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五十鈴メールマガジン〔No.459〕偉大な組織への挑戦
配信日時:2013/09/27 10:05
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2012.04.5発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.459≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆□◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆□◆
 ◆                            ◆

           新年度が始まりました。

   今年の五十鈴は、様々な意味で記念すべき新年度となります。

         一つひとつの意味合いをよく理解し、

       さらに全体としてもビジョンも追求しながら

        よいスタートを切っていきましょう。

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☆No.459 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_偉大な組織への挑戦
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_私たちの新体制(鈴木副社長)
┃
┃【ワーレックスの現場から】
┃ ■_新しいことへの取り組み(三谷社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

       ――― 偉大な組織への挑戦 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

記念すべき、新年度を迎えました。五十鈴創立60周年であり、グルー
プ組織再編成、新中期経営計画、運輸の統合会社ワーレックスのスター
トの年度となります。

我々はビジョナリーカンパニーを目指しています。ジェームズ・C・コ
リンズが書いた『ビジョナリーカンパニー2飛躍の法則』(日経BP社)
の原題は『GOOD TO GREAT』というものです。その第一章
は「時代を超えた成功の法則」(良好は偉大の敵)となっており、その
書き出しは、

「良好(グッド)は偉大(グレート)の敵である。偉大だといえるまで
になるものがめったにないのは、そのためでもある。偉大な学校がない
のは何よりも、良い学校が多いからだ。偉大な政府がないのは何よりも、
無難な政府があるからだ。偉大な人生を送る人がめったにいないのはか
なりの部分、平凡な人生に満足すれば気楽だからだ。偉大な企業がめっ
たにないのはまさに、ほとんどの企業がそこそこ良い企業になるからだ。
ここに、大部分の企業の問題がある。」

という刺激的な文章です。

私は五十鈴に入社して30年、社長になって20年が経ちました。超ワ
ンマン会社をワンマン的に組織化して、「気分よく働けて、業績がよく、
自己成長できる会社」にある程度なりました。

私と一緒に五十鈴の変革の旗頭だった人たちも、拠点の社長になってか
ら15年ぐらい経っています。これだけの経験を積めば、拠点の経営は
安定し、良好な組織を数年は保つことができるでしょう。だからこそ、
イナーシャー(慣性・惰性)に陥ってしまわないように、先手を打って、
組織を創造的に破壊したのです。

まさに五十鈴は「ビジョナリーカンパニー2」の段階に進んだのです。
良い企業の大部分は現状から抜け出せないといわれています。ですから、
私は変化を自ら起すことをジャッジしたのです。

偉大な組織への挑戦は今年度から始まります。まず我々は、良好な企業
から偉大な企業に飛躍するという意志を持たなくてはなりません。卓越
した企業になるには基本理念、利益を超えた目標、そして基本理念を維
持して進歩を促す仕組みが重要であると、この本には書いてあります。

我々には「Will-Navi」という長期ビジョンや「グローバル・
バリューセンター」という利益を超えた目標もあります。さらに、IO
C活動という進歩を促す仕組みもあります。これらをもっと活かすため
には、現状の分社型の拠点運営では弱く、偉大な組織にはなれません。

現状、一番満足していたのは私かもしれませんし、どういう状況でもあ
る程度の成果を出していれば、許されると知らず知らず思っていたのか
もしれません。

はずみ車をひたすら回し続けていれば、少しずつ勢いがついていき、や
がて考えられないほど回転が速くなるという、ビジョナリーカンパニー
の原則でやってきましたが、厳しい現状を直視すれば、もっともっと今
までやってきたことを効率的にしなければなりませんし、そのためには、
若い新しい人たちをもっと積極的に登用していかなければなりません。

昨年度までの拠点長たちも30年前には若者でした。そして本当によく
頑張って、五十鈴を変革してくれました。しかし、ここで満足してはい
けないのです。社員全員が会長、私や執行役員たちが真剣にやってきた
ことを新しい組織で、新しいやり方で、偉大な組織を目指していって欲
しいのです。

賽(サイ)は投げられました。あとは、社員の皆さんに期待するのみで
す。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

        ――― 私たちの新体制 ―――
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4月を迎え、新たな中期経営計画がスタートするとともに、SS部門と
LG部門の組織体制が変わります。

その考え方と方向性、社員の皆さんに対する期待について、3月下旬に
発行された社内報[in]136号の代表コラム「主体性の発揮」で述
べられています。

「社員みんなで考え抜くこと」「未来に向けた変化を自ら起こさなけれ
ばならないという決心」と書いてあります。たやすいことではないです
が、コラムの通りのプロセスをつくり出し、自ら方向性を定めて進んで
いく姿勢が全員参画経営です。

一方で、「社内報[in]制作の現場」という制作ドキュメントがホー
ムページ上にアップされています。

編集員の皆さんは、新組織体制について、「分からないからといって、
正解を与えられるのを待っていても始まらない! もっと自分たちでビ
ジョン実現に向けた新しい組織のあり方を考えていこう」という思いが
一致。「発想や思考の枠組みを拡大させ、一人ひとりが新たな組織の可
能性を広げるきっかけにする」ことをテーマに誌面制作に取り組んだみ
たいですね。

いろんな観点で、ポジティブな意見がたくさん出ています。こういった
議論をしていけば、不安も自ずと小さくなっていくと思います。とにか
くWillを中心に据えて考えてみることです。

しかし、以心伝心というのか、「代表コラム」と「制作の現場ドキュメ
ント」が一致していることには驚きです。

そして、彼らの議論の中で、「新組織づくり3仮説」という仮説が立て
られています。この仮説の通りに、自分たちの手で新体制をつくり上げ、
グローバル・バリューセンターを目指し、イノベーション協創をいたる
ところで起こしてほしいです。

この4月は、いつものような4月、新年度とは違います。魅せる未来協
創企業として、全社員がキラ星の如く光輝いている会社、一人ひとりの
発信力で「社員が魅せるブランド」に進化する第一歩を踏み出す時なの
です。

未来に向けて、「いつでも、どこでも、あたらしい」変化を自ら創って
いきましょう。


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【ワーレックスの現場から】_三谷社長

      ――― 新しいことへの取り組み ―――
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今年も五十鈴六郷本社にて、新入社員の入社式が行われました。昨年は
東日本大震災があり開催が危ぶまれた中、開催されたことに新入社員や
我々五十鈴の社員が、大変にありがたく、また喜ばしく感じたことが思
い出されました。

この時期になると思い出すのが、母校の校長先生の言われた「初心、忘
るべからず」です。

「期待と不安に胸を膨らませ、新しいフィールドに飛び出して行く。学
生から社会人へと大きく変わる環境変化に緊張と感動を覚え、これから
起こりうる幾多の困難に勇気を持って立ち向かい、なす全てのことが新
鮮であり、肉となり力となります。うまくいく時も苦しい時も、この気
持ちを忘れないでほしい。皆さまには未来という夢があります。ぜひ頑
張ってもらいたいと思います」

さて、我が社もおかげさまで4月1日より鈴康運送さまとの統合により
新会社「ワーレックス」となりました。メタルワンさまの会社に出向し、
飛び込んだ時も新鮮でしたが今度はすべてが違う2つの会社の統合です。

また違う異次元への取り組みであり、新しいフィールドへのスタートで
す。その面では今回の新入社員と同じ気持ちです。1月に決まり4月に
スタートとなったため、準備万端とはいかず全てがこれからです。

方向性や理念は決まっていますが、まだ社員同士も顔を合わせておらず、
仕事のスタイルもこれからで、両社の皆さまで知恵を出し合い多彩な力
の結集で新たな形をつくり上げていきます。

社員の皆さまには十分な説明と心の準備期間もなく、ご心配をかけたと
思います。4月1日のスタートにあたり制服も車も統一できず、またセ
レモニーも無く現場に出向いてお話もできませんでしたので、メールに
て「新会社 ワーレックスのスタートにあたって」と一言、社員の皆さ
まに述べさせていただきました。

内容はレンガ積みのお話で、通りかかった人に職人が「ただ単にレンガ
を積むのではなく、また塀をつくるのでもなく、教会をつくりそこに村
人が集まり祈りを捧げ、皆が仲良く幸せに暮らせるそんな場所を提供し
たいのです」と言いました。

皆さまもぜひ、「我々はトラックで荷物を運んでいるんでさー」ではな
く、「ワーレックスという会社を私たちがつくり上げ、社員やお客さま、
地域の人が幸せになれるように、またそれが実感できる会社」にしよう
ではありませんか。

苦しい時は「たかが運送」と気合負けせず、良いものをつくる時は「さ
れど運送」と粘りと丁寧さとアイデアを出し頑張りましょう。ステンレ
スは異元素を混ぜることにより錆びにくくなり、ハイテン鋼は強度が増
します。鈴康運送と五十鈴運輸の統合はぜひ、そうなりましょう。

こんな内容で気持ちを伝えさせていただきました。早々にひとつにまと
まり、新しい仲間と一緒になって新会社で働く喜びを分かち合いたいも
のだと思います。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 
2012.4.2  五十鈴グループ会社再編に関するお知らせ
      →http://www.isz.co.jp/news/2012/0402_000107.html

2012.4.2  社名変更のお知らせ
      →http://www.isz.co.jp/news/2012/0402_000108.html

2012.4.2  WEBマガジン「五十鈴変革の今」更新 
      →http://www.isz.co.jp/ir/

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.460〕は、2012年4月12日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

「変革」し続ける企業としての道を選んだ以上は、さらなる高みを追求
していくのが企業としての宿命ではないでしょうか。現場では、様々な
苦労や困難もあるでしょうが、それを乗り越えたときの達成感や学び・
気づきという成長が待ち構えています。困難で大変な時こそ、十分に耐
えられる発想や思考を大切にして、ビジョンを失わずに連携していきた
いものですね。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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