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五十鈴メールマガジン〔No.689〕認知的不協和
配信日時:2016/12/08 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016.12.08発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.689≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
  
           今年も最後の月を迎えて、

    忙しい日々が続いている人も多いのではないでしょうか。

     来年を気分良く迎えられるようその準備期間として

       しっかりと過ごしていくことが大切ですね。

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☆No.689 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_認知的不協和
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_仕事と健康の両立が大事(瀬戸執行役員)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_見る、聞く、話す(川合社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 認知的不協和 ―――
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鈴木貴士です。

皆さんは「すっぱい葡萄」という話をご存知ですか? イソップ寓話の
一つですが、あらすじはキツネがたわわに実ったおいしそうなぶどうを
見つけます。食べようとして跳び上がりますが、ぶどうはみな高い所に
あり届かず何度やってもダメで、キツネは怒りと悔しさで「どうせこん
なぶどうは、すっぱくてまずいだろう。誰が食べてやるものか」と捨て
台詞を残して去っていってしまうというものです。

まあ、簡単に言うと「負け惜しみ」ですが、フロイトの心理学では「防
衛機制・合理化」の例となります。この物語の場合、手に入れたくてた
まらないのに努力しても手が届かない対象がある場合、その対象を「価
値がない・低級で自分にふさわしくない」ものとみてあきらめ、心の平
安を得るということです。

これをもっと難しく言うと「認知的不協和」と言って、人が自身のなか
で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表
す社会心理学用語です。人はこれを解消するために、自身の行動や態度
を変更すると考えられています。

よくあげられる例として「喫煙者」の不協和があります。認知1として
「私は煙草を吸っている」、認知2として「煙草を吸うと肺ガンになり
やすい」このとき、認知1と2は矛盾します。

そしてその矛盾を解消しようとして、禁煙するか、喫煙者でも長寿の人
がいるとか、交通事故で死亡する確率の方が高いという理由をつけて、
喫煙し続けるということになります。

因みにアメリカの煙草会社はキャンペーンで以下のように主張していま
す。「煙草を吸う人が肺ガンになりやすいのは、煙草が肺ガンを誘引す
るのではない。ストレスを抱えている人がストレスを和らげるために煙
草を吸うだけであり、ストレスが要因となって肺ガンを引き起こすだけ
で、煙草と肺ガンの間に因果関係はない」ということで、「煙草を吸う
と肺ガンになりやすい」という認知を変化させることで、認知的不協和
状態を解消させようとするものです。

もう一つの例としては、「原因不明の感情を説明する」もので、「ある
コミュニティで何らかの災害が発生していると、不都合な恐ろしい噂が
災害が起こっていない隣接するコミュニティに広がる。これは脅威に直
面していない人が、それらの不安を正当化する必要があるためである」
というもので、東日本大震災の時の原発事故ではそういうモノが次々と
出てきましたね。

最近ではブレグジットやトランプ現象など、マスコミや世論が予測でき
なかったことが起きると必ずこの認知的不協和を解消しようとして、さ
まざまなもっともらしい噂や後づけ解釈が起きますが、東京都の豊洲の
問題もそうでしょう。

我々の選んだ人は正しいと認知し、そういう事象を強化する。例えば豊
洲は安全を確認するということから、盛り土をしておらず地下空洞が発
見されたということで安全かどうかという問題よりも認知的不協和解消
のために話がドンドンすり替わっていき、安全とは言えない築地からの
移転が大幅に遅れることになってしまいました。

東京オリンピックの施設のこともすべて認知的不協和として考えれば、
その流れがよく理解できます。アベノミクスの日銀の対応でもそうです
ね。マイナス金利やオーバーシュート型コミットメントなど、日銀の認
知的不協和解消で起きているとしか思えません。自己矛盾の正当化に気
をつけましょう。


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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員

       ――― 仕事と健康の両立が大事 ―――
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最近、健康に関するある記事を読んで苦笑いすることがありました。突
然ですが、社員の皆さんは健康的なライフスタイルを送っていますか? 

どんな仕事をするにも身体だけでなく精神的にも健康であることが求め
られ、仕事の生産性や効率などのパフォーマンスに大きく影響をしてい
ます。

ライフスタイルなので人それぞれだとは思いますが、簡単なエクササイ
ズなどの運動を定期的に取り入れることと、摂取する食べ物に気を使う
こと(ビタミン、ミネラル、その他の栄養素を含む食品を食べること)
はお奨めで、体力がつき仕事の生産性と効率が高まるそうです。

病気になるリスクも減らせ、物事をポジティブに考えられるようにもな
るそうです。毎日をポジティブに生きられると自然と自信も湧いてくる
ので良いことだと思います。

記事の内容を読み進めていくと、常に健康を管理することは大事な仕事
の一つであり、大きな事故や病を人生に取り入れないようにするための
心構えや対処方法や注意事項など、仕事をする上で健康がどれほど大切
なことなのかを改めて思わせてくれる内容で、これからのことを考えて
少しでも健康を意識した生活を送らなければと思いながら読み進めてい
ました。

食生活では内臓を疲れさせる脂ものや揚げ物を代表とする油料理や肉料
理の摂り過ぎに対する注意や、できるだけお酒の休肝日を設けるなど、
特別なことではなくごく当たり前のことで、これまでもいろいろな場面
で見聞きした内容ではあります。

しかしながら自慢にはなりませんが、ほぼ実行できていません。四十代
に行った暴飲暴食の結果は、確実に五十代で受け取ることになるとあり
ます。過去に行ったことは必ず未来で受け取ることになるとあります。
(これは健康に限ったことではなく人生における教訓です)

バリバリと仕事をするためには、病気をしない、ストレスに負けない、
糖尿病などの成人病にかからないようにとあり、そのための食の摂り方
に目覚めて「旨いもの大好き世界」から早く身を引くこととありました。

そんなことは無理だなと思いながら読み進めていくと、お酒、肉食・脂
ものの摂り過ぎは、汗と息のくさい体臭の強い上司として嫌われるでし
ょう・・・とありました。これには苦笑いです。

これを機に健康的なライフスタイルをしていこうと心に決めました。目
標を達成する意欲や挑戦していることに対するポジティブな側面は健全
な肉体と健全な精神から生まれてくるものだと思います。

今年も残すところ1ヵ月を切りましたが、健康管理と業績管理をしっか
り行い充実した年末年始を迎えていきましょう。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

        ――― 見る、聞く、話す ―――
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12月に入り、申年の一年ももうすぐ終わろうとしています。皆さんの
年初に立てた目標は予定通りに進んだでしょうか。

申年で「猿」というと「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿(さんざ
る、さんえん)が有名ですね。

元々は、中国の孔子が話した「礼節にそむくことに注目してはいけない。
礼節にそむくことに耳を傾けてはいけない。礼節にそむくことを言って
はいけない。礼節にそむくことを行ってはいけない」という4つの戒め
を猿を使ってわかりやすく表現したと考えられているようです。元は4
つの戒め(四猿=しざる)だったものが、日本では三猿として定着して
いるようです。

この三猿とは逆に、良く見る人、良く聞く人、良く話す(会話)人で、
仕事ができるなあと思う人をたくさん見てきました。我々の先輩やお客
さまが何かをやろうとするとき、自分の目で見て、聞いて、話しながら
考える人が多かったように思います。

「聞く」という行動に関しても、一人や一ヵ所に聞くのではなく、何ヵ
所にも同じことを聞いて何が正しいのか、何が重要なポイントなのかを
理解するように聞いていました。

「見る」も同様で、聞いたことが本当なのかどうか、実態を複数見ると
いう行動を取っていたように思います。

また聞くことに関してもただ聞くのではなく、会話のなかでいろいろな
確認を直接取る行動も取っていたと思います。

私もこの「見る、聞く、話す」をなるべく実践するようにしています。

現在ではインターネットが発達し、いろいろな課題に取り組もうとした
ときにいろいろなことを調べるのは非常に便利になり助かるのですが、
インターネットの情報やある一部からの情報に限定して意思決定をして
いる人が多くなっているように感じます。

結果として漏れがあったり、ミスがあったり、欠陥があったりと、何か
しら問題が発生しているケースを見る機会が増えていると感じます。

便利なインターネットは活用しない手はありませんが、パソコンから顔
を上げて外に出て「見る、聞く、話す」の実践をしていくことをお勧め
します。隣にいるのにメールで連絡、なんていうのも良くありませんね。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2016.12.02 ワーレックスが「安全5ゲン活動」のキックオフを開催
                             
      http://www.isz.co.jp/news/2016/1202_000266.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.690〕は、2016年12月15日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

年末は慌ただしくなるのは今に始まったことではないでしょうが、仕事
でも来年度予算などの提出もあり、通常月よりも忙しく感じるものです。
また年賀状などは1年に一度この月に用意するべきということもあり、
なんだかんだとやることは多いのでしょう。
年末までに大掃除などはしっかりと済ませられるよう、今から来年をし
っかり迎えられるように準備をしていきたいものですね。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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