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五十鈴メールマガジン〔No.681〕どうしてこうなるの?
配信日時:2016/10/13 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016.10.13発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.681≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
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         今週はすっかり秋めいてきました。

       これまでの暑さに慣れてしまったこともあり

      夏のような薄着でいると風邪をひいてしまうのも

            この時期だと思います。

       状況の変化に合わせて対策をとりましょう。

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☆No.681 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_どうしてこうなるの?
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_現象を捉えて、環境を改善する(小久保常務)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_疑問から改善へ(川合社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

       ――― どうしてこうなるの? ―――
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鈴木貴士です。

東京都の小池知事がいろいろと活躍しているように見えますが、こうい
うときは落ち着いてモノを見ないと、マスコミやワイドショーの餌食に
なってしまいます。正義の味方と悪者を決めつけ、物語を面白おかしく
しているようにしか見えないのです。

まず豊洲市場の問題は、「豊洲は不衛生だ」という結論ありきで動いて
いるように思われます。

そもそも東京都知事選はセコイことばかりやっていた悪漢の舛添知事に
替わり、自民党の反対を押し切って出馬し、見事当選した正義の味方の
小池さんが東京都議の守旧派をやっつけるというストーリーが始まると
いう感じでした。

そしてその題材として、築地市場の移転問題が絶好の火種だったのです。
新都知事は、築地市場の豊洲移転は「安全を確認する」ということで、
「いったん立ち止まって考える。都民の食に関係するので確認して結論
を出していきたい」と当選直後の会見で言い放ちました。

長年揉めていた問題でいまだに反対する声も多かったので、すぐにその
火種に火がつきマスコミは大騒ぎしました。

都議会のドンという悪者があたかも絡んでいるような、抵抗勢力がそこ
には存在し、小池知事の改革路線の足を引っ張るという路線がひかれ、
1ヵ月間の戦いを制したような雰囲気で、小池知事は「移転延期」を宣
言します。

そして、例の「豊洲の地下空洞問題」が浮上します。計画にあった盛り
土がされておらず、そこには空洞があり、地下水が溜まり、その水は汚
染されているというような流れで物語はドンドン作られていきます。

しかし、ちゃんとした報道もされていたのにマスメディアはそれを無視
するのです。

例えば「理性的には移転延期は正当化できない。むしろ豊洲は少なくと
も築地よりも衛生的なのだから、移転を迅速に進めるべきだ」という声
も上がっていたのですが、あまり取り上げられませんでした。

私の知るところ豊洲市場は、複数の「市場問題プロジェクトチーム」の
専門家によれば、決して不衛生でも危険とも必ずしも言えないもののよ
うです。

しかし、最近マスメディアは飽きてきたのか、「豊洲の地下空間・ピッ
トは実は技術的に見れば衛生的、かつ、安全だ」という、まるで反対の
意見が多く指摘されるようになってきました。

人気のTVタックルでも取り上げられ、その正当性の高い技術論が紹介
され、たけしさんも阿川佐和子さんも納得し、全体の流れが少し変わっ
てきたように思います。

これだけではなく、正義の都知事は東京オリンピックの予算も見直し、
競技場の新築を施設場所の変更などを検討しています。しかし、すべて
は落ち着いて思考しなければなりません。

都議会のドンや東京オリンピックの評判の悪い政治家をやっつけるのが、
いいことだとは思えません。すべてのことが停止し、投資が進んでいか
ないのです。所謂、オリンピック需要が緊縮の方に向かうのは間違いな
いでしょう。

不法にすべての原発を止め、そのためにいくらのお金で化石エネルギー
を輸入しているか知っていますか? 奇跡的に原油が下がったり、円高
になったりしたので経常収支は黒字に戻りましたが、それでも何兆円と
いう投資を生まない経費が使われているのです。

悪者捜しをして叩きまくって、飽きたら別の悪者を探す。盗人にも三分
の理があるということでものを観れば、大騒ぎする必要がないことがた
くさんありますし、逆に、隠れた国家的大問題があるほうが不健全だと
思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_小久保常務

     ――― 現象を捉えて、環境を改善する ―――
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金木犀の香りが運んで来た秋も、まさにたけなわとなりました。それぞ
れの立場で気持ちも新たに、下期の目標に取り組まれているものと思い
ます。計数面では10月予算で、上期実績を踏まえた通期計画の進捗確
認をいただいております。

IOC成果発表会での移動の途中、不用意にも不自然な姿勢で咳をした
ことが原因かと思われますが、背中側のあばら骨の最下部にある左肋軟
骨を損傷してしまいました。自然治癒に任せて問題ないとのことですが、
神経が集中していてとにかく痛み、勢い姿勢も不自然となってしまいま
す。

咳をしたぐらいでは、周りの筋肉が支えとなって損傷にはならないはず
なのに、最近の運動不足や不規則な生活により体全体としての柔軟性や
抵抗力が低下していたのだと思います。

いろいろな骨と筋肉との複雑な連携によって、体の自然な動きが保たれ
ているのだということなど、普段は忘れています。痛くなったのは現象
ですが、その背景にはもっと重大な体の支障を起こしかねないリスクが
あったということの警鐘でもありました。

日々の活動において無意識にできていることでも、それを当然のように
行えるためには、日頃の継続的なメンテナンスによって良い活動環境を
整備しておくことが重要であることを改めて感じています。

同じようにリスクマネジメントや内部統制の観点でも、何らかの不都合
や問題点が起きてしまったときには、そのことへの対症療法に止まるの
ではなく、その周辺業務や環境変化にも目を向けてみることが大切です。

原因となった問題の背景、そこに働いている重力や磁力にも目を向けて
検証を行い、あるべき包括的な改善に向けて徹底して取り組むことだと
思います。

この夏の間にもみなさんに実施いただいた、経営基盤チェックリスト
(経営基盤CL)は、経営基盤や活動基盤を自己診断するツールです。
健康診断は定期的に行うことが大切であり、経営基盤CLも毎年やって
います。

慣れも出てきているかもしれません。良い得点を取るための表面的な対
応となることなく、各設問の背景や本質的目的との関係で改善すべきこ
とがあればこれに取り組んでいくことこそが大切です。

このような繰り返しが、ひいては組織的な活動基盤を強固なものにして
いくものと思います。下期には経営基盤CLの点検結果を踏まえた改善
活動に加え、内部監査(自己監査)や本社監査等も予定されています。

是非これらを前向きに捉えて、さらなる体質改善につなげていきましょ
う。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

        ――― 疑問から改善へ ―――
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10月に入ったというのに30度を超す日が出るなど、異常気象という
より日本の亜熱帯化が進んでいるのではないかと思えます。

また熊本では2度にわたる大きな地震に見舞われ、復旧作業が続いてい
る状況のなかで、今度は阿蘇山が噴火しました。熊本の皆さんの生活が
より早く普通に戻られることを心よりお祈りいたします。

さてITCでは、10月から今年度の新入社員が現場研修から戻り、本
社勤務となっています。半年の工場経験ですべてを理解できるわけでは
ありませんので、先輩社員との会話のなかやいろいろな場と機会を通じ
て理解度を増していってもらいたいと思います。

また、来年度の新入社員の内定式も終わり、この10月からアルバイト
として週に2日出勤するようになりました。こちらは会社に慣れる、社
会人としての常識を身に付ける、五十鈴の規範を体感理解するというこ
とが目的であり、来年4月からは即戦力として活躍できる基礎作りをし
ています。

新しい人が会社に入ってくれるのは、会社にとってもチャンスであると
思っています。生活のこと、業務のこと、会社の価値観や規範を新しい
社員に教える時、教える側がその本質を考える機会になり、教える側も
成長する機会になります。

教わる側、教える側共にいろいろな疑問を感じる時が改善のチャンスと
もなり、無駄なことは止めたり、効率よくやるためのヒントが出てきた
りして、今までの業務のやり方を見直す良いきっかけにできればよいと
思っています。

私自身は現在外部へ出張中で新人たちと話す機会がありませんが、TV
会議やスカイプ等のツールが揃っているので、ツールを活用しながら新
人たちの成長度や先輩社員の頼もしい姿、業務の改善の進捗を見ていき
たいと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.682〕は、2016年10月20日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

4年後の東京オリンピック開催に向けて、東京都議会では開催場所や予
算の問題等で何かとマスコミ報道が過熱し、この先どうなるのか心配な
人も多いのではないでしょうか。
しかし、選手たちは長期的な目標に向けて日々練習を重ねていかねばな
りません。早く前向きな展開にシフトしてほしいと思います。
そしてスポーツの秋となり、オリンピック出場へ向けたさまざまなスポ
ーツ大会が各地で開催される今日この頃です。私たち一人ひとりも競技
したり、あるいは観戦をしたり、まずは関心を持って参加していくこと
が大事ですね。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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