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五十鈴メールマガジン〔No.699〕所得創出のプロセス
配信日時:2017/03/02 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2017.03.02発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.699≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

       もうそこまで春が来ているような昨今ですが

          3月は結構寒い日もあります。

          今期も残り1ヵ月となりました。

       最後の締めをしっかりと行っていきましょう。

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☆No.699 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_所得創出のプロセス
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_変革スピードに磨きを掛けて(瀬戸執行役員)
┃
┃【五十鈴オートの現場から】
┃ ■_物流業界の今後を見据えて(小林社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― 所得創出のプロセス ―――
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鈴木貴士です。

五十鈴グループのIOC成果発表会が日曜日のSL部門を最後に終了し
ました。前日はLG部門でワーレックスを中心に250名以上の人間を
集めて日本橋のカンファレンスセンターで行われましたが、建設、SS
部門とともに社員全員が2年間の中期戦略に則り、活動してくれました。

結果、今中期も年度予算を達成でき、上振れしそうな勢いです。社員の
皆さんに感謝するとともに、来期に向けて挑戦心を新たにGVC実現に
向けて気合を入れていこうと思います。

SL部門の発表会は私が90分講話をするのが恒例になっているのです
が、今回は「経済指標」の「経常収支」と「国富」について話しました。

前回は「GDP」だったので、「経済指標の続編」ということになりま
す。GDPといえば誰もが「国内総生産」ということは知っていますが、
それが国内における生産の合計であり、支出の合計であり、所得の合計
である(生産=支出=所得)ということはあまり知られていません。

このGDP三面等価の原則を知らなければ、実体経済はわからないので
す。皆さんが生産者として付加価値「モノ・サービス」を提供し消費・
投資(需要)として、家計、企業、政府、外国が支出しそれが所得とな
るというプロセスが重要なのです。

GDPは簡単な言葉で言うと「個人消費・政府の消費・住宅投資・設備
投資・公共投資・純輸出」の合計ですが、これに外国との所得移転関連
の「所得収支・経常移転収支」を加えると、「GNI=国民総所得」と
なります。

「経常収支」は外国とのやりとり「貿易・サービス収支」(純輸出)と
先ほどの外国との所得移転関連を加えたもの、すなわち「外国との所得
のやり取り」をいいます。

「国富」はその「経常収支」(対外純資産)と「生産資産」(GDPの
投資《住宅・設備・公共》)、日本にある土地・地下資源・漁場等から
なる「有形非生産資産」を加えたものになります。

この3つの経済の基本指標について2回に分けて講話したのですが、特
に「経常収支」と「国富」は難しかったと思います。しかし「所得創出
のプロセス」とこの経済指標の関連がわからないと世の中の動きが見え
なくなるのですね。

さて、IOC関連の仕事がすべて終わり、その夜はあの田園調布の駄菓
子屋の傍のイタリアンレストランで魔女の誕生会をしました。因みに魔
女も「生産年齢人口」を卒業し、瞬間私と同じ年になりました。

例によって駄菓子屋で孫二人に五百円予算で買い物をさせましたが、子
供の成長は早く、暗算が速くできるようになっていて、買い物時間の短
縮につながりました。「生産性の向上」が行われたのですね。

この店の夫婦はとてもやさしく店にその人柄が出ていましたが、こうい
う小売サービスもGDPに貢献しているのです。その後ここも夫婦でや
っている隠れ家的なイタリアンで魔女の誕生日を祝い、孫から花束をも
らい、お店から誕生ケーキを思いがけなくプレゼントされ、魔女はご機
嫌でした。

さまざまな料理とワイン数本を飲んでもリーズナブルな値段なので、飲
食サービスのGDPに対する貢献はあまりできませんでした。

緊縮予算ではないですが、帰りもタクシーに乗らずに自由が丘まで倅一
家と一緒で、駅で別れて明日から我々は生産者として経営サービスと金
融サービスを提供し、所得を稼ぎ、また消費や投資として支出するとい
う実体経済に貢献していかなくてはなりません。

それがGDPを増やし、税収も増え、国民生活が豊かになっていくとい
うことなのです。一生懸命働いて財やサービスを生産していきましょう。


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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員

      ――― 変革スピードに磨きを掛けて ―――
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五十鈴グループのIOC成果発表会も終わり、今中期の変革目標の達成
状況と次期中期に向けた方向性の確認ができたのではないかと思います。

五十鈴関東では協創を通じてお客さまにとっての嬉しさを提供すること
ができる「協創バリュー創出企業」を目指して活動してきました。

このお客さまにとっての嬉しさが何かというのを見つけ出すために、お
客さまの生活感を感じ取れるくらいに中に入り込んで、嬉しさを見つけ
る活動を全員営業で取り組んできました。

そのような活動により既存のお客さま以外にも多くの未開拓マーケット
への参入を果たすことができ、多くのパートナー企業との関係も構築し
協創バリューの可能性を拡大できたことは次期中期につながる成果とい
えます。

一方で、3ヵ年中期から2ヵ年中期へと変わった今中期は、定量目標も
純利益だけとなりました。この定量目標に届かなかったことは経営の結
果としては重く受けとめなければならない事実です。

また、数量は定量目標ではありませんが、予算には当然ながら数量目標
があります。本当に価値があることに取り組めているのであれば、その
結果は数値にきちんと連動してくるはずです。

変化の激しいこの時代こそ3年掛かることを2年でやりきるスピードが
組織の力として求められると思います。

サービスセンターからバリューセンターへの変革に挑戦したこの2年で、
全員営業やSLサービスの提供プロセス、さらには収益モデルや生産性
・歩留まり向上のプロセスに至るまで、多様できめ細かい経営プロセス
を駆使し成果創出につなげる組織力が向上したことは各SCのIOCの
成果発表の中にも随所に見受けられました。

このプロセスをサービスセンタープロセスとして磨きを掛ける一方で、
いち早く新たにバリューセンターとしてのプロセスを創り上げることが
変革のスピードを生み出すことになります。

五十鈴関東では「VCパラダイムチェンジ」を来期のキャッチフレーズ
に掲げています。人と組織の思考と行動をバリューセンターに転換を図
っていこうということです。

世の中や対面業界、そしてマーケットやお客さまの変化やニーズをしっ
かり捉えて、いち早くロケットスタートを切って新中期の成長軌道に乗
っていこうと考えています。


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【五十鈴オートの現場から】_小林社長

      ――― 物流業界の今後を見据えて ―――
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IOCの成果発表会お疲れさまでした。

中期計画の最終年度であり、また今期の振り返りやまとめを行うことで、
来期や次期中期への戦略や課題が明確になったのではないでしょうか。
そして、発表会という形で成果を共有できるプロセスは非常に大切なこ
とだと思います。

活動の過程で「うまくいったこと」や「うまくいかなかったこと」など
いろいろあると思いますが、努力したことは必ず自分たちの身になると
確信しています。

五十鈴オートでは今期成長への基盤づくりを目指し、壬生工場の移転を
進めてきましたが、ようやく工事も終盤に入り来期には本格稼働となる
予定です。

ソフト面についてもお客さまに、よりジャストフィットなサービスや機
能、価値の提供を進め、少しずつ芽が出てきています。次期中期は新た
な事業体制で、高付加価値、高機能をお客さまへ提供し、新しいロジス
ティクスサービスを創造できるようさらなる成長を目指し挑戦していき
たいと思います。

一方、我々を取り巻く物流業界は、わが社のお客さまでもある宅配関連
では、インターネット通販の拡大から物量が大幅に増大し、ドライバー
不足とあいまって荷受けを制限するような動きも出てきています。

我々にとっては便利な宅配ですが、その陰ではお客さま不在による再配
達も増えかなり苦労しているようです。ワーレックスにおいても、積み
込みや荷下ろしの待ち時間や、特に荷下ろしにおける自主荷役などお客
さまの理解とともに一緒になって変えていかなければならない問題がま
だまだあります。

そのようななか、先週月末の金曜日は午後3時で仕事を終える「プレミ
アムフライデー」なるものが施行されたようですが、これはご存じのよ
うに政府と経団連などが連携して、消費喚起や働き方改革のきっかけに
なることを期待して企業に働きかけているものです。いろいろな業種も
あり一律とはいかないと思いますが、今後の働き方が変わっていくこと
を期待したいと思います。

日一日と春めいて寒さも緩んできましたが、気を緩めることなく今期を
締めるよう頑張っていきましょう。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.700〕は、2017年3月9日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

3月に入りました。春はそこまで来ています。この時期は通常業務の上
に翌月からの新年度のための準備が重なり何かと忙しくなるのではない
でしょうか。
毎年のことですが、新年度を気持ちよく迎えられるように最後のひと月
を心して過ごしていきましょう。
また、まだまだ寒い日もあったりと油断をすると体調を崩しかねません
ので要注意です。花粉症などのこの時季特有の現象にもしっかりと対策
を打って、年度最後の月をしっかりと締めて来年度に臨む準備を整えて
いきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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