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五十鈴メールマガジン〔No.675〕練習は不可能を可能にする
配信日時:2016/09/01 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016.09.01発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.675≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
           南下していた台風10号が

           ブーメランのように北上し、

         広範囲での被害をもたらしました。

         これからの季節、天気予報を確認し

      予め対策をとることがとても重要になってきます。

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☆No.675 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_練習は不可能を可能にする
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_防災の日(鈴木副社長)
┃
┃【五十鈴オートの現場から】
┃ ■_5S(小林社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

      ――― 練習は不可能を可能にする ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

オリンピックも終わり一息ついたところですが、その余韻はまだまだ残
っていますね。

私は陸上の400メートルリレーが、強く印象付けられました。9秒台
もいない、ファイナリストもいない日本の短距離のチームメンバーが、
ジャマイカやアメリカを相手に堂々の戦いをして銀メダルをゲットした
のですから、これは夢のまた夢です。

アンカーのケンブリッジ飛鳥選手はボルト選手の隣で走り、最後は届き
ませんでしたが、バトンを受け取ってスタートしたときは、「もしや!」
という感じでした。

そして、レース後にボルト選手の方から日本選手に握手を求め称賛され
たのは感動モノでした。リレーはバトンだと言いますが、まさに日本チ
ームのバトンの技術がこの結果を生んだのだと思います。

小泉信三先生の有名な言葉に「練習は不可能を可能にする」というもの
がありますが、まさにその通りだと思います。ウエイトリフティングの
三宅選手も「練習をあれだけやったのだから、最後の一本が上がったん
だ!」と父親の三宅義行監督も言っていましたね。

そういう意味では、次はパラリンピックが始まります。こちらは、障害
を乗り越えて参加してくる選手ばかりですから本当にこの言葉がピッタ
リです。

この間の日曜日、たまたまテレビを観ていたら24時間テレビで「愛は
地球を救う」をやっていて、障害を持つ若いアスリート夫婦とそのお子
さんのことが取り上げられていました。

奥様は全盲で御主人は聴覚障害者、長男は健常者で、一家で支え合い素
晴らしい家庭を築いておられ、それだけでも感動しましたが、なおかつ
リオのパラリンピックを目指しているということで、その挑戦意欲には
頭が下がりました。

まだ小さい長男の親を愛する、配慮する気持ちが番組によく出ていてゲ
ストの面々の涙を誘っていましたが、圧巻は長男の要望で母親のドレス
が見たいということで、番組のなかで未だにやっていないという結婚式
を挙げました。

時間がなかったので最後まで観られませんでしたが、バージンロードを
歩き、最後は神父役の長男の所へ行くという演出に夫婦の感動は涙と共
にこちらに伝わってきました。

生活するだけでも「不可能」と思われる場面がいくつもあり、それを乗
り越えアスリートとしての激しい練習をするということは、まさに「不
可能を可能にする」といった日々の精進の暮らしが日常になっていると
いうことを教えてくれました。

障害があるから普通以上のことができるのだということが、ハンディキ
ャップという言葉と共に感じられ、本当に人間というのは偉いものだ、
と思ってしまいました。

日本画家に「村上華岳(かがく)」という新日本画運動を推進した人が
いますが、彼の言葉に「人生の価値は楽しいところばかりにあるのでは
ないだろう。否、苦い道にこそ本当の価値が味わわれる。」というのが
あります。

そして、剣豪、宮本武蔵は「千日の稽古を鍛(たん)とし、萬日の稽古
を錬とす。」と言っています。さらにゲーテは「いつかはゴールに達す
るというような歩き方ではだめだ。一歩一歩がゴールであり、一歩が一
歩としての価値をもたなくてはならない。」と述べています。

それらの言葉がすべて胸に去来するような、障害を持つ若きアスリート
一家の番組でした。あの健常者の長男の将来が楽しみです。志を持ち、
光り輝く人生を送って欲しいと思いました。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

          ――― 防災の日 ―――
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オリンピックが終わって10日ほど経ちますが、再放送を観るたびにあ
の感動がよみがえってきます。

しかし、今回ほど学びの多いオリンピックは無かったです。特に、男子
リレーの銀メダルは、個々の能力はそれほど高くないのにチームワーク
と気持ちで結果を出し、すばらしい活躍ぶりでした。

あのようなチーム、組織づくりをしていきたいと、つくづく感じ入りま
した。そして世代交代も進みつつあることを実感した次第です。

さて、今日9月1日は防災の日です。関東大震災の惨事を教訓として、
防災意識を高めるために制定されました。この日は全国で防災訓練が行
われ、それがニュース等で取り上げられます。

最近、大雨や短時間の集中豪雨による浸水被害、土砂災害が頻発してい
ます。わが社の工場では幸いにもそのような災害をこうむることは無い
のですが、万一のためにもこれらの予防、改善策の検討・実施を図ると
ともに、被災したときに迅速な復旧活動ができるように、BCP手順の
理解と訓練を真剣に行っていきましょう。

さらに重要なことは、社員みなさんの安全の確保です。自治体の警報や
指示に従い、早めに行動して下さい。そして連絡のつく状態を維持して、
安全な避難場所に居るようにしましょう。

ちょっと様子を見に行く、という行動は慎みましょう。わかりきった話
でしょうが、みなさん気をつけてください。

8月初旬に東北出張があり、仙台空港近くまで行きました。東北震災か
ら5年も経っているのに、津波が寄せてきたところは復興があまり進ん
でなく、ニュースのあの場面を思い起こす景色でした。

オールジャパンでもう少し何とかならないものかと、もどかしく思いま
した。たぶん法的な問題等を含め、動きの取りにくい状況であるのはわ
かるのですが、それにしても遅いです。

個人的に特別なことができる力はありませんが、こういったときに発信
して、少しでも多くの人たちの絆を結んでいきたいです。

そして防災の日とは訓練の日だけでなく、過去を振り返り、力強く立ち
上がった先人たちに思いをはせる日なのでしょう。


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【五十鈴オートの現場から】_小林社長

           ――― 5S ―――
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ここにきて台風の発生が多くなり、その進路も今までとは違う動きをし
たり、世界的に見てもあちこちで集中豪雨の被害が起きるなど、地球規
模での異常気象が起こっており、大きな環境変化を感じます。我々も災
害リスクについて改めて備えなければならないと思います。

上期も残すところ1ヵ月となり、IOC成果のまとめや発表の準備に忙
しいことと思います。

五十鈴オートでは上期、新2拠点体制による成長基盤づくりに取り組ん
でいます。

現壬生工場の発展性に限界があるなか、新たな拠点への移転を模索し、
事業の成長基盤を新たに築き上げ、その過程をメンバーが主体的に取り
組むことで、課題を自律的に推進し成果を生み出せる組織力を身に付け
ソフト面の成長基盤も作り上げる狙いも合わせて活動しています。

最近では全員参画の取り組みが随所に見られるようになり、うれしく感
じるとともに早くハード面での体制構築を目指していきたいと思います。

話は変わりますが、五十鈴オートでは管理の強化と安全への取り組みの
一環として、昨年より「5S」の推進をしております。

皆さんもよくわかっている通り、5Sとは「整理・整頓・清掃・清潔・
躾」のことです。

整理・・・必要なものと不要なものを分け不要なものを捨てること

整頓・・・整理して残した必要なものを適切な場所に片付けること

清掃・・・文字通り働く職場内を掃除すること

清潔・・・整理・整頓・清掃を継続的に行い、髪型・服装・身だしなみ
     も含め、きれいな状況を保つこと

躾・・・・決められたルールや作業手順を守る習慣をつけること

というように、環境整備のみならず仕事のやり方を含め、当たり前のこ
とを徹底的に行うことで意外と難しく時間もかかりますが、基本を徹底
する意味では大切なことだと思います。

皆さんも今一度、身の回りを見直してみてはいかがでしょうか。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.676〕は、2016年9月8日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

世界で起きていることはオリンピックのような華やかな出来事があるか
と思えば、世界のどこかで必ず災害による被害などが報じられています。
先々週から発生した台風10号により、国内の多くの地域で甚大な被害
をもたらし、我々の日常に深刻な影響を与えています。
今日は防災の日。今後に向けてあらゆる災害を想定した対策や準備をし
なければなりません。
また非常時のことを考え、普段から一瞬一瞬を大切に充実した日を送ら
なければならないと改めて肝に銘じるところです。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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