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五十鈴メールマガジン〔No.695〕トランプ大統領の演説
配信日時:2017/02/02 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2017.02.02発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.695≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          今年も早1ヵ月が経ちましたが、

        2月は普段より日数が少ないだけでなく

            年度末を目前に控えて

      切り替えの準備などにも時間を要するものです。

          計画的にやりくりできるよう

           心して臨んでいきましょう。

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☆No.695 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_トランプ大統領の演説
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_芽吹き(鈴木副社長)
┃
┃【ワーレックスの現場から】
┃ ■_オリジナリティと自分の言葉(三谷社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

       ――― トランプ大統領の演説 ―――
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鈴木貴士です。

毎日トランプ大統領の話題で持ちきりですが、そもそも就任演説で「米
国第一主義」を掲げ、さまざまなことを語ったこと、選挙期間中から言
っていたことをドンドン実行しているということなのでしょう。

アメリカの国益を最優先にする姿勢は鮮明です。「きょうの式典は特別
な意味を持つ、われわれは権限をワシントンからあなたたちアメリカ国
民に移行する。忘れられていた人たちがもはや忘れられることはない」
と述べ、既存の政治から脱却する姿勢を強調するとともに、格差に強い
不満を持つ中低所得層の人々の暮らしを向上させることに強い意欲を示
しました。

そして、「ワシントンは繁栄したが、国民はその富を共有できなかった。
政治家は豊かになったが雇用はなくなり、工場は閉鎖した。エスタブリ
ッシュメントは自らを守ったが国民のことは守らなかった」と語り、さ
らに「アメリカ・ファースト」を宣言し、貿易、税制、移民政策、外交
問題について「アメリカの労働者と家族」の利益になるためにすべて判
断される「保護主義は繁栄と強さに結びつく」とそのものずばりの表現
をしました。

そして2つのルール、「バイ・アメリカン(米国製品を買え)、ハイヤ
ー・アメリカン(米国で雇え)」を明確にしました。そしてすぐにTP
Pからの永久離脱を表明しました。

さらに、NAFTA(北米自由貿易協定)も再交渉を求めています。こ
れらに対し日本のマスコミは、ヒステリックに「アメリカが内向きにな
った!」「閉鎖的になった!」「保護主義になった!」と騒いでいます
が、トランプ政権は「不公正貿易に厳格な処置を講じる」という方針を
掲げただけです。

ただし、日本の量的緩和政策について「円安誘導だ!」と批判してくる
のは間違いないと思います。これが日本にとってのトランプ・リスクで
しょう。メキシコは大変ですね。本当に国境沿いに壁を建設し、不法移
民を保護する自治体への連邦補助金を止める大統領令に署名しました。

その他、難民の入国の制限やイスラム教徒が多い中東・北アフリカ出身
者へのビザ発給も停止するでしょう。なんといっても「国境がない国家
は国家ではない」という言葉は衝撃的でした。

というかこれまで、人類は国境があるから仲良くなれないのだ、国境を
無くせば自由にヒト・モノ・カネが移動できて、争いごともなくなるの
だと、グローバル化を進めてEUなどもそういうことで成立してきたの
に、ブレグジットも起こり、どうやらグローバリズムはいきすぎではな
いかと、地球市民的なことでは自国の国民の人権が阻害されるのではな
いかということで、グローバリズムに疲れた国民が主権や人権を取り戻
したいということなのだと思います。

トランプ大統領は就任式で演説したことを大統領令で矢継ぎ早に実行し
ていきます。それが世界や日本にどういう影響を与えるかということで
すが、安全保障の問題でも「アメリカが日本を守るために戦っていると
きでも、日本人は家で呑気にソニーのテレビを観ている」というわかり
やすい話をして問題提起してきます。

これからは、日本は独立国としてどういうスタンスで生きていくのかを
鮮明にしなければなりません。「レジーム・チェンジ」ともいえるこの
現象をどうとらえるのか。世界一平和で安全な状態を守り続けていくの
は容易なことではないと思えるのです。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

           ――― 芽吹き ―――
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週末は立春です。実際の春はまだ先ですが、いわゆる春本番のための準
備時期に入ったということだと思います。

2月は毎年恒例とはいえ、1年の振り返りと共に春の準備に取り掛かり
ます。同じ1年、同じ春が無いわけですから、そこはしっかりと自分を
見つめ直して前に進む準備をしてほしいです。

最近「自分らしさ」ということを考えるようになりました。若かりし頃
は、そのようなことを考えたこともないし、考えても良くわからなかっ
たと思います。

たぶん、若い時にはなかなか気づかないものなのかもしれません。今は、
年を重ねるたびに、自分らしい自分(拘りが強いわりに、意外と寛容な
自分)にめぐり会うことが多くなりました。

さて「自分らしさ」と少し違いますが、次期中期計画の定性目標に「V
Cアイデンティティの創造」とあります。概念的な表現となっています
ので、目標として捉えるイメージが難しいと思います。

しかし「五十鈴アイデンティティ」というと、何となく具体的なアイデ
ンティティがイメージできます。「社訓」はその最たるものです。創業
者精神にもそれが刻まれています。

つまり、バリューセンターとしての企業価値の根本を考え、それをアイ
デンティティという心のよりどころとして、創っていくことが目標です。
近年、バリューセンターのイメージが見えはじめ、それらしい行動も取
れるようになってきました。まだまだ緒についたばかりですが、確実に
第一歩を踏み出した、と実感しています。

バリューチェーンとして明日へつながる価値創造には、俊敏な行動と多
様性のなかから学び合う気持ちが大切です。他人との競争よりも、自分
たちの目標を目指すことで世の中に必要な存在となれるのです。

VCアイデンティティは私たちの日常のなかにあり、最初は気づかない
けれど、それを信じて行動することによってのみ、育まれるものと思い
ます。春には、それが芽吹いているのか楽しみです。


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【ワーレックスの現場から】_三谷社長

      ――― オリジナリティと自分の言葉 ―――
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年が明けて1ヵ月が経ち年始の挨拶廻りや賀詞交換会も終わり、ようや
く落ち着いて仕事ができる時期となりました。今頃は、皆さんは2年後
を見据えた中期戦略や来期の基本方針概念図(ナドラーモデル)の作成
に取り組んでいるところだと思います。

早いところはもう完成しIOCの作成、取りまとめにかかっているかも
しれません。我が社の中長期、ナドラーモデルはいつもですと旧年中に
仕上げ年初のマネージャー会議で大筋説明していましたが、ふと考え直
しいくら理想的な立派なものを作ってもできなければ意味がないなと思
い、皆がやる気になるには皆で作ったらどうかと考えました。

自分で言ったことは他人事にせず自分でやる。どうやったらできるのか
教えてもらわず自分で考える。考えたことは人に言われなくても管理し
なくても自立的に遂行でき成果がでる。

ナドラーモデルはいろんな要素を含んでおり、まさにこれらのことが自
動的にでき、やりたいことを一つひとつ当てはめていけば理想とする結
果が出るように仕組みができています。これを活用しない手はない。ま
た、会社で大事にしている自考、自主、自立の精神にも合致します。

今年から報奨制度に伴い新たに罰則制度を設けました。これはドライバ
ー向けの制度で厳しいものです。我が社の幹部もワーレックスができて
サービスセンターから来ていますが、現状に甘えずこれからワーレック
スを創るのだという気概のもとに厳しい規律がある分、自分にも厳しく
といった自律的精神で物事に取り組んでもらいたいものです。

話を元にもどしますと、ナドラーモデルでやろうとすることはイメージ
できるのですが、ボキャブラリー不足でなかなかピンとくる言葉や筋書
きが出てこない。ついつい本や新聞を読み漁ってしまいます。そうする
と物流新聞の評論にこんなことが載っていました。

「自分の意見に自信のない人は、つい他人の言葉を引用したり、流行語
を拝借したりする傾向がある。IT革命に乗り遅れたら、○○氏の言葉
を借りれば・・・何かを借用して自分の意見を印象づける手法である。

もっともらしい印象を与える効果がある半面、裏を返せば自分の意見に
自信がないのである。それを避けるには言いたいことを自分の言葉でい
う手法を養わなければない。自分はどう考えているのか、どのように伝
えたら効果的なのかとトコトン突き詰めて考えることが大事だ。

事実と体験に基づいた事例を示せば説得力が増す。借り物であれば説得
力に欠けるのは当然だ。ましてや意見のオリジナリティはない。自分の
言葉で語ればオリジナリティが生まれ、たとえ表現が平易であっても人
々は聴く耳をもってしっかりと受け止めてくれる。意見に同調するかは
別次元の話であるが冷静に中身を咀嚼してくれる。そのうえで賛否の価
値判断をしてくれる。」

まさにその通りです。私もなるべく平たい言葉(時には広島弁がでます)
や体験に基づいた話し方をしているつもりですが耳が痛い話です。特に
このメルマガはそうでないと読んでもらえないと思います。

と言いつつ紙面の半分を記事の引用で済ませてしまいました。次回はこ
の記事に負けないくらい、自分の言葉とオリジナリティが出せるように
がんばります。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.696〕は、2017年2月9日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

直近の気候は寒かったと思えば、穏やかな4月並みの陽気になったりと
寒暖差が激しく、体調管理に気を遣うことが多いのではないでしょうか。
2月となり、今年度も残すところ2ヵ月となりましたがこの時期にこそ
1年間の自分たちのあり方をよく振り返って、来年度の方向性を見極め
る大事な時期としたいものです。健康管理には十分に注意して万全の体
制で臨みましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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