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五十鈴メールマガジン〔No.690〕日本人
配信日時:2016/12/15 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016.12.15発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.690≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
  
           すっかり寒くなりましたが、

       風邪など引かないように注意したいものです。

           体調がおかしいと思ったら、

         早めに病院で診てもらいましょう。

         なんといっても健康が一番大事です。

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☆No.690 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_日本人
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_次なる高み(鈴木副社長)
┃
┃【アイ・コミュニケーションズの現場から】
┃ ■_CI(臼井社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

           ――― 日本人 ―――
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鈴木貴士です。

本当に今年はいろいろありました。オリンピックでは日本人選手の活躍
もありましたが、その陰で期待に応えられない選手もいました。勝負の
世界は厳しいものですが、負けた選手に労いや、励ましの言葉をかける
日本人が多くいたのは事実です。罵倒したりする人は殆どいなかったよ
うに思います。改めて日本人の国民性を感じました。

さて、久しぶりに今月の東京都神社庁の「生命の言葉」をご紹介しまし
ょう。これは神社に行くと、短冊のようになっていてもらうことができ
ます。私は毎日神社で拝むので毎月2枚戴き、五十鈴とMOSHDのオ
フィスに掲げています。

今月はフランスの作家、詩人、外交官で大正10年から6年間駐日フラ
ンス大使だったポール・クローデル氏の語った言葉です。「私が断じて
滅びないことを願ふ一つの国民がある それは日本人だ」というもので
す。

彼は彫刻家である姉・カミーユのジャポニズムに感化されたこともあり、
日本を広く見聞しました。そして日本の関東大震災に遭遇し、その際被
災者が配給の列に整然と並ぶ姿に驚き、手記に記しました。

その後日仏間が戦争状態であった昭和18年、先ほどの言葉の続きとし
て、「あれ程興味ある太古からの文明は消滅させてはならない。日本は
驚くべき発展をしたが、それは当然で、他のいかなる国民にもこれほど
の資格はない。彼らは貧乏だ。然し、高貴だ。」と語りました。

今年も熊本地震や台風や風水災害が多数ありましたが、日本人の助け合
いの精神が随所で見られたのは嬉しい限りですが、その反面、そういう
良いところが失われていくような事件や兆候も垣間見られます。

世界に目をやれば、ブレグジットやアメリカの大統領選での国家の分裂
や韓国での朴大統領の弾劾等、日本人の感覚では測り知れないことが次
々と起こっています。グローバリズムは日本人の感覚では良く理解でき
ないのだろうと思います。

小国で島国で、外国の侵略を受けずに自然災害と向き合って生きてきた
国民性は攻撃するのではなく、受け入れるという精神性を身につけてい
るのです。ですから外国のプロパガンダや外国交渉などに弱いですね。

こちらがそういうことを思わなければ、相手もそういうことは思わず、
誰とでも仲良くしたいという子供のような考え方、悪気がなければいい
のだというような考え方は日本人同士でしか通用しないということはわ
かっているはずですが、貧乏でも高貴でいたいという、クローデル氏の
評価につながっているのでしょうか。

世界はグローバリズムの進展でヒト・モノ・カネの自由な移動で、移民
問題や格差問題が深刻化しています。覇権国家のアメリカが「世界の警
察官」を放棄し、内向きになり「アメリカ・ファースト」を唱え「強い、
偉大なアメリカを取り戻す」と言ったトランプ氏が大統領に当選しまし
た。「ブリテン・ファースト」もそうでしたし、今後も各国の選挙でも
そういう流れは止まらないと思います。

そういう状況で行われるプーチン大統領と安倍首相の会談は大荒れに荒
れた今年の締めとして、どのようなことになるのか興味津々です。そし
てもうひとつ、今上天皇の譲位(なぜ退位というのか理解できません)
のことも日本人として大いに気になるところです。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

          ――― 次なる高み ―――
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あっという間に師走になってしまいました。今年の振り返りや新年度の
予算策定、足元の課題やらで時間に追われる忙しさがピークとなってい
ることと思います。慌てることなく、確実に事に当たってください。

さて今年最大の収穫は、全員参画が新たなプロセスモデルとして確立で
き、組織能力として業績に結びつけられたことです。取り組み当初は成
果に結びつきませんでしたが、他SCのベンチマークとプロセスのブラ
ッシュアップを重ねることで、状況に応じた柔軟性あるプロセスへと変
貌を遂げました。

これはイベント的な全員参画から、日常生活(仕事)の全員参画にプロ
セスが変えられ、持続性あるプロセスマネジメントが定着したことに他
なりません。そして五十鈴の精神である気配り、思いやりを活かしたプ
ロセスづくりだったと思います。まさに「全員参画」から「全員参画経
営」へステップアップした証です。

しかしこれで満足して立ち止まる訳にはいきません。バリューセンター
としての企業価値を高める礎ができたにすぎません。次なる高みに進む
準備に取り掛かる必要があります。

そこでSS部門のリーダー以上はその準備の研修会を実施しています。
せっかく創りあげた新プロセスを創造的に破壊する勇気を持ってバリュ
ープロセスへと進化させ、企業価値の拡大を追求しようと考えています。

より大きな、より高い成果を出し、自己実現的な成長をするには現状の
プロセスを変えないとあるいは新しいプロセスを創りあげないと思うよ
うなパフォーマンスにたどり着けないと思います。

来年の1~3月は準備のトライアル、4月より実践しながらプロセス変
革につなげ、企業価値の拡大を図っていく全員参画経営を期待していま
す。

社員の皆さん、一人ひとりの能力発揮とチームワークが成功のカギです。
目標と方向性を確認しながら、未来協創をしていきましょう。早いです
が、今年一年ありがとう。


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【アイ・コミュニケーションズの現場から】_臼井社長

           ――― CI ―――
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今年もあと僅かという時期になりました。第3クォーターをしっかり検
証し、ラストスパートをしっかり駆け抜けたいものですね。寒さも厳し
さを増し、体調を崩しやすいため周囲の人と声を掛け合って健康維持に
努めていきましょう。

先日、経営者の方々と中期を共に考えるミーティングを共にする中で、
ある社長が次期中期の先に自社の経営の核にCI(コーポレート・アイ
デンティティー)を考えていることを話されていました。

一時期CIブームというものがありましたが、最近耳にすることが減っ
ているなと思いました。そこでのやりとりを通して、改めてCIの重要
性を再確認することができました。

五十鈴では当たり前のように取り込まれているCI経営ですが、その導
入は五十鈴が40周年を迎え、鈴木代表が就任した時からスタートした
ものでした。

私自身、CI制定の仕事に深く関わる機会を得て、五十鈴の将来を想像
しながら、胸躍る気持ちでもっとこんなことをやりたい、やらなくては
とさまざまなことに着手しました。 

CIが策定された頃はバブル景気が終わり、複合不況と呼ばれる長い不
景気が続き、先行き不安な情報が溢れていましたが、私たちは不安より
未来に向けた活動が山ほどあり、充実した日々を過ごしていたように記
憶しています。

CIとは、企業が自己概念を明らかにすることです。ビジュアル(ロゴ
マークやコーポレートカラーなど)を刷新するだけでなく、自己概念を
体現する社員のマインドや行動を方向づけて、自分たちがこの世の中で
どうありたいのか、どう生きていくのかを追求し続ける行為そのもので
もあります。

今の五十鈴のロゴマークには、どのような志を持ち、どうありたいのか、
どう生きていきたいのかという思いがたくさん詰め込まれています。そ
の意味について説明すると長くなるので、ぜひ「五十鈴40年史」を見
開いてもらいたいと思います。コーポレートカラー(五十鈴レッドとグ
レー)の意味合いは、まさに日常の中に存在しています。

そして今、新たなロゴマーク制定から四半世紀が経とうとしています。
CI経営は理念経営からブランド経営へと拡張して、全員参画でGVC
を目指すレベルへと進化しました。     

今回の社長の方々とのミーティングに参加して、最近、GVCへのゴー
ルが近づくにつれ、その実現のためのプロセス(やり方やテクニック)
に自分自身の思考が偏っていたことに気づかされ反省した次第です。

「我々は何なのか、何になろうとしているのか」そういったベースとな
る自身の在り方や考え方がしっかりしていないと本物にはなれない、薄
っぺらな自分になってしまうと痛感しました。軸がぶれないとはそうい
うことですね。

良い意味での年度末の検証を活かして、新たな年に備えたいと強く思っ
ています。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.691〕は、2016年12月22日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

12月も半ばとなり、今年も残すところあと2週間となりました。この
時期今年の振り返りや来年に向けた計画づくりで忙しい思いをされてい
る人が多いと思います。また乾燥する日々が続き、風邪やインフルエン
ザなどで体調を崩される人もいらっしゃると思いますが、そういった状
況に対しても予め手だてを講じつつ、自らの役割を一人ひとりが果たし
ていかなければなりません。皆で周囲に声を掛けあって、お互いに支え
合う日本人としてのアイデンティティーを発揮していきたいものですね。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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