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五十鈴メールマガジン〔No.691〕2016パラダイムシフト
配信日時:2016/12/22 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016.12.22発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.691≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
  
         今年もついに年の瀬を迎えました。

       この1年はどのような年だったでしょうか。

            残りはあと10日ですが、

           この間に今年の整理をして、

       良い年を迎えられるようにしていきましょう。

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☆No.691 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_2016パラダイムシフト
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_生活習慣の通信簿(小久保常務)
┃
┃【五十鈴オートの現場から】
┃ ■_来期を見据え、良き年の瀬を(小林社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

      ――― 2016パラダイムシフト ―――
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鈴木貴士です。

申酉騒ぐとは相場の格言ですが、本当に今年は凄い年になりました。も
ともとオリンピック等、世界的イベントも予定されていましたが、世界
的な大きなうねりが起きたような年でした。

何と言ってもブレグジットやトランプ現象といった世間の予想が全く外
れるようなことが起きましたが、これは世界がグローバル化というパラ
ダイムが動き始めているように思えてなりません。

そのゴールが「反グローバル化」「ナショナリズム化」等かはわかりま
せんが、「自由化することを善とする」グローバリズムは、モノ、ヒト、
カネの国境を越えた「移動の自由化」により、各国の所得や資産の格差
を拡大しさまざまな問題を生み出しました。

私たち日本人はあまりにも世界のことを知らず、マスコミ情報のみで物
事を理解していましたが、それがいかに愚かだったか確認できたのでは
ないでしょうか。

自分の頭で考え、腑に落ちないことは自分で調べるといった基本的な行
為が足りなかったと思います。そして偉い人や権威のある人の言うこと
を鵜呑みにするのも問題でした。

最もそれを感じたのはアベノミクスです。所謂リフレ派の偉い先生が主
張していた、デフレは貨幣現象であり金融政策のみでデフレは脱却でき
る、という社会実験は完全に失敗しました。

三本の矢「金融政策・財政政策・成長戦略」というポリシーミックスで
アベノミクスは好調にスタートを切りました。黒田バズーカでドンドン
金融緩和をし、円安、株高を誘導し2%のインフレ目標はすぐに達成す
るような勢いでした。

しかし2014年の消費税増税あたりから雲行きが怪しくなり、さらに
財政政策を緊縮に舵を切り、デフレに戻ってしまいました。3年半で2
50兆円も「新しい日本円」を発行したのに、インフレ率はマイナスと
はシャレにもなりません。

今年になって新たに日銀は金融緩和だけでなく、マイナス金利を導入し
て市場は混乱し、さらに総括的見直しで「オーバーシュート型コミット
メント」とか「イールドカーブ・コントロール」とか訳のわからない言
葉が並び、混迷を深めています。

安倍首相も2013年2月の国会答弁で「デフレは貨幣現象である」と
明言したのですが、そうではなく「総需要の不足」ということがはっき
りしました。

首相はサミット直前からそう認識したのか、アメリカから著名な経済学
者を呼んで積極的な財政政策に転換したように思えましたが、その後の
28.1兆円の経済対策でも真水部分はたいしたことはありませんでし
た。

これからの補正予算でどのくらい組まれるかですが、注視していきたい
と思います。

しかし言葉は大切ですね。今年の社員総会で言った「3つのお願い」の
「定義する」というのは良かったと思います。漠然とした言葉や英語の
単語に逃げ込むというのは「あいまいさ」を助長します。

そして「数値化する」「検証する」といったことも重要でしたね。最近、
五十鈴のサービスセンターを視察すると、そこのところがとても良くで
きていて嬉しく思います。

「全員参画経営」ということがスローガンではなく、「マイクロマネジ
メント」として自分たちで良くできるようになってきているということ
でしょうか。

他の部門の人たちも含め、五十鈴は良い意味で「パラダイムシフト」が
進んできたように思えます。社員の皆さん、今年も頑張りましたね。来
年も期待しています。

そしてメルマガ読者の皆様、今年もご愛読ありがとうございました。来
年も宜しくお願いします。どうぞ良い年をお迎えください。


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【執行役員が伝えたいこと】_小久保常務

        ――― 生活習慣の通信簿 ―――
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数日前に1年に一度の健康診断の結果を受け取りました。血圧、糖代謝、
脂質代謝などいずれもが昨年度に比べ悪化していました。この一年間の
生活習慣に対する通信簿を目の当たりして、改善計画を立て実践するこ
とが必要となりました。

生活態度を振り返ってみると、体に入る部分は全体的にやや摂取過剰
(甘いものの取り過ぎ)で、入ったものを消費する部分では運動不足で
した。徐々に筋肉が痩せて脂身を増やしたこととなります。

趣味のランニングも週当たりの走行距離が減少していました。改めて一
日のカロリーコントロールをするとともに、体の基礎力を維持強化する
運動に継続的に取り組むこととしました。

早いうちに健康診断というフィードバックを通じて、生活習慣を改善し
なければならないとの気づきができたのは良かったと思います。

同じように私たちの事業への参画活動においても、日々の活動のあるべ
きレベルを明確にして継続的に取り組んでいくことが、強固でかつ理想
的な事業の状態を維持するのに必要不可欠であると思います。

こうありたいとするレベルが現状と大きな差があるのであれば、これを
短期で埋めるのはむしろ破綻してしまうリスクがあるので何からどのよ
うに対処してそのレベルに向かうか、道程を決めて計画的に取り組むこ
とが必要です。

またそこそこのレベルではうまくいっていると思っても、立ち止まって
現状を診断してみることで問題や改善点が見えてくるものと思います。

このような機会として年度替わりや、年替わりをうまく利用したいと思
います。次の新中期が4月から始まることもあり、年末年始は何かと慌
ただしい時期ですが、うまく時間を工面してじっくりと考えてみたいと
思います。

来年の丁酉(ひののとり)は、今年の丙申(ひのえさる)と同様に「相
剋」を意味する干支であり、やはり波乱の年となるとのことのようです。
このところの世界情勢、政治経済情勢も干支が示唆しているとおりです。

年の瀬、今日を含めて今年は残すところ10日となってしまいました。
波乱をむしろチャンスととらえて飛躍の年となるように、しっかり準備
をして新年を迎えたいものです。


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【五十鈴オートの現場から】_小林社長

     ――― 来期を見据え、良き年の瀬を ―――
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師走も日ごとに慌ただしさが増していますが、今年も残すところわずか
になりました。公私ともに事故・怪我には十分に注意してください。

先日、2016年の世相を一字で表す「今年の漢字」が「金」に決まり
ましたが、リオ五輪の日本人選手の金メダルラッシュや政治とカネの問
題、次期米大統領の金髪などがその理由で、ちなみに2位は「選」3位
は「変」が続いたようです。皆さんはどのような1年だったでしょうか。

五十鈴オートの今年の1年を一字で表すと変化の「変」だと思います。
理由として、今年は仕入・売上・在庫などの管理面の見直し、業務体制
やルールの変更、そして朝礼・会議体を変えるなど変化を促すことに重
点を置いてきました。

特に変化を感じるのは、新たな2工場体制の構築に向けて小集団活動な
どが以前より主体的に行えるようになったことなどソフト面の変化が大
きいと感じています。

来年はスズヤス栃木工場様の一部をお借りして、現壬生工場を移転する
ことで、新たな体制により安心・安全を提供することでさらなるロジス
ティクスへの貢献と五十鈴オートとしての飛躍を目指していきたいとの
思いで「飛」となるような年にしたいと考えています。

年末と言えば職場や家庭でも大掃除を行うと思いますが、古い教えによ
れば1年分の汚れを除去し新たな年に歳神を迎える準備をし、新年を新
たな心持で始められるようにする意味がありますが、これは厄やけがれ
を落とすことに通じ、自らの手でやることが大事であるといわれていま
す。

契約社会であるアメリカではありえないことかもしれませんが、日本の
よき風習を大切にし、良い年をお迎えください。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.692〕は、2017年1月12日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今月も早月末に近づき、カレンダーが変われば新しい年を迎えます。年
の瀬は何かと慌ただしいのですが、年末年始休暇前ということもあり期
待感もあるのではないでしょうか。しかしながら、あまり無理せずに落
ち着いて過ごすことが重要です。特に年末年始の間、コンプライアンス
に関わる事件・事故などが起きやすい時期でもあります。そこは冷静に
客観的に行動していかなければなりません。

今年もメルマガをご購読いただきましてありがとうございました。来年
も引き続き、よろしくお願いします。良い年をお迎えください。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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