぎるので、久しぶり
に政治・経済のことを勉強しているのですが、思い込みやレッテル張り
の話が多すぎると思っていたので、その通りと思ってしまいました。

「まえがき」を引用すると「世界に目を向けると、イギリスのEU離脱、
欧州への移民大量流入問題、崩壊寸前の中国経済、アメリカに過激な大
統領候補が登場・・・と、かつてないほど問題が山積みしている・・・
日本も年金問題やマイナス金利、財政破綻問題やアベノミクス失敗論、
さらに日本の戦争リスク等々がある・・・しかしながら日本のマスコミ、
そして学者や識者のほとんどは、感情や印象ばかりで語っている・・・」
ということで、筆者はそれらをデータに基づき、解説するということで
本編が始まります。

まず「日本で本当は何が起きているのか」という内容は「参院選で勝利
を収めた自民党は日本を変えられるか」ということで、経済対策は強化
されるが、憲法改正は容易ではないとのことでした。

「イギリスのEU離脱で日本はどうなるか」は、イギリスの景気後退は
当面は免れないし、その影響はボディブローのように効いてくるとのこ
とで、経済への悪影響はリーマン級と見て備えるべきであり、その日本
の処方箋として

1.消費増税は延期ではなく、凍結にすべき

2.日銀の政策決定会合を臨時で開催して、量的緩和を30兆円増やす

3.参議院選後の補正予算で、財政支出を60兆円(20兆円×3年)
  にする。財源は、埋蔵金、財投債、国債。支出対象はインフラ整備
  や減税+給付金など

4.事実上、無制限の為替介入。そのために今の介入枠を参院選後の補
  正予算で引き上げる

というような、過激とも思える主張がされています。

もっとも驚いたのは、「『日本の借金1000兆円』というのは財務省
による洗脳」であり、「財政状態が悪いから増税が必要」というレトリ
ックに騙されており、実は日本の借金は100兆円だと述べていること
です。

確かに日本は負債だけでなく資産もあるのだから、差し引きすればそう
なると数字をもとに解説されていますが、他の本を読んでも国と日銀を
連結対象として見ると「国の借金1000兆円」というのは財務省のプ
ロパガンダではないかと思います。

まあ、紙面がないのでこの辺でやめますが、これからはわからないこと
や腑に落ちないことは、自分で調べたり勉強したりして、自分の頭で考
えるということがますます必要になるということです。

難しいからといって逃げてはダメですし、学者の話や報道を鵜呑みにし
てはならないということだと思います。


□■□■========================================================

【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員

    ――― 挑戦のなかからしか成功はつかめない ―――
========================================================□■□■

夏季休暇も終わり、上期の後半戦も残りわずかとなってきました。長期
連休明けは、事故やケガの発生頻度が高いので一つひとつの業務に関す
る確認を怠ることなく丁寧な仕事を心掛けてください。

連休初日の朝礼もそうでしたが、最近では通常業務に入る前に安全や品
質に対して、注意を喚起するマネジメントにいろいろな工夫や変化が当
たり前のように見られ良い傾向だと感じています。

SCごとに違いはありますが、安全・品質に限らず、VC活動や課題の
プロジェクト進捗の状況など、テーマごとに組織全体に発信される機会
が毎日のようにあります。

この習慣が組織活動のさまざまなプロセスに良い変化をもたらしている
のは間違いないと感じています。変化を起こすことはいろいろな面で負
荷も掛かりますが、その分個々の能力やチーム・組織の成長につながる
ものと考えます。実際にそう感じる場面が見受けられると、嬉しい気分
になります。

一方で、当初の目的を達してこれ以上の成果や成長が望めないと感じた
らマンネリに陥る前に変えられているかを個々のプロセスごとに確認し
てみることも必要です。

目標や成果に意識を向けていないと、やることが目的化してしまうこと
はよくあります。この辺りを見過ごしてしまうと、成果が出ないばかり
か組織全体の士気にも影響してきます。

決められたことを決められた通りに徹底してやることはもちろん大切で
すが、変化がなければ退化につながるという思いを持つことも大切だと
思います。バリューセンターへの変革はその連続活動そのものです。

その際に重要なことはこれまでの制約要因に縛られることなく、むしろ
制約要因を外して物事を思考してチャレンジできるかだと考えます。

さまざまなことをやっても良い結果が出ない時もありますが、むしろ期
待していた成果が出ないことの方が多いですが、挑戦のなかからしか成
功はつかめないと思います。

1ヵ月後にはIOC成果発表会が待っています。中期戦略の最終年度に
相応しく成果が形として見える状態を目指して、万全の準備で遂行して
いきましょう。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【アイ・コミュニケーションズの現場から】_臼井社長

         ――― 協創リレー ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

夏季休暇も終わった初日、リフレッシュした気分で出社に臨もうと思う
矢先、大型台風に見舞われました。それでも出社すると、何事もなかっ
たようにきちんと揃うメンバーと顔を合わせ、社訓の唱和で1日をスタ
ートさせました。

朝から皆で大きな声で唱和する朝礼は、大事なルーティーンとして定着
しています。気分よく皆で1日をスタートさせることは、とても大切で
良いことですね。

五十鈴グループの各所で行われている創意工夫ある朝礼も五十鈴の財産
だと思っています。マンネリ化させることのない意味ある朝のひと時を
大事にしていきましょう。まだ暑い日は続くのでしっかり体調管理に気
を配りましょう。

今年の夏季休暇は日程がうまく重なったこともあり、オリンピックTV
観戦時間は、私の人生のなかで最長記録だったと思います。まさに金メ
ダルもの。夜中の決戦(テニス・バドミントン・卓球・レスリングなど)
もほとんどLIVEで観戦しました。

歓喜あり、涙あり、そして大きな感動が幾つもありました。選手や監督、
チームの在り方など、今回のオリンピックは過去最高のメダル獲得数以
上に多くのことを教えてもらったように思います。

特に、男子400メートルリレーは、感動を通り越して衝撃の銀メダル
でした。銀メダルの秘策として、バトンパスが取り上げられていますが、
そのテクニカルな部分というより、他国やバトンパスの常識にとらわれ
ることなく、日本チームが結果を出すために敢えてアンダーハンドを採
用し、そこに徹底的に磨きをかけてきた姿勢に感服しました。

私自身短距離とリレー選手でもあったので、アンダーハンドパスの難し
さはわかります。私の時代にはアンダーハンドパスを行うチームは皆無
だったように思います。

リレーチームに選ばれると多くの時間をバトンパスの練習にあてた記憶
があります。今回の日本チームは、世界に対抗するために一人ひとりの
足し算をチームの力に変えることができる関数にバトンパスを選択し、
それぞれの強みが最大限発揮できる走者順を決め、自らの力でメダルを
勝ち取りました。奇跡ではなく、自分たちで立てた戦略に裏打ちされた
実力です。

個人の力をチームの力に変換することを私たちは理解し、実践していま
す。個人の力はそこそこでも組織の力で実践すると叶えられないことが
実現できるということを経験しています。

その力を広い世界で強い相手にも通用する力に昇華させていくのは、や
はり「強み」を知り、その強みを卓越させることだと彼らは教えてくれ
ました。

弱い部分の改善は、強い相手との「差」を埋める活動にはなりますが、
勝てる可能性をもたらす活動にはなりません。私たちの可能性を大きな
目標達成に導く強みは、協創力だと思っています。

その協創力を卓越させることで、可能性の芽が開花し、新しい世界が見
えるようになるのではないかと思います。卓越には、多様性ではなくこ
だわりや信念が求められます。できる・これで勝てるという自分自身を
信じることができるだけの努力がこれから問われてくるのだと感じてい
ます。

2020年の東京オリンピックに向けた活動がスタートしています。私
たちのWill-Naviのゴールと同じです。どちらも最高と言える
結果を得たいと強く思う次第です。


●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
 
┏ ■ Voice to Voice!
┃
┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
┃
┃    ┏━━┓
┃    ┃\/┃  mailmaga@isz.co.jp
┃    ┗━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

────────────────────────────────
【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.675〕は、2016年9月1日に配信いた
 します。
────────────────────────────────

☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

世界的に関心の強かったオリンピックは終了しましたが、私たちにはこ
れからは2/四期後半に向けての経済活動という現実が控えています。
オリンピックでメダルを獲得した選手たちの成功の陰にはたゆまぬ努力
があったこそというのは、ビジネスの世界にも生かせるものだと確信し
ます。
残暑がまだまだ続きますが、暑さに負けずに自分たちのこだわりと信念
をもってゴールに邁進していきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆メールマガジンバックナンバーのご利用は◆
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=BN&gid=1&aid=81

◆メールマガジンの新規ご登録◆
当メルマガを転送でご覧いただいている方で正式に配信を希望される方
は、
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=R1&a=81&g=1&f=1
の所定フォームにご記入の上、お申し込みください。

◆メールマガジンの配信停止◆
今後配信をご希望にならない場合は、大変お手数ですが、このメールに
ご返信いただき、配信停止の旨、お伝え下さい。

◆メールアドレスの変更◆
修正・変更の場合は、大変お手数ですが、このメールにご返信いただき、
修正・変更内容をお書き添えの上お送りください。

================================

 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

 転載を希望する場合は編集室までご連絡下さい。
 mailmaga@isz.co.jp

==ISZ Mail Magazine =====================

 五十鈴メールマガジン ≡No.674≡

======================= ISZ Mail Magazine